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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    男性
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    1960/01/26
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    昼を今日もなぜだか坦々麺と麻婆豆腐ですます昼。
    at.jpg安亭という餃子のおいしいというので評判の店にやってくる。
    もともと羽田の近所でお店をやっていた、昭和34年創業という老舗。
    創業当時の餃子の味を決めてたおかぁさんが体を悪くしてそれで、しばらくお休みしてたらしく最近になってレシピが復活…、そしてナンジャタウンやこの新宿にお店ができた。
    場所はかなりコアな場所です。
    新宿駅の西口をでて北に上がっていくと「西口商店街」っていうとこがある。
    昭和というか、戦後の風情が残った路地裏飲食店街で、昼なお暗いアジアな魔窟のような場所にて、昼間からお酒を飲んで赤ら顔したおじさんが、千鳥足でウイっと歩いている街の入り口近くのビルの2階。

    e312fd83.jpg階段上がって店に入ると、レンガ作りの壁に暗めのテーブルと椅子。
    台湾料理のお店のような雰囲気で、ちょっと居酒屋みたいな感じ。
    「ビールと餃子は相性抜群」って手作りポスターが壁にはられてて、なるほど夜は餃子でビールをプハーッとたのしむ店なんですね。
    たしかに昔、ボクが子供の頃、餃子はビールの肴料理だった気がする。
    ボクの田舎にも餃子でビールを飲む店が結構あって、大人になったら餃子をたっぷり食べられるんだ…、って思っていたような思い出がある。

    昼のメニューは麺やチャーハン、あるいは定食メニューがあれこれ。
    麻婆豆腐をためしてみます。
    豆腐にひき肉。
    とろみソースにネギやトーチが浮かぶ。
    ほどよく辛く、昨日の本場的なるロンアールのそれとは違って食べやすい。
    とはいえ甘みで味をごまかすこともなく、スープのうま味がシッカリとしたご飯のオカズにぴったりとした日本のボクらがおいしく感じるよいレシピ。
    それにしても、プロがつくる麻婆豆腐。
    豆腐の中まで味がはいっているのって、なぜなんだろう…、自分で作るとこんな風においしくできない。
    固めに炊けたご飯の上に、麻婆豆腐をのっけてハフっと一緒にれんげでかきこむと、辛味に風味、固さにそれからやわらかさ…、いろんな味が一度にやってくるのがステキでオモシロイ。

    8f2b4bc9.jpg餃子が自慢のこの店の、餃子の次に自慢というのが坦々麺。
    夜の時間帯にはいろんなタイプの坦々麺が用意されているのだそうで、けれど昼はスタンダードなものひとつ。

    ポッテリとした重たい感じの坦々スープ。
    とは言えポタージュっぽくはなくてほどよくサラッとしている。
    麺は平打ちのちょっと分厚い卵麺。

    自慢するだけあってなかなかおいしくビックリ。
    辛味スッキリ。
    ピーナツ、それから胡麻の風味やうま味が辛味をひきたてる。
    ナッツの仄かなエグ味と渋味。
    山椒がピリッと風味と痺れを添えてる。
    スープのうま味がシッカリしていて、多彩な味や香りをひとつにまとめてて、ゴクゴク飲めてしかも味わい深くて濃厚。
    ミートソースかと思えるほどにたっぷり使ったひき肉と、揚げた桜えびが風味を添えてて脂の香りやうま味も分厚いスープの味に貢献してる。
    こりゃ旨いです。
    ご飯のおかずにすらなるほどに、味わい豊かで、こりゃ旨いです。
    ただ麺がこの平打ち麺じゃなくてたとえば博多ラーメンの細いストレート麺なんて合わせたりしたらかなりおいしく、ボクの好みになるんじゃないかって思ったりする。

