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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    そして池袋でのヤボ用のコト。
    実は友人が、仕事の都合で行ってみなくちゃいけない場所があるんだよ…、とそれでサンシャイン水族館に一緒についていきました。
    823ea25b.jpg都市型水族館としては老舗のひとつで、去年、大々的な改装をしてかなり評判をとっているんだと言われてる。
    テレビのニュースで何度もみていて、いつか期待と思ってた。
    週末は混雑していて1時間待ちのときもあるんだよ…、って言われてそれで早い時間に来てみたのだけど、オープン前に50人ほどの待ちの行列。
    スゴい人気にビックリします。
    とは言え待たずにスルッと入れて、施設の中もユッタリしてる。

    0ef51134.jpeg思っていたより、オモシロかった。
    さすがにビルの中にある水族館で水槽自体は決して大きくはない。
    けれど、その分、展示されてる生き物を間近でみられる。
    魚と目と目があったりして、ドキッとするような臨場感があるのがたのしい。

    しかもそれぞれ生物が生息している場所となるべく近い環境で見てもらおうって、工夫もしてる。
    例えばクラゲは暗い洞窟みたいな場所でフワフワ。
    浮遊しているところを、下から見つめられたりします。
    ぼんやりみてるとボクの体までフワフワ浮いてくるような、不思議な感覚。
    クセになる。
    ユッタリ泳ぐマンボウや踊る大だこ。
    優雅に水槽の中を飛ぶように泳ぐエイや鮫など、みていてまるで自分も海の中にいるような気持ちがしてくる。

    建物の中だけでは足りぬスペースを、ビルの屋上部分を上手に使う。
    ビックリしたのはチューブ状のアクリル水槽の中をアシカが滑るように泳いでいるさま。
    下から見ると、まるでアシカが空を飛んでるみたいに見える。
    手を伸ばせば触れてしまえるんじゃないかと言うほど、近いところをうれしそうに泳いできては方向を変え、ときに止まって体をそっと休ませる。
    目線が変わるとその生き物の、まるで違った魅力がみえる。
    かなりワクワクしてきます。

    水族館のお約束でもある、餌付けのショーがいくつかあります。

    38c024ba.jpg例えばペンギン。
    かなり大きなスペースに岩場と水槽が作られている。
    そのステージの一番端にはときおり水が、一気に滝のように落ちてくるところがあり、ザバンザバンとまるで大きな波が打ち寄せやってくる、ような気分を盛り上げる。

    全部で80羽ほどいましたか。
    普段は岩場でデロンと寝そべり日向ぼっこをしている彼ら。
    そろそろショーが始まるぞって気配でわかるのでしょう。
    ショーの時間が近づくと、一際高い岩場に上がって、みんなで首を伸ばして、すくっと立ち上がる。
    なんともかわいく、愛らしい。

    時間がくるとおねぇさんがやってきて、いわしやシシャモを手にすると首を伸ばして羽根をパタパタさせながらとても器用に懸命に魚を加えて丸呑みしてく。
    ちなみにココのシシャモはみんなオスなんですと。
    オスの方が安いからだろうって思っていたら、メスのお腹の玉子はコレステロールが多いのでペンギン君の体に毒…、っておねぇさんが言うじゃない。
    おじさんかなり反省します…、健康管理をしなくっちゃ(笑)。
    陸の上ではよたよたペタペタ不恰好なペンギンたちも、水に入ると素早くまるで飛ぶように魚をおいかけ泳いでく。

    9fcac623.jpgもひとつ人気のショーがアシカのショーであります。
    テラスの真ん中。
    白いステージが作られていて、柵も仕切りもない、本当に間近なところに席が作られていて、手を伸ばしたらアシカにさわれるんじゃ無いかしら…、って思うほどの臨場感。
    広くない。
    小さな施設の弱点を逆手にとったこうした工夫。
    スゴクいいなぁ…、って思います。
    なにより見ている人たちの間に不思議な一体感があるのがステキ。
    みんなでひとつのモノを見ている。
    そして笑って拍手をしている。
    そのあたたかさがとてもいい。

