昼を北青山にて…、あんまり時間がなくってそれでパリヤにやってくる。
デリレストランというジャンル。
青山通りの紀ノ国屋さんの裏っかわにあって、まず雰囲気がちょっと変わってる。
開店当初はアバクロみたいな店だった。
黒くて、暗くてドラムンベースの音がドンズコ鳴り響いてて天井の高いクロームハーツのお店の中で食事をしているって感じのエッジのたった雰囲気。
ひさしぶりに来てみたらちょっとイメージ変わってて、アバクロンビーの兄弟ブランドのホリスターのお店みたいになっていた。
クラブっぽい音がしているのは昔の通り。
システムだって変わらず昔のまんまであります。
セルフサービス。
カウンターの中に料理が並んでて、そこから主菜を一種類。
副菜ひとつ、サラダをひとつ選ぶというスタイル。
それぞれ5種類ほどの料理が用意されていて自分好みの定食風をしつらえたのしむコトができるようになっている。
そうそう、それからご飯も三種類から選べます。
白米、玄米、季節のご飯。
このあたりは、ご飯を売り物にする今どきカフェとか、食堂風のレストランとかのデフォルトですか。
お店の入り口部分に男性スタッフが立っていて、何名様?って聞いてくれます。
それからテーブル探してくれて、あちらでどうぞと案内をする。
このあたりも、他のデリレストランと違ったところ。
料理を買って座るところを探して右往左往っていうのがないので安心。
日本離れを感じます。
お店の中はほぼ女子です。
ランチタイムをはるかに過ぎた、おやつどきに近い時間に大混雑で大テーブルのところに一席。
椅子が残っていてそこに。
背筋の伸びた女子に混じってするランチ。
なんだかちょっと緊張します(笑)。
主菜は「揚げた椎茸しんじょうのチリソース和え」という料理。
しいたけのカサの裏側にタップリ、えびのすり身を詰めて、ピンポン玉くらいの大きさボール状にしてシッカリ揚げて、海老チリソースのような味に仕上げたモノ。
噛むとプチュンとえび独特の噛みごたえ感…、それにムチュンとしいたけらしい食感がきてスパイシーなチリのソースが食欲そそる。
これに限らずここの料理はアイディアあふれるたのしい料理。
ちょっと変わったモノが大好きな青山的なる人にピッタリ。
例えば副菜でとった膾は、切干大根と柿をつかったコリコリ、クシュクシュ歯ごたえたのしくさっぱりとする味わいのモノ。
サラダはレンコン。
軽く茹で上げカリカリとした歯ごたえ残したレンコンに、サワークリームと豆腐をあえたペイストをタップリまとわせ仕上げたモノ。
添えたエンダイブがみずみずしくて、食べたお腹がみずみずしくなる。
モッチリとしてしかもホツホツした玄米。
スープは唐辛子をくわえて作ったアジアン味噌汁というたのしい提案。
料理好きさんがすぐにためせる簡単レシピで、しかもちょっと気がきいている…、こうしたところが人気の秘密なのでしょう。
ただかつてもっとボンヤリしてた厨房設備周りにドリンクバー用のディスペンサーが並んでいたりシステマティックになってしまったところはちょっと残念かなぁ…。
デリレストランとかカフェって場所には素人くささが必要で、業務用の製品が眼に触れるようになった途端に夢が壊れる…、バランスかなりむつかしい。
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それからちょっとお茶を飲む…、気になっていたお店が近所にありまして。
「デイルズフォード・オーガニック」って言う英国からやってきたオーガニックにこだわる食料品店(アンド)カフェレストランっていうお店。
1Fがカフェと食料品店、2Fがレストランという構造で、レストランではオーガニック素材を使った料理が終日たのしめるという。
レストラン付きのディーンアンドデルーカという感じでしょうか?
ニューヨーク的ではなくて、ロンドン的。
ディーンアンドデルーカが都会的な雰囲気だとすれば、ココはほんの少しだけカントリーサイドなイメージで仕上げられてて、そこにオーガニック性を見出してくださいというコトなのでありましょう…、けど、肝心の食料品店の品揃えがまだまだ貧弱。
ディーンアンドデルーカもニューヨークのお店に比べてみれば、生鮮食品がまるで揃っていなくって、日本の食品の流通ってそれほど難しいと言うコトなのでありましょう。
カフェでのんだエスプレッソもニンジンの根っこを煎じて飲んでるみたい。
ボクはちょっと苦手かも。
レストランを利用してみて、どんな具合か判断をしてみるつもりです…、また来ます。
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