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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    一風変わったストップモーションアニメを一本。
    ワカモレを作っているように見える内容…、けれどアボカドの代わりに手榴弾、種はビリヤードのボールだし野球ボールが玉ねぎで、ベルペッパーが緑の電球というまるで食材と関係のないもの使って表現してる。
    ひとつひとつをあれはこれ…、って想像しながらみるのがたのしい、オモシロイ。



    切ったモノがどんどんサイコロになっていく。
    どういうことかと思っていたら、できたワカモレをつけて食べるナチョがカジノのチップの形…、なるほどテーマはギャンブルでしたかとウフッと思う。
    それにしても、ベルペッパーの芯と種をとるところとか、ナチョが割れてしまうとことか細かなところに独特のこだわりあるのがステキでもある。
    イマジネーション・クリエーション。
    遊びココロの分量が人の気持ちをたのしくさせる…、料理世界も同じコト!

    今日もサンドイッチを作る朝。

    3f05b2c7.jpegオムレツを挟んだサンドイッチにしましょうと、それでまずはオムレツ作る。
    玉子をよく溶く。
    白身を切ってコシをなくすまでタプタプと。
    塩を少々。
    コンソメくわえて胡椒をタップリ。
    バターを溶かしたフライパンに、ジャジャっとといた玉子を全部流し込み、しばらくおくと端からユックリ固まってくる。
    固まったところを箸ではがしてザザッと中へ折り込むと、固まってない玉子が流れだし折りたたんだ玉子がそれまであった場所を満たして固まる。
    そしたら再び中に折り込みをくりかえしシットリとしたオムレツ玉子ができあがる。

    フライパンの上で休ませてマヨネーズを塗ったトーストの上にそっと置く。
    アンデルセンの、トースト専用のイギリスパン。
    それをわざわざ、サンドイッチ用に切ってもらった薄切りパンで、玉子の上にはジャンボンブラン。
    トマトケチャップをプチュっとやって、レタスで蓋してパンをのっける。
    ザクッと切ります。
    フックラとした卵焼きを潰さぬように注意しながら、2つにわけてお皿に乗せます。
    なつかしい「はまの屋」的なる玉子サンドへのオマージュを、パクリと食べるとジュワッと玉子のうま味がにじむ。
    フッカリとした焼いた玉子とプチュンと歯ぎれるハムの食感。
    レタスがシャキシャキ舌を拭って、トーストブレッドの食感キリリとひきしめる…、よき土曜日のよき朝となる、今日を一日ガンバル元気、オキニイリ。

    それから昼をひさしぶりのランチバイキング…、新宿にある「自然洞」という店。
    af2d59a2.jpeg新宿の西口の駅から2分たらず、小田急ハルクの並びという便利な立地にありながら、よほどのコトがなければ満席にならずすんなり入れるお店。
    なぜなんだろう?
    商品も結構おいしく食べ放題で1000円というコストパフォーマンスも抜群なんだけれどもなぜだか、大ブレークしないのですね。
    これがカレーバイキングとかパスタとピザの食べ放題ならおそらく行列ができるんじゃないかと思うんだけど、おそらくこれが韓国料理の限界なんじゃないのかなぁ…。

    c60d5035.jpegオジサンたちは気が引けるし、食べ放題が大好きな体の大きなお友達たちにも韓国料理はちょっと敷居が高く感じる。
    今日もほとんどが韓流女子で、隣のおばさまグループは大久保の化粧品店の話で大いに盛り上がってた。市場が小さい料理はどんなにブームに見えても大きな売上を作るに至らない…、というコトなのでありましょう。
    まぁ、それはそれ。

    ココは野菜がタップリ食べられるのでボクは好き。
    バフェのメインは野菜をどっさり使ったチヂミ。
    葉っぱのサラダばかりを食べると飽きちゃう野菜も、韓国料理になると不思議とたくさん食べるコトができるのがオモシロイ。
    豚肉と玉子を甘辛味噌で焼いたモノとか、鶏の焼肉。
    何度も通うと同じお店の同じバフェでも当たり外れがあるのだけれど、今日は見事に当たりの日。
    デザートもシッカリしてたし、今までなかったエスプレッソマシンがおかれて食後のたのしみが充実してたりするステキ。

