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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    さて、映画。
    「第9地区」を観に来ます。

    d9.jpgハリウッド的には低予算。
    もともとこの監督が自作短編映画として発表したモノのリメーク。
    だからそこはかとないインディーズ的香りをもちつつ、それでもアカデミー賞にノミネート。
    なによりロードオブザリングの監督、ピータージャクソンが製作をしたと、話題が尽きないSFアクションドラマというコレ。

    おもしろかった。
    何しろ「宇宙人が難民化してしまうという」というシチュエーションが今までにないオリジナル。
    今まで宇宙人と言えば侵略してくる存在だった。
    それが宇宙船が故障して、意図せず地球にやってきてみんなに邪魔者扱いされるかわいそうな存在として描かれている。
    不気味な風貌。
    地球人とは違った習慣、価値観をもつ彼らを隔離し、名前を呼ぼうともせず十把一からげに見た目が海老に似ているからって理由で「エビ(英語でプロウン)」と呼び捨てる。
    人は自分と違ったモノをバカにし、それは恐怖の裏返しである。
    弱い立場に対するシンパシーを、とても丁寧に描いたこんな映画が南アフリカという国を舞台に描かれたというのが、スゴイとこ。
    かなり考えさせられる。
    虐げられた側のストレスが最後の最後でズバッと解消される痛快なストーリー展開もなかなかで、今の流行のドキュメンタリー的導入部分とクロージングも見事な手際。
    引き込まれつつたのしめた。



    ところで今日のこの映画。
    先日、同じ劇場で「NINE」を観たとき、防火設備の誤作動でダクト音が20分ほど劇場中に鳴り響くという椿事に遭遇。
    最初は劇中の効果音かなぁ…、なんて思って観てたけど結局、劇場側の不手際だった。
    そのお詫びにと、もらった招待券を使って鑑賞。
    同じ9でも、あの「へんてこミュージカル」のNINEは外れ。
    けれど、そのおかげでタダでみられたこのDistrict Nineはほどよき当たり。
    ナインの敵をナインでとった、そんな今日。
    めでたさひとしお、いい気分。

    そう言えば、まもなくもうひとつの「9」って映画が間もなく公開される予定。
    もともと10分ほどの短編映画として生まれたアニメ。
    その世界観にティムバートンが惚れ込んで、プロデュースしてできた長編映画だそうで、アメリカでは2009年9月9日の9が3つ並んだ日に公開されている。



    10という完全な数字の一歩手前の9という数字。
    つまり決して完全になることのない「人間という存在」を9で象徴したのだという。
    こりゃみなくっちゃ…、って思ったりする、あと一ヶ月、我慢なりぃ。

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    無題
    あっ! 自分も同じ日、同じビルにいました。。。
    映画を観てたワケじゃないんですが、ものスゴい音でしたよね。
    最初はナニゴトかと思って一瞬焦ったんですが、
    しばらくすると慣れてしまった自分の耳にもビックリです(笑)。
    あんまりにもスゴい音を聞き続けると、無音化しちゃうんでしょうか、
    爆音の中でフツーにごはんを頂いておりました。。。
    LuLuさん / 2010/04/12(Mon) /
    なるほど
    > LuLuさん
    なるほど、ボクの劇場だけかと思ったらビル全体がそうだったのですね。
    ナインっていう映画のミュージカルシーンで、大量の砂を放り投げながら歌い、踊る場面があって、ちょうどそこからスタートしたのですよね…、轟音が。
    ずいぶん変わった音響効果だなぁって思っていたらあらあらでした。
    人の耳とか感じ方とかって不思議ですよね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/04/12(Mon) /
    や、奇遇ですね。
    私も昨日「第9地区」を観て来ました。
    後半、特にラストの熱い展開は、噂には聴いていましたが
    ああなるとは思いませんでした。
    もっと体温の低い作品だと思っていたので
    いい意味で裏切られた感じです(笑)。
    タカハシケムヂさん / 2010/04/12(Mon) /
    PG12
    > タカハシケムヂさん
    この映画がPG12である理由が後半で納得できました。
    いらいらさせられるあの主人公が蜂起するシーン。
    ちょっと気持ちが高ぶりました。
    オキニイリの映画でした。
    サカキシンイチロウさん / 2010/04/12(Mon) /
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