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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    そして土曜日、ゴールデンウィークのはじまり、はじまり…、ユックリ朝でも食べましょうかと目を覚ましたら朝寝坊。
    お昼どきから約束があり、そのまま移動で有楽町…、ランチをとります。
    srepublic.jpgシンガポール・シーフード・リパブリックって言うお店。
    シンガポールにある有名レストランがそれぞれレシピを出しあって、日本にやってきたお店で品川の旧パシフィックホテルの敷地の中にまるでシンガポールのラッフルズホテルのようなビルを作って一号店を開業したのが5年ほど前。
    その支店が有楽町のビルの中にでき開店以降、ずっとランチのバフェが人気。

    c46af67f.jpeg今日もシッカリ予約をし、ランチタイムが始まるとほとんど同時にやってきたらば最初はさすがにガランと静か。
    有楽町の駅をはさんで交通会館、それから皇居をのぞむ眺めのキレイなフロアー…、高い天井の下にズラリとテーブルが並ぶ姿がまるで高台にあるリゾートホテルのテラスレストランのような雰囲気で気持ちが明るくなってくる。

    料理をまずはいくつかお皿に並べて試す。
    ココの一番の売り物がカニをスパイシーなチリソースで炒めた料理、チリクラブ。
    お店のロゴにもそのカニが使われていて、ここの店頭にも、活きたカニがゴロゴロ転がるショーケースがある。
    このロゴ…、かつて赤坂にあった東京ジョーズが使ってたストーンクラブのロゴにも似ていて、ちょっと笑った。

    そのチリソース。
    さすがにバフェの料理だからカニの肉は入ってないけど、甘酸っぱくてしかもビリッと辛くて食べた瞬間、強いうま味が口に広がる。
    それをパンにつけて食べてという提案で、パンのみならず、料理やご飯、あるいは焼きそばと味が足りそうにない料理には積極的にバサバサかける。
    エキゾチックな香りと風味が口いっぱいに広がって、東南アジアな味にウットリ。
    シンガポールの料理は中国、インドネシアにマレーシア、或いはインドや中近東の料理の香り、味わい、スパイス使いが見事に一つに交じり合う食べてて飽きないオゴチソウ。

    009d15b4.jpegキャロットケーキっていう、大根餅のような根菜類のでんぷん質を固めたモノとモヤシやネギ、あるいはキノコをザザッと炒めて玉子でとじたシンガポールの屋台料理を代表するモノ。
    小さな魚をフリッタにしたモノに、サンバルソースをかけたモノだとか、たのしくおいしい料理があれこれ。
    どれも熱くて蒸し暑いシンガポールならではのメリハリがあり、けれどどこかやさしい味に食欲グイグイ湧いてくる。

    中でも海南チキンライス。
    鶏の蒸し方、薬味の醤油やチリ、ネギなどもキチンと味わい本格的で、お皿に盛ってソースをキレイにかけまわしたらおしゃれな料理になるのがたのしい。
    この蒸しどりのスープで炊いたジャスミンライスがとてもおいしくパラパラカラカラ、口の中を転がり回る軽さがおいしい、オキニイリ。

