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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    そういえば、新宿の「銀座アスター」って一体、どうなっているんだろう…。
    522e3a9a.jpegぼんやり思って、それで来てみる。
    伊勢丹の明治通りに面したところの向かい側、かつて映画館のビルがあって、その1Fと2Fにレストランがあり、最上階には宴会場を持っていた。
    かつて会社で打ち上げといえばそこの宴会場を使ってするのが恒例で、ところがそこが取り壊されて新しいビルに変わってしまった。
    下半分はH&M、上の方にはレストランが何軒も…、その一軒がこの銀座アスター。

    597aee0a.jpegエレベーターにのってビルの5Fで降りるとなるほど。
    昔の雰囲気がそこにはあります。
    シックな中国家具が並ぶレセプション。
    明治通りに面した場所がダイニングルームになっていて、大きな窓からあふれる光り。
    開放的で、けれどシットリ、落ち着いていていい店になって帰ってきたんだなぁって。
    ダイニングルームを囲むように個室があって一番奥には宴会場。
    とは言え今では昔のような大きな宴会がないのでしょう…、それほど大きな部屋の用意はなくい。
    時代にあわせてお店は進化していくってコトなんでしょう。

    ランチタイムのセットが2000円から3000円で用意されてて、ちょっと贅沢。
    前菜、スープにメインディッシュ、それから点心、デザートとそれでかなりお値打ち。
    けれど食べたい料理があって、それでアラカルトメニューからいくつか選ぶ。

    まずはスープを。
    ランチ限定のフカヒレスープがあってそれ。
    香港風にとろみのついたオイスターソース風味のスープ。
    やさしいトロミがついていて、ほどよくサイズの揃ったヒレと蟹の身、それからモヤシが浮かぶ。
    モヤシはキレイに髭をとり、しかも太さの揃ったところだけを使って姿も上等…、味もトロンとコッテリとしたうま味があって昼のお腹をやさしくあたため、次の料理の準備をさせる。

    98217854.jpegメインに選んだ料理は上等焼きそば。
    牛ヒレ肉とセロリを具にしたあんかけそばで麺はいかが致しましょう?
    そう聞かれるのがココの昔からのうれしいところ。
    タップリの油でよぉく焼いてください。
    ちょっと揚がったような感じにしていただけると幸せですけど…、って。
    そうお願いして、しばらくまって、やってきたのがこの一品。

    見事であります。
    細い蒸し麺をこんがり焦がし小山にもってそこにトロリと具材をのせる。
    拍子木状に切られたヒレ肉。
    卵白と塩で丁寧に揉まれてそれから油通ししているのでしょう…、驚くほどに軟らかでサクッと歯ぎれる。
    中国の人は肉に対して驚くほどの情熱と執着心で「やわらかになれ」と調理をしていく。
    そこでなくした歯ごたえを、野菜なんかで補い料理に仕上げてく。
    だからこの「肉にセロリ」の組み合わせって、かなりの定番。
    ヒレの風味とセロリの香りの相性もよいのでしょうね。
    それにあわせてゆりの蕾を彩りにして、目にも鮮やか。
    蕾のコリッと表面歯ごたえ軽快で、ところが噛むと、トロンと粘りをだしてくるその独特な食感たのしく、ゴチソウそばにしてくれる。

    1f834aac.jpegそれにしてもココの麺。
    やっぱり好きです。
    極細。
    しかもかなり痩せた、つまり歯ごたえそっけない。
    もちもち感も、ムチムチ感も、スベスベでもない日本の麺が目指す食感をほとんど持たない小麦の塊。
    それを蒸して仕上げているから、熱をたしても時間がたってもあまり食感かわらない。
    多めの油で炒めると、鍋に触れたところはこんがり揚がり、それ以外のところは蒸した麺のまま。
    焦げたところを口に含むとホジホジ、チキンヌードルを半分戻したような食感。
    そこにタップリ、とろみのあんがからんでそれではじめておいしくなっていく。
    麺そのものの味や食感味わうための麺でなく、ソースや具材、あるいはあんをタップリからめてそれをおいしくさせるために存在している麺なんだなぁ…、って。
    練った芥子をそっと乗せると、あんの油がスキッとうま味にかわってく。
    黒酢をかけると、麺が若干シットリ味に変わってくれて、セロリの苦味が甘みに変わる。
    堂々、メインの風格のあるゴチソウ焼きそば、オキニイリ。
    サービスもよく、背筋の伸びるいいお店です…、仕事で次は使ってみようって思ったりした、さて仕事。



