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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    新宿で昼…、小龍包を食べるコトにする。

    e4c594f3.jpg新宿で小龍包といえば高島屋の中にある台湾から来たお店が有名。
    けれどいつ行っても行列なのでありまして、たしかに並んでまで食べる価値のある料理であろうと思いはするけど、他にもほどよくおいしいお店があるのです。
    ペンシルビル。
    細ぉいビルの5階にひっそり。
    立派な大飯店だったらば、エレベーターホールくらいの大きさしかないんじゃない?って感じのお店。
    「厨房阿杏(ああん)」て言う店名で、中国から来た女性の点心師が作るとても丁寧な、小龍包を味わえる。

    二年ほど前にはじめて来たとき。
    大丈夫かなぁ…、と思うほどお客様が少なかったけど来るたび、お客様が増えてくる。
    今日もほとんど満席で、最後のテーブルもらって食べます。
    厨房の見える半分個室のようなテーブル。
    件の女性の点心師がずっとこきざみに手を動かして小龍包を作ってる。

    f8d10887.jpg蒸し小龍包はおどろくほどにデリケート。
    薄い皮が細かな襞をなしてクルクル、上へ上へとよじられて小龍包の形をなしてる。
    中のスープが見て取れる。
    一番てっぺんのよじれた生地が一際、分厚くなったところを箸で摘んでれんげにのせる。
    揺するとタプタプ、スープも揺れる。
    箸でチョコンと生地に穴あけ、唇をつけチュチュっとすするとコッテリとして濃厚な肉味スープが口の中へと流れこむ。
    サラッとしていて、けれど唇が貼りつくようなゼラチン質を感じるスープ。
    小さな団子状のひき肉。
    そこからタップリ流れだすスープをすすりなめらかな生地と一緒に団子を味わう。
    こんな料理を作り出す、中国の人の美味に対する探究心の凄さに感服。

    それからココの名物の焼き小龍包。
    こちらは焼いて仕上げるために、形はほとんど同じだけれど分厚い生地で作ってる。
    小さな肉まんみたいな形。
    フックラとした生地でそれを一旦蒸して、油を注いで底だけバリッと焼きあげる。
    これも同じく生地に傷つけ、チュチュっと吸うと肉汁がドバッ。
    その肉汁が蒸し小龍包より若干、コッテリ。
    濃厚味で、それを生地がちょっと吸い込みシットリしてくる、その食感がツヤっぽい。
    底の部分は焼けたというより、揚がった感じ。
    サクサク、バリバリ。
    シットリとした中の団子の食感と、好対照で思わず笑顔がでてしまう。

    a3c62149.jpgトッピングされたゴマ。
    それがプチプチ、かじるとはぜて、刻んだネギが青い香りを発散させる。
    噛んでいると生地がムチムチ、どんどん食べ応えがやってくる。

    ランチはこれら小龍包とメインの料理にご飯とスープがついてひとセット。
    10種類のメイン料理からひとつ選べる。
    かなり魅力的な品揃えにて、しばし迷うけど来るたび必ずたのんでしまう料理がコレ。

    油淋鶏。
    油で揚げた鶏肉に、酸味のきいたタレをかけて食べる普通は前菜的に食べるモノ。
    けれどここのはメインディッシュ仕様になってる。
    鶏のむな肉。
    それを二枚にそぎ切りし、軽く叩いて薄く伸ばして衣をつける。
    揚げるとサクッと、表面軽く仕上がる。
    そこに甘みを加えたお酢。
    沸騰させて揚げた鶏の上にジュジュっとかけて出来上がり。
    だからタレの味がジンワリ染みこんでご飯のおかずにもピッタリしてくる。
    刻んだレタス。
    揚げ物なのに食べてるうちにどんどんお腹がすいてくるような、たのしい料理…、オキニイリ。

