たのしい打ち合わせのお共にと弁当買って昼としました、志乃多の折り詰め。
「世界の味・日本の代表」と書かれたロゴにハイカラさんのような格好の女性が描かれた包装紙。正真正銘、目の前でできている寿司。無言でモクモクと作っている苦みばしったおじさんが、ニコッとしながら「茶巾の詰め合わせですね」と言って自ら折りに詰めていく。
チャチャッと作ったその折り詰めを、はいよ、と下働きの若い衆に手渡して、それがみるみる、キチッと包まれ出来上がる。
いつもは買わぬ、茶巾の入った寿司折りにする。
昔は茶巾の甘ったるさが好きじゃなかった…、けれど食べ慣れてくと、玉子が甘くはあるけれど、甘ったるくはない程よさで、しかも中に具材がギッシリ。
大阪寿司の中でもかなり、色鮮やかで華やかな味、そして食感、気に入った。
茶巾一個と、太巻2切れ、それに志乃多が3つ入って一揃え。
名物の志乃多とかんぴょう巻きの詰め合わせは、色が茶色くとても地味。お世辞にも色っぽいとは言えないけれど、茶巾が入るだけで色っぽくなる、オモシロイ。
ちなみにココの茶巾の中は黒いです。
黒ゴマと海苔で黒くなっているのでありましょう。そこにカンピョウ。穴子に大正海老。具沢山で、しかもそれらが見事にひとつにまとまっている。
ご飯そのものがギュギュッと硬くまとまってなく、包んだ薄焼き卵を剥ぐとパラッとご飯がきれいに散らかる。味そのものは押し寿司みたいな感じなんだけど、この散らかる感が茶巾の独特。薄焼き卵がフッカリしてて、とても軽やか。
シャキシャキとしたレンコンの食感たのしいお稲荷さん。甘く煮こまれたお揚げがシットリ、口が潤うゴチソウで、午後の元気ができるよう。太巻寿司のキュウリのシャキッと緑の香りが、口をスッキリ洗ってくれる。お腹がホッと落ち着いた。
ところでかなり考えさせられる動画を一本…、オランダに本部を置く環境保護団体が作った啓蒙ビデオなんですけれど、わかりやすくてしかもジンワリ響きます。
HACKING DISNEY from STUDIO SMACK on Vimeo.
ディズニーの長編アニメーション映画「ライオンキング」の、オープニングシーンから、ユックリ、動物だけがいなくなってしまう内容。
自然が破壊され、あるいは直接的に人間によって乱獲されて動物の種は驚くほどのスピードで減っているんだという今の地球の哀しい現実。
人間だけが不自然な淘汰の例外になるのだとは到底思えぬ、なやましい。[4回]
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