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2025/05/10 (Sat)
ワハハウシカイ
WAHAHA本舗の全体公演。
久本さんとか、柴田さんとか、テレビで人気のタレントさんが所属する事務所。
とは言え、ほとんどの役者さんが無名でけれど情熱的で。
小さな箱や、地方回りでがんばっている。
そんな彼らが一年に数回だけ、一緒にひとつの舞台を造る。
毎回趣向を凝らしたテーマで今年のテーマは「バカの力」。
本当におバカで下品なコトに一生懸命に体当たりする、その真剣に感心しながらも笑いをこらえるコトができぬたのしい舞台。
場所は池袋の芸術劇場。
いつもはオーケストラがお芸術を奏でるステージで、裸同然のおじさんたちが踊り回ったりするワケですから、その非日常的なるコトはピカイチクラス。
しかも今回のちょっと特別なトコロは「座長をみんなの投票で決める」という趣向。
開演前に、選挙よろしく、劇団員が自分をアピールして劇場ロビーや客席でお客様とコミュニケーションする。
それがすでに今日の演目の一部になっていたりするというたのしい試み。
実は長らくWAHAHAの座長として活躍していた人が今年で引退。
次の世代にバトンタッチをするコトが決まってて、ならばこの公演期間中、毎晩、人気投票をしてその次の日の座長を選んでみませんか…、と。
座長になると全員参加のダンスシーンの真ん中で、スポットライトを浴びて踊るコトができるんですネ。
舞台の袖を飾るコトが仕事の若手にとって、これほどの栄誉、経験は他にない。
面白くって楽しい試み。
いいんじゃないの…、って思ったりした。
公演終わって、さぁ、ひと騒ぎと四ツ谷に移動。
「ウシカイ」に来る。
晩を軽く食べたこともあり、ちょっと小腹を満たしつつ、心ゆくまで飲みましょうと。
となると今、東京で選ぶべき一番の場所は多分、ココ。
料理の種類はそれほどはない。
手の込んだ料理がある訳でもないのだけれど、酒の充実は驚くほど。
しかも100種類のお酒を100分、1000円で飲み放題という分かり易くてたのしいシステム。
飲み放題というシステムを導入しているお店はたくさんあるけれど、ココはドリンクバーの形式で、自分でお酒を作って飲めるというのがまたたのしい。
たのしい以上にストレスがない。
飲み放題のお店に限って、注文してもなかなかたのんだお酒が来なかったりする。
ビールなんかはすぐくるけれど、ちょっと凝った割りモノたのむの待てど暮らせど…、なんてコトに遭遇しちゃう。
けれどここなら自分のペースで自分の飲みたいお酒が飲める。
焼酎、日本酒、ビールにワイン。
ソーダにお水にお茶にコーラや炭酸水。
10種類以上のシロップもあり、だから「麦焼酎をカムカムとマンゴーシロップで風味を漬けてソーダで割る」なんてへんてこりんなオリジナル酎ハイを作って飲んだりできるワケ。
やってきた時間は優に10時を越えていて、なのにお店の半分満タン。
残りの半分スペースは、これからやってく人たちのために予約されてる、今どきとてもめずらしい繁盛店のひとつでしょう。
開店したのは去年の11月の末のコト。
場所は四ツ谷のオフィスビル。
看板もなく、ビルそのものの入り口もまるで普通の事務所のビル。
お店の壁や天井を、どう眺めてもまさに事務所然としたモノ。
そこにペンキで牛の絵を描く。
天井抜いて照明器具とスピーカーをぶら下げて、厨房作ってドリンクバーを作るだけ。
ほとんど宣伝することもなく、けれどたのしいシステム、オリジナルのコンセプトがこうしてあれば、人を集めることができる。
今の時代の特徴でしょう。
料理をいくつか。
スルメイカの天ぷらや、揚げたじゃこ天。
鶏の唐揚げなどなどたのみ、そうだ、野菜を食べなくちゃ…、と生ハムサラダをたのんで食べる。
シャキシャキとした葉っぱと生ハム。
それに胡麻と生姜の風味をもったドレッシングがかかったサラダで、不思議なほどにこれが酒にピッタリとくる。
濃厚なドレッシングの味が酒を自然におねだりするのネ。
ムッチリとした生ハムの塩の風味と脂の甘味が、その味わいに拍車をかける。
フライドポテトの升盛りっていう、ここの定番。
これがおいしい。