    それからインドネシア風のビーフカレー。
    中国風に細かく肉に包丁をいれ、油と一緒にグイグイ揉んでやわらかくした牛肉がゴロンゴロンとタップリ入って煮こまれている。
    すっきり辛く、ヌクマム風味がほんのり漂うサラッとスープのようなカレー。
    ジャスミンライスの相性がこれまた抜群、食べ始めると止まらぬおいしさ。
    ナシゴレンもおいてあったけど、そちらは残念、日本のチキンライスのような甘酸っぱさが本場的とは違ってそれより、やっぱり今日はジャスミンライス。
    首から上がタイ米独特の香りに包まれてしまうんじゃない?って思うほどに何度も何度もお替りをして、堪能しました…、かなりご機嫌、大満足。
    2ad899b6.jpegヌードルカウンターっていうのがあって、そこでたのめる麺が二種類。
    ひとつはシンガポールのソウルフードのラクサヌードル…、チキンベースのスープの中にチリとヌクマム、ココナツミルクと甘くて辛い、しかもすっきり、食べた後に辛さや甘みがあとをひかないさっぱりとした食べ心地。
    それからもひとつ、豚ひき肉を甘辛炒めにしたものをフォーにのっけて混ぜて食べる和え麺スタイル、このひき肉がレモングラスの風味をまとって食べるとすっきり。
    エビのうま味をうつしたラー油をタップリかけるとお腹の中に風が吹く…、そんなさわやか、麺をあらかた食べたらそこにジャスミンライスを入れるとこれまたおいしかったりするオモシロさ。
    サラダに中華風の野菜炒め、それからデザート、ほどよき種類の料理が揃い、90分の制限時間一杯たのしみ、お店を後にする頃には待ちの行列…、また来よう!



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    昼を銀座…、漢城軒という焼肉店で肉を焼く。
    kjk.jpg場所は有楽町の駅近く。
    高速道路の高架の下を使った商業施設「ウィンズ」ってところの2階の奥…、高架下に二階分のテナント施設ができるというのもビックリだけど、この場所、どのテナントもシッカリしてて長続きしているところにまたビックリ。
    新しいブームを狙ったようなお店がないのがいいのかもしれません。
    若干低めの天井のムードといい、のんびりとした風情といい、昭和の時代の駅ビルの中の飲食フロアーのような雰囲気があるのがなんだかステキ…、ホッとする。

    f090692b.jpegこの店、肉の卸業者がやってるお店で、だから安くて肉がシッカリしているのです。
    例えば1.5人前分の肉が入ったランチセット。

    全部で200gくらいありますか。
    カルビにロース、あるいははらみといろんな肉のパーツが盛り合わせされているのが良心的で、焼き比べたりするのもたのしい。
    形は不揃い。
    けれど厚みがほとんど同じ。
    それぞれ焼いておいしくなる厚さを保っているのがウレシイところ。
    タレに揉み込み味を中までシッカリ入れる。
    焼くとテカリと脂が光り、余分な脂を落としてサラッとおいしくさせる、ちょっと緩めのタレにくぐらせ食べると肉の味が広がる。
    食べ放題のご飯とスープ、それにナムルやカクテキ、サラダがついて1200円という値段もうれしい。

    この焼肉にスンドゥブチゲがついたセットもあって、ボクはそれが好き。
    スンドゥブチゲには必ず豆腐とエビやアサリの海鮮具材が入らなくちゃいけないんだ…、と韓国料理にかたくなな人は言うのだけれど、ココのは肉がタップリ入る。
    牛すじ肉を煮込んだものや、脂で炒めたひき肉がコクと味をだしているのが、肉屋のスンドゥブチゲって感じがしておいしい。

    98c302ec.jpeg豆腐もタップリ。
    しかも肉のゼラチン質がドッシリしているからでしょう。
    グツグツするのをスプーンでグルグルかき混ぜると、下に沈んだ玉子の黄身と一緒に玉子が崩れて麻婆豆腐のようになってく。
    辛みがビリッとしているけれど、それ以上にうま味がキチッとしてるので舌が疲れず汗をかく。
    海鮮類で出るべき香りが無いからなんでしょう。
    生姜がタップリ放り込まれて、そのスッキリとした香りがうま味でお腹がポカポカしてくるところも、体によさそうでいい感じ。

