昨日の夜に続いてお肉…、肉付き女子と一緒に表参道のバルバッコア・グリルに来ます。
串刺しにした肉をコンガリ焼きあげる特別な調理器で仕上げた肉が次々、運ばれてきてお腹一杯になるまで心置きなく食べ続けられる。
座ったままで向こうから肉がやってきてしまうという、肉の天国…、おなか周りを気にする人にとっては地獄…、今日はみんなでニッコリ肉天国にまいりましょうと。
かなり人気があるようで、予約はちょっと取りにくかった。
オープン直後の早めの時間だったらなんとかなりそう…、それで開店と同時にきます。
ボクたちだけじゃなくて他のお客様たちも続々お店に集まってきて、さぁ、肉を心置きなく食べてやるってゴキゲンにして前向きなエネルギーを発散してる。
さて、いただきます。
まずは野菜を…。
お店の真ん中にバフェカウンターがしつらえられてて、そこにサラダや野菜がタップリ並ぶ。
肉を食べる前のお腹の準備運動。
あるいは、肉と一緒に栄養バランス整えるため。
まずはあれこれ、気になったモノをお皿に飾る。
ひさしぶりに来たこのお店。
このバフェカウンターの料理や素材がレベルアップしていてビックリ。
葉っぱ野菜や根っこ野菜の野菜自体のクオリティも見事で新鮮。
ただそれだけじゃなく、野菜を使った料理がたくさんあるのがステキ。
キャロットラペや、軽くソテしたヤングコーン、ヤシの芽をオイル漬けにしたモノや、あるいは茄子の蒸し焼きなどなど。
生の野菜ばかりを食べると、飽きるしなにより体が冷える。
その点、こうして料理になった野菜がたくさん並んでいると食感、味わい、それに見た目も変わってたのしく食欲がわく。
ドレッシングやソースを使わず、野菜を他の野菜の味を借りて味わう。
野菜の味がそのまま口に広がっていくのがなんともステキ。
枝豆の甘さや、オリーブオイルに漬けたドライトマトの酸味や甘みが、ただの野菜を味わい豊かな料理にかえておいしくさせる。
体が野菜を求めているのに違いなく、なおさら野菜がおいしく感じる…、オゴチソウ。
表が緑で、裏が赤という丸いプレートがテーブルの上に置かれてて、緑の面を上に向けたら「肉を食べたい」の合図でござる。
一旦、それを表にしたら裏返すまで次々、肉をもったスタッフがテーブルに来て肉を置いてく。
さぁ、スタートでございます。
いろんな部位の肉が次々やってきます。
ボクらはテーブルで肉がくるのをまっているだけ。
大きな肉の固まりは、丸いまな板と一緒にトレーに乗せられて、恭しく捧げられつつやってきる。
ソーセージや鶏のドラムのような小さなモノは大きな串にさされたままでと、やってくる様もとりどりでまるで肉のパレードみたいでなんだかたのしい。
同じ牛肉でもパーツが違うと味や食感、風味がまるで違って感じる。
例えばランプ。
赤身が強くて焼けると肉の繊維がバッサリ口でほぐれる感じがまるでフレッシュなコーンビーフ。
リブは脂がのっていて、噛むとくちゃっとゼラチン質が粘って唇、ネットリさせる。
塩をタップリつけて焼いたヒレ肉や、細かく刻んだニンニクをつけて焼き上げたガーリッキーなハラミのステーキ。
肉それぞれの味を比べて好きなモノだけおかわりしていく、肉好きさんにはたまらぬ食べ方。
ソースは酢漬けの玉ねぎと、醤油ベースのガーリックだれ。
焼肉なんかと違って肉の風味や味が直接的に口に広がる、肉を食べてる気持ちになれる。
豚肩ロースや、牛の肩肉。
鶏のハツとかラムとかクセの強い肉。
それぞれおいしく、それぞれたのしく、けれど中でも一番好きだったのがピッカーニャ。
日本でイチボと言われるところ。
牛のお尻と腰の境目にある赤身の肉で、焼くとシットリ。
歯にまとわりつく粘り気があり、内臓に近いところにあったからでしょう…、軽い内臓臭がするのがまた旨い。
ブラジルでは一番人気がある場所なんだといわれて確かに、いくら食べても飽きないおいしさ。
いくらだって食べられる、サッパリとした味もなるほど良い感じ。
肉以外にもあれやこれやと。
例えばチーズ。
四角く大きなプロセスチーズを遠火の直火でコンガリ焼く。
すると周りの部分が焦げて、パリッと角質化して焼けていく。
風味豊かで香ばしく、食べるとトロンとなめらか。
お腹がちょっと重たくなったところでパクリと焼いたパイナップル。
みずみずしくて、噛むと口がスッキリリセット、口だけじゃなくお腹が酸味で驚いて動きはじめて次の一口おねだりしてくる。
バフェの一角にラザニアだとかフレンチフライのコーナーがあり、それをもらって食感変える。
フレンチフライは揚げたてでなくちょっと残念…、けれど油の風味が食欲そそり肉がタップリ入ったラザニアはそれで十分、お腹をドッシリ、膨らます。
食べはじめてから2時間というのが所定の時間。
でも1時間とちょっとでさすがにお腹がくちくなってくる。
緑の札を裏返し、赤色にしてお腹いっぱいの合図をします。
それからデザート。
これは別腹とソフトクリーム。
ひんやりとし、喉やお腹を明るくさせる、熱いコーヒーもらって今日のランチとします。
腹いっぱい。
それにしてもこの店。
たしかに満席。
スゴいニギワイにビックリします。
ランチとしては決して安い値段ではない…、けれど値段をはるかに上回る価値があるからなのでしょう。
女性だけのグループ客や小さな子連れのファミリー客、それから場所柄、外人客と多様な人がみんなニコニコ。
ワイワイ会話をたのしみながら、お腹にお肉をおさめてく。
あぁ、にぎやかでしかもこうしてシアワセな空気がここの一番ステキなゴチソウなんだと思っていたらお誕生日を祝うセレモニー。
従業員が何人か集まり「Happy Birthday」の歌を歌ってお祝いはじめる。
誕生日を祝うにあたいするお店ってステキなお店なんだろうなと、そんなコトを思っていたら別のテーブルで同じようなセレモニー。
それから10分ほどの間に5回もおんなじ歌を聞く。
ステキなお店であることの証を聞きつつ、同じテーブル囲んだ人たち…、「サカキさんにもあの歌唄ってもらいましょうか」って言うからちょっと恥ずかしくなり、急いでお店を後にする。
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