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    夜を焼肉…、歌舞伎町の「幸永」に来る。
    b4b47122.jpeg実は昨日の夜中に突然、トラブル発生でほぼ徹夜にて仕事を仕上げた。
    今朝納品をしてそれからほんのちょっとだけ仮眠を取り、それから軽く打ち合わせ…、眠たいはずがそれも過ぎるとなぜだか不思議と眠れない。
    お腹もすいてくるし、どうしよう…、って思っていたら友人からお誘いがくる。
    焼肉一緒に食べないか…、実は幸永で今日はカルビの3点盛りがサービス商品になっているからって、そう言われたら来ない理由はどこにもなくて、それでココ。

    c7c0d383.jpegTwitterフォロアー限定のお得なつぶやきがあるのです。
    歌舞伎町を中心に3つある幸永の、中でも西武新宿駅の向かい側にある支店のつぶやきは充実してる。
    いつもつぶやかれる訳じゃない。
    多分、あまり予約が入っていないときなんかにつぶやかれるんでしょう。
    今日はその日で、しかもカルビの三点盛り。
    お店に座ってある合言葉を言えばそれがただでサービスという趣向。

    座って一言。
    「発射!」といいます。
    なんで発射なんだろう…、と思っていたらなるほど今日は北朝鮮の自称宇宙衛星発射の予定日でした。
    そちらの発射は今日は見送り。
    けれどこちらは、首尾よくゲット。
    中落ちカルビにカルビ、それから上カルビ。
    これがサービスとは思えぬ見事なクオリティーにて、お腹がググッとすいてくる。
    会員システムとかメルマガだとか、コストと手間をかけてこうした集客プロモーションをするお店は結構ある。
    けれどそれれだとなんだか商売づくって感じがしてしまう。
    ココはお金をかけずにTwitterって仕組みを使ってただつぶやくだけ。
    けれどこうして、それをキッカケにやってくる人がかなりいる。
    賢いなぁ…、って思うしなにより、ゲーム感覚な気軽でたのしいとこがいい。

    8f1e09a2.jpeg当然、サービスの三点盛りだけじゃお腹も気持ちも満たされない。
    だからあれこれたのみます。

    はらみの塩に、ホルモン、それから上ミノなどなど。
    実はココ。
    もともとホルモンで評判をとった店。
    かつて、肉をとった後の残りで「ほおるもん」と言われたホルモン。
    安くてしかもスタミナ満点。
    そんな性格で「ホルモンの店=男が腹いっぱい!」って感じのお店が多かった。
    ところが今ではホルモンが旨い=新鮮な肉を取り扱っているっていう証になった。
    今日この店も、やっぱり男がメインではある。
    けれど女性のお客様も結構いて、中には女性だけのグループもいる状態。
    しかもココはタレに特徴があって、甘みがあとをひかないスッキリとした甘辛ダレで、肉よりそれはホルモン系にぴったりとくる。
    だから何も言わないと、ホルモンたちはタレにまみれてやってくる。

    2b624296.jpeg炭で焼きます。
    カルビは炭の上でクツクツ、自分の脂を滲み出させて、脂で表面揚がってやける。
    脂が細かな泡になり、肉の表面で沸騰するように踊っているのを、ヒョッと箸で取り上げてコチュジャン混ぜた醤油のタレにとプッと浸す。
    ハフっと食べるとサクッと表面歯切れて、中はジュワッとレアで肉汁タップリ。

    ミノはコリコリ、肉厚でしかも新鮮。
    キレイに処理をされているから肉というより貝を食べてるような食感。
    最初はしたたか抵抗し、なかなか歯切れず顎が格闘するのだけれど、ずっとうま味が持続してたのしうモグモグしているとスパッと突然粉々になる。
    尚も噛んでくとトロンとトロミがやってきて、喉にスルンと飛び込んでいく。
    なんておいしい…、オモシロイ。
    一転ハラミは塩とニンニク。
    肉そのものに風味があって、しかも脂が旨いからスッキリ、それでたのしめる。

