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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    性別:
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    1960/01/26
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    絶対に「良い子は観ちゃいけない」映画にたわむれる土曜日の午後。
    エンター・ザ・ボイドっていう、フランス映画。

    enterthevoid.jpg「VOID」って言葉をどう訳すかだけど、ここは「空虚」とか「虚無」とかって訳すのがいいのでしょう。
    麻薬のディーラーをやってる青年が警官に突然銃殺されて、死を受け入れることなく魂をこの世に残すというストーリー。
    つまり「虚無への侵入」。
    自分の意志にかかわらず突然、なにもない世界に放り出された戸惑いを、浮遊感のある一人称の目線で描く。
    143分という長丁場映画のその全編がシームレスなワンテイクという不思議な映像。
    ジャンキー目線でありますからしてサイケデリックで、ときに破綻をはらんだ実験的なCG効果に目が泳ぐ。
    しかも主人公の魂が浮かびさまよう場所が東京、新宿、歌舞伎町。
    「東京はセックスに取り付かれた街だから」って映画監督のギャスパー・ノエのたっての希望で選ばれたんだという。
    この上もなきお褒めの言葉(笑)。
    冒頭1時間は、今までのどんな映画とも違った奇妙でゴージャスな映像体験に片時も目がスクリーンから放せない。
    それが徐々に主人公の魂すらもが虚無に向かって消えはじめ、主人公無き映画に向かってさまよいはじめる。

    賛否両論わかれる映画でありましょう。
    ボクは好き。
    「映倫は困ったろうなぁ」って思うほど濃厚なエロスなシーンが目白押しで、多分、それを目当てのおじさんたちも、余りに重たい内容に時折深いため息をつく。
    デートでやってきていた若い男女のカップルも、気まずそうな顔をしながら席をあとにしてましたもの。
    半端な覚悟で見に行くと火傷するぜぃ…、って思ったりした。
    トレーラーを貼っておきます、是非、どうぞ。



    それにしても「青い目目線」のTOKYOの街。
    自分が住んで生活している新宿が、まるで違った街にみえるのが不思議にステキ。
    この愛すべきステキな世界から、ボクだけもしもいなくなったら…。
    そう考えるととても切なく、どんなコトがあっても生きていかなくちゃ、ってそんなコトをしんみり後から考える。
    見るべき価値は十分あるよな…、って思ったりもする、オキニイリ。

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    観たいです~!
    調べてみたら大阪にも1館上映してるみたいです。
    是非観てきます。
    昔の村上龍の小説みたいなぶっ飛んだ感じのイメージがありますが、違うかもですね。
    観ても人に説明するのは難しそうですね(笑)
    ハラミ一筋さん / 2010/05/22(Sat) /
    是非
    > ハラミ一筋さん
    観るとか、理解するとかを超越した不思議な映画。
    これは体験していただかないことには、ちょっと伝わらないだろうなぁ…、と思います。
    途中、絶対、眠たくなります。
    ボクは2度ほど音だけ聞いて、目をつぶりました。
    もしかしたらそうさせるように作っているのか?って思うほど、ボクの友人も同じように睡魔に襲われ、それは退屈だったからかというと決してそうじゃなかった不思議。
    おもしろいです。
    是非、どうぞ。
    サカキシンイチロウさん / 2010/05/22(Sat) /
    無題
    見てみたい・・けど、女子は入りづらいかも!!
    しかし、歌舞伎町、やっぱそんなイメージがあるんですねぇ?
    私の印象としては渋谷のほうがヤバい、気が・・・します・・・。
    電マニさん / 2010/05/23(Sun) /
    渋谷では
    > 電マニさん
    当たり前を装っていて、実はその影に悪魔的が潜んでいる、渋谷ではまるで洒落にならないからじゃないでしょうか。
    女性のお客様も数名。
    かなり気合いを入れて観てらっしゃいましたよ。
    サカキシンイチロウさん / 2010/05/23(Sun) /
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