生のジャガイモを月切りにして、それを油でコンガリ揚げたただそれだけで、けれどホッコリ。
最後にふった塩の効き具合もビシッとしててハフハフホクホク。
これで酎ハイ、2杯お代わりできるほど。
ほどよく気持ちが良くなって、表に出ると珍しいほどたくさんの人が千鳥足にて通りを歩く。
中には行き先定まらぬほどあっちにヨロヨロ、そっちにフラフラ。
正体不明のおじさんもいて、もしかしたらば景気もちょっと良くなるのかも…、なんてコト思ったりした、金曜日。
ちょっと夜更かし、ごめんなさい。
[0回]
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2010/05/29 (Sat)
映画・音楽・アート
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虚無への入り口
絶対に「良い子は観ちゃいけない」映画にたわむれる土曜日の午後。
エンター・ザ・ボイド
っていう、フランス映画。
「VOID」って言葉をどう訳すかだけど、ここは「空虚」とか「虚無」とかって訳すのがいいのでしょう。
麻薬のディーラーをやってる青年が警官に突然銃殺されて、死を受け入れることなく魂をこの世に残すというストーリー。
つまり「虚無への侵入」。
自分の意志にかかわらず突然、なにもない世界に放り出された戸惑いを、浮遊感のある一人称の目線で描く。
143分という長丁場映画のその全編がシームレスなワンテイクという不思議な映像。
ジャンキー目線でありますからしてサイケデリックで、ときに破綻をはらんだ実験的なCG効果に目が泳ぐ。
しかも主人公の魂が浮かびさまよう場所が東京、新宿、歌舞伎町。
「東京はセックスに取り付かれた街だから」って映画監督のギャスパー・ノエのたっての希望で選ばれたんだという。
この上もなきお褒めの言葉(笑)。
冒頭1時間は、今までのどんな映画とも違った奇妙でゴージャスな映像体験に片時も目がスクリーンから放せない。
それが徐々に主人公の魂すらもが虚無に向かって消えはじめ、主人公無き映画に向かってさまよいはじめる。
賛否両論わかれる映画でありましょう。
ボクは好き。
「映倫は困ったろうなぁ」って思うほど濃厚なエロスなシーンが目白押しで、多分、それを目当てのおじさんたちも、余りに重たい内容に時折深いため息をつく。
デートでやってきていた若い男女のカップルも、気まずそうな顔をしながら席をあとにしてましたもの。
半端な覚悟で見に行くと火傷するぜぃ…、って思ったりした。
トレーラーを貼っておきます、是非、どうぞ。
それにしても「青い目目線」のTOKYOの街。
自分が住んで生活している新宿が、まるで違った街にみえるのが不思議にステキ。
この愛すべきステキな世界から、ボクだけもしもいなくなったら…。
そう考えるととても切なく、どんなコトがあっても生きていかなくちゃ、ってそんなコトをしんみり後から考える。
見るべき価値は十分あるよな…、って思ったりもする、オキニイリ。
[0回]
2010/05/22 (Sat)
映画・音楽・アート
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アリスの世界
さて、映画。
観にきたくってしょうがなくも、予約がなかなかとれず今まで我慢をしてた
「アリス・イン・ワンダーランド」
をやっと今日。
思いがけずモノ大ヒットになったようです。
ジョニーデップ効果だけでは説明できぬ、いろんな要素が相乗効果で話題を作った結果でしょう。
通常版にしようか、それとも3D版にしようか、かなり悩んで3D版。
3D映画がブームのようだけれど、中には「余計なお世話」って思うほどに出来の悪い3Dモノもあるようで。
実際にその両方を観た人の意見を信じて3D。
たしかに狂気と毒にまみれたティムバートン的独特の世界観。
3D効果でその独特が強調されたとこもある。
けれどストーリーや、その美術性に没頭するにはその3D部分がむしろ邪魔に感じられるところもかなりある。
アバターでジェイムスキャメロンが作り出した、3D画像の中にまぎれこんでいくような自然な感じがまるでなかったのが残念至極。
もしかしたら2D版で十分だったのかもしれないなぁ…、って思ったりもした。