    そしてとうとう今日の主役のホルモンを、炭にのせると、キュキュッとゆっくり縮んで焼ける。
    脂が滲んでぽたりぽたりと垂れ落ちて、炭にあたって煙がボワッ。
    それが上にモクモクあがり、ホルモンの上で暴れる脂にくっつく。
    クルンとくるまり、脂が沸々沸騰はじめる。
    そこでパクリと…。
    うーん、口いっぱいに広がる脂とゼラチン質が疲れた体をたちまち修復してくれる。
    百獣の王ライオンも、その王様しか食べることができぬ場所…、オゴチソウ。
    074d4111.jpegサラダやキムチもシッカリ味が決まってて、特にキムチ。
    オキアミの海のうま味と風味がふんわり漂って、つかり具合もほどよく上出来。
    カクテキ、キュウリのオイキムチ、それからニラのキムチに白菜…、どれもそれぞれちょうどよいつかり具合でやってきて、中でも白菜キムチの旨いこと。
    シャキシャキ、甘みがシッカリしてて何かのオカズというよりも、それをつまみに酒がおいしく飲めるようになっているのがココらしい。
    初めて食べた「辛口スープ」。
    韓国風のユッケジャンと違って甘みをほとんど持たず、コムタンスープにコチュジャンまぜたようなスッキリ辛口の味…、お腹の中がスッキリとした。
    食べてる間、なんだかずっとはしゃいでてランナーズ・ハイな状態でした。
    多分、そろそろバタンキュー。



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    夜を嘉賓で懇親会…、かつての仲間がより合って情報交換などする集い。

    b79a05b9.jpeg四谷三丁目の小さな香港みたいな場所で、まず雰囲気が気軽でいい。
    昔ながらの中国料理のお店の雰囲気。
    8人くらいは優に座れる円卓が、ドンドンズドンと置かれたまるで中華街的レストラン。
    お店の人も気さくでたのしく、気配りまではできないけれど、してほしいことをお願いすれば機敏に的確。
    だから変に気を使うこともなく気軽に食事をたのしめる。
    ひさしぶりにみんなで集まり、ワイワイたのしい時間を過ごすにほどよきお店。

    しかも料理もしっかりしてる。
    ただ、「何をたのんでもおいしいか?」というと決してそうではないのが、まぁ、中国料理のお店全般に言えるコトなのだけれど、そこさえ注意をすれば必ずたのしめる。

    日本にある中国料理店って「売りたい料理」と「売れる料理」の狭間で悩む存在で、例えば日本の人がしゃぶしゃぶ屋さんに言って寿司を頂戴とはまず言わない。
    けれど外国の人が自分の国で日本料理のお店に行くと、すき焼きと一緒に寿司を食べたくなっちゃう…。
    そのワガママに対応できないと現地で成功できなくなったりするのであります。
    本国と外国では繁盛させ方が違うのですネ。
    当然それと同じ現象が、日本の中国料理のお店で起こる訳です。
    003915f5.jpegこの店も、グランドメニューのほとんどは過去30年間まるで変わらずおんなじ料理。
    けれどお客様からの要望で、あんな料理やこんな料理が増えてきて、得意ではない料理だけどお客様から無いの?と言われる料理がいくつか地雷のように埋まってる。
    しかもそれらは不思議と高額だったりするのネ。
    ここのお店の値段じゃなくて、世間一般の通り相場で値段がついていたりするから、それらを避けつついつもの料理をいつものように。

    19fba383.jpegエビにフッカリした衣をつけた揚げ焼きという天ぷらみたいな料理であったり、つぶ貝と野菜を塩味とトーチの風味で炒めた料理。
    酢豚の甘酢あんかけを揚げワンタンにかけた料理は安いクセして酢豚よりもサクサクおいしいボクの好物。
    骨付き豚バラ肉を蒸して骨ごとむしゃぶりつくのも、こうした手軽な料理ならでは。
    油をタップリ含んでとろとろ、フックラ仕上がる玉子でとじたエビにお焦げと、こうしてみると結構野菜を沢山食べた。
    なにより色とりどりでカラフルなのが、目にもゴチソウ。

    そしてメインのココの名物。
    極細麺を蒸したモノ。
    それにオイスターソースと油を和えたタレをタランとかけまわし、ネギをちらして出来上がり。
    具はない。
    麺とソースだけで味わう究極の麺。
    細いクセしてバサバサ口の中で暴れる頑丈さ。
    しかもムチムチ、噛んでるうちに小麦粉麺独特の粘り気もでる…、そしてオイスターソースの風味が口に広がる。
    何度食べてもおいしく、何度食べてもどうやったらこんなに上手くできるんだろうって不思議に思うオキニナリにてオキニイリ。
    それにしても今の外食産業って本当に大変。
    その産業の役に立ちつつ稼いでいくってもっと大変ってみんなでしみじみ語って今日の会食終了、またあいましょうと言って分かれる。
    また会いましょう…、ニッコリと。


