前から気になっていたお店に来ます…、赤坂にある「パストディオ」っていうお店。
生パスタの専門店で、結構、有名。
業界の人もかなり研究しにきているし、雑誌やテレビなんかの露出もかなりのモノで気になってはいたのだけれど、敬遠してた。
生パスタがあんまり好きじゃないってことと、ここのお店の正式名称が「生パスタバカの店・パストディオ」っていう、話題作りばかりが上手なお店のように思えてそれで。
とは言えやっぱり、実際食べて経験しなくちゃいかんでしょうよ…、と。
やってきたらばいろんな工夫があって、これ、勉強になるじゃないって感心します。
グランドメニューはかなりの品目。
パスタだけじゃなく前菜料理やメインディッシュのような料理も用意されてる。
けれどランチは限定商品。
たいていの店が厨房の作業を効率的にするためそういう工夫をしている。
けれどココ。
限定メニューを3タイプ用意して「Aグループ・Bグループ ・Cグループ」と名前をつける。
人気メニューはどのグループにも。
半分ほどはグループごとに変わったパスタ。
毎日グループが入れ替わり、だから通うたのしみがある。
今日はAグループで、日替わりパスタはトマトのパスタ。
名物メニューをたのんで食べます。
釜揚げしらすとトマトソースの生パスタ。
なんと、しらす1万匹分を一度に食べるコトができるという料理。
カルシウム分をタップリ含んだしらすをこれだけ食べると成人一日分のカルシウム分を摂取することもできるんだという。
怒りっぽい人はコレを食べて、笑顔になってね…、と。
いろんな効能書きがついてて、しかもメニュー写真のビジュアルがハイインパクトで思わずとってしまう魅力に満ち溢れている。
たのんでみると、メニュー写真の迫力を上回るほどの迫力で、ビックリします。
しかも厨房からやってくるのは、トマトソースのスパゲティーと、別に四角い木桶にタップリ釜揚げしらすがやってきて、おまたせしました、と目の前でパスタの上に盛ってくれる。
スゴイんですね、その分霊が。
にんにくの香りが豊かなペスカトーレがみるみるうちにしらすで覆われ、海の代わりにかわってく。
ジェノべぜソースがサイドに添えられ、お好きにお召し上がりくださいネ…、って。
フォークをツッコミ、クルンと回すと確かにそこからパスタが出てくる。
どこをどう絡めとってももれなくしらすがついてきて、口に入れるとしらすの風味と味わい、それからシットリ感が口に広がる。
オモシロイ。
かと言って、トマトソースの味がこわれるかというと決してそんなコトはなく、トマトの甘味と酸味がしらすの塩味を包み込んで、とてもおいしい。
ただ、どうしても塩味が強い。
だから喉がかわいてくる。
ジェノベゼソースを混ぜて食べると、緑の香りがスキッとしらすの香りを覆って、味が変わって二度おいしい。
フレッシュパスタの味のメリハリを感じないのは、塩ののりが悪いから。
だからしらすの塩味借りて食べる食べ方は決して悪くはないのでしょうネ…、それからパスタも極細で、しかもしらすがからんでくるから生のパスタが持ってるムチムチした粘り気をあまり感じずにすむとこが、いいかもしれない…、オモシロイ。
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スタッフさんのサービスも元気でにこやか…、悪くない。
1万匹ものしらすは本当はありがたくなく、せいぜい3000匹くらいだったらもっとおいしく感じたかもね…、話題つくりと思えばそれも悪くなし。
怒りっぽさを防ぐためのカルシウム分はしっかりとれた。
けれど塩をタップリ食べると、それが怒りっぽさにもつながっていく…、だから塩出ししなくっちゃってカリウム分を含んだ何かを体に入れたい。
それで抹茶をまずは選んだ。
カフェ・ベローチェの抹茶ラテ…、こってりとしたお茶の風味とポッテリ喉を撫でるミルクのなめらかに塩が流れるような気がする。
バナナを買っておやつにしようってそんなコトを思う午後。
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