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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    昨日は映画を2本、観る。
    歌って踊って泣いて笑ったgleeの後に、「猿の惑星・創世記」。
    apegenesis.jpg随分テイストの違う作品を選んじゃったなぁ…、って最初は思った。
    軽めの音楽映画でしかも歌って踊ってってクラブ気分をたのしむ映画と、人と猿との抗争を描いたドッシリした映画。
    ただ、その根底にあるのはどちらも「差別と、その差別からの決別」を描いた内容であったというコト…、その偶然に独り合点をする昨日。
    映画史に残る名作のひとつ「猿の惑星」の、なぜ人間と猿の立場が入れ替わってしまったのかという前日譚を、描いた作品。

    pa2.jpg魅力的な原作がなかなか見つからぬ今の時代に、ヒットシリーズのはじまる前を、独自の解釈付きで描いた最近流行りの「ビギニングモノ」でありますけれど、これがなかなか良くできていた。

    人間の中にある、救いようのない弱い部分。
    自分と違うモノに対する嫌悪感。
    警戒心から、無遠慮なほどの観察をして、結局、自分に比べて劣るとみるや無慈悲なほどの優越感を発揮する。
    侮蔑。
    嘲り。
    彼らがおとなしくしているうちは無関心を装える。
    ところが自分たちよりちょっとでも優れたところがあるのではと思った途端に憎悪、迫害そして殲滅という道筋をたどってしまう。
    同じ人と人とがそうした関係に陥ることもあるワケで、相手が猿となれば尚更。

    なぜ人は、自分と違う存在を認めようとしないのだろう。
    その奥底には自分が理解できないモノへの恐怖があって、ところが猿は種族や部族を超えて互いを認め合い、慈しみあい生きていけるというその部分が皮肉で見事。
    考えさせられることも多くて、なかなか骨太、オキニイリ。

    ところで、猿を導くリーダーが、それまで彼を虐待しつつ見下していた飼育員に向かって「ノー」と言葉を発するシーンがあるのですネ。
    緊張感に満ち溢れたクライマックスに向けて映画の流れをかえる重要なシーンなのだけれども、「ノー」と言った途端にゲラゲラ、笑う人がかなりいたのにビックリします。
    猿が人の言葉をしゃべるということを、滑稽と思える気持ちがとても気持ち悪くて、その人達はこの映画を一体、どんな内容の映画だって思うんだろう。
    同じ映画や同じモノをみて、みんなが同じ気持ちを抱く…、ってそう思ったらいけないんだなぁ…、ってなんだかちょっと思ったりした。

    『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』予告編 from niftymovie on Vimeo.


    それにしても一作目からもう43年。
    あの作品はボクが8つのときの映画だったんだ…、って、そう思ったら時の流れがあまりに早く、残酷なコトに身が縮みます。
    白人と有色人種の間のストレスがテーマの映画を生んだ当時と、今の環境は若干違う。
    果たしてボクらの中にある、今の差別は一体何が理由で生まれてくるんだろう…、ウォールストリートを覆うデモとか、あるいはギリシャ、そしてエジプト。
    世界のいろんなところで起こる人と人との衝突は、どうなったらばなくなるんだろうって思うとちょっとなやましい。
    ちなみに、感傷的なテーマでありつつけれどセンチメントに流されず、テンポよく話が進んでいく脚本と見事なCG、なにより説明し過ぎず、イマジネーションをかきたてるエンディング…、天下一品を感心しました、いい映画。

     

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    映画をみます…、2本はしごで、その一本。
    glee/グリー ザ・コンサート 3Dムービー」なる、長い名前の映画でござる。

    147d27db.jpgアメリカで人気のTVドラマシリーズ「glee」。
    アメリカの田舎町の高校のグリークラブに集まって、「大好きな歌で誰よりも輝きたい」と一生懸命がんばる生徒の物語り。
    そのキャストたちが一堂に介して行ったコンサート。
    その様子を3Dカメラで収めた映像を、編集して作ったドキュメンタリータッチの映画でアメリカではかなりの興行成績をあげたと言われる。

