サカキノホトンブログ台風前の夜のこと

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台風前の夜のこと

仕事がもたもた…、手伝ってもらおうと来てもらった友人とまずは軽く腹ごしらえ。

四谷三丁目の「キッチンたか」にやってきました。
台風の予感をさせる強い風…、傘がまるで役に立たない横殴りの雨の中。
それでもお店の中にはすでにお客様が何組かいて、食事をちょうど終えたところというタイミング…、今日はさすがに出足が早い。
これからますます雨風強くなりそうですから…、ってそれでボクらも急いで食べる。

ボクはオムライスを作ってもらう。

オムライスという料理そのものも大好きだけど、それを作っているところをみるのが大好き。
フライパンを２つ必要とする複合調理。
プロならではの手際をジックリ、見つめて味わう。

使い込まれたフライパン。
そこでジャジャっとご飯を焼いてく。
腰を使って鍋を上下にふってくと、ご飯がふわりと宙に舞う。
最初はジャジャっと湿った音が。
しばらくすると音が軽くなってきて、シャシャッと鍋肌こするような音になってく。
トマトソースをくわえた瞬間、ジャッジャっと再び音が湿ってそれもたちまち消えて乾いてく。
そのかたわらで、ほぐした玉子を鍋に注いで薄く焼く。
オムレツ状に焼くのでなくて、しっかり薄焼き。
生の部分がないように。
けれど決して焼き過ぎぬよう、ほどよき水気を保ったままで焼きあがった玉子の上に、ケチャップライスをのっけてくるむ。
クルンクルンとフライパンを器用にうごかし、みるみるうちにご飯をくるんでお皿に移して、さぁ、出来上がり。

スプーンを当てるとフワッと玉子がやぶけて中があらわになります。
淡いオレンジ色のご飯。
ケチャップライスという程、甘くはなく大人味。
ご飯にキッチリ火が入っていて、パラパラ、口を転がるよう。
玉子の上にのっかるケチャップ。
それをすくって一緒に食べると、シットリ、お子様味のケチャップライス風になる。
食べ方によって、味や食感がかわるたのしさ。

具材は玉ねぎ、ハムと缶詰マッシュルーム。
フレッシュのマッシュルームが気軽に手に入る今でもこうして、缶詰マッシュルームを使う。
実はこれが好きだったりする。
ムチュンと食感独特で、香りや味も生より濃厚。
かなりゴロゴロはいってて、とてもたのしいおごちそう。

付き合ってくれた人がたのんだグリル。
豚のロースを分厚く切って、グリルするのがココの自慢のメインディッシュ。
ソースのバリエーションがかなり充実してきてて、「スイートチリトマト」なんてソースがあった。
それでそれ。
実は明日、一日臨時休業をとり、料理研究をするんですよ…って。
がんばってるなぁ…、ってニッコリします。

そしてコレ。
フレッシュトマトとトマトピュレ。
そこにスイートチリのソースをくわえて、甘くてピリッと辛くって、しかもエキゾチックな香りがしてる。
ケチャップ炒めのように見え、けれどもっとスッキリしてて大人味。
肉の歯切れもサクッと良くて噛むとジュワッと豚のうま味が滲みだす。

千切りキャベツはシャキシャキおいしく、なによりポテトサラダがポッテリ。
余りマヨネーズを使わずに、塩と胡椒で味を作っているから、芋の素直な味や風味を感じる…、口直しにさえなるシンプルさ。
ご飯の状態、味噌汁の味、どれもがボクの好みにできてる。
近所にこんなお店が出来て、本当にウレシイってしみじみ思う、また来ます。

キッチンたか

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季節はずれの気の早い台風くんがやってきている。
みなさんおかわりございませんよう…、重い気持ちがスキッとするようなステキな動画を一枚貼ります。
コカ・コーラのプロモーション用のフィルムなんだけど、ジーンと来ます。

「let's look at the world a little differently（世界を少し違った目で見ようよ）」と言うメッセージで、防犯カメラで映された名前も知れぬ普通の人が繰り広げるちょっとステキな動画をつないで作ったフィルム。
世界中に今どれだけの防犯カメラがあるんだろう…、とか、それでボクらも知らないうちに監視されているんだなぁ…、って思うと気持ちが凹むけど、こうした光景もカメラはみているってそう思ったら、ほんわか気持ちがやさしくなります。
どんなに雨が降っても雲の上には青空、どんなに辛いコトがあってもいつかは晴れる、青空になるってそんなコトを思って今夜は過ごしましょう！

[16回]