    e56d3fd8.jpgセットについてやってくるトロミのスープ。
    鶏を炊いてとったスープで、スープ自体は透き通っている。
    キクラゲ、ニンジン。
    ネギが刻まれタップリはいり、トロミの中にユッタリ揺れる。
    溶いた玉子をチリチリさせて、喉ごしなめらか。
    塩以外の調味料はほとんど使わず、スープのうま味と素材の味だけ。
    だからとてもやさしくて、飲むと滋養が体にしみる。
    黒酢を少々。
    それからタップリ胡椒をふると、酸辣湯の味になってく。
    それにしても黒酢って、なんて独特。
    昔はなかった味の世界で、今となってはそれがなかった時代のコトを思い出すのに難儀する…、こうした味のモノって他にどんなモノがあるだろう…、って思ったりした。
    どうだろう。

    f95b8888.jpg一緒にいった人が選んだ料理が2つ。
    ひとつは酢豚。
    黒酢ではなく甘酢の酢豚。
    ケチャップ味がなんだかとてもなつかしい。
    しかもココの酢豚がちょっと変わっているのが、豚肉を塊でなく細く切っているトコロなのですね。
    それをカリッと揚げている。
    だから表面積がとっても大きく、甘酢をタップリ吸い込み味がとても濃厚。
    野菜はかなり控え目で、ほとんど肉っていうのがとっても嬉しかったりするゴチソウ。

    もうひとつは回鍋肉。
    塊のまま茹でた豚肉。
    それを薄くそぎ切って、味噌でいためて仕上げるやり方。
    本格的で、ココの料理人がシッカリ腕のある人だって、饒舌なほど伝える出来栄え。
    キャベツがキュキュッと。
    けれどキャベツと同じくらいの分量のネギを使って仕上げる。
    本当の回鍋肉はキャベツじゃなくてネギで作るモノっていわれるけれど、日本のデフォルトと本場の流儀の良いとこどりでこうして作る。
    いいんじゃないかとそう思う。

    それにしてもやっぱり中国料理は仲間と一緒に食べるのが、おいしいネ。
    中国料理って分け合う料理。
    味わい多彩で、いろんな料理を食べることで味のバランスがとれてくる。
    なにより盛り付けカジュアルで、最初っから分け合うようにできている…、料理がいくつか並んだ途端にそこがパーティーみたいな景色になっていく。
    今日もゴキゲン…、オゴチソウ。



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    夜、家の近所にて軽くすませる。

    dc5a27a0.jpgちゃんぽん酒場「哲」という店。
    今年の春に友人に教えてもらってためしてみたら、なかなかコレが本格的。
    しばらく通っていたのだけれど、ちょっとご無沙汰。
    ひさしぶりにきたらばちょっとお店が暗い。
    節電モードなのかなぁ…、と最初は思った。
    けれど暗く感じたのは照明が暗いだけじゃなく、いつもは二人でやってるお店の中に今日はひとりだけ。
    無口でひたすら料理を作るのに徹するおじさんでひとりきり。
    いつもはもう一人、元気でニコニコしたおばさんが外でサービスしているのだけど、そのおばさんが今日はいない。
    だから余計に暗いように感じてしまう。
    もしかしたら、人を雇うコトができなくなってしまったのかなぁ…、ってちょっと心配しつつ、ならばちょっと奮発して、応援しようかとあれこれたのむ。

    厨房の中に向かってあれこれ、それこれ…、まずは餃子とそれから一品料理をたのむ。
    メニューがちょっと前と変わって、一品料理のサイズが2種類。
    おつまみサイズが出来ていて、それじゃぁ、それをと焼豚炒めってのと茄子の芥子炒めをとった。
    少量の料理を作るのにもキチンと鍋を振らなきゃいけない。
    手間のかかるコトを厭わずやる、という一生懸命。
    がんばってるな…、って思います。

