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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    ゴジラを観ました。ハリウッド版の最新作。



    内容は、観てのお楽しみというコトで、ふれぬようにのご報告。
    かつてローランド・エメリッヒの手によって作られた、巨大エリマキトカゲのようなへんてこゴジラではない、ドッシリとした「正しいゴジラ」になって戻ってやってきた…、と、まずはホっと一安心。

    ツッコミどころは満載です。



    なぜこういう映画に出てくる子供は、うろちょろ主人公に迷惑をかけハラハラ効果に貢献するようにできてるんだろう。
    アイパッチをしていない芹沢教授…、渡辺謙が演じているのだけれど、彼ってなんであんなに薄ら汚れてうだつが上がらないキャラなんだろう…、とか。
    命がけで助けてもらった人に、お礼を言うのを忘れて立ち去る、人でなしファミリーのコトも忘れましょう。
    怪獣は電車が大好物だったり、ガメラよろしくゴジラは地球の守護神だったりと日本の怪獣映画にかなりのリスペクトをした、つまりこれは「天災系のディザスター映画」で、人はただただオロオロしながらことの成り行きを見守る他ないというところがとても「ゴジラ的」。



    使い古された浅い人間ドラマなんか放っておいて、早くゴジラを出しなさいよ、と最初はイライラするけれど、一旦、ゴジラがでてくると一瞬にしてスクリーンが饒舌に語り始める。
    いい表情をしてるんです…、このゴジラ。
    しかもハリウッドのお財布全開のゴージャスにして目をみはるような映像表現。かなり上出来。たのしめた。



    ちなみに昨日家に帰って、オリジナル版のゴジラを観た。



    NHKでちょっと前に放映された、デジタルリマスター版をちょうど撮り溜めしていて、どっちを最初にみようかと迷ってるうちに、映画を先に観た次第。
    1954年の作品といいますから、ボクが生まれるずっと前。
    そんな昔にこんな特撮映画が撮られていたというのにびっくりしつつ、ゴジラという怪獣に名前を借りた、やっぱりこれは自然災害に翻弄される人を描いた物語と揺るがぬ世界観に感心します。



    この時代の日本人の顔ってなんで、こんなに力強くて個性的なんだろう。
    この時代の日本の映画ってなんでこんなに饒舌で、独創的だったんだろうって思いもしました。
    映画版を観る前に見れば映画を10倍たのしめそうな気も致します。オキニイリ。

    拍手[5回]

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    土曜日の夜を中国料理でお腹を満たし、テクリテクリと家まで歩いて帰る途中。どこかで〆をしようと思って、結局、近所のバーガーキングにたどり着く。



    不思議なほどに目当てのお店がどこも今日は早じまい。街にも人の姿が少なくひっそりしていて怖いほど。街のリズムがいつもと違ったように思って、それでスタスタ、先を急いで早足にした。
    それでバーガーキングの前で、いかんいかんと思いつつ、吸い込まれるようにお店の中に入ってあれこれたのんでしまった次第。飲んで小腹が空いてるとなんでこうして体に悪いモノを食べたくなるんだろう…(笑)。



    一番食べたかったのはホットドッグ。プチュンと歯切れるソーセージとフッカリとしたドッグロールの相性抜群。
    ほどよき量が夜のお腹にやさしい感じ。
    これなら二本はいけるんだよね…、なんていいつつパクリパクリと。お供の飲み物はアサイーソーダ。最近、ココではアサイー関連のメニューが増えてて、コッテリとしたアサイーベリーもソーダで割るとシュワシュワ軽い飲み心地。これで代謝が良くなれば夜の不摂生も帳消しさ…、って強がりながらもうひとつ。

    今の季節のキャンペーン商品がガーリック系のガツンとバーガー。



    4種類のチーズを使ったクワトロチーズガーガーなんていうのがあって、たのんでみたら、なんとハッシュブラウンが挟まっていた。
    普段は朝しか食べることがかなわぬオキニイリとパテとバンズにフライドガーリック。おいしくないはずがない組み合わせで、しかもソースを使わずチーズと素材の旨みだけで味わう趣向がなかなか。
    とは言えそこにケチャップをプチュっとほどこし、食べると「あぁ、こんな夜にやっちゃった」って思って笑う味になる。
    体に悪いモノはウマいに決まってる!って居直りニッコリ。そんな夜。

    ちなみに愉快な動画…、「アナと雪の女王の主題歌・Let it Goを津軽弁で歌ってみました」というモノで、あまりにゴキゲン。感心します。



    へんてこりんでゴキゲンな人が集まる「ワハハ本舗」の中にあって、ひときわ異色の音楽ユニット「ポカスカジャン」。



    この素っ頓狂な格好をした3人組の一番右側。「タマ伸也」さんて人が歌ってる。
    彼の持ち歌にボサノバの名曲「イパネマの