    お腹の中がぽかぽかした、そこに冷麺。
    韓国風ではなくて太いムチムチした麺を使った盛岡冷麺風。
    肉をシッカリ煮込んで作った澄んだスープが重厚で、お酢や辛味を足さずにそのまま食べてもおいしい。
    韓国料理のこうしたスープのとり方って、フランス料理のスープのとり方にちょっと似ていて、だからコンソメスープのような風味もするのもたのしい。
    ツルツル、ゴクリ。
    飲むと口の中から喉にかけ、スベスベしてくる力強さにまずニッコリ。
    お酢をくわえるとスープに甘みがやってくるのがオモシロク、辛味を足すとギュッとうま味がひきしまる…、焼いたお肉を口に含んで冷麺食べると肉の脂がスープに混じり、より濃厚になってくる。

    de0dbb03.jpeg肉や食事の料理がシッカリしてるのは当然のコト。
    けれどココはサービスとしてやってくる、サイドの料理もきっちりしてる。
    例えばキムチ。
    酸味が出る前…、比較的、浅漬状態で白菜のシャキシャキとした食感鮮やか。
    唐辛子やニンニクの風味がストンと舌にのっかる。
    歯ざわり、歯ごたえも爽やかでいい。

    それからナムル。
    ゼンマイ、モヤシに大根とそれぞれシッカリ別々に、それ独特の味を入れて下ごしらえをしていて旨い。

    でもって、そんなナムルをタップリ使ったビビンパがおいしくないはずがないのであります。
    パラパラ、固めに炊いたご飯。
    そこにどっさり、ナムル。
    甘辛味でちょっとみずみずしく仕上がっている炒めたひき肉がまたおいしくて、そこにコチュジャン。
    ニンニク、唐辛子をきっちり焼ききり、風味やうま味を引き出した甘辛ダレをかけてグルグルかき混ぜる。
    パラパラご飯がほぐれてナムルと絡み合い、口に含むと空気をタップリ含んだまるでお米のサラダのような食感…、程よき満腹、オゴチソウ。



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    夜を新橋で仕事を終えて、ちょっと散歩の気分でテクリと有楽町。

    5e159008.jpg焼売食べに小洞天にやってくる。
    かつての有楽町そごうのビル。
    今はビックカメラになっちゃったとこの地下一階にあるお店。
    かなり昔からありまして、ボクが学生時代に三菱系の会社でバイトをしていた頃から確かあったような気がする。

    昼は焼売にご飯にスープ、上海焼きそばがついた手軽なセットがあって、1000円くらいでたしかお腹が一杯になる。
    夜はちょっとだけ上等な値段で、麺と焼売のディナーセットがあって、それを食べてみましょうと。
    ココ数日間、麺が結構続いています。
    ツルツルとしたモノが食べやすいから…、なのかもしれない。
    担々麺に焼売、ご飯、それからザーサイが揃うセットをたのんでたべた。

    ココの担々麺はとてもやわらか。
    辛味はあまり強くなく、醤油スープの味がシッカリ、うま味を感じる。
    すった胡麻とピーナツが直接的な栄養、滋養を体のすみずみ行き渡り元気をくれるような気がする。
    一般的な担々麺はナッツにひき肉が具のほとんどで、けれどココは具だくさん。
    かいわれ大根がタップリのってシャキシャキ、歯ざわりみずみずしくて、砕いたナッツがコツコツ食感にぎやかにする。

    a75db40b.jpgひき肉の代わりに豚の角煮が二切れ。
    豚バラ肉を中国醤油で煮込んだモノで、脂がトロンととろける仕上がり。
    ホロッと肉の繊維がほぐれて、これがご飯のおかずにピッタリ。

    それから焼売。
    薄皮がよじれて中のひき肉が透けて見えるのがおいしげで、色っぽいほど。
    ひき肉を皮でくるんだ点心類。
    餃子。
    ワンタン。
    焼売とあり、もっとも肉々しいのが焼売。
    餃子は皮の存在感を、ワンタンはスベスベとした皮のやさしさ味わう料理で、この焼売は皮が感じぬほどに薄くて肉の味わい邪魔せぬように仕上がってるのがおいしく感じる。
    ホカホカ、シットリ。
    プチュンと歯ぎれるひき肉のムッチリ感がどうにもこうにもおいしくて、たしかにココの名物料理の風格がある。
    味がシッカリ入っているので醤油やお酢を必要とせぬ。
    溶いた芥子をタップリつけて、肉の脂をすきっとさせればそれで十分。
    この焼売でご飯を味わい、担々麺のスープをお汁のかわりにゴクリと、口のすみずみスッキリさせる。
    今日は一日あたたかく、コートを着たままちょっと歩くと汗ばむほど。
    これが春の始まりだったらいいのになぁ…、って思ったりする、家にゴーッ!