    アシカは二頭。
    どちらもとても賢くて、とても健気でニッコリします。
    オモシロかったのがショーが始まる10分くらい前でしょうか。
    寒くてちょっと震えていたら、ショッカーみたいな黒いタイツのおじさんが飛び出してきて、みんなの大切なモノを取りにきたんだと。
    おどろおどろしく宣言をする。
    アレって思っていたらば仮面ライダーが飛び出してきて、お前、オレらの戦場はここじゃないぞと悪役征する。
    皆さん、安心してください。
    ココとは別の場所でボクが世界の平和のために戦っていますから、アシカくんを応援しおわったらばボクを応援しにきてね…、ってプロモーション。
    気がきいていて笑っちゃう。

    水族館に隣接しているプラネタリウムも面白そう。
    それから併設されてるギフトショップの品揃えが、おじさんたちもみんな「カワイイ」を連発しちゃうほどにかわいくよく出来ていて、こりゃたのしいわ…、と感心します。
    また来なくっちゃ…、オキニイリ。
     

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    朝をサンドイッチを作って迎えるシアワセな朝。

    macaronisand.jpg昨日、買ったアンデルセンのトーストブレッド。
    トースト専用のパンで、生のままではモッチリ、生地が粗めに感じる。
    ところが焼くと粗めの生地がギュッとしまって、カラッと乾く。
    小麦の香りが強烈で、焼けた表面は乾いているのに中はフックラ、みずみずしいまま。
    何もつけずとも、パンのうま味が際立って前歯をカサカサくすぐる食感おいしいパン。

    そこにまずはマヨネーズ。
    それからマカロニサラダをキレイに並べて土台とします。
    玉ねぎ。
    ピーマンよく炒め、それを玉子でとじるようにして玉子焼きにする。
    味は塩と胡椒でととのえ、マカロニサラダの上にのっける。
    ハムにケチャップ。
    パンで蓋してざくっと切ります。
    フックラとしたタマゴや滑るマカロニを潰さぬように、崩さぬように。
    一気に包丁を突き立てて、ザクッと切ると、あぁ、うつくしい。
    マカロニまでもがスパッときれて、いつもと違った断面になる。

    具材はすべてが食感なめらか。
    特にマカロニのプチュンとやわらかい食感がなんだか不思議で、やさしくて、それらすべてをトーストブレッドのカサカサとした歯ざわりが引き立て、まとめて締めくくる。
    次はどんな具材でつくろうか…、って思いながら迎える朝のオゴチソウ。

    ところで昨日、映画を一本…、「宇宙人ポール」って言うイギリス映画。

    02967af8.jpg全国公開は今度の週末からなんだけど、一部の映画館で先行上映。
    それで昨日、一足先にとさっそく仲間と一緒に観に来る。

    宇宙船が故障して、地球に残った宇宙人。
    生まれた星に帰るため、宇宙船に迎えをたのむ。
    ところがそれを阻止しようとする巨大な権力が邪魔をしにくる。
    彼を助ける無名の人々。
    はてさて彼は無事、宇宙船にのれるでしょうか?

    こうあらすじを書くと今まで、いろんな映画で使い古された物語り。
    そうした映画のいろんなモチーフをリスペクトするように使いつつ、予想通りにその物語は進んでいく。
    つまりすべてが「予想通り」なのに、予想以上に面白くって泣けて笑えてあっという間にエンディング。
    このエンディングも予想通りではあるのだけれど、なぜだかみんな拍手をしてた。
    エンディングだけじゃなく、いろんなところで拍手が起こる、こんな映画は珍しかった。

    人間味のある宇宙人。
    人間味のない地球人。
    ちょっとシニカルなイギリス映画らしい語り口調も決して説教臭くなく、自然体でたのしめる。
    観終わって思い出すとジンワリ、気持ちがあたたかくなり、すぐ見返していろんなところに埋めこまれている映画オタクがよろこぶ仕掛けを探してみたくなる。
    何しろスティーブンスピルバーグが声だけ出演とかってしちゃっていたり、とある映画のとある場面に流れる歌を、その場面を彷彿とさせるシーンに使っていたりと、映画好きにはこたえられない趣向が沢山用意されてる…、オキニイリ。