    ご飯も白米の他に雑穀米が置かれてて、それで作った野菜ビビンパ。
    キムチとナムル、それにハーブ野菜をのっけてコチュジャンと共にワシワシ混ぜて、ワシワシ食べる。
    卵スープをゴクリと飲んで、程良くお腹を満たしてどうもゴチソウサマです。
    やっぱりこの店、悪くない。



    関連ランキング:韓国料理 | 新宿西口駅新宿駅西武新宿駅

     

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    さてさて日曜、ひさしぶりにサンドイッチを作って食べます。

    c3ba59c9.jpg必要なモノは昨日のうちに全部揃えた。
    サンドイッチ用の薄切りのパン。
    明治屋謹製。
    1センチ幅に切ってもらった手のひらサイズの小ぶりの食パン。
    サンドイッチを作るためにあるようなパンで例えばハム、あるいは目玉焼きを作ると、自然とこのパンに収まるようにできあがってく。
    そんなサイズのパンをトースト。

    こんがり焼きます。
    一枚は両面を、もう一枚は片面だけを焼いてサクサクさせる。
    具材はキュウリ。
    マスタードを混ぜてスプレッド状にしたマヨネーズを塗ったパンの上に並べて、それからロースハムを焼いたのを広げて並べる。
    再びキュウリ。
    薄焼き卵をかぶせて黒胡椒をガリガリっと。
    ケチャッププチュンでザクッと切って出来上がり。
    よく焼きトーストが前歯でザクッと歯切れてパラリと口に散らかる、その食感と焦げたパンの香りががまずはオゴチソウ。
    二層に挟んだキュウリがパリッと歯切れて緑の香りとみずみずしさを発揮し、ハムや薄焼き卵を引き立てる…、日曜の朝がたのしく目覚めるステキサンドにニッコリします。

    一緒にスープ…、と言ってもカップスープでござるが、それを作ってお腹を潤す。
    ポッカが作る「こんがりパンのはいったスープ」シリーズの今シーズンのオキニイリ、エビのビスクを作って飲んだ。

    83084d1b.jpgこの冬。
    いろんなところでビスクが発売されてビックリ。
    スープストックのビスクは定番。
    フレッシュネスがはじめてビスクを発表したり、サブウェイまでがトマトチャウダー風のビスクを売ってた。
    世界有数のエビ好き日本の消費者に、アピールするにはいいのでしょうネ。
    次はエビのお頭風味の味噌汁なんてお弁当のお供にいいんじゃないかしら…、って思ったりもする。

    そしてこのスープ。
    カップの蓋をペロンとめくってそこに熱湯。
    注いでグルグル、かき混ぜるうちにユックリトロンととろみがついて、エビの香りが立ち上がってくる。
    大きなクルトンみたいなパン。
    それがスープを吸い込んで大きく膨れて、フワフワ、スープの上を漂う。
    シットリとしてもサクサクとした焦げたパンの食感が残っているのがなんだか不思議でステキに感じる。
    エビの風味にうま味もシッカリ。
    カリサクトーストで作った朝のサンドイッチとよき相性でお腹の中からパチッをめざめる日曜の朝の今日のコト。

    昼を家の近所で食事をと、そう思って妻家房にやってくる。

    362f0430.jpg今日は東京マラソンの日で、遠出をするには交通機関がどうなってるかわからずそれでご近所ランチ。
    最近、四谷三丁目の休日はかなりの人出でにぎわうようになってきた。
    新宿御苑のお散歩ルートの出発地点。
    駅の上にある消防博物館に来る人。
    それに「都立おもちゃ美術館」がちょっとブレーク中でもあって、そこを目指す小さな子供連れのファミリー客が電車が到着するたびゾロゾロ。
    にもかかわらずこの界隈。
    日曜に休みをとる飲食店が多くて残念、勿体ない。

