夜を焼肉…、歌舞伎町の「幸永」に来る。
実は昨日の夜中に突然、トラブル発生でほぼ徹夜にて仕事を仕上げた。
今朝納品をしてそれからほんのちょっとだけ仮眠を取り、それから軽く打ち合わせ…、眠たいはずがそれも過ぎるとなぜだか不思議と眠れない。
お腹もすいてくるし、どうしよう…、って思っていたら友人からお誘いがくる。
焼肉一緒に食べないか…、実は幸永で今日はカルビの3点盛りがサービス商品になっているからって、そう言われたら来ない理由はどこにもなくて、それでココ。
Twitterフォロアー限定のお得なつぶやきがあるのです。
歌舞伎町を中心に3つある幸永の、中でも西武新宿駅の向かい側にある支店のつぶやきは充実してる。
いつもつぶやかれる訳じゃない。
多分、あまり予約が入っていないときなんかにつぶやかれるんでしょう。
今日はその日で、しかもカルビの三点盛り。
お店に座ってある合言葉を言えばそれがただでサービスという趣向。
座って一言。
「発射!」といいます。
なんで発射なんだろう…、と思っていたらなるほど今日は北朝鮮の自称宇宙衛星発射の予定日でした。
そちらの発射は今日は見送り。
けれどこちらは、首尾よくゲット。
中落ちカルビにカルビ、それから上カルビ。
これがサービスとは思えぬ見事なクオリティーにて、お腹がググッとすいてくる。
会員システムとかメルマガだとか、コストと手間をかけてこうした集客プロモーションをするお店は結構ある。
けれどそれれだとなんだか商売づくって感じがしてしまう。
ココはお金をかけずにTwitterって仕組みを使ってただつぶやくだけ。
けれどこうして、それをキッカケにやってくる人がかなりいる。
賢いなぁ…、って思うしなにより、ゲーム感覚な気軽でたのしいとこがいい。
当然、サービスの三点盛りだけじゃお腹も気持ちも満たされない。
だからあれこれたのみます。
はらみの塩に、ホルモン、それから上ミノなどなど。
実はココ。
もともとホルモンで評判をとった店。
かつて、肉をとった後の残りで「ほおるもん」と言われたホルモン。
安くてしかもスタミナ満点。
そんな性格で「ホルモンの店=男が腹いっぱい!」って感じのお店が多かった。
ところが今ではホルモンが旨い=新鮮な肉を取り扱っているっていう証になった。
今日この店も、やっぱり男がメインではある。
けれど女性のお客様も結構いて、中には女性だけのグループもいる状態。
しかもココはタレに特徴があって、甘みがあとをひかないスッキリとした甘辛ダレで、肉よりそれはホルモン系にぴったりとくる。
だから何も言わないと、ホルモンたちはタレにまみれてやってくる。
炭で焼きます。
カルビは炭の上でクツクツ、自分の脂を滲み出させて、脂で表面揚がってやける。
脂が細かな泡になり、肉の表面で沸騰するように踊っているのを、ヒョッと箸で取り上げてコチュジャン混ぜた醤油のタレにとプッと浸す。
ハフっと食べるとサクッと表面歯切れて、中はジュワッとレアで肉汁タップリ。
ミノはコリコリ、肉厚でしかも新鮮。
キレイに処理をされているから肉というより貝を食べてるような食感。
最初はしたたか抵抗し、なかなか歯切れず顎が格闘するのだけれど、ずっとうま味が持続してたのしうモグモグしているとスパッと突然粉々になる。
尚も噛んでくとトロンとトロミがやってきて、喉にスルンと飛び込んでいく。
なんておいしい…、オモシロイ。
一転ハラミは塩とニンニク。
肉そのものに風味があって、しかも脂が旨いからスッキリ、それでたのしめる。
そしてとうとう今日の主役のホルモンを、炭にのせると、キュキュッとゆっくり縮んで焼ける。
脂が滲んでぽたりぽたりと垂れ落ちて、炭にあたって煙がボワッ。
それが上にモクモクあがり、ホルモンの上で暴れる脂にくっつく。
クルンとくるまり、脂が沸々沸騰はじめる。
そこでパクリと…。
うーん、口いっぱいに広がる脂とゼラチン質が疲れた体をたちまち修復してくれる。
百獣の王ライオンも、その王様しか食べることができぬ場所…、オゴチソウ。
サラダやキムチもシッカリ味が決まってて、特にキムチ。
オキアミの海のうま味と風味がふんわり漂って、つかり具合もほどよく上出来。
カクテキ、キュウリのオイキムチ、それからニラのキムチに白菜…、どれもそれぞれちょうどよいつかり具合でやってきて、中でも白菜キムチの旨いこと。
シャキシャキ、甘みがシッカリしてて何かのオカズというよりも、それをつまみに酒がおいしく飲めるようになっているのがココらしい。
初めて食べた「辛口スープ」。
韓国風のユッケジャンと違って甘みをほとんど持たず、コムタンスープにコチュジャンまぜたようなスッキリ辛口の味…、お腹の中がスッキリとした。
食べてる間、なんだかずっとはしゃいでてランナーズ・ハイな状態でした。
多分、そろそろバタンキュー。
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