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    お昼に食べた炒めスパゲティーの油が強く、晩ご飯を無理やり食べたらゲプっと苦しい。
    体も決して本調子でなくお腹のメンテナンスをしましょうかってヨーグルト食べ、お腹の中をスベスベさせる。

    bba7fad4.jpgスーパーマーケットで普通に手に入るヨーグルトの中で、一番好きなのがコレ。
    小岩井生乳100%。
    無糖でプレーン。
    いろんなメーカーのヨーグルトがあるけれどスベスベとした舌触り。
    喉をツルンとかけおりるようななめらかで自然な食感。
    そして風味と、どこをとっても「小岩井製」のがオキニイリ。
    …、というか他のメーカーのプレーンヨーグルトはモッサリしてて、しかも酸味が不自然で。
    これしか食べる気にならない感じ。
    しかも、一旦、封を切ると食べきってしまうまでスプーンがとまらぬ。
    そんなかなりのオキニイリ。

    青いラベルに緑のラベルと、成分、味によっていろんな種類がある中、中でも金色ラベルのこのタイプ。
    生乳だけで作ったという、だから一層なめらかで、しかも口の中がミルクの匂いで満たされる。
    ヨーグルトってミルクでできてる食品なんだ…、と。
    当たり前のコトを思い出させてくれる、ステキな味わい。
    自然なくせして、コッテリとした濃厚味で熱っぽかった夜のお腹がスッキリスベスベ、癒されじっくり動いてくるような気持ちがしてくるオゴチソウ。

    とこで今日…、2月21日は「国際母語デー」って言う日なんだそうであります。

    d743ef3a.jpeg国際母語デー。

    自分の国、あるいは民族、地域の言葉を大切にしましょうネ…、という国際デー。
    1999年にユネスコが決めたのだという。
    そう決まった理由が1952年に現バングラディシュ、当時の東パキスタンでおこった事件がキッカケだった。
    それまでバングラディシュの人たちが使っていたベンガル語を使い続けたいという活動家と、そうはさせまいという軍隊が衝突した日がこの2月21日。
    バングラディシュでは「言語殉教者の日」になってるらしい。

    思わず姿勢を正してしまう。
    言語殉教という言葉自体がとても重たい。
    考えてみればボクら日本人。
    遠い昔から連続性をもった日本の言葉をずっと使い続けるコトができている、世界的にもシアワセな民族の一つであります。
    外来語が大好きな国民ではあるけれど、それも自ら日本語の中に持ち込んできたわけで決して他国から押し付けられたものではない。
    そんなボクらもかつて日本の言葉を他国の人に押し付けた歴史もあった。
    しかも最近、その日本語がへんてこりんなコトになりはじめていたりする。
    うつくしく、人にシッカリ自分の思いをを伝えることにふさわしい、やさしい言葉を守りたい。
    そんなコトを思ったりした今日のコト。

    動画サイトのリンクをひとつ貼っておきます。



    「鷹の爪団」っていうおとぼけGIFアニメでしかも眠眠打破なる眠気覚まし飲料のCM動画。
    しかもニコ動のファイルですので環境によっては視聴ができぬかも…。
    「国際母語デー」と言う格調高い今日を象徴するには、いささか不適切にも思えるのだけど、学校でかつて習った「アルフォンス・ドーデの最後の授業」を題材にした動画を探すと、結局、これしかなかったのです。
    それで半ばしょうがなく、それと同時にこれほど日本語を普通に話せるというシアワセをワタクシたちが認識してはいないというのがわかりもしましょう…、そんな今日でございます。
     

