今日は〆を何にしましょう…。
最近、夜の食事を友人としてお酒をたのしみその後に、〆は別のお店でするのが、なんだか夜の習わし的になっている。
新宿御苑から家に帰る途中には、蕎麦やうどんがおいしい店やあるいはスパゲティーのおいしい喫茶店があったりして、〆のお店には事欠かない。
でも今日は、お初のお店をためしてみましょう…、とそれでカレーのお店に来ます。
カレーデリー・グルメという店。
デリーと言えば、かつて湯島にあったインドカレーの名店であります。
今では銀座やミッドタウンにお店があって暖簾分け的なお店があちこちに出来ている。
創業昭和31年。
日本人の手による本格的なインドカレーのお店としてはココがはじめてという老舗。
そこの名前を冠したお店で、去年開店したばかり。
一度、どうかとやってきたけどあいにくその時はお休みだった。
思い出して、それで今日。
新宿御苑の街外れ。
ちょっととぼけた古いホテルの一階で、場所はそれほど良くはない。
表から中を覗くと、結構、明るく、しかも大きく50席ほどはありましょうか。
どうしようかとお店の外に置かれた商品看板を見てたら中からお店の人が飛び出してきていかがですかとお辞儀する。
気持ちがいい店…、そう感じ、思い切ってココで〆をすることにした。
明るいお店。
キレイに整えられたオープンキッチン、お店のすみずみ磨き上げられ清潔感がなによりゴチソウ。
カレーのメニューは全部で30種類ほどもありますか。
インド料理をアレンジしたおつまみメニューもかなり充実していてボクらの横でお酒を飲んでる人もいました…、いい感じ。
デリーといえばカシミールカレー。
常連さんに、もっと辛いカレーはないの?って言われてそれで1960年くらいにできたレシピがデリーの名物。
サラサラのスープのようなカレーで鶏と野菜を煮込んだ特徴のあるカレーでそれを、たのまなくてはとたのんで食べる。
ほぼ真っ黒なカレーであります。
香りはちょっと龍角散風。
効く!って感じのエキゾチックな香りと一緒に、鼻から辛さが飛び込んでくる。
クシュンとくしゃみが思わず出ます。
そして食べると一口目からもう辛いです。
かつてここのカシミールカレーを、「食べ物じゃなくこれは飲み物、だってあまりに辛くてゆっくり味わうコトができず飲み込んじゃうから」って言った人がいるほどに、辛くて途端に頭のてっぺんから汗がでてくる。
でもおいしい。
舌が痛くなるのを必死に我慢して、味をシッカリたしかめると旨くていろんなハーブやスパイス、野菜のうま味が広がってくる。
痛いんだけど味わいたい。
お水を飲めば楽になるかもしれないんだけど、口の中の旨みや辛味がうすまってくのが勿体無くて、それでハフハフ、必死にこらえて食べすすめてく。
するとなんだか頭の芯がボワンと不思議にあったかくなり、遠いところから風が吹いてくるような爽快感におそわれる。
これは好きです。
インドカレーに付き物の油の重さや甘みがなくて、絶対クセになっちゃう味。
ただ場所があんまり良くなく、だからそれほどはやっていない…、勿体無いなぁって思ってしまう。
絶対またまた来ますから、がんばってネ…、って思わず握手をして店をでる。
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お店をあとにしてそれで、そのまま帰ろうと思ったのだけど、そこの向かい側に深夜営業しているスーパーがあってそこに吸い込まれてく。
別にお腹がすいてる訳ではありません。
けれどスーパーをみると何か、変わったモノはないかしらと。
入ってしまうクセがある。
仕事の一部と言い訳しながら、けれどほとんど趣味であります。
条件反射とも言えるかも。
生鮮売り場をブラブラしてると、なんとなつかしいモノを発見。
活きたマテ貝。
松山にいた頃、何度かこれをとりにいき、山ほど食べた記憶があります。
遠浅の海が干上がったとき、できた小さな穴に塩をパラッと落とすとニュルンとコレが顔を出す。
それをすかさず掴んで引き出す。
バケツいっぱい簡単にとれ、バケツのまんま茹でるとそのまま食べられる。
二枚貝に挟まれた、宇宙生物みたいなグロテスクっぽい形をしている。
けれど味は淡白で、うま味に満ちた海のゴチソウ。
それが8個だけ売れ残ってて、活きもよければ値段も安い。
ボクがかって上げなくちゃ、もしかしたら売れ残っちゃうかもしれないね…、って。
それで買って料理した。
こうした衝動買いさえなければ、もっと体がスリムになるのに(笑)。
鍋に洗った貝を入れ、酒を注いだ途端に中身がムニュンと出てくる。
火をつけ蓋して一気に加熱、最後に醤油をちょっとだけかけ香りをつけてハフハフ食す。
今日も一日よき日でござった…、神様どうも、ありがとう。
ところでこんな動画を発見。
荷造り用のテープを使って、アート作品を作るコトをテーマにしているアーティストがいてその作品の作成過程を紹介しているフィルムであります。
当たり前すぎて、それがアートを生むモノになるかもしれないって思ったコト。
それそのものがアートと感じる…、見事です。
さすがに素材が素材ですから、ストリート系な雰囲気でまとめられてて気がきいている。
MAX ZONEって言うこの人のウェブサイトには他の作品があれこれいくつも紹介されてて、どれも重厚で奥行きのある質感を持っているのにビックリします。
明日はちょっと早起きしましょう…、おやすみなさい、マタアシタ。
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