    ところでこの映画。
    渋谷のシネクイントでは「宇宙人割引」っていうのをやってる。
    3人以上でいくときに、ひとり宇宙人を連れていけば全員ひとり1000円で観ることができるというサービス。
    宇宙人は地球人の姿形をしていても、自己申告で大丈夫という、まぁ、つまり3人以上で見に行けばほぼ間違い無くひとり1000円っていう大盤振る舞い。
    当然昨日、ボクらはひとり宇宙人を連れて観に行った。
    誰が宇宙人かはわかんないけど、多分3人、みんな宇宙人にみえたかもね…、って思ったりした、いい映画。
     

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    昼食を終え、新宿にある昭和な喫茶店「西武」って店で分煙どころか禁煙席すらないつまり、1990年くらいで進化を止めた、なつかしすぎる喫茶店。
    kissaten.jpg朝くると、トースト食べ放題のモーニングがあり、午後からはカレー食べ放題なんて不思議な提案のあるお店。
    いつもは飲み物だけにする。
    けれど今日はちょっと朝からいいことがあり、実は昨日、いつも履いてるジーパンを洗ってそれを今日着てみたらポケットの中から千円札が3枚でてきた。
    中に入ってるのを忘れて洗ってしまったんだけど、ヨレヨレ、濡れてはいたけれど無傷でそのまま使えるレベル。
    それでマロンパフェをたのんでみたらば、これがジャンボサイズでわらっちゃう。
    なにしろパフェグラスの中に、ソフトクリームがまるごと一個入ってたりする特大サイズで、それをみんなでぱくつきながらボンヤリしてたら、タイガーマスクの格好で夕刊配りをするおじさんがやってきて、隣に座ってご休息。
    新宿気分に拍車がかかる…、そんな午後。



    関連ランキング:喫茶店 | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅




    映画をみました。

    no7Img.jpg韓国映画の「第7鉱区」というクリーチャーモノ。
    石油掘削基地を舞台に、未知のクリーチャーが作業員を次々遅っていくんだという、エイリアン的内容のモノって思って見に来た。
    密室モノ。
    クリーチャーモノ。
    アクションモノ。
    しかもB級テイストモノと好きな要素が揃っててちょっと期待をしてきたんだけど、内容微妙でココで書こうかどうか迷った。

    結論から言うと、よほどの時間とお小遣いに余裕がなければDVD化されるのを待ち、しかもレンタルで見てもいいんだろうなぁっていうレベル。
    けれどネ。
    それでも日本の同じような映画より、マシでシッカリしているってこと。
    それをちょっと伝えたくて。
    日本の映画はいつの間にか、テレビ会社と広告代理店が作るものになっちゃった。
    テレビでやればいいのにね…、って。
    そんなレベルの映画が次々、公開される。
    しばらくして、テレビの映画劇場枠で放送されるのをみても、これならテレビシリーズのスペシャルモノでよかったんじゃない?って思えるレベル。
    その点、この映画。
    映画であります。
    映画俳優が映画の演技をしている映画。
    カメラもCGも、みんなテレビのレベルじゃなくって映画クオリティーで、たまたまコレは脚本が良く出来てなかったっていうだけのモノ。

    dainanakouku.jpgテレビが映画を支配してない。
    テレビはテレビ。
    映画は映画とそれぞれ存在価値をもって存在できてるシアワセを、コレをみながら噛みしめる。

    俳優がいい顔してて、ウットリします。
    内容的には、コッテリ顔の松たか子みたいな女の子が、どうやっても死のうとしない化けモノを必死になって殺しました…、はい、おしまい!って感じの内容。
    分かりやすい。
    分り易すぎて、オープニング10分目くらいにエンディングまで見通せるほど。
    それでも結構、見入ってしまう。