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    そして夜をビアンにします。
    恵比寿で生まれた、女子的スンドゥブチゲの店。
    まだ韓流なる名前もブームもなかった時代…、韓国料理といえば焼肉、チゲといえばキムチチゲとかプデチゲだとかがせいぜいだった時代のコトです。
    食べてキレイになる料理…、新陳代謝を良くしつつ、野菜や豆腐などの体に良いモノをお腹を一杯にさせる料理はないかしらって。

    d44e5531.jpg当時、ロサンゼルスで流行り始めていたスンドゥブチゲ。
    それをアレンジしながら提供しましょうとできた料理がココの「SUN」。
    コラーゲン質をちょっと多めに含ませて、トロンと粘り気もったスンドゥブチゲ味の鍋で、それをメインに「食べる健康」を売り物に、かなりの人気を博したお店。
    そこが2つ目のお店の場所に選んだところが日比谷のシャンテ。
    宝塚劇場の真ん前で、デベロッパーも宝塚を運営している阪急グループ、それでこのビル自体のコンセプトを「女性が美しくなる場所」ってコトで、それで白羽の矢がたったのでしょう。
    「食べるエステ・美庵」って当初は、おじさん的にかなりこっ恥ずかしいキャッチフレーズと一緒にできた。
    お店のつくりもカフェ風で、お客様はほとんど女性という今でも女子的お店でござって、けれどオキニイリにておじさんひとりでたまに来る。
    けれどほとんど昼のコト…、夜にやってくるのはひさしぶり。
    昼はスンドゥブチゲの専門店的様相なれど、夜はチゲ鍋だったりプルコギだったり。
    ちょっと韓国居酒屋みたいなメニューになってる。
    夜にスンドゥブだけではお客様を呼びづらいのかもしれません…、けど、やっぱりココではスンドゥブチゲ。
    それに石釜ご飯を添えてyホルの定食にする。

    2099a95c.jpg石釜ご飯ができるまで15分ほどいただきますからと。
    出来上がるまでをトッポギ。
    「白いトッポギ」ってメニューがあって気になって。
    韓国餅を普通はコチュジャンベースの、赤いソースで煮込んで食べる。
    当然、甘辛。
    けれど最近韓国で、辛さを苦手にする若い人が増えている。
    そこでトッポギも甘くなくてもおいしいレシピが次々生まれて、中でも一番人気があるのがカルボナーラ味の白いトッポギらしい。

    それでとって試してみました。
    やってきたのを見るとたしかに太くて短いパスタで作ったカルボナーラで、食べるとムチッとその食感はやっぱりトッポギ。
    スベスベしててソースをあまり吸い込まない分、ソース自体を強めの味付けに調整したのでありましょうね…。
    玉ねぎ、ベーコン、ソーセージと、トッポギ以外の具材にタップリ容赦無く、塩の味が染み込んでいてかなり強烈。
    こりゃ、調理人の手元が狂ってしまったのか、あるいはお酒を飲めってメッセージかもしれないね…、と思いながらも、今日の晩はご飯がテーマにしたくてそれで、お酒は我慢。

    8c292c21.jpgテーブルの上にご飯を炊いた石釜がくる。
    重たくどっしりした石釜で、まだ熱々。
    蓋も石でできていて、それを持ち上げ、しゃもじで軽くかき混ぜる。
    蒸気を程良く吐き出させ、再び蓋して蒸らして仕上げる。
    「3分ほどで蒸しあがりますから」と言われて、ヨダレを垂らしつつ鍋をただただ見つめていると、スンドゥブチゲがやってくる。