    1f3092f6.jpgそれから肝心の餃子をためす。
    ランチセットにはほぼどれにも餃子がセットでついてくる。

    これこそ自慢というだけのコトはある。
    ムッチリとした分厚い皮。
    コシがあって噛みごたえがあり、しかも中の肉汁をたっぷり吸い込み味がある。
    具材は肉が中心で、餃子を食べてるって充実感を味わえる。
    しかもコンガリ。
    見事にキレイな焼き具合にて、表面カリッと香ばしく油の香りもなかなかによい。
    これでビールをのんだらたしかに旨いだろうなぁ…、って。
    中国でいう「鍋貼餃子」。
    前日、たくさん作って食べ残した水餃子を一晩寝かせて、翌日、たっぷりの油で揚げ燒きした餃子のようなポッテリ餃子。
    存在感が抜群で、これはかなりのオキニイリ。

    セットについてやってくる、とろみのついたスープも出汁がきいてておいしく、大根、ニンジンを山椒醤油に漬け込み作った漬物もカリカリおいしく、シッカリしてる。
    悪くないです…、このお店。
    唯一残念なところがサービス。
    手際が悪くまだ慣れていないからかもしれないけれど、せっかくできた料理が作業台の上におかれたまんまでずっと提供されないコトがある。
    中国料理はできたてこそがおいしい料理で、それがどんどんぬるくなる。
    それさえシッカリ解決されれば、なかなかいい店って思ったりする、オキニイリ。



    関連ランキング:餃子 | 新宿西口駅西武新宿駅新宿駅

     

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    昼を池袋のサンシャインシティーで中国料理を食べ、すます。

    rr.jpg「栄児」というお店。
    栄児とかいて「ロンアール」と呼ぶのであります…、ロンアール。

    四川料理の専門店。
    本店は板橋にある小さなお店。
    日本風にアレンジしない本場そのままの辛くてけれどクセになる、家庭料理を提供していた。
    ずっと行きたくてしょうがなく、けれどさすがに板橋までは…、って思ってずっと行ってなかった。
    それがいつしか評判になり、お店がちょっとづつ増えていった。
    昔、オフィスを持っていた水道橋の近くの本郷一丁目に支店ができたときには勇んで急いでいきました…、スゴかった。
    本当に容赦ない辛さと痺れに体は震え、お腹は燃えて汗はダクダク。
    けれどたちまち体が覚えてまた行きたい…、とおねだりするようになったのですネ。
    甘さにたよらぬうま味がある上、突き抜けるような辛さを思う存分たのしめしかもほどよい値段で気に入っていた。
    今日はサンシャインシティーでヤボ用があり、どこか近所でランチができるところはないか?と探していたらここにもあった…、それでココ。

    eae6a655.jpg三連休の始めの日、って言うコトもあるのでしょうネ…、サンシャインシティーは大賑わいでチェーン店とか目立つ場所にあるお店はみんな街の行列。
    けれどこの店。
    レストランフロアーのはずれにあって、目立たぬお店。
    だからかすぐにササッと入れる。
    勿体ないなぁ…、おいしいのにって思いながらも、まぁ、しょうがない。
    お店の中はほぼ100%、チャイナであります。
    働いている人はみんな片言日本語。
    これも本場な感じというコト…、まぁ、オモシロイ。

    ランチタイムは水餃子が食べ放題というサービス。
    本郷の店でもやっていた。
    暇なときに大量に作っているのでありましょう。
    茹でればできる料理ですから、これでたのしく待って頂戴…、って工夫としてはオモシロイ。
    具は少なめでほぼ皮というけれどポッテリした皮がツルツルスベスベ、とてもおいしい。
    黒酢とラー油をかけて食べるのがおすすめで、ラー油がビリッと辛くて旨い。
    唐辛子だけでなくて山椒がビリリ。
    舌がしびれて一瞬、味が分からなくなる。
    しばらく舌で上顎や歯茎を舐めて痺れる感じをたのしんでると、徐々に舌の感覚がもどってくるのがとてもたのしい。
    それにランチにつくサラダ。
    サラダといってもココは中華レストランです…、生の野菜がでてくるでなくモヤシや千切りピーマンのおひたしみたいな冷たい野菜料理がでてくる。

    e394faab.jpgこれにご飯にスープと一緒に、やってくるのがメインでござる。
    麻婆豆腐。
    ここの名物料理のひとつでござる。
    プルンと白い絹ごし豆腐。
    大きなサイコロ状に切られたプルプル豆腐がお玉で無造作に崩されて不揃いな様がまずおいしそう。
    ひき肉。
    それから真っ赤な辛子。
    山椒の茶色がつぶつぶ上に漂っている。
    ネギが彩りそえてツヤツヤ、食欲そそる。