    3Dバージョンをみたのだけれど、立体効果が上手くいかされてる。
    深海モノっていうのが良い方向に作用したのでしょう。
    今の3Dは、飛び出すのでなく奥行きを演出するのに適してる。
    だから深海。
    深く深く、落ちていく感がとても上手に描かれている。
    これをみながら、海をテーマにしたさまざまな特撮映画を今、3D化したらば結構、オモシロイんじゃない?
    例えばアビスとかって、今の技術で作り直したらかなりの名作になるんじゃないか?って思ったりした。
    なにより観終えて、同じ時間を過ごした友人と、いろんな不出来を突っ込みながら食事ができた、その思い出がプライスレスってコトにしましょう…、それでよし。



    トレーラーを貼りましたけど、このトレーラーの以下でもなければ以上でもなし…、そんな映画でありました。
     

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    渋谷のミニシアターにて映画を觀ます。
    最近、娯楽大作系の映画ばかりで、渋谷の小さな映画館はひさしぶり。

    アンダーグラウンド」っていう映画。

    under11.jpg1995年に公開されたフランス・ドイツ、ハンガリーの合作映画でその年のパルム・ドールを受賞したっていう映画のデジタルリマスター版。
    試写室みたいな小さな映画館。
    あまりの人気で本当は昨日で上映終了だったのだけど、一週間の上映期間延長となる。
    それで見るのに間に合った。
    運が良かった、アリガタイ。

    テーマは重たい。
    第二次世界大戦からユーゴ紛争にいたる50年間。
    そこで必死に生きていこうとする人たちの姿を描いた物語り。
    エミール・クストリッツァっていう監督。
    旧ユーゴスラビアのサラエヴォ出身。
    今のボスニア・ヘルツェゴビナの人で、この作品を撮ったのが1994年前後。
    つまりボスニア紛争の真っ最中。
    だから気合の入り方が半端無く、3時間弱という長丁場映画にもなっていた。

    ca954bbc.jpgところが…。

    いい映画って時間を忘れさせるのですね、あっという間の3時間…、笑って、泣いて、劇場を出た後も、しばらくココロが熱いまんまで思い出しつつ涙がでました。
    今までに観た映画の中でも5本の指に入る映画と感じ入る。

    戦争から逃れるために地下に逃げる人たちがいる。
    20年間。
    戦争が終わったのにもかかわらず、まだ戦争は続いているよと騙さされてずっと地下に隠れる人たち。
    だから題名がアンダーグラウンド。

    当然、貧しい。
    貧しいけれど、皆がそれぞれを助け合い、仲良くシアワセに生活をする。
    みんなが同じものを食べ、みんなが同じ目標を持ち、誰かを恨んだり誰かを妬んだりすることのない世界に住んでる。
    まるで天国。
    ココロのシアワセがそこにはあって、けれどそれを地上から見ている人がいるのですネ。
    彼らを騙して地上で住んで、ひとりでシアワセになった人。
    経済的にはシアワセで、けれどココロのシアワセのないかなしい人が、ココロのシアワセはあるけれど経済的なシアワセのない人たちをみて、かわいそうだと思いながらもどこかで埋まらぬココロの空虚を味わい続ける。
    そこはまるで地獄のような世界だったりするのですよね。

    underground.jpgココロの豊かをなくしたら、どんなに財布が豊かでも人生なんて、はい、それまでよ…、ってわかっちゃいるけど忘れてしまう。
    そんな大切が映画の芯にズシンと入ってる。

    結局最後は、地上と地下の境が壊れて、地獄と天国がごっちゃになる。
    それまで蓋をしていた怨みや妬みが一気に吹出し、世界が混沌に巻き込まれていく…、それが戦争。
    最後は結果、めでたしめでたしになるのですけど、その大団円の寸前にその戦いの原因を作った人が「許してください」と主人公にたのむのですネ。
    許しをこわれた人はこういう。