    日本ではずっと前に公開されてて、そのとき数回。
    スタンディング上映っていうのを行った。
    お行儀のよいコンサートじゃなく、ノリノリ系のライブコンサートでは、観客総立ち。
    つまり、スタンディングで観るのが普通。
    だからライブ映画は立って観るのがそもそも正しい見方じゃないか?と。
    けれどさすがに映画館で、スタンディングというのはいささか唐突。
    映画として座って見たい人もいて、そうした人の迷惑を考えるならどんなに気持ちが盛り上がっても、座って観なくちゃいけなくなっちゃう。
    もどかしさ…。
    ならばみんなの了解の上、ライブ会場のようなたのしみ方をしましょう…、という趣向のそれがスタンディング上映というモノ。
    それがかなりの評判で、回数限定のリバイバル上映。
    六本木ヒルズの一番大きなスクリーンを使って開催。
    チケットにも書いてあります…、「歌って踊れる!glee」ってタイトル。

    0d1479fb.jpg大々的に告知されてたわけじゃないのに、ほぼ満席で上映スタート。
    上映と同時にみんな総立ちで、踊って、歌って、拍手して、2時間ほどをあっという間に過ごして気づけば、手首が痛く感じるほどにずっと拍手を送ってた。

    今までいくつかコンサートのライブ映像を編集した映画を見たことがある。
    けれど3D。
    しかもポストプロダクションで無理やり3D化したのではない本物の3D映像でみるコンサートって、臨場感がスゴクてまさに客席にいてステージをみている気持ちになれる。
    ステージ上でふりかえりざま、こちらをむいてニッコリする人に思わず自然に手が振れたりするオモシロさ。

    しかもこの映画。
    ただのコンサートフィルムのカテゴリーを越えている。
    テレビドラマのファンを3名。
    それぞれに人と変わったところをもった、社会的に弱者と呼ばれる人たちが、ドラマにいかに勇気づけられ人生が変わったかという「個人のドラマ」を丁寧に、ライブ映像の間に織り込む。
    gleeというドラマ自体が「負け犬たちのしぶとくたのしい戦い」を描いたモノで、だから彼らひとりひとりのエピソードが、ステージの上でたのしそうに歌って踊るキャストたちの姿に厚みを与えてる。

    どんな人でも必ず一つは欠点、弱点があるもので、けれどそれを嫌い、呪って生きるのではなくて、弱点こそが他の人にない個性なんだかと思えるコトが、どれほどステキで前向きか。
    自分の中のいろいろに、それを当てはめ、胸がグワッと熱くなる…、そこにボクの好きな歌がかぶさってきてなんだか勇気が湧いてくる、そんな映画でありました。



    他の人と違っているコトを恥ずかしいなんて思わないコト。
    だって、みんな一人ひとりが他の人とは違ってる。
    自分と同じ人間なんているはずがなく、他の人と違っているから存在価値があるんだという…、その当たり前を再確認してニッコリとする。
    人は必ず誰かの支えになってる。
    人は必ず誰かの愛に支えられてる…、自分のためにも、自分を支えてくれてる人のためにも笑顔でがんばらなくちゃと拍手をしながら、そう思う。
     

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    映画を觀ます。
    世界侵略:ロサンゼルス決戦」という一本。

    b034a955.jpg宇宙人がある日突然やってきて、地球を滅ぼす戦いをする。
    それを受けてたつ、名もなき勇者の物語。
    インディペンデンスデイであったり、宇宙戦争であったり、つい最近ではスカイラインであったりと似たような内容の映画も沢山。
    もう物語自体で観客を驚かせるコトはほぼ無理で、だからCG勝負になっていく。
    コレもスゴイです。
    そもそも巨大宇宙船だとか、空から降り注ぐ殺人光線だとか、本物なんてまず無い訳で、その偽物を本物のように見せる技術と大風呂敷にウットリします。

    アメリカでは3月11日に公開された。
    日本でも4月1日に公開予定だったのだけど東日本大震災の影響で延期になってた。
    劇場ぐりがつかなかったのでしょう。
    大作なのに、小さな劇場。
    もっと大きなスクリーンならかなりの臨場感で、本当にビックリできたろうにとちょっと残念な気持ちもします。