なやましい。
それから名作童話が下敷きという制約もあったのでしょう…、カタルシスにかけるおとなしさがティムバートンの映画としてはちょっと残念。
ときにやり過ぎ感がやるせなくなるジョニーデップのコッテリとした演技ですらも、アリスの狂気の世界の中では目立たぬほど。
「自分が戦いさえすれば、他の人が戦わずにすむ孤独な戦い。」
人生の中にはそんな戦いをせねばならない時期が必ずあるって、ストーリーの主題はしっかり伝わった。
でもってこの映画。
ポスターのバージョンがとても多くて、はてさてココではどれを使おう…、と思ってアリスが主役のシンプルなのを選らんでみた。
ところがコレ。
なぜにたくさんの前方後円墳が?と思うようなデザインで、でもこれって古墳じゃなくて鍵穴の形なのですよね。
今、この形の鍵穴ってどのくらい現役で活躍しているんだろう…、ってそんな不思議を思ったりした。
予告編をはっときます。
ジョニーデップもコスプレ好きだけど、ヘレナボナムカーターのへんてこりんな役に対する執着心と忠誠心はもう世界遺産級だなぁ…、って感心しちゃう。
それにしてもアン・ハサウェイ。
「プラダを着た悪魔」のときにはあんまり感じなかったんだけど、彼女、どんどん沢口靖子に似てきてる。
もともと顔の造作が結構、似ていた。
キレイなんだけど無表情。
お人形さん顔で端正で整いすぎててまるでお面をかぶってるみたいにみえてしまう。
そのクールビューティーぶりが「パッセンジャーズ」で空気が読めない主人公のキャラクターを際立たせたり、コメディエンヌぶりを発揮せんとどんなにドタバタしてもその美しさがびくともしなかった「ブライダルウォーズ」。
ちなみにこのブライダルウォーズはあのケイトハドソンの怪物ぶりがいかんなく発揮されてる、佳作であります。
ボク、最初、この映画でケイトハドソンを見たときてっきりニューハーフの人だって思ったくらいでありますもの…、機会があったら是非どうぞ。
その演技のすべてが沢口靖子に続いてく…。
この映画での白塗りぶりも堂に入ってて、斜め上40度ほどの目線でカッと目を見開いて驚く表情。
お姫さまぶりも堂に入ってて、まさに科捜研の榊さんのようであります…、笑っちゃう。
最後に一本。
iPadで「不思議の国のアリス」を読むってこんな感じ…、っていうビデオ。
脱帽です。
[0回]
2010/05/15 (Sat)
映画・音楽・アート
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Comment(10)
ナインのかたきをナインでとる昼
さて、映画。
「第9地区」
を観に来ます。
ハリウッド的には低予算。
もともとこの監督が自作短編映画として発表したモノのリメーク。
だからそこはかとないインディーズ的香りをもちつつ、それでもアカデミー賞にノミネート。
なによりロードオブザリングの監督、ピータージャクソンが製作をしたと、話題が尽きないSFアクションドラマというコレ。
おもしろかった。
何しろ「宇宙人が難民化してしまうという」というシチュエーションが今までにないオリジナル。
今まで宇宙人と言えば侵略してくる存在だった。
それが宇宙船が故障して、意図せず地球にやってきてみんなに邪魔者扱いされるかわいそうな存在として描かれている。
不気味な風貌。
地球人とは違った習慣、価値観をもつ彼らを隔離し、名前を呼ぼうともせず十把一からげに見た目が海老に似ているからって理由で「エビ(英語でプロウン)」と呼び捨てる。
人は自分と違ったモノをバカにし、それは恐怖の裏返しである。
弱い立場に対するシンパシーを、とても丁寧に描いたこんな映画が南アフリカという国を舞台に描かれたというのが、スゴイとこ。
かなり考えさせられる。
虐げられた側のストレスが最後の最後でズバッと解消される痛快なストーリー展開もなかなかで、今の流行のドキュメンタリー的導入部分とクロージングも見事な手際。
引き込まれつつたのしめた。
ところで今日のこの映画。
先日、同じ劇場で「NINE」を観たとき、防火設備の誤作動でダクト音が20分ほど劇場中に鳴り響くという椿事に遭遇。
最初は劇中の効果音かなぁ…、なんて思って観てたけど結局、劇場側の不手際だった。