    で、件の妻家房。
    韓国料理の老舗のひとつ。
    1階部分がキムチなんかの韓国食材のお店になってて、2階がレストラン。
    韓国大使館の一部機能が近所に引っ越してきたこともあり、いつやってきてもハングルマルでにぎわっている。

    今日はご飯を食べたくて、それでまずは石焼ビビンパ、作ってもらう。
    手のひらにのってしまいそうなほどに小さな石釜。
    パチパチご飯が爆ぜる音と共にやってくる、中にはナムルとひき肉、それから玉子の黄身がポッテリと。
    そこにポタンとコチュジャン垂らして、早速グルンとガシャガシャ混ぜる。

    ba8c1839.jpgスプーンで混ぜず、箸を3組余分にもらってそれを束ねてザクザク、カシャカシャ。
    ご飯を潰さず空気をタップリ含ませるようにスプーンじゃなくて箸で混ぜると、おいしくなってくれるのですネ。
    ご飯全部がもれなく同じコチュジャン色にそまったところで、しばらくじっと我慢で待ちます。
    油をタップリ吸い込んだ使い込まれた石釜の中で、お米がバチバチ揚がっていくような音がする。
    そしてグルンとスプーンでご飯をひっくり返すとご飯の粒がこんがり焦げてる。
    再びしばらく待ってグルンと同じコトを繰り返し、あとはハフハフ食べるだけ。

    ちょっと柔らかめに炊けたご飯。
    だから焦げてパリパリした米粒も噛むとシットリ。
    ほうれん草にモヤシにわらび。
    ナムルひとつひとつに味がしっかり入ってて食感シャキシャキ。
    ご飯の料理というよりも、野菜を食べてる感じがたのしい。

    下の売り場でも売っているキムチをサイドに。
    酸味おだやか。
    辛味もそれほど強くない、けれどうま味がシッカリしている浅漬けタイプの白菜キムチでそのまま食べるのにおいしくできてる。
    熱々の石焼ビビンパにはシャキッと歯ごたえ爽快で、みずみずしいのがおいしく感じる。
    さすがに自分で作って売ってるお店ならではを感じてニッコリ。
    わかめスープをツルンと食べて、ハフハフ、熱さと辛さをなだめる。

    e6f358e9.jpgそしてチヂミがやってきます。
    パチヂミ…、つまりネギ(パ)が主役のチヂミであります。
    ココの名物。
    そのパチヂミがセットになってるランチがいくつかあって、もう一つの名物料理が石焼ビビンパ。
    だからココの一番の売り物ランチというコトでしょう。

    焼肉屋さんでチヂミといえば前菜扱い。
    けれどココでは堂々、メイン料理の扱いでボリュームタップリ。
    焼きあげるのに時間がかかるということもあり、まずはビビンパがやってきて、それから遅れてチヂミが来ます。
    まるでビビンパが前菜でチヂミがくるまでのとりあえずって感じがするのもオモシロイ。

    タップリのネギ。
    生地で包み込まれてなかば蒸し焼きのようになっていて、中はトロトロ、外はシャキシャキ…、歯ざわり見事。
    イカのゲソがたくさん入ってて、それがコリコリクニュクニュ奥歯にたのしい噛み心地。
    うま味もズッシリでてくるし。
    生地自体はスベスベしてて、ツルツルやさしい。
    焦げた端っこだけはサクサク。
    いろんな食感が一度に口にやってくるのがとてもたのしく、歯がおいしさをまっさきに感じる料理も悪くないなぁ…、って思ったりする。
    ほどよき量にほどよきおいしさ…、のんびり仕事をいたしましょ。