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    ところでまもなくこんなガジェット、発売されるようであります。



    バンダイから出る犬型ロボット「スマートペット」。
    顔の部分にiPhone、あるいはiPod touchを埋め込み、専用アプリと連携して「お世話遊び」や「ゲーム」ができる。
    お世話遊びの部分だけは、ロボット本体がなくてもiPhoneなんかだけでもできる。
    まぁ、iOS用のたまごっちみたいな感じのようであります。
    でもロボット部分があれば、飼い主の声を覚えたりいろんな芸をさせることができたりと手軽なアイボのようにふるまう。
    4月28日発売、値段はなんと「7800円」という、アイボの時代に比較するとリーズナブルすぎて涙が出ます…、ちなみにアプリは無料ダウンロードができるとも言う。
    そのうちiPadを内蔵した中型犬タイプとか、ネコ型だとかのいろんな本体が出てきたり、それにアプリがどんどん進化したらばちょっとたのしいコトになるんじゃないか…、って思ったりもする、なんだかかなりのオキニナリ。
     

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    昼を大久保…、JRの大久保駅前の路地裏にあるベトナム料理のお店でござる。
    vc.jpg「ベトナムちゃん」って言うちょっととぼけた名前のお店。
    昔は「サイゴン×サイゴン」って名前のお店だったらしんだけど、なんだか可愛い名前に変わった…、しかも食べログの得点がビックリするほど高くってなんとTOP1000にランクインしている人気店。
    大久保というリトゥルソウルの中にあってベトナム料理レストランというのも意外性があり、それでやってきてみて、またビックリ。

    c5dcc3ca.jpeg雨の中。
    ちょっと早めにお店についたらもう開店待ちのウェイティング。
    しかもお店のある路地の入り口部分に看板。
    「こちらですよ」と電柱にも貼り紙があって入り組んだ場所にありつつ迷わず来れる。
    お客様に来てもらうコトに気を配っているところがスゴいネ…、とまず感心。
    開店予定時間ぴったりにお店はあいて、しかもテキパキ、テーブルに案内していくところもなかなかスマート。

    平日の昼は手軽なランチメニューがあるみたいなんだけど、週末休日は1500円前後の週末ランチのセットがいくつか。
    通常メニューからも注文できるというのであれこれ。
    まずはセットを一人前。
    春巻き2種にサラダ、それに麺かチャーハンが選べてデザートが付く。
    それをたのむと最初に揚げた春巻きがくる。
    揚がったライスペーパーがサクサク、中はムチムチ。
    ニンニクの風味がガツンと本格的で、口の中が瞬間、アジアな香りになってく。
    それに生の春巻一本。
    一人で食べるときには切らずに一本丸ごと、それをカプリとかぶりついて食べる趣向。
    けれど今日は3人で、だからあらかじめ3つに切って持ってくる。
    気がきいているし、親切でいい。
    それをつけて食べるのがベトナム風の味噌ダレというのがまた面白く、ギッシリキレイに包んだ葉っぱが口の中でバサッと散らかる。
    ムッチリとした春巻きの皮、プチュンとエビも新鮮でまさに手づかみサラダ。

    18dd0f4b.jpeg生春巻きは注文してからひとつひとつ、あらたにくるむ。
    だからちょっと時間がかかる。
    仕込みができる揚春巻きが先にきて、それからしらばらくしてから生のが追いかけるっていうこの順番に正直だなぁ…、って思ったりする。
    だから生春巻きの皮がスベスベ、その薄皮で包まれた中の具材がキレイに透けて見えるのが色っぽい上、目のゴチソウになっている。

    これにサラダ。
    チキンサラダとミミガーサラダのどちらか選べる。
    選んだミミガーサラダの上にはフライドオニオンがたっぷり乗っかり香ばしく、しかも揚げたえびせんべいで口直ししながら食べるというオモシロさ。
    ベトナム料理って野菜の料理。
    そう実感する料理が次々続きます。