    れんげですくってハフっと食べます。
    一口食べると、ビリッと辛い。
    舌をさすような辛さに、目から炎がふき出る感じ。

    昨日、食べたカシミールカレー。
    あれもビリッと辛かった。
    けれどしばらく、じっとしてると辛さが引いて、うま味が舌を包み込む…、耐え忍べる程度の辛さでござった。
    けれどコレ。
    舌をつねってずっとはなさず、ひっかき続けるような辛さでそこに山椒の痺れが混じる。
    食べてるうちにココがお腹でございます…、ってわかるくらいにポワンとお腹があったかくなる。
    汗が頭のてっぺんから吹き出してくるのを感じて頭がクラクラしてくる危険な料理。

    86755475.jpgそれから汁なし坦々麺。
    坦々麺はもともと汁なし和え麺として誕生して、四川地方では今でも汁なしが主流といいます。
    何しろ夏は熱くてそんなところでスープの麺を食べてもおいしく感じない。
    それで汁なし。
    これもココの人気の料理。
    茹でた麺の上にミートソースのように辛子で辛味をつけたひき肉炒めがのってる。
    麺の下には油がにじんで、それをグルグルかき混ぜ麺にいきわたらせる。
    混ぜてるうちに辛子や山椒が舞い上がるのでしょう…、顔がちょっとピリピリするような痺れを感じる。

    これもおいしい。
    ムチムチ麺が口の中でのたうちまわって、その周りには辛味と痺れをたっぷりまとい、容赦無いほど辛くて痺れて、つらいのだけどおいしくって食べることをやめられない。
    お水を飲むとそれが甘くてしかもトロンと粘り気持って舌を撫でてく。
    まるでハチミツ飲んでるみたいでビックリします。
    舌が馬鹿になっちゃったんじゃない?って、うろたえながらもそのビックリがおもしろくしかもおいしくウットリします。
    昨日に続いてこの辛さ…、負けるもんかとハフハフ食べる。

    ところで都心のショッピングセンターという場所柄、小さな子供連れのファミリー客がこのお店にもやってくる。
    その子供たち。
    辛い、辛いって悲鳴をあげつつそれでも辛さがたのしいのか、ちょっと食べては、また辛いって叫びながら嫌いって言う。
    それでも食べるのやめずにずっと舐めるようにしながら食べてる。
    こうして子供の舌もちょっとづつ鍛えられ、いろんな味を味わうことができるようになっていくのに違いない…、って思ったりする、ステキなお店のステキな時間、オキニイリ。



    関連ランキング:四川料理 | 東池袋駅東池袋四丁目駅向原駅

     

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    今日は〆を何にしましょう…。
    最近、夜の食事を友人としてお酒をたのしみその後に、〆は別のお店でするのが、なんだか夜の習わし的になっている。
    新宿御苑から家に帰る途中には、蕎麦やうどんがおいしい店やあるいはスパゲティーのおいしい喫茶店があったりして、〆のお店には事欠かない。

    f281c123.jpgでも今日は、お初のお店をためしてみましょう…、とそれでカレーのお店に来ます。

    カレーデリー・グルメという店。
    デリーと言えば、かつて湯島にあったインドカレーの名店であります。
    今では銀座やミッドタウンにお店があって暖簾分け的なお店があちこちに出来ている。
    創業昭和31年。
    日本人の手による本格的なインドカレーのお店としてはココがはじめてという老舗。
    そこの名前を冠したお店で、去年開店したばかり。
    一度、どうかとやってきたけどあいにくその時はお休みだった。
    思い出して、それで今日。