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    やっぱり体の調子が悪く、このままぼんやりしていたらご飯を食べずに今日一日が終わりそうだと、それで友人に来てもらって一緒に食事をするコトにした。
    de6a8698.jpg家の近所に先日できたばかりの中国料理屋さん…、「華縁」と言う店。
    香港料理と銘打っていて、去年できたばかりの新記も香港料理のお店で、ココの2軒隣には中国料理の南昌飯店があってなんだかこの界隈、中華料理の激戦区の様相を呈しはじめた。
    もともとこの場所、回転寿司のお店があってそこも結構繁盛していたのだけれど、回転寿司のお店としてはちょっと小さくそれで閉店してしまった。
    閉店してから3年くらいかなぁ…、後継テナントがつかずずっと空き家になってた。

    c66fc222.jpgどんなお店かやってきます。
    飲み放題や食べ放題の看板を出し、それを売り物にしようとしている。
    けれどさすがに日曜の夜。
    やってきてるのは近所のファミリー客。
    だからさすがに食べ放題は食べてる人はいないけれどとても賑やか、ワクワクします。
    そんなにお金をかけてはいないのでしょうけど、写真にすると豪華に映る。
    壁紙と照明効果でありましょう…、店全体が黄金色にかがやいているみたいな感じ。

    料理をとってためしてみようと、それでエビマヨ。
    ガラスのお皿にツヤツヤとしたエビがゴロゴロ。
    衣をまとってサクッと揚がる。
    ポッテリとしたフリッタ状の衣にビッシリ小さな気泡があいていて、そこから味がグイグイ入っているのが見える。
    ケチャップ。
    それからマヨネーズ。
    コンデンスミルクをタップリ使っているのでしょうネ…、甘くてそれがツヤツヤとした艶を出してトロンとなめらか。
    食べるとまずはサクッと衣が歯切れて、それに続いてプチュンとエビが前歯ではじける。
    エビは最近、多くみる加水がおおいプリプリエビで、それがちょっと違和感あるけど味はキチンとしっかりしてる。

    0a80b798.jpgところでここのメニュー。
    写真を使った立派なメニューブックで、グランドメニューにランチメニュー、ドリンクメニューとどれもキチンと作りこまれているのがスゴい。
    これだけ見るとチェーン店のようで、後で調べてみたら立川に本店があり、中央線の沿線に支店がいくつかあるようでした。
    支店というより、このメニューやお店の名前をみんなでシェアするような店の増やし方をしているのでしょう。
    オモシロイ。

    サイドの料理をいくつかたのんだ。
    まずは押し豆腐のネギ油和え。
    コツコツ歯ごたえが印象的な、豆腐ででてるはずなのにアルデンテの麺を食べてるみたいな食感のコレ。
    塩と油、それに鶏のスープのうま味と香り。
    キュウリとネギの歯ごたえが、シャキシャキコリコリたのしくて中華料理の定番中の定番料理。
    それがシッカリおいしいのっていいなと思った。
    それから餃子。
    メニューで見ると写真が凍った餃子を焼いたように見えた。
    けれどやってきたのはキチンと手作り…、プルプルとした皮と中にギッシリ詰まった肉がジュワッと肉汁たっぷり…、なかなかおいしい、いい感じ。

    〆の料理を麺とご飯でひとつづつ。

    ad12a794.jpg焼いた土鍋にご飯を入れて、まわりに油を注いてバチバチ、焦がしたとこにあんかけ料理をのっけて食べる土鍋ご飯。
    あんかけ料理は茄子と野菜の味噌炒め。
    やってきたときには味噌の色が黒黒してて、味が濃いかと思ったけれど実際食べると、これがおいしい。
    辛さがやさしく味噌のうま味がすべての味を下支えする。
    食べ終わるまで熱々状態が持続して、しかも土鍋に触れたご飯がカリッと揚がったように焦げていく。
    茄子のシットリ、クワイがサクサククニュンと独特のハリがあるフクロタケの食感にぎやか。
    筍にエビ、豚肉、それからイカと具材が豊富でこれはご飯の料理というよりご飯も一緒に食べるコトができる野菜の料理って感じがします。
    野菜不足のおじさん的にはいい感じ。

