朝から渋谷で仕事があって、それでちょっと来てみたかったお店に来ます。
「レムソンズドッグ」っていうホットドッグの専門店。
11月のはじめにオープンしたばかり。
原宿の渋谷より。
明治通りに面してあって、白いテントが張られたお店は遠くからでもよく目立つ。
ところが近づいてみるとスゴクちっちゃい。
明治通りに斜めに交差する路地が作った三角形の敷地に店を作っているので、驚くほどに薄っぺら。
正面から見たお店の3分の1ほどは壁でしかなく、実際、厨房機器がおかれた場所は屋台くらいの大きさしかない。
極小住宅…、しかも変則的な敷地に建てた住宅みたいな造りでなんだかたのしい。
チェーン店とか会社が絶対出そうと思いもしないロケーション。
おしゃれなゲリラな感じがたのしい。
客席部分は全部屋外。
大きなテントで覆われた立ち食い用のテーブルと、ガーデンチェアとテーブルがおかれで全部で14、5人は集まることができるでしょうか…。
ちょうどボクがきたときに、近所のオフィスの外人さんが立ってホットドッグをおいしそうに食べていた。
原宿ってこの街は、おしゃれな立ち食いが似合う街です。
ボクも立ち食い…、おしゃれをよそおいパクリとやった。
ハワイのレストランシェフ「ジョージ・レムソン」って言う人のレシピを使った、ホットドッグなんだっていう。
どのレストランのどんなシェフだかよくわかんないけど、まぁ、それはそれ。
メニューはホットドッグとチーズドッグ。
それに最近、はじめたというアボカドとチリをトッピングした3品だけで、それ以外はソフトドリンクという構成。
アメリカにあるサンドイッチの屋台のようで潔い。
で、その潔さも頷けるほどホットドッグは見事で旨い。
チーズドッグをとったのだけど、ドッシリとしてボリューム感も満点で、ズッシリ重い。
注文してからトースターで、こんがり焼いたロールブレッド。
それがそもそも大きいのに、そこからはみ出すソーセージ。
しかもテーブルの上に置くと、ロールブレッドが口を開いてしまうほど太くて贅沢。
そこにたっぷりみじん切りにしたピクルス、そしてオニオンがのる。
トッピングというよりまるで、それら自体が料理の一部をなしているほどタップリ。
パンからはみだしホットドッグを包んだ紙にちらかる様が、あぁ、アメリカだ!ってニッコリとなる。
チェダーチーズもタップリで、朝のお腹に十分すぎるボリューム感。
カプリと口に放り込むのに難儀します。
普通ホットドッグは口にをまっすぐ入れて噛む。
ところがこれは、口をかなり大きくあけないと入ってくれない。
だから斜めからカプリとかじって味わうコトになるのだけれど、そのためかじる角度でいろんな味がたのしめる。
ソーセージが大きいところや、パンがフカフカ存在感を発揮するとこ。
ココのパンはちょっと甘めで、フカッとしてるけどスパスパ唾液を奪わない。
豚肉と牛肉の合挽き肉で作ったソーセージ。
白くてプチュンと歯切れやさしく、前歯になめらか。
肉汁ジュワっとタップリでしかもひき肉のきめがこまかくムチュンとまるで肉で作った練り物みたいな食感がある。
スパイス臭さや、脂の風味をあまり強調しないで作った食べやすくっておいしいソーセージに、カサカサとした玉ねぎや刻んだピクルスの食感にぎやか、おいしいステイなアクセント。
刻んだ玉ねぎはみずみずしくて、トーストをしたロールブレッドの乾いた食感、なめやかにする。
ビリッと辛味がほどよくあって大人のゴチソウ…、オキニイリ。
エスプレッソやコーヒーをテイクアウトしていく人もかなりいる。
朝の飲み物を何にしようか…、と思ってたのしいメニューを発見。
オレンジティーって商品で、どんなのかしら?と思ってたのんだら、アイスティーの上に分厚いスライスオレンジが2枚のってる。
オレンジの香りと酸味、それに甘みがユックリ紅茶に移って朝の喉が潤う感じ。
ところでこの店…、コンディメントと呼ばれるさまざま、ケチャップだったりハニーマスタードが自分で好きなだけトッピングできるようになっている。
厨房の脇にカウンターが作られていてそこにズラッと並んでる。
ケチャップが入った大きなディスペンサーが、アメリカだよなぁ…、だってアメリカの人にとってケチャップは日本の醤油と同じくらいの位置づけで、レバーを押すとビックリするような分量がブチュッとでてきて、ホットドッグがアメリカ色になっていくのがオモシロイ。
厨房の中でこれでもか…、って量がのってくるオニオン、ピクルスも追加でのっけるコトができるところもステキ。
おいしくたのしく、しかもがんばれ!って応援しちゃうニューフェイス。
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