    新宿御苑の街外れ。
    ちょっととぼけた古いホテルの一階で、場所はそれほど良くはない。
    表から中を覗くと、結構、明るく、しかも大きく50席ほどはありましょうか。
    どうしようかとお店の外に置かれた商品看板を見てたら中からお店の人が飛び出してきていかがですかとお辞儀する。
    気持ちがいい店…、そう感じ、思い切ってココで〆をすることにした。
    明るいお店。
    キレイに整えられたオープンキッチン、お店のすみずみ磨き上げられ清潔感がなによりゴチソウ。
    カレーのメニューは全部で30種類ほどもありますか。
    インド料理をアレンジしたおつまみメニューもかなり充実していてボクらの横でお酒を飲んでる人もいました…、いい感じ。

    8fdda35a.jpgデリーといえばカシミールカレー。
    常連さんに、もっと辛いカレーはないの?って言われてそれで1960年くらいにできたレシピがデリーの名物。
    サラサラのスープのようなカレーで鶏と野菜を煮込んだ特徴のあるカレーでそれを、たのまなくてはとたのんで食べる。

    ほぼ真っ黒なカレーであります。
    香りはちょっと龍角散風。
    効く!って感じのエキゾチックな香りと一緒に、鼻から辛さが飛び込んでくる。
    クシュンとくしゃみが思わず出ます。

    そして食べると一口目からもう辛いです。
    かつてここのカシミールカレーを、「食べ物じゃなくこれは飲み物、だってあまりに辛くてゆっくり味わうコトができず飲み込んじゃうから」って言った人がいるほどに、辛くて途端に頭のてっぺんから汗がでてくる。
    でもおいしい。
    舌が痛くなるのを必死に我慢して、味をシッカリたしかめると旨くていろんなハーブやスパイス、野菜のうま味が広がってくる。
    痛いんだけど味わいたい。
    お水を飲めば楽になるかもしれないんだけど、口の中の旨みや辛味がうすまってくのが勿体無くて、それでハフハフ、必死にこらえて食べすすめてく。
    するとなんだか頭の芯がボワンと不思議にあったかくなり、遠いところから風が吹いてくるような爽快感におそわれる。

    これは好きです。
    インドカレーに付き物の油の重さや甘みがなくて、絶対クセになっちゃう味。
    ただ場所があんまり良くなく、だからそれほどはやっていない…、勿体無いなぁって思ってしまう。
    絶対またまた来ますから、がんばってネ…、って思わず握手をして店をでる。



    関連ランキング:カレー | 新宿御苑前駅新宿三丁目駅東新宿駅



    お店をあとにしてそれで、そのまま帰ろうと思ったのだけど、そこの向かい側に深夜営業しているスーパーがあってそこに吸い込まれてく。

    mategai.jpg別にお腹がすいてる訳ではありません。
    けれどスーパーをみると何か、変わったモノはないかしらと。
    入ってしまうクセがある。
    仕事の一部と言い訳しながら、けれどほとんど趣味であります。
    条件反射とも言えるかも。
    生鮮売り場をブラブラしてると、なんとなつかしいモノを発見。

    活きたマテ貝。
    松山にいた頃、何度かこれをとりにいき、山ほど食べた記憶があります。
    遠浅の海が干上がったとき、できた小さな穴に塩をパラッと落とすとニュルンとコレが顔を出す。
    それをすかさず掴んで引き出す。
    バケツいっぱい簡単にとれ、バケツのまんま茹でるとそのまま食べられる。
    二枚貝に挟まれた、宇宙生物みたいなグロテスクっぽい形をしている。
    けれど味は淡白で、うま味に満ちた海のゴチソウ。
    それが8個だけ売れ残ってて、活きもよければ値段も安い。
    ボクがかって上げなくちゃ、もしかしたら売れ残っちゃうかもしれないね…、って。
    それで買って料理した。
    こうした衝動買いさえなければ、もっと体がスリムになるのに(笑)。
    鍋に洗った貝を入れ、酒を注いだ途端に中身がムニュンと出てくる。
    火をつけ蓋して一気に加熱、最後に醤油をちょっとだけかけ香りをつけてハフハフ食す。
    今日も一日よき日でござった…、神様どうも、ありがとう。