    ちゃんぽん酒場という名の通り長崎ちゃんぽんがメインの店で、夜は軽くお酒も飲める。

    e754f98a.jpgラーメン屋さんで餃子をつまみに飲む酒ってなんだか気軽でおいしく感じる。
    かつて郊外にあったラーメン屋さんの夜の売上の半分以上は、餃子+ビールやチューハイで出来ていた。
    それが道路交通法が変わってお酒を気軽に飲めなくなっちゃって、餃子までもが売れなくなった。
    ちょうど最近、焼肉屋さんでユッケが売れなくなったと同時に、ビールまでもが売れなくなった。
    それで売上までさがっちゃった…、と。
    何かが売れなくなるとそれだけ分の売上がさがるだけじゃない飲食店。
    なかなか微妙で、難しい。

    ココの餃子はいい意味で、素人臭くてボクは好き。
    プルプルした皮。
    ホツホツとした肉の食感と、ザックリとした食感が残った野菜がたっぷりはいって、具材は全部手作りなんだろうっていう感じ。
    料理上手のおかぁさんが作ったみたいな餃子で、結構、これがおいしい。
    特に皮がパリッと焼けているのが、さすがプロの厨房仕事って思ったりする。
    焼いた豚肉はプルプルと。
    中国料理の肉の扱い方ってちょっと特別で、歯ごたえなくさせやわらかに、脂プルプルというのが彼らが好む食感なのでしょう。
    プチュっとお皿にマヨネーズ。
    そこに七味をたっぷりふって豚肉にマヨネーズを塗りたくり、千切りキャベツと一緒に食べると一気に場末感とでもいいますか。
    運動部の練習が終わったあとの食事のような雰囲気がする…、悪くない。

    5a9379fb.jpg料理を食べてる途中でいつものおばさん登場。
    足りぬ食材を買出ししてたようでして、ニコニコしながら、あら、いらっしゃいと。
    お店の中が明るくなった。
    なにより厨房の中のおじさんの鍋ふる後ろ姿が、なんだかホッとしたような感じがするのが、見ていてちょっとホッとする。

    ここの名物のブラックチャーハン。
    たまり醤油とカラメルで黒い色をつけているのネ。
    炒め油はラードでだから香りが甘い。
    コッテリとしたうま味とパラパラした米粒の食感が、これまたプロの手際を感じる。
    具材はシンプル。
    刻んだチャーシュー、玉ねぎに炒った玉子に青いネギ。
    全てがご飯の味とパラパラした食感を引き立てるために存在している。
    ただ味がちょっと塩辛くおじさんちょっと疲れてる?って思ったりする、しょうがない。

    a9439917.jpgそしてちゃんぽん。
    典型的なる長崎ちゃんぽん。
    キャベツにもやし。
    かまぼこ、イカゲソ、そしてエビ。
    大きく分厚いキクラゲがゴロゴロたっぷり。
    口の広い丼の上に一杯。
    麺が見えぬほどにタップリドッサリのっかっていて、野菜を食べるって感じがステキ。
    シャキシャキ、野菜の食感たのしい。
    スープに野菜の味が入って、甘くて旨い。
    なによりゲソの強いうま味が印象的で鶏ガラスープのコクと混じってかなり濃厚。

    パンチがあってでもやさしくて、ちゃんぽん@東京としてはかなり好きな方に属する。
    ただ、麺がストレート麺ではあるのだけれどちょっと細めなところが残念。
    顎にガツンと来てくれれば、もっとおいしく感じるのになぁ。
    ちゃんぽんの濃厚スープをゴクリゴクリとやりながら、ブラックチャーハンを口に運ぶとウマさにウマさが重なって、お酒を飲みたくなっちゃうところが困りモノ。