    海鮮そばをとってみたらば、塩味スープにアサリやエビ、ホタテにイカとたしかに海鮮具材がタップリ。
    海の幸からにじみ出てきたうま味がスープをおいしくさせる。
    麺がツルツル、スベスベしすぎて味をすくいあげないところがちょっと残念で、でもスープと思って食べると旨い。
    中国人のスタッフさんがとても元気でニコニコしてて、何かたのむとみんなが一斉に「ハイッ」て元気に返事するのがとてもステキでオキニイリ。
    次は大人数できてあれこれと料理をたのんでみようかなぁと思ったりした…、なにより街がにぎやかになっていくのはステキなことでございます…、ありがたい。



    ところで昼間、NHKアーカイブスって番組で「新八犬伝」をとりあげていた。
    辻村ジュサブローさんが操る人形が演じるドラマで、当時、このシリーズが何年も続いたものです…、ちょうどボクが中学生ぐらいのコト。
    夕方の晩御飯が始まる直前の15分間がとてもたのしく、待ち遠しくて今もとてもなつかしい…、それで見入っていたのですけど、ドラマの進行役を講談師よろしくテキパキしていく坂本九ちゃんの上手さに今更、ビックリしました。
    その劇中歌、「夕焼けの空」って曲でちょっとウルッときましてそれで音源はりました。
    分かりあえ勇気づけ合うことができる仲間がいるってステキなことって思いますです、明日は仕事をガンバロウ。
     

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    お腹にガツンと、元気が響くようなご飯をたべたくて…。

    de0a4807.jpgガパオライスを食べることにした。
    移動の途中の新宿の駅。
    駅ビルをなす商業ビルの地下にある「カオサン」っていうタイの屋台料理が
    気軽に食べられるお店に来ます。

    ベトナム料理のレストランって、当たり外れル。
    同じ料理がお店によって、まるで違った味付けやそもそも違った料理になってしまったりする。
    そもそも味が繊細で、ちょっと間違えると物足りない味になってしまう上、味の基準が確立してない。
    その点、タイの料理はパキッと鮮やか味でどこで食べても安定してる。
    当たり外れが少ないのです。
    戦火に翻弄された国と、平和で安定していた国の料理文化の深さの違いを感じたりする。
    そんな昼。

    この店をやってるティヌーンって会社は今や、東京の街を代表するようなタイレストランで、ここの味がスタンダードになってしまった感すらあります。
    特にここのガパオライスは、辛さ、香りともに強烈、力強くて元気がでます。

    細かに刻んで挽き肉になる一歩手前の鶏肉に、タケノコ、シイタケ、ネギタップリ。
    赤唐辛子を山ほど入れて、ニュクマム風味にジャジャッと炒める。
    それをパラパラ、軽い食感に炊き上がったジャスミンライスにかけまわす。
    香りに香りが混ざり合い、首から上が東南アジアの香りにポワンと包まれる。

    6de62b5d.jpg普通はここに目玉焼きがのる。
    日本の人の好みにあわせた半熟卵で黄身を溶かすと辛味がおだやかになる。
    と、そういうけれどせっかくキリッと鋭く尖って鮮やかな辛味を丸めてどうするものぞ。
    何より半熟玉子は好きじゃない。
    だから固い玉子を作ってくださいなとおねがいすると、油で玉子を揚げてくれるのでありまして、白身がチリチリ茶色く焦げてレースみたいに仕上がってくるのが、もうウレシイ。
    白身がサクサク、黄身がねっとり。
    鶏の辛さやご飯のかわいた食感をジャマせぬ控え目、アリガタイ。

    ただこのご飯。
    タイのレストランでは「チキンバジルライス」って言う名前。
    炒めものを作るとき、フレッシュバジルをタップリ使って、緑の香りをたのしませるのが一般的で、けれど日本のハーブは高い。
    だから節約するのでしょうね。