    ところでこんな動画を発見。



    荷造り用のテープを使って、アート作品を作るコトをテーマにしているアーティストがいてその作品の作成過程を紹介しているフィルムであります。
    当たり前すぎて、それがアートを生むモノになるかもしれないって思ったコト。
    それそのものがアートと感じる…、見事です。


    さすがに素材が素材ですから、ストリート系な雰囲気でまとめられてて気がきいている。
    MAX ZONEって言うこの人のウェブサイトには他の作品があれこれいくつも紹介されてて、どれも重厚で奥行きのある質感を持っているのにビックリします。
    明日はちょっと早起きしましょう…、おやすみなさい、マタアシタ。
     

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    大人の学芸会を無事終えて、その反省会をかねて夜を焼肉にした。

    ke.jpg本当は大久保の街に繰り出して韓国料理をガツンを食べよう…、と考えていた。
    けれど目当ての店はどこも予約で一杯で、5軒ほどのお店にふられて、それで歌舞伎町のあたりで別のお店を探そう…、と。
    それで一軒。
    前からちょっと気になっていた「幸永」というお店に予約をとってやってくる。

    韓流強し!でありますか。
    それはすなわちマダムが元気!というコトでしょう。
    マダムの街、大久保から、野郎臭い街、歌舞伎町に場所をうつしてそれで焼肉。
    とは言えココもボクらがとれたテーブルは最後のひとつ。

    実はココ。
    大久保の街外れでずっと長らくやっていた繁盛店。
    小さなお店からはじまって、隣のお店を別館作り、そのちょっと先に少し大きなお店を作りとそれらすべてが「安くて旨い」を求めてやってきてくるファンのなせる技。
    興味がありはしてけれど、不便な場所にあってワザワザ来るのもどうだかなぁ…、と二の足踏んでた。
    今年に入って西武新宿駅の近所にお店ができて、それでエイヤ!と今日の夜。
    全部でテーブル10卓ほどで決して大きくはないけれど、肉を焼いてたのしむコトに集中できる、ほどよくミッチリした空間がなんだかとてもおいしそう。

    7a2466d3.jpg炭で燒きます。
    無煙ロースターなんかあるわけじゃなく、五徳の上に降ろされたドーム状のダクトが煙を吸い込むだけでだからお店の中は煙が充満してる。
    席に座るとビニール袋を渡されて、そこに上着をお入れなさいと。
    これもおいしいモノにありつく儀式のひとつ。

    メニューには肉のいろんな部位に味付けがあれこれ全部で50種類ほど。
    気になるモノをあれこれたのむ。
    タン塩、ホルモン、ミノにハラミにゲタカルビ。
    タンは分厚く焼いてるうちにおびただしいほどのうま味ジュースをにじませていく。
    脂の乗ったホルモンやミノの鮮度が抜群で、ハラミに揉むこむ塩ダレの風味豊かでニンニクがつんときいてるコトに思わずウットリ。
    バラの中でも脂の乗ったゲタの部分に辛味噌ダレをもみこんで、炭でこんがり焼くと脂が驚くほどにおいしくなってく、もうどうにでもして…、って思うおいしさ。

    どれを焼いてもおいしくて、ちょっと変わったモノをたのんでためしてみようと。
    149d1b8b.jpgチャドルペギって言う脂のあまりのってない赤身の肉を凍らせて、それを薄切りにしたモノをさっと炙って食べるモノ。
    韓国料理で数年前にはやった料理で、これがあっさりしてておいしい。
    レアの状態の肉にスライスオニオンをのっけて巻いて、辛子ポン酢につけて食べるという趣向にて、脂がさっぱり上品な味、もういくらでも食べられる。
    もひとつザブトン。
    もともと脂がおいしいロースの、中でももっともさしの入ったところを細く切りだしてレアに焼き上げそのまま食べる…、と脂がジュワッととろけてサッとなくなっていく。
    顎を必要とせぬおいしさに、なんともウットリ…、あぁ、極楽だ。