    それにしても正直な店。
    多分、冷凍庫なんてほとんど使わず済ませてるのでしょう。
    食べる寸前まで凍った料理があまりに多くて、そうした料理はみんなおんなじ味がする。
    自然はそもそも個性的なモノ。
    料理の世界も同じかもネ…、って思ったりする、どうだろう。
    そんなコトを思う今日、実は「冷凍食品の日」だったりするのだそうであります。
    冷凍の「10(トウ)」、それに冷凍食品の標準保管温度がマイナス18度というコトで今日が冷凍食品の日…、なるほどマイナス18度かぁってなんだか感心してしまう。




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    夜を軽く餃子でご飯。
    新宿御苑にあるKINKO’Sでアウトプットするモノがあって、それで途中下車をする。
    仕事をすませて、何を食べようと近所をウロウロしていたら、この店発見。

    7d959342.jpg「福包」っていう餃子のお店。
    福を包んで焼きましたってコトなのでしょうネ。
    前からちょっと気になっていた。
    お店の表に貼ってある、メニューを見ると餃子数種とおつまみみたいな料理ばかりで飲み屋っぽいか?と思いもしました。
    けれどお店の中を覗いてみると、金髪、青目のおにぃさんとおねぇさんが、どんぶり飯を片手に餃子を喰らってた。
    そのさまあまりに格好良くて、よっしゃ、ボクも飯で餃子とお店に入る。

    田舎にいた頃。
    餃子はラーメンとかのあくまでサイドで、他に例えればサラダのような存在だった。
    サラダでご飯を食べぬように、餃子でご飯を食べられるとは思いもしないで関東に来る。
    そしたらなんと。
    餃子ライスというモノがラーメン屋さんのメニューにあったりするではないの。
    関東の人が関西人をお好み焼きや焼きそばでご飯を食べる不思議な人って驚くけれど、ほとんど小麦でできている餃子をおかずにご飯を食べるコトができる関東の人もあいこじゃない?ってボク、思う。
    お店に入ると、一段上がったところにキッチン。
    排水設備を取るために、一段上げなきゃいけなかったのでありましょうネ…、コストをかけるコトができれば客席部分も上にあげ、お客様と働く人の目線を合わせるようにするんだろうけど、それもできぬほどのローコスト。

    5cbd73a3.jpgとは言え、お店の中は清潔。
    キッチンの中もピカピカきれいに磨かれていておいしい匂いが充満してる。
    悪くはないかと、思って注文。
    餃子にご飯、スープやそれから副菜とって定食風にすることにした。

    注文入ると、さっそく調理…、という手順。
    のように思って待っているのに、なんだか不思議。
    仕組みが整ったお店で食事をするのはとても気持ちいい。
    けれど仕組みが整いすぎたお店の食事は冷たく感じる。
    この店がそう。
    注文しても料理が仕上がる気配がしないのですネ。
    餃子を焼く音。
    鍋を振る音なんてしないで、粛々と、まるで精密機器が工場の中で作られていくような雰囲気。
    ほとんどのモノがどこかで作られ、それを加熱し盛りつけるだけ…、なのかもしれない。
    けれどそれでももう少し、料理を作る音がしててもいいのになぁ。
    21世紀の料理って、こういうモノかもしれないけれど、なんだかやっぱりモノ足りぬ。

    餃子6個で290円。
    コロンと小さめ、皮はプルンと薄目でだからお腹にたまらず、中のあんを味わうコトができて、これならご飯のおかずにいいかも。
    肉汁ジュワっとかなりたっぷり。
    こんがり焼けてて、表面パリッとなかなかおいしい…、よく出来ている。

    a72a4a98.jpgおかずに茄子のあんかけ風。
    乱切りにした茄子を油で揚げたモノ。
    それをお皿に盛ってから、ひき肉たっぷりのあんかけをたっぷりかけただけという、つまり鍋を大きくゆすらず作れるレシピ。
    手間も技術もかけずにできる。
    手抜き料理といってしまえばそれまでだけどこれが案外おいしくて悪くないのにビックリします。