    かつて御茶ノ水にJALの関連会社が経営してたティエンドンってお店があって、JALの貨物便で日々運ばれる東南アジアのハーブや野菜がお代わり自由で食べられた。
    料理自体にもふんだんにハーブが使われ、体の中が洗われるような健康的でたのしい料理を楽しめた…、のだけどその贅沢も泡と一緒に消えちゃった。
    今だにそこを超える東南アジア料理のレストランをボクは知らない…、なつかしい。

    ハーブの代わりに千切りレタスと、ニンジン、キュウリを巻いた春巻き。
    クニュクニュ皮が食感たのしく、気軽につまめるサラダな感じ。
    スイートチリにニュクマム、それから砕いたピーナツが風味と食感そえておいしい。
    辛味に塩味、いろんなスパイス。
    舌の上が騒々しくなるところでコクりとスープを飲みます。
    鶏のうま味と塩をたよりのすっきりとしたスープでこれがスキッと舌をリセットさせる。
    テーブルの上のお酢を少々…、砂糖をサラッと加えて味にコクを出す。
    東南アジアの料理は寛容。
    多彩な調味料を自分勝手にくわえて好みの味で食べてね…、と推奨されてて、あれこれ試す工夫がたのしい。

    822ef91b.jpgこれにデザートがつき一揃えとなる今日のランチ。
    これの他にもレッドカレーや好みのスープ麺を選べるセットもあったりしたけど、ビリッと目眩するような辛さは、これが随一。
    食べてるうちに、ダラダラ頭のてっぺんから噴き出すように汗が出る。
    でぉその汗がサラッとしてて爽快なのがウレシくて、しかもこれだけデザートがつく。
    辛さで疲れた舌を癒やしてくださいな…、ってコトなのでしょう。

    タピオカミルク。
    しかも黄色いツブツブが小さなタピオカの粒に混じって浮いていて、これは何か?とみてみれば、スイートコーンでございます。
    たしかにコーンは糖度が高くて、フルーツよりも甘い品種があったりもする。
    けれどこうして本当に、甘いデザートに浮いてるとちょっとビックリしてしまう。
    これが浮いてる白いスープが、果たして甘いのか?
    もしかしたら豆乳みたいな味なのかも…、って勘ぐってしまう程に以外で、ワクワクドキドキひとくちすする。
    食べるとなるほど、納得します。
    プルプル、クシュクシュしたスイートコーンと、プリプリツルツルのタピオカという近くにあって、けれど異なる食感が口の中でたのしく爆ぜる…、オモシロイ。

    ところでココのこのトレー。
    ところどころがペンキが剥げたトタンのようにみえるんだけど、透明のプラスティックにペンキで模様をかいている…、でもこうやって写真を撮るとなんだか本当の屋台で食べているような、そんな気持ちになってくるのがオモシロイ。
    ゴキゲン女子に混じって汗をヒーハーかいて、さてさて仕事…、がんばろう。



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    夜はたのしくどうにもこうにも止まらない…、中野で帰ってしまうのもちょっとさみしくそれで一駅、西に向かって逆走をする。

    58d4a32d.jpg中野の隣の高円寺。
    駅前広場から路地を入っていくとちょっと怪しげなるビルがあり、その一階に小さなレストランがひしめき合ってる。
    どのお店も10席くらいから30席ほどの小ささでスタンドバー風のカレー屋さんとか、パテの店とか一癖、二癖ある店ばかりでワクワクしてくる。
    その一軒。

    チョップスティックって言うベトナム料理のお店があって、ひさしぶりに覗いてみます。

    東京に数あるベトナム料理屋さんの中で唯一「生のフォー」を使って商売しているお店でそれがおいしい。
    悶絶レベルのゴチソウで、それを〆にと来てみたのだけど、やっぱりココでもちょっとつまんで、酒にする(笑)。
    まずは揚げ春巻きをたのむと注文してから春巻きをくるみはじめる。
    当たり前のコトなんだけど、大きな店ではくるんでおいて、それから揚げる。
    だから皮がパリッとあがらぬところが多い。
    ココの春巻き…、まるでレース編みで作った皮じゃないかしらって思うほどに皮が細かく破裂して口に入れるとそこがサクサク、儚くほぐれておいしい、おいしい。
    葉っぱにパクチータップリそえてくるんで食べると口やお腹がスキッとリセットされる。
    次の料理にダイブイン!