    そしてメインのフォーがくる。
    牛しゃぶしゃぶのフォー。
    スッキリ透き通ったスープの中に麺が沈んで、そこに牛肉。
    牛すね肉を煮込んでスライスしたものと、生のロースの薄切り肉をのっけて上に胡椒。
    熱々スープに触れて肉に熱が入ってき表面チリッと、けれど基本はレアというそのムッチリとフォーのツルツルムチムチとした食感たのしい。
    牛骨ベースのスープがこれまたおいしくて、思わずゴクゴク飲み干した。

    5697c91d.jpegベトナム風の豆のお汁粉、チェーがついてひと揃え。
    お腹にやさしく、しかも十分満腹感を感じるほどよい組み合わせ。
    どのお料理も味がシッカリしていて、これはレビューの得点高くて当然。
    まずは満足、感心す。

    折角だから通常メニューからもいくつかアラカルトをとってみましょう。
    メニューをみると、見慣れたベトナム料理の中にちょっと変わったものもいくつか。
    アボカドサーモンの生春巻きとかエビのトースト。
    エビアボカドのマヨネーズあえって、まるでワインバーのメニューをみつけてそれを。
    アボカド一個。
    よく熟したのを崩してペイスト状にして、上にゆで海老。
    それをガーリックトーストにのせて食べるという提案で、たしかにベトナム。
    かつてフランスの植民地というコトもあり、バゲット使ったベトナム風のサンドイッチが名物料理でもあったりします。
    ここのバゲット…、ベトナム式に米粉を混ぜて焼いたサクッと歯ざわりのいいパンでそこに、これでもかってほどにたっぷりガーリック。
    サクリと歯切れて、そこにアボカド。
    そのペーストがニュクマム風味で食べるとなるほど、ベトナム料理の味になる。
    自分でコレは試してみよう…、って思ったほどにおいしく食欲すすむ味。

    伝統的な料理もあれこれ。

    30dd73aa.jpegバインセオが自慢なんです…、と、それでたのんでみたらば大きい!
    大きな皿からこぼれおちるほどのサイズで中に、たっぷりモヤシ、エビに豚肉。
    モヤシはレアで味もほとんどつけられてない。
    生地に出汁の味が入って、エビや豚肉のうま味が混じって、その味わいで食べるお料理。
    ウコンの香りがついた生地。
    端の部分はパリッとやけてて食べるとサクサク。
    前歯のところで壊れて口に散らかる感触が、軽やかで、ところが真ん中の部分はシットリ。
    クレープみたいなネットリとした食感で、これを野菜で包んで食べる。

    正直いって、いろんなお店でバインセオって料理を食べたコトはある。
    けれど、これはおいしいっ、って思えるモノに出会ったことは殆ど無かった。
    ところがココの、これはおいしい。
    野菜の素直な味わいが、そのまま口にやってきてしかもウコンの香りが体によさげな予感をさせる。
    野菜でお腹が満ちる感じも、またたのしい。
    イカのフリッタって料理があって、カリッと衣をつけてあげてる。
    低温でイカの水気を吐き出させながら揚げているからなんでしょう…、コリコリパリパリ、まるでイカのように思えぬ食感が、面白くってやめられない。

    fe6270d6.jpegそれから〆にチャーハンをとる。
    レモングラスチャーハンって言う、名前に惹かれてどうにもこうにも食べたくて。

    パラパラ、タイ米。
    具材は多彩で、エビに豚肉、グリーンピースにニンジン、玉ねぎ。
    ベトナム風の腸詰など、台所の中のあれやこれやを細かく刻んで入れましたって感じ。
    で、この味のオモシロイコト。
    トムヤンクンの味がするんです。
    スパイシーでレモングラスの酸っぱい香り、それからエビの味わい、風味とだから口はみずみずしさを予想する。
    なのにお米は乾いてて、パラリパラリと舌の上をちらかるだけで頭は戸惑う。
    トムヤンクンのはずなのに、スープじゃないのはこれいかに。
    でもその意外性がたのしくて、食べはじめるとニコニコしながらやめられなくなる。

    何を食べてもはずれがなくて、なによりサービスがシッカリしてる。
    ひとつひとつの料理の食べ方、楽しみ方をキチンと教えてくれるのですね…、フランス料理やイタリヤ料理では当たり前の「おいしく食べたもらおうというサービス精神」がアジアの料理ではなかなか感じるコトができない。
    ココはそんなところまでもがシッカリしてて、馴染みになろうと真剣に思える店でありました…、また来なくちゃって思うなり。