    スープは青のりがたっぷりはいった塩味スープ。
    ほんの少しのごま油にて、風味をつけてこれまたおいしい。
    かなり研究し尽くされた感あるお料理で、残念だなぁ…、ってモノがないのがとっても不思議。
    しかもスゴイと思ったのが、全ての料理が同じタイミングで仕上がり一気にやってくる。
    隣にいたのが飲み客で、その人たちの料理は出来上がり次第、ちょっとづつパラリパラリとやってくる。
    ご飯をたのんで食べるボクには定食的にやってくるという、このシステムにまた感心。
    それからラー油がおいしい。
    スキッとしてて辛味がピンッとたってる感じ。
    それ以上に、豆板醤のような赤い辛い味噌に山椒をたっぷり練りこんだ、山椒辛味噌がまた旨い。
    ヒリヒリ辛くてしかもしびれをたのしめて、茄子の料理を使ってみたり、あるいは餃子に酢醤油じゃなくこの味噌乗っけて食べるとヒーハー、ご飯のお替りしたくなるほどおいしくなってくれるのが、おいしい工夫でオモシロイ。
    スープやご飯以外の全ての料理が290円というわかりやすさも今風で、これだけ食べても800円に届かなかった…、外食産業、恐るべし。



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    昼を花彫酒家にくる。

    c1d45f85.jpgにぎやかな店。
    伊勢丹の明治通りをはさんで反対側の、路地に面した二階のお店。
    サイズも小さい。
    30席くらいでしょうか…、食堂っぽいほどよいサイズ。

    この界隈は新宿にくる買い物客は寄りつかない。
    「来る人」じゃなく「いる人」。
    つまり伊勢丹や近所のオフィス、お店に勤める人たちが贔屓にしている、ご近所レストラン。
    陽気な社員食堂みたいな感じ。
    外の通りはひっそりしててとっても静か。
    なのに階段上がってお店に入ると「いらしゃいませ」って大きな声。
    お店をしきる中国系のおばさんの、元気な挨拶。
    お店の中にはお客様がぎっしりで、週末なのにスーツ姿のおじさんがほとんどなのにビックリします。
    みんなメニューをみないでも注文できるおなじみさんで、一番人気は坦々麺。
    ポッテリとした濃厚スープ。
    ポタージュみたいな粘り気があり、その粘り気のほとんど全てが胡麻やナッツをすったモノ。
    香りも風味も濃厚で、それにひき肉と干したエビを炒めたモノが混じってからむ。
    麺は細めの縮れ麺で固めに茹でて、ポッテリスープをタップリ口にたぐりよせてくれるのがうれしく、おいしく、たのしくなる味。

    c492d3e5.jpgこの坦々麺にチャーハンがついたセット。
    麺のサイドのチャーハンだから、具材は最小限のモノ。
    細かく刻んだ中国かまぼこ、ネギににんじん、叉焼と具材の種類は多いのだけど、ひとつひとつが小さくてご飯に紛れて食感それほど感じ無い。
    あくまでご飯を炒めた料理。
    けれど小さな具材が空気をタップリご飯に含ませ、パラパラ、軽く仕上がっている。
    味は塩味。
    上品味にできあがって、それだけ食べると味がうすい。
    坦々麺のスープと一緒に食べるとほどよい味になるように、できているのに、あぁ、残念。
    今日の坦々麺のスープのコクがちょっと薄目で、薄味スープと薄味チャーハン。
    一緒に食べても薄味で、それでお酢や自家製豆板醤を足して味や風味をくわえる…、こうした工夫もまたたのし。

    一緒にハーフのあんかけ焼きそばをたのんで味わう。
    細い蒸し麺。
    それを多めの油でバリッと揚げやきしたモノに、五目あんかけかけまわしたもの。
    蒸した麺のプルプル感と、よく焼きのとこのバリバリ乾いた麺の部分の食感違いがたのしくて、よく焼き部分の穴がタップリあいてしまった麺にあんのトロミがからんでプルンとおいしくなってく。
    このあんかけをチャーハンの上にちょっとかけると中華丼みたいになって、おいしくなるのがオモシロイ。