    d6a97bec.jpgベトナム風の牛筋カレーっていうのがある。
    トロトロになるまで煮込んだ牛すじを、ココナツ風味のカレーで煮込んで、それをなんとバゲット浸して食べるんだという。

    フランスの植民地だった時代の名残。
    ベトナムに行くと一番人気の屋台は、フランスパンでナマスや肉を挟んだバゲットサンドイッチだったりするのが、エキゾチックでおもしろかったりするのだけれど。
    さすがにカレーをバゲットで食べる食べ方ってはじめてでした。
    一口大に千切ったパンにカレーをタップリ吸い込ませ、食べると、あああああ!
    後から後から辛さが次々、襲ってきます。
    首から上がまるで南国。
    赤道直下の太陽に照らされてるみたいな感じがしてくる。

    カレー自体が旨いのです。
    ココナツミルクの甘味と香り、そこに牛肉スープのうま味。
    それをスパイスがキリッと引きしめ、ご飯で食べても旨いだろうなぁ…、とそれでご飯をもらってカレーと一緒に食べる。
    するとおやまぁ、不思議なコトにご飯と一緒に食べると辛味が穏やかになる。
    多分、ご飯の甘みやみずみずしさが辛味はやさしくさせるのでしょう…、パンで食べると辛味がそのまま直接舌の上に乗っかる感じがいいのでしょうネ…、酒のつまみの料理になってる。

    f244207c.jpgそしてフォーを2種類とります。
    一つは幅広のフォー。
    それをクリアなスープの中に入れ、クツクツ煮込んで鍋焼きうどんのようにしたモノ。
    キャベツや玉ねぎ。
    ニンジンなどなど野菜がタップリ入っててその食感はトロンとやさしい。
    スープは甘くて上等で、幅広フォーをツルンと食べると、これがムチムチ。
    しかも歯ごたえシッカリしてて、やわらかなのにハリがある。
    粘らずスルンと喉にやさしく流れこむ、なんておいしい。

    生のフォーって、ボクらがいつも食べてる乾燥フォーとはまるで違った味わい。
    なにより食感たくましく、なのにツルンとなめらかなとこにウットリします。

    それからもひとつ、牛肉フォーをたべてみると…、と。
    腰が抜けるほど、これがおいしく、さっきまであれほど旨いと食べていた鍋焼きフォーに気持ちが剥かなくなるほどの味。
    スッキリとした鶏のスープに、牛肉の脂のうま味が混じってスキッと透明なのにまるでとろみをもって麺に絡み付いてくるよな感じがしてしまう。
    葉っぱにパクチー。
    それがシャキシャキ、フォーにからんで食感にぎやか。
    細くてツルンとスベスベしてて、見た目はやさしく履かないように見える麺が、舌にヌルンとからみつき存在感が抜群なのがなんともステキでハマってしまう。

    ひさしぶりに来たこのお店…、昔、来ていたときには昼にばかりきていた。
    お昼に来ると食堂風で、それはそれでいいのだけれど、夜にやってくるとまるでアジアの屋台で食べてるようなドキドキワクワクが一層おいしさ盛り上げる…、動画を一枚。



    ここのお店の公式ホームページに貼られたお店の紹介動画なんだけど、なかなかいい感じでお店の雰囲気伝えています。
    とは言え実際やってくると、こんな程度じゃないというのがわかろうものです。
    わかりにくって夜になると真っ暗になる路地の先。
    しかも屋台で食べてるみたいなこんなところに10時すぎても次々人がやってくる…、みんながたのんで食べてる料理がみんなおいしそうに見えてなんだかなやましく、あれも食べたい、これも食べたい。
    また来なくっちゃって思って時計をみると、おじぃちゃんの寝る時間(笑)。
    名残り惜しくも退散しました、金曜の夜の腹がよろこぶ大騒ぎ。



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