    グツグツブクブク。
    これも石鍋。
    石鍋の縁で細かな泡が始終立ってて、しかも湯気がおびただしい。
    具材をいくつか選べて豚肉、鶏肉、ソーセージとメインをまずは選ぶスタイル。
    ボクはシーフードが具材のモノを選んで、辛さを選ぶ。
    5段階にてその最上級、ベリーホットを選んでたのんだ。
    そしたら真っ赤。
    目を凝らしてみれば石鍋の中の液体状のスープの上が、ほぼ唐辛子で覆われている。
    いいではないの…、だって辛いの食べたいんだからといいつつ、スプーンでグルグル混ぜて生の玉子に火が入るまでジックリ、上下左右に内容物をひっくり返す。
    徐々にとろみがついてくる。
    最初はサラサラしていたスープに、タマゴや豆腐が混じっていくとまるで魔法のようにネロンととろみがついて、まるで麻婆豆腐のようになっていくのがとてもたのしい。
    具材はホタテ。
    アサリにそれから刻んだゲソで、イカからドッシリ濃厚なうま味と香りが溶け出して豆腐にそうした海産物のうま味がしみておいしい。

    0da384aa.jpg辛くてハフハフ。
    舌が汗かき、目からは涙。
    体が芯からあったまり、だから鼻が抜けてズルズル、鼻水でるのをティッシュでおさえて次々食べる。
    冬のこんな時期には絶対、体にいいに違いない。
    そう思いつつも、そろそろご飯をいただきましょう…、と。

    蓋をあけると中にはギッシリ五穀米。
    スベスベ、しかも見事に粒が立っていて口に入れると辛さに疲れた舌がほっと、一息つきます。
    ご飯自体が甘いのです。
    しかも若干硬めにできてて、スンドゥブチゲの中の豆腐のなめらかを、一層なめらかにしてくれるのがウレシイ限り。
    お米が辛味をひっかき落とし、ゴクリとご飯を飲み込むと口がリセットされて、次のスンドゥブねだり、そして再び舌が火事になっていく。
    なのだけど…。
    この辛さこそがスンドゥブチゲのおいしさでもあり、食べはじめたらお鍋の中を全部キレイに食べつくすまで、やめることができないゴチソウ。
    時計を見たら時間は7時ちょっと前。
    お店の中をみわたしたらば、ほぼ完璧に女子ばかり。
    男子はボクらを含めてみんな、女子をともないやってくる。
    男の人は食べるものにはコンサバティブで、同じ値段を払うなら居酒屋にいき焼鳥だったりおでんだったりをつまんでお酒を飲んで酔うのがいいのでしょうね。
    頭をつかわなくちゃいけない面倒を、どんどん省略していくおじさん。
    そんなコトになっちゃいけないって思いながら、ハフハフパクパク、石釜の中をみんなキレイにたいらげていく。
    汗もダラダラ…、けれどこれこそ健康的なる汗だと思おう、勘違いでも信じるコトはココロの安心、気持ちの元気を作ってくれる。
    明日は日曜…、遅寝をしようと誓います。



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    仕事のついでに夜を有楽町、小洞天で焼売食べる。

    c4d8b2b1.jpg大飯店でございましょう。
    かつてのそごう、今のビックカメラの有楽町店。
    それが入ったビルの地下。
    階段降りる、その一段ごとに香港指数が否応なしにたかまるお店。
    大きなホール。
    白大理石に赤い絨毯、天井からはシャンデリア風の照明器具がぶらさがり、いらっしゃいませと声をかけてくる従業員のユニフォームまでが、香港あるいは台湾の中国料理のお店の雰囲気。
    その売り物は焼売です。

    名物焼売は豚肉焼売。
    細かく挽いた豚ひき肉に、ネギ、生姜汁。
    中華風のスパイスが香りをひきしめ、噛むとプチュンとかなり粘り気もってちぎれる。
    スパムとソーセージの中間のような食感とでもいいますか。
    皮は極薄…、くるんだ肉が壊れないように軽く包んでいるだけで、口が感じるものはほとんど肉の食感、そして味わい。

    それからもひとつ、エビの焼売。
    これはエビのすり身をまずはベッドにし、そこにエビを一尾まるごと置いて包んで蒸して仕上げたモノ。
    エビはプリプリ。
    エビのすり身はふっくらでまさにエビを食べてるような、豪華な気持ちに口がなる。