    75d1828f.jpg坦々麺の次にここで売れてるようにみえるのが、日替わり定食。
    特に常連客には、日替わりってフレーズ、そして商品は結構、便利でありがたい。
    日替わりとは言え、いくつかの得意料理や売れ筋料理が繰り返されるコトがほとんど。
    今日の日替わり定食の、メインはエビのチリソース。
    ボクも何度かここで食べたことのある、多分、人気の料理なのでしょう。
    たのんで食べる。

    炒めたエビに玉子をくわえて、エビの玉子とじのような料理を作る。
    そこにチリソース。
    ケチャップ風味で酸味がやさしく、甘くてしかもほんのり辛い。
    スプーンですくって炒め玉子と一緒にたべると、玉子の甘味とソースの味が混じってとてもおいしく感じる。
    玉子とケチャップ系のソースは相性抜群。
    玉子をこんなフワフワに仕上げるためにどれだけ油を飲み込ませたのか?
    おいしいモノにはリスクがともなう(笑)。
    その代表のような料理で、食べつつウットリしてしまう。

    定食についてやってきた小さなスープ。
    鶏からとった濃厚味で、けれどスッキリ透き通っている。
    中にフワフワ、黄金色のキノコの傘の部分のようなモノが浮いててなんだろう?
    食べるとなんと白菜でした。
    黄金色した小さな個体の白菜なのでありましょう…、煮こまれてるのにシャキシャキしててとっても甘くスープの具材にぴったりだなぁ…、って。
    なにより見た目にうつくしく、お腹と喉にやさしい感じ…、オゴチソウ。



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    それにしても今日の伊勢丹メンズ館…、ちょっと戦々恐々としておりました。
    臨戦態勢って言う感じでしょうか、いつも以上に沢山の従業員がスタンバってる。
    有楽町のマリオンにある、阪急百貨店が全館メンズを扱う店に衣替えして、今日からオープン…、テレビなんかでもかなりの話題になっている、その戦いのため必死なのかもしれません。
    top_main.jpg今までお洒落男子の聖地といえば新宿伊勢丹新館。
    ほぼ独壇場でやっていたのに、厳しい競合がはじまった。
    今では海外ブランドの店に占領されてしまった感があるけど、もともと背広のテイラーや帽子屋、カバン屋と紳士のための良品を扱う店があつまり出来た銀座という街。

    かつて粋な男の街だった街の入り口という性格を持つ有楽町という場所でもあって、だから伊勢丹的にはかなり手ごわいライバル出現と思っているに違いない。
    オープン告知のポスターが、酒癖悪い歌舞伎役者で、これじゃぁ、「ちょいワルオヤジ」じゃなくって「悪酔いオヤジ」御用達って感じがしちゃうって、ちょっと笑いはいたします。
    そもそもお洒落男子市場なんて、そんなに大きな市場じゃない…、だからどっちも大変だろうなぁ…って思ったりもした昼のこと。

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    昼、新宿に出てランチを軽く…、バンコク屋台カオサンに来る。

    6a854b22.jpg新宿南口にほどちかい、ルミネの地下。
    駅ビルのような位置づけの、地上にたつと目立つビルではあるのだけれど地下街だとか京王線の改札口から行こうとすると、ちょっと不便な場所にある。
    それほど広くはないフロア。
    狭い通路をはさんでギッシリ、屋台のような飲食店が並ぶ中。
    一際、にぎやかでお客様が溢れている店がこのお店。