    話の内容はといえばまぁ…、よくありがちな「米軍万歳」なアメリカ人が大好きな戦争映画。
    海兵隊の宣伝映画と言ってもいいほど。
    日本で自衛隊万歳的なる映画を作る。
    初期のゴジラなんて、そんな感じの映画だったけど今はちょっと無理かもなぁ…。
    「自分たちのシアワセを守る」というコト。
    その「守る」の意味がアメリカ的と日本的ではまるで違っているというコト…、ちょっとしんみり思っちゃう。

    e1f19e70.jpgそれにしてもロサンゼルス。
    宇宙からみて、狙いやすい場所なのでしょうか?
    大抵、宇宙から地球の侵略試みるモノは、まずはロサンゼルスにやってくるのが習わしみたい。
    もしかしたらば地球攻略マニュアルに、ロサンゼルスを攻めましょう!って書かれているのかもしれないって思ったりもする。

    そういえばロサンゼルスに住んでた頃に、どう見ても宇宙人のようにしか思えぬへんてこりんな人たちが沢山いた。
    芝生をみると食べてみなくちゃ気がすまない人。
    一ヶ月ごとに信じる宗教を次々変えて、そのたび、名前を変える人。
    何がお仕事なんですか?って、聞くと、パーティーに顔を出すことって真顔でいう人。
    ああした人は、多分、潜入捜査のために地球にやってきた宇宙人だったに違いない。
    ロサンゼルスは宇宙の入り口だったのかもネ…、っていろんなコトを思い出し、なつかしくなったりしました、オモシロイ。

    ところでこの映画、「モキュメンタリー」的要素を多分にもっている。
    観客が、今、見ているものがあたかも本当に起こっているコトのように思わせる手法のひとつで、ありえもしないフィクションに現実味というスパイスをふる。
    そのモキュメンタリー映画のひとつ、クローバーフィールドが驚くべき興行成績をはじきだしてから、かなり流行った。
    だからかこの映画も、去年の12月にリリースされた予告編では、モキュメンタリー映画だってコトをかなり全面に押し出していた。



    ただ、そうした映画が増えすぎた。
    映画ばかりかテレビドラマにも、そんな手法のモノが増え、もうモキュメンタリーだからって人を呼べるような状況でもなくなっちゃった。
    上映延期が決まった間に、営業戦略の方向転換があったのでしょう。
    これが今年の夏から劇場なんかでもバンバンかかった予告編…、随分、趣向が違います。



    これはアクション映画なんです。
    CGバリバリ、お金をかけてゴージャスな視覚効果をたのしめまっせ…、ととても素直でわかりやすい王道トレーラーになっている。
    ただ、この予告編を鵜呑みして見てしまうと前半部分がかなり地味。
    ところが徐々に戦闘シーンに入っていくと、モキュメンタリーフィルム独特のその場にいるような臨場感に襲われて、息詰まるほどの緊張感につつまれる。
    戦う人の視野の範囲の映像ばかりを見せつけられる。
    もっと高い目線で他の地域がどうなっているのかしりたくなって、イライラ、じれったくなってしまうほど。
    けれどそれこそが戦場にいるというコト…、ラスト30分にはまるでボクも戦争のその場にあって戦っているような気持ちになって泣いていた。
    お題の見合う映画と思った…、オキニイリ。
     

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    スーパーハイパークラスのB級映画をみにまいります…、夏の疲れをこの一作で、吹き飛ばしてやろうじゃないの…、ってそんな感じでレイトショー。
    pira.jpgピラニア3D」なる映画であります。
    ピラニアが人を襲うという設定の映画は今まで、1978年に一作目、その3年後に今ではすっかり大作映画の名監督気取りのジェームズ・キャメロンがメガフォンをとり公開されてる。
    ジェームズ・キャメロン的にはその作品はなかったことになっているらしい。
    まぁ、それほどひどい内容だったんだろうけど、それに輪をかけ手塩をかけて「笑われるためにできた映画」。
    アメリカでは昨年公開されていて、かなりの評判集めたらしい。

    30a09767.jpegとにかく映像に気持ちを集中しようと思ってそれで、日本語吹き替え版を上映している映画館を探してきました。
    場所は渋谷。
    通路を挟んだ一等席で、準備万端。
    どうせガラガラなんじゃない…、って思っていたらば結構、これが入ってて、みんなおバカになりたいのよねぇ…、って妙に納得。