    「許してあげる…、けれど絶対、今までの仕打ちは忘れない」って。
    忘れるコトを「許す」と翻訳する人がいる。
    それはそのまま「忘れることができないから許せない」というコトになり、それがそのまま戦争になる、そんな不幸が世界中でずっと起こってる。
    忘れてはならぬコトはあるけど、人を許すことを恐れない勇気ある寛容こそが世界を平和にするんだろうなぁ…、ってそんなコトを思った今日の3時間。

    予告編を貼っておきます…、もうこの動画をみているだけで気持ちが熱くなってくる。



    何かがあると歌って踊る。
    おいしいモノをみんなで分けあい、お酒を飲んで笑って踊って、そして疲れてぐっすり寝れば明日は明日の風がふく。
    生きて行くって、そういうことかもしれないなぁ…、って思ったりもする。
    スラブ系のロマの音楽が全編にずっと流れているのがたまらぬ魅力でもありまして、サウンドトラックにしばらくハマりそうな勢い…、明日も元気でニッコリと。
     

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    映画を觀ます…、ずっと前から観たいと思ってたオキニナリの映画を一本。

    zaboga.png電人ザボーガー」。
    今日から封切りになったばかりの映画であります。
    1974年4月6日から1975年の6月29日までの1年ちょっとにわたって52話。
    放送されてた特撮テレビ番組の映画版。
    かなりカルトな作品らしく、深夜枠でリバイバル放映されていた。
    あいにく当時、ボクはアニメや特撮モノにまるで関心持たぬ、おませ少年でありましてまるで知らずに育った。
    リバイバルのを見てビックリ。
    他の数ある戦隊物とはまるで違った不思議な設定。
    ザボーガーというロボットを、生身の人間が声で操る。
    しかもそのロボットが、普段はバイクの形をしていてバイクとしても機能するのです。
    事件が起こるとそれに乗り、現場についたらバイクがロボットに変身するという、合理的なんだかムダなんだか、まるでわからぬオモシロさ。

    ブルース・リーが流行った時代。
    だからかザボーガーを操る主人公が、一緒に悪と戦うときにクンフー風の滑稽なほどのアクションで戦うのだけど、これがかなりのオモシロさ。
    当時は真剣…、しかも格好良かったのでしょう。
    今となっては恥ずかしい、笑っちゃうようなその設定をそのまま真面目に再現してる。

    afe0c5dc.jpgその真面目さが感動的でもあって、笑いに涙がまぜこぜになった2時間弱があっという間に終わっちゃう。

    予算使いが上手な監督なのでしょう…、CGなんかもシッカリしてて特にキャスティングがとっても上手。
    ロバート・デ・ニーロばりのシリアスコミカルな演技上手な竹中直人。
    年をとってからの主人公を演じた板尾創路のなさけないほどの中年っぷりに、脇を固める人たちの素人臭くも一生懸命の演技がたのしく感心します。

    いい設定やいいセリフが結構、キラキラちりばめられてて、例えばクライマックス寸前に死ぬこと覚悟で敵に挑んでいく人が「名もない花は、誰にも知られずそっと咲かなきゃいけないんだ」といいつつニッコリ去っていく。
    ちょっと涙がでたりもします。

    トレーラーを一枚貼っておきましょう。



    ちなみに今日の劇場は新宿の中でも一二を争う大劇場で、なのにそこがぎっしり満席。
    しかも年齢層がかなり高めで、原作TVシリーズをリアルタイムで見ていた層や、あるいはリュックサックを背負って、ベースボールキャップをかぶった小太りオジサン、おにぃさんたち。
    中にはアキバで大きな紙のバッグを持ってあるいてそうな、ケミカルウォッシュのジーンズを胸の下までグイッとあげてベルトでギュギュッとしめて履いてる日本のサブカル支える人たちがいたりもしました。
    その人達を観察するのもまたたのしくて、こうした層がたのしめる映画があまりに今の日本に少なくて、彼らは飢えているんだろうなぁ…、って思ったりした、オキニイリ。
     

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