    タイの屋台料理を気軽な雰囲気で…、というコンセプト。
    一人用のカウンターはもう満席で大きなテーブルに一席だけが空いていた。
    相席って、東京のランチタイムにあってはそれほど珍しくはない。
    けれど一席も開けずにミッチリ。
    肩と肩が触れ合うんじゃないかしらって思っちゃうほど、ギッシリ一席残らずお客様が格納されてる。
    この込み具合は珍しい。
    けれど、そのギッシリ感がまるで嫌じゃないのですネ。
    アジアな料理は気取らず、まさに屋台で食べてるみたいな感じで味わうのが一番おいしく感じるんだろう…、って思ったりする、オモシロイ。
    タイ料理の代表的なモノがあれこれたのしめるセットをたのんでランチにします。
    ガパオライスにパッタイ、それからトムヤンクン。
    ココナツミルクの小さなデザートがついてたのしい一揃え。

    kaosan.jpgガパオライスの玉子はよく焼き。
    油の中で揚げるように仕上げてもらうと、白身がサクサク。
    フリルのようになって食感、とても軽やか。
    噛むとザクッと白身が崩れて、玉子の甘みと一緒に口にちらかっていく。
    パラッと炊けたジャスミンライス。
    鶏挽肉のシットリとした風合い、それからホツホツとした食感が噛めば噛むほどおいしさつのるアジアなご飯にしてくれる。

    それからパッタイ。
    米から作ったムチムチした麺。
    それを甘辛味で炒めるタイ風焼きそば。
    ナンプラーとタマリンド。
    タイの料理を代表する調味料のこの2っつにピーナツの油の風味が混じるとなんでもアジアの料理のように感じる。
    アメリカ人が大好きなタイチキンサラダもこの調味料の組み合わせ。
    そこにライムと生のもやしの付け合せ。
    ライムの酸味と、生のもやしのシャキシャキとしたみずみずしさが東南アジアの暑さを乗り切るおいしい工夫…、ってそう思う。

    スキッと辛くて酸っぱいスープのトムヤンクン。
    世界三大スープのひとつと言われ、そのラインアップがトムヤンクンにフカヒレスープ、それからボルシチというのがなんで?と思う(笑)。
    とはいえココナツミルクの濃厚なコクと甘みが酸味と辛味をささえる、複雑にして迫力のある上等がたしかに他には無い味だなぁ…、って思ったりする、汗をかく。



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    食事を終えて街を散策、今日は不思議とあたたかく汗がまるでひいてくれない…、冷たいモノで体を冷そうとそれでスタバを探します。
    何度か行ったコトがある、隠れ家スタバで、一席、とても快適な椅子がおいてある。
    もしそこが、あいていたらばそこにしよう…、と。

    stabasuiteki.jpgきたらばラッキー。
    空いていた。

    カバンをまずは、ボクの代わりに座らせてアイスドリップを買いに行く。
    氷を多めにしてください…、と。
    ギッシリ氷を詰め込んだカップに、パカッとエスプレッソ。
    そして水。
    エスプレッソを注いだ瞬間、氷がパキッと割れる音がするのですよネ。
    北極海で氷河が割れるときの音?
    涼しい音がしましたネ…、って言ったらニッコリ。
    一足先に、手で涼しさを味わわせていただきました…、って、そしてカップをボクに手渡す。
    ヒヤッと冷たく、グルングルンとカップを回すとプラスティックのカップに氷がカリカリ当たり、手に涼しさが伝わってくる。

    そして気持ちの良い椅子に、座ってユックリ。
    ストロー使わずカップの蓋をパカッとあけて、口つけ直にコーヒーすする。
    氷がピトッとクチビルに当たると貼りつくようになる。
    氷と氷の隙間から、冷たいコーヒーが流れこみ、口から喉に一直線にかけおりる。
    徐々にカップが汗をかく。
    それを構わず持ち上げて、ゴクリと飲んでしばらくカップを休ませる。
    すると再び汗をかき、また持ち上げてゴクリと飲むのくりかえし。
    カップのコーヒーなくなってからも、今日の暑さにカップはただただ汗をかく。
     

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