    0eecdfd9.jpg周りのおじさんたちも次々、肉を燒き、酒を煽ってグイグイ、ゴキゲンになっていく。
    最近、増えたおしゃれ系の焼肉店に行くと、肉を焼いてるんだかどうなんだかわかるところがあったりするけど、焼肉店はやっぱりこうしてガンガン焼いて、煙にまみれて腹一杯になっていくのが本流でしょう。
    ココはまさにそんなお店です。
    肉食天国。

    キムチも旨い。
    若干甘めで、けれどパキッと辛み鮮やか。
    中でもニラのキムチが風味ゆたかでうまい。
    キュウリも大根も、どれもお酒がすすむ味。

    サイドの料理もちょっとためしてみましょうか…、と。
    それでたのんだ激辛チヂミ。
    「激辛」というタイトルに気が惹かれ、それでたのんでみたのだけれど、これが予想以上においしくビックリ。
    確かに辛い。
    青唐辛子のスッキリとした辛みが後からビリビリ、ずっと舌に居座る。
    そんな辛みが強烈で、けれどうま味もしっかりしてる。
    サクサク、揚がるように仕上がる生地の食感たのしくしかも香ばしく、タップリ混ざった刻んだゲソのコッテリとしたうま味が見事。
    一緒にタレもついてやってくるのだけれど、そのまま食べても十分旨い。
    肉にうつつをぬかしているのでないこのすばらしさ…、あぁ、いい店って思います。

    ひさびさ肉を堪能し、さてお勘定とお願いしたら、おやまぁ、ビックリ。
    割り勘ひとり3000円にもならぬ安さに、一堂、腰をぬかすほど。
    繁盛しているからこそいい肉仕入れられ、それに惹かれてお客様がくる。
    お客様の多さはそのまま沢山肉を仕入れるお店の信頼になり、ますますおいしい肉を沢山仕入れることができるようになる…、良いサイクルがこの店を実力のあるお店にしたに違いない。
    また来なくっちゃって心底思う、いい店一軒、発見です。



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    とは言えココで〆まで食べてしまうとちょっと勿体無い。
    ひさしぶりにあった人とももう少し、時間を過ごしておきたいなあ…、とそれでテクテク歩いて新宿西口の「沼津港」で回転寿司を食べることにした。
    numazuko.jpgそろそろオーダーストップという時間帯で、ベルトの上にはあまり寿司が流れていない。
    けれどベルトの中には職人さんがフルスタッフで揃ってて、「食べたいものはどんどんたのんで下さいネ」ってとてもアリガタイ時間帯。
    もう一日ちょっとで正月というそのめでたさを味わいたいと、子持ち昆布や筋子をたのみ夜のお腹を満たして味わう…、明日は一日大忙しになりそうなりぃ!
     

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    昼を新宿に買い物にでて、麺をすすった。

    bc9c2678.jpg万世麺店というお店。
    新宿駅の西口の、半地下部分にある小さなお店。
    もともとココは「万世パーコーメン」っていう排骨麺の専門店だったとこ。
    万世はあの「肉の万世」でありまして、実は彼ら。
    ずっと昔に排骨麺の専門店をチェーン展開をしていたことがあったのですね。

    カン水を使わぬストレートの太い麺。
    コシはないけどハリはあり、カン水独特の臭みをもたぬ。
    そのためやさしいスープで十分おいしく食べられる。
    肉の端材や骨などを使ってだした肉のうま味を素直に感じる、けれどやさしいまるでビーフコンソメみたいな味わいのスープに麺。
    そしてカラッと揚がった排骨をたのしむ不思議な麺が人気で、一時期、かなり店を増やした。
    そもそも排骨というモノがめずらしくって、ファンもいたけどそのうち他に「肉系ラーメン」のお店が次々できてきて、結局ほとんどなくなった。
    この店も排骨麺を名乗るだけではお客様を集めることはできないって思ったからか、店名からも排骨はずしてチャーシューなんかもトッピングにくわえて仕切り直しをしている。
    とは言えやっぱり、ほとんどの人はパーコーメンを食べに来ているのですけど…。

    8572137a.jpgパーコーメンに煮玉子のせたここの一番人気の麺。
    昔どおりのように見えます。
    カラッとあがった豚のばら肉。
    太いメンマに青いネギ。
    絶妙レベルの半熟たまごが今となってはあまり流行らぬ、深くて口の狭い丼に入ってどうぞとやってくる。