    どんな映画かといいますと、左に貼った画像を見ればわかります。
    湖に集まったチャラチャラしたおニィちゃんたちとボインなおねぇちゃんたちご一行が下側の画像のごとく血まみれになり大慌て!
    それ以外に説明することはない、シンプルにして爽快な内容でした。

    いたずらに感動をでっち上げようとせず。
    家族のドラマ的なる要素も中にはありはするのだけれど、そんなコトなんてまるで観たあと忘れてしまえる。
    それほどピラニアに人が襲われるシーンは見事でフルメタルジャケットとスターシップ・トゥルーパーズを混ぜ、そこにドーン・オブ・ザ・デッドを足してグツグツ煮詰めて10倍濃縮にしたような、そんな濃厚。
    戦争映画としてみるコトすらできるじゃないかと思うほど。
    いいか悪いかは別として、好きな映画でございましたです…、オキニイリ。

    pirahna.jpgそれにしても、エロでグロでポスターに描かれた三つのキャッチフレーズ。
    SEA。
    SEX。
    &BLOODでありますからして。
    海があり、お色気があってそして大量の真っ赤な血。
    これほど単刀直入で、分かりやすくて正確なキャッチコピーはないと思う。
    しかもある意味、期待を裏切らない映画であります。
    あぁ、うざったい…、こいつら死んでしまえばいいのにとか、こんな風に食い散らかされたら痛快だろうなぁって思ったコトが、みんな叶ってしまうストーリー。

    学校の夏休みをつかってやってきている大学生。
    みんな見事におバカさん。
    コトが起こると、騒ぐ、叫ぶ、走って転んで海に飛び込み、溺れる、沈む。
    阿鼻叫喚を助けようとする人たちも、みんなおバカでどんどん騒ぎを大きくするだけ。
    何も考えていないはずの、ピラニアたちが一番頭が良さそうに、みえてくるのに笑っちゃう。
    CG合成もかなり使っているのだろうけど、夥しいほどの死体は全部、特殊メイクで作ってるのでしょう…、水の中でも壊れぬ特殊メイクってどんなモノなんだろう。
    そっちの方に気持ちがどんどん向かって行ったりするのもたのし、オモシロイ。

    それにしても「あの」俳優がかなりたのしげに出演してる。
    ジョーズに出ていたリチャード・ドレイファスが、オープニング早々死んじゃったり、ピラニアの研究者がバックトゥーザフューチャーでドックをやってたクリストファー・ロイド。
    しかもスティーブ・マックイーンのお孫ちゃんが、映画デビューを果たしてる。
    あんた本当にいいんかい?って、突っ込みたくなる、それがアメリカ映画界(笑)。
    何年後かにWikiを開いて、「スティーブ・R・マックイーン、代表作、ピラニア3D」なんて書かれてなければいいなと思う…、どうだろう?

    トレーラーを一枚貼っておきましょう…、かなりグロいので見るのは大人の判断で、自己責任とお願いします、よろしくネ(笑)。



    観たことを人に自慢できはしないけど、観ておいてよかったなぁ…、って思った一本。
    口さがない評論家は「頭が空っぽなアメリカ人でもわかる内容」というけれど、それは同時に「頭が空っぽになる映画」でもあるというコト。
    エログロ苦手でなければぜひに…、早く観なくちゃ公開終了の憂き目にあいそな予感もするする、オキニイリ。
    ちなみに…。
    3Dはおまけであります…、ポストプロダクションで無理やり3D化した映像なんであんまり出来は良くなくて、けれど一ヶ所。
    水中バレーのような描写があるんだけれど、それはそれはきれいでウットリ。
    でもそう考えると、結局、3Dを普及させるパワーってエロなんだよなぁ…、って思って笑う、そんな夜。

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    夜に「わかれ」をつくって食べる…、カツ丼の上具だけ作ってそれだけどうぞ…、というお料理でございます。

    mamakatuni.jpg江戸の蕎麦屋で昔から「わかれ」って名前で隠れメニューとして売られてた。
    ご飯と上具が、別れ別れになってしまっているからっていう理由の名前。
    ちょっと切ない名前でそれが好き。
    一般的には「かつ煮」と言うけど、「カツでわかれを作ってよ…」ってなんだか粋な注文ですよね。
    それで「わかれ」を作って食べる。