そのお詫びにと、もらった招待券を使って鑑賞。
同じ9でも、あの「へんてこミュージカル」のNINEは外れ。
けれど、そのおかげでタダでみられたこのDistrict Nineはほどよき当たり。
ナインの敵をナインでとった、そんな今日。
めでたさひとしお、いい気分。
そう言えば、まもなくもうひとつの「9」って映画が間もなく公開される予定。
もともと10分ほどの短編映画として生まれたアニメ。
その世界観にティムバートンが惚れ込んで、プロデュースしてできた長編映画だそうで、アメリカでは2009年9月9日の9が3つ並んだ日に公開されている。
10という完全な数字の一歩手前の9という数字。
つまり決して完全になることのない「人間という存在」を9で象徴したのだという。
こりゃみなくっちゃ…、って思ったりする、あと一ヶ月、我慢なりぃ。
[0回]
2010/04/11 (Sun)
映画・音楽・アート
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NINE
週末映画。
「NINE」
を観ます。
フェリーニの監督作品の映画、「8 1/2(ハッカニブンノイチ)」を原作にしたブロードウェイ・ミュージカル「NINE(ナイン)」の映画化。
映画を原作とした舞台を原作にした映画(笑)。
ちと、ややこしい。
それなら「8 1/2」のリメークか?というと、そうじゃない。
監督はロブ・マーシャル。
ミュージカル映画「シカゴ」の監督だと言われれば、なるほどなぁ…。
とんでもジャパネスク映画「SAYURI」を撮った人って思えば、あらあら。
観ようかどうか、最初は迷った。
決め手は豪華な女優陣。
「エディット・ピアフ〜愛の賛歌〜」で主演を演じた、マリオン・コティヤール。
ミュージカル映画の傑作「ムーランルージュ」でビンビンはじけたニコール・キッドマン。
そのニコールキッドマンの元夫、トムクルーズとご寵愛を分け合ったペネロペ・クルス。
ジュディー・デンチにケイト・ハドソン。
美形ながらもクセのある個性的なるディーバを揃えた見事な配役。
しかもあのソフィア・ローレンまでもがでてるとあれば、まずとりあえず観ておかなくっちゃ…、とそれできた。
ほどよい映画。
「自分大好きマザコンオジサン」の自分探しの物語り。
そのナルシスティックがちょっと厄介。
しかもマザコンオヤジのあまりの情けなさを、笑い飛ばすコトが出来ぬ自分がちょっと悔しく、途中、いささか見ていることが苦しくなった。
ドラマ部分とミュージカル部分が最初はあまり噛み合わず、ラスベガスっぽい演出に「もしかしたらコレ、あの『ショーガール』みたいになっちゃうの?」って心配にさえなったりもした。
でも話が進むにしたがって、グングン良くなり、最後2分で泣いちゃった。
人は皆、あなたらしさを愛してくれる人に見守られて生きているんだ…、って勇気をもらえるラストシーンに、どうにもこうにも我慢できずに涙になった。
女優陣の演技はどれも見事なモノです。
なによりソフィアローレンのカッコいいこと。
あの顔、あのスタイル、あの存在感。
老いやシワ。
日灼けた肌やシミをまるで恥じることなく、これぞ人生をたのしんだ証しでざんす…、ってニッコリとする。
文句なしにうつくしい。
御歳75歳にしてのこのセクシーを見に来るだけでも価値がある。
それに比べて主演のダニエル・デイ=ルイス。
ただのセックス依存症にしか思えぬ華と色気の無さが残念。
仕立てのいいスーツを着ているはずなのに、絶望的に貧乏臭く見えちゃうのです。
原作の原作の「8 1/2」ではマルチェロ・マストロヤンニがやってた役柄。
今ならだれかなぁ…、情けないほど自分に甘くて正直な男を演じてなおカッコいい、ラテン系の俳優って。
アンディー・ガルシア?
アントニオ・バンデラスならブロードウェイ版の「NINE」の主演でもあったワケだし。
個人的にはジョージ・クルーニーが演じるグイードを観てみたかった。
そんなこんなで、10点評価の「6.5」。
ハッカニブンノイチには届かぬ評価でございます。
[0回]
2010/03/20 (Sat)
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