    最近のラーメン丼。
    具材が見栄えするように口がひろくて浅い形が主流なのです。
    量も多くみえるしネ…。
    けれどスープを冷まさぬことを考えると、口が狭くて深い形がいいはずで、口が広い丼使ってそれで熱々状態を持続させるために背脂、ラードを使って蓋をしたりするのが今のはやりのやり方。
    ココは昔通りのやり方。
    濁ってはいる。
    けれど脂はあまり含まぬスッキリとした牛骨スープ。
    色は風味付けの醤油の色で、ゴクリと飲むとほんのり甘くてスッキリしてる。
    味が足りないようにも感じて、何度も何度も飲んで味を確かめるうち、どんどんおいしく感じる味わい。
    一口目からおいしいラーメンではなくってこれは、スープを全部飲み干してからはじめておいしく感じるスープの作り方。

    09a6ea68.jpg麺は昔と違ってちぢれ麺。
    ツルツルしてて、歯ごたえ、歯ざわり、のどごしはいい。
    けれどその分、このさっぱりしたスープをタグリあげることが上手にできない。
    だから味が足りなく感じるスープがなおさら薄く感じる。
    もったいない。
    麺だけおいしくなっちゃって、スープがそれに追いつかない。

    それから排骨もちょっと変わってしまったかなぁ…。
    排骨って言うこの料理。
    あんまり脂肪をもたぬ少々、痩せたくらいの豚肉を使った方がおいしくできる。
    しかもその豚肉を薄く叩いて伸ばしてそこに粉をはたいて揚げて作ると、パリッとカリッと仕上がる。
    昔はそんな風にできてて、だって排骨。
    カリッと揚がった表面がおいしいはずが、今日のコレ。
    分厚くしかもクチャっと脂が潰れるとんかつにすればおいしいような豚肉を使って揚げてる…、良い肉にしておいしくしましょうかと、サービス精神が仇になってしまったようでかなり残念、なやましい。



    関連ランキング:ラーメン | 新宿西口駅新宿駅新宿三丁目駅




    ちょっと気持ちがみたされず、用事をすませて家に帰る途中でちょっと寿司をつまんだ。
    最近、寿司が不思議なほどにおいしく感じる。
    しゃりの酸味と魚のうま味、口をほどよく満たす大きさ、自分の好きな分量だけを食べてササッと帰れる気軽さ、そして手頃な値段。
    回転寿司が寿司の基準を変えたのでしょう。
    どんな業界もそうだけど、昔ながらを守るだけでは未来は暗い。
    チャレンジャーが新たな仕組みを持ち込んで、けれどそれでも壊れぬ昔ながらを見極めそれを磨いていけば必ず明るい未来がやってくる。
    f0a82c21.jpg今日は立ち食い、魚がし日本一ってお店にきました。
    名前の通り客席はなく、カウンターに立って寿司をたのしむお店。
    ステンレス製のカウンターの上に竹の葉をサッと置き、置かれた前ばボクの領域。
    そこにたのんだ寿司がくる。
    粋な感じで嫌いじゃないネ。
    今日のおすすめの「4貫セット」って言うのがあって、中とろ、茹でエビ、貝が二品。
    これで350円。
    まずはそれをたのんでネタのケースを眺め、食べたいものをあれやこれやと。

    漬けのマグロはネットリおいしく、ムチッとしまったカンパチもよい。
    茹でた牡蠣をたのむとそこにはポン酢のジュレ…、そういや今年の流行った食品のひとつがジュレポンだったよなぁ…、って今年の総括したりする(笑)。
    大きく立派な数の子が目に入ってたのんで食べる。
    サクサク、ホロホロ。
    魚卵が口にちらかりなんともめでたい味わい。
    数の子をみるとおせちの季節を感じる。
    もう今週の週末はクリスマス、そして来週は大晦日…、今年もそろそろ終わる準備をしているんだネ…、と思ってニッコリ、さてさておうちにかえりましょ。



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