    23a5cea0.jpgエビのすり身を食パンにぬり、油で揚げたエビのトースト。
    日本人もエビがすきだけど、中国の人もエビが好き。
    焼いたり茹でたり、湯通ししたり。
    いろんな調理方法でエビのうま味をたのしみつくす…、そんな彼等の中でも好きな料理がこれで、ボクが渋谷で中国料理のお店をやっていたときに、名物にしてやろうって毎日、毎日、これを作る手伝いしてた。

    エビは揚げると甘くなる。
    しかもムッチリ、揚がったすり身の食感とてもたのしくなって、それを揚がったパンがサックリ、支える。
    スナック感覚で、お酒のつまみにとっても良くてボクも大好き。
    今日のコレ。
    ゴマを上にパラッとふると、プチプチはぜてゴマの香りが油の香りをなだめてとても香ばしくなる。
    揚がったパセリがこれまたおいしく、食べるとクシャッと奥歯で壊れて緑の香りと軽い苦味が食欲誘う。

    600f67fd.jpgもひとつ、ココの名物料理の焼きそばとります。

    「やわらかい焼きそば」とワザワザメニューにあるように、とてもやわらか。
    細い蒸し麺。
    具材はキャベツにネギにチンゲン菜。
    エビにキクラゲ、イカとかなり豊富で贅沢。
    けれどそれら具材よりやはり麺が堂々主役で、オイスターソースベースのソースをタップリ含みけれどカラッと乾いて仕上がる。
    パサパサとした食感…、とそう書いてしまうとあんまりおいしそうにおもえないけど、けれどパサパサ。
    口の中で麺の一本一本が、ほぐれて暴れてそのままお腹におさまっていく。
    情報量がとても多くて、その他の具材に負けぬ豊かな存在感。

    お昼に来ると、焼売とこの焼きそばにご飯がついたランチセットがココの売れ筋No.1。
    炭水化物感がとても低いこの焼きそばが、ご飯のおかずになるのです。
    野菜炒めに何か未知の具材が混じった料理のようで、だからご飯がおいしく感じる。
    夜にはこれでお酒も飲める。
    当然、これでお腹を満たして〆るコトだってできるわけ。
    ひとつの料理がいろんな役目を果たすなんて、ステキだなぁ…、って思ったりする。
    麺の上にちらかる錦糸卵が目にも鮮やかで、しかもそのシットリとした食感が、禁欲的なそばに色気をそえておいしくしてくれる。

    0207fac1.jpgそれにしてもこのお店。
    昼と夜ではまるで様相がガラッとかわる。
    昼は近所の三菱村の、社員食堂のような様相を強くもつ。
    忙しい。
    相席だって当然で、スーツ姿のおじさんたちがやってきては黙々、ご飯を食べてササッと帰ってく。
    お店の人も殺気立ってて、テキパキ料理を運んで回るのが精一杯。

    夜はおだやか、ノンビリしてます。
    お昼と同じお店の人が、サービス優雅にゆったりと。
    ただ、昼とまるで別の人がやってきているのか?というと、やっぱり近所のオフィスの人たちが連れ立って、お酒を飲みにやってくることが多いよう。
    ボクらの横のテーブルでも5人組のおじさんたちが、焼売を大きな皿にズラッとギッシリ二皿分。
    そしてビールで乾杯し、ハフハフ食べて、そして焼きそば。
    テキパキ〆て帰ってた。
    あれなら多分、ひとり割り勘2000円とちょっとでたのしく帰れるんだろう。
    居酒屋なんかで飲むのとは違ったたのしさ…、なんだかステキと思ったりする。

    食後の〆をマンゴープリンでめでたくおこなう。
    ムッチリとしたマンゴームースと、プリンとハリのあるプリン。
    ホイップクリーム、凍ったマンゴー、それにメロンとまるでパフェのように盛りつける、中国料理のお店としてはちょっとお洒落でうつくしい。
    こうしたところに色添える、缶詰チェリーってなんでこんなにおいしいんだろう…、って思って食べて今日の〆、またまいりましょう、オキニイリ。



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