    母から送ってきたおかず。
    その中に入ってた黒豚を使ったトンカツをザクザクと切りお皿にのせてレンジの常温フライの温めモードで温める。
    玉ねぎ、切ります。
    ザクザク、半個分を刻んで出汁と醤油をはったフライパンで温めていきます。
    テフロン加工のフライパン。
    タップリ作って、それをそのまま食べてもいいよう柄の部分がとれる構造のティファール使う。
    温めたカツをそこにいれ、裏に表にとひっくりかえし出汁を衣に吸い込ませ、そしてほぐした玉子を流してとじます。
    蓋してしばらく蒸し煮にす。

    生なところがないように、かなりシッカリ火を通し、それでフックラ玉子の食感。
    シャキシャキとした玉ねぎが、出汁を含んでおいしいコト…。
    レンジであっためた直後はカサっと乾いたパン粉が、出汁をタップリ吸い込んでシットリとなる。
    けれど揚がった香りはそのまま、甘辛出汁とそれが混じって食欲そそるたのしい味わい、テレビをみながらユックリ食べる。

    mamasoba.jpg〆にと焼きそば。
    ちゃんぽん麺を使って作る。
    野菜をタップリ。
    ざく切りキャベツ。
    細切りピーマンそして玉ねぎ。
    どれもメインのちゃんぽん麺より多く使って、麺の料理というよりも野菜炒めに麺がちょっとだけ混じってる…、ってそんな感じの健康レシピ(笑)。
    刻んだハムを炒めてそこにキャベツを投入。
    なるべく触らずキャベツが焦げるままに全体しんなりさせる…、キャベツの焦げた匂いがこうした焼きそばのおいしい香りでそこに玉ねぎ、それからピーマン、ナルトと投入。
    電子レンジでチンした麺をほぐしつつ、投入したらそこに鶏ガラスープと醤油と塩で、下味つける。
    カニかまぼこを裂いてほぐしてタップリいれて、最後に金蝶ソースで味付け。
    味をみたらばいまいち、味がはっきりしない。
    むっちりとした太い麺にて、サラサラとしたウスターソースがしがみつかない…、だから味が盛り上がらないのでありますね。
    それならエイヤとマヨネーズ…、ぷちゅっと搾ってグルンと混ぜたら、それがおいしい接着剤になったのでしょう…、味がピタッときまります。

    食事をしながら見始めたビデオ一本…、これがなんとも凄かった。
    フランケンシュタインの怪獣「サンダ対ガイラ」っていう1966年封切りの怪獣映画。
    東映製作のカルト的なる名作なんだよ…、と勧められてみたらばたしかに…、他の怪獣映画にはない暗くて救いようのない不思議な作品でありました。



    サンダとガイラって二頭の怪獣がただただ戦う物語なのだけれど、そのモチーフは「海彦山彦」。
    山の怪獣…、だからサンダ。
    海の怪獣…、だからガイラで、この二頭、細胞分裂によって生まれたクローン怪獣で親子でもない、兄弟でもない二体のフランケンシュタインというまず設定そのものが残酷で、とても重たい。
    人を喰らうガイラ、そのガイラを嫌うサンダ。
    互いが出会いそして戦う…、誰のための戦いでもないそれはただただ2つに分かれた人格をどちらかひとつに収斂させようとするがごとき己の戦い。
    何をメッセージとして伝えようとしているのか…、って、その受け取り方はさまざまでどんな出口を見つけようとも後味悪い、けれどココロに残る作品、オキニイリ。

    それにしてもこの時代の怪獣映画をみるにつけ、昔の東京のクールでステキなさまにウットリ。
    例えば昔の羽田空港。
    鶴丸のロゴに濃紺と赤、そして白のトリコロールのカラーリングの日本航空機…、空の貴婦人ボーイング727が優雅に舞う様。
    そして今はなきパレスホテルの優雅な姿。
    こうした映画に必ずでてくる田崎潤さんの軍人顔に水野久美のハイカラ顔、伊福部さんのショスタコーヴィチを彷彿とさせる交響楽的行進曲にノックアウトされる夜。

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