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    昼、新宿を西から東に軽く移動で、ランチにします。
    45b32e56.jpegクルンテープというタイ料理の専門店。
    まぁ、へんてこりんな場所にあります…、新宿の伊勢丹からちょっと歩いたところなんだけど昼は静かで辺鄙感が漂う場所。
    夜は良い子はあまり歩かぬ、色気に満ちた街の入り口。
    けれどこのロケーションが中国料理でも洋食でも、当然和食でもない「各国料理」と分類されるマニアな料理のお店としては居心地の良い場所なんでしょう。
    そもそも銀座の表通りにある各国料理のお店なんてのは、かなり怪しい存在で、むしろ新宿二丁目のちょっと手前という怪しい場所にある各国料理店の方が怪しく感じぬ。

    5c329d8e.jpegこのお店。
    こうした場所でかなり繁盛。
    3年ほどの間に次々、支店を回りに出してどこも繁盛させてる。
    新宿御苑の緑が滲んで飛び出してきた…、そんな感じの街路樹がシットリとした雰囲気を出す通りに面した2階のお店。
    昼の光が明るくて、ランチを食べるのにピッタリな場所。
    昼のランチタイムであります。
    近所の女子がニッコリしながら集って昼のお腹を満たす。

    800円から900円の間で20種類ほどのランチ商品が用意されてる。
    そのほとんどが麺に小さなご飯料理がつくというモノ。
    カオソーイをメインにします。

    チェンマイを中心としたタイの北部の郷土料理で、基本的にはカレーヌードル。
    スープ麺の上に揚げた麺を乗っけるという、二段重に特徴がある。
    クリーミーで、トロンとなめらか。
    風味豊かなココナツカレー。
    チキンを煮込んだスープのうま味と、ニュクマムの風味と辛みで味わうスープがやさしく味わい深い。
    濃厚なのにスッキリ後口さわやかで、同じアジアの料理でも中国だったり韓国だったりの「油絵っぽい味の料理」となるで違った濃さがいい。
    具材は茹でたキャベツと桜えびを揚げたモノ…、生のモヤシやネギがタップリ、そこにカレーで煮込んだ鶏のドラムがドサッとのっかっている。

    1203d6fa.jpegオモシロイのがココのカオソーイ。
    普通は中華風の卵麺がスープに浸かってでてくるんだけど、なんとお米の粉で作った平打ち麺が入ってきます。
    ムチムチとしたやさしい食感の麺にカレーがからまってネットリ感をかきたてる。
    揚げた麺は中華麺でそれはパリポリ。
    その食感のコントラストがとてもたのしい。

    パリポリとした揚がった麺もそのうちカレースープを飲み込み、シットリしてくる。
    揚がった麺の香ばしさはそのまま、小さな穴が沢山あいた揚げ麺にカレーが入って、噛むとトロトロしてくるところにウットリします。
    ムチムチしたお米の麺に、揚がった麺のパリポリが混ざって口が騒々しくなる。
    肉感的に騒々しさに、乾いた感じに濡れた味わい。
    スープ麺でもあると同時にあんかけ焼きそばみたいな感じもしてきて、この一杯でいくつもの麺を味わうコトができるたのしさがいい。

    989b05d8.jpegサイドのごはん料理。
    今日はチャーハン。
    具材は卵。
    刻んだ野菜に桜えび。
    豚ひき肉が入ってて、お米はパラパラ。
    乾いて仕上がる、かなりの上出来。
    味のメインはニュクマムで、香り豊かでエキゾチックな味わいもよし。
    これだけ食べてもおいしいし、残ったカレースープの中にスプーンですくった焼飯をのっけてトプリとつけてパクリと食べるとこれまた味わい深い。

    ランチタイムだからでしょうか…。
    どの料理にもパクチーがほとんど使われていないというのがちょっと残念。
    タイの蓮茶やオレンジジュース。
    あるいはコーヒーと言った飲み物が、セルフサービスで飲み放題っていうのはちょっとウレシイんだけど、このサービス精神をほんの少しだけでもパクチーの方に向けてくれたらば、もっとアジアな気持ちになれた。
    薬味にやってくる唐辛子や、芥子を浮かべた甘酢なんかは好きなだけ使ってよくて、だから追加料金がかかってもいいからパクチー頂戴!って言いたくなった。
    まぁ、しょうがない。
    デザートでやってきたかぼちゃのスープ。
    ココナツミルクの濃厚な味と、かぼちゃの甘さ、ホクホクとした食感がまさにアジアな感じでニッコリ…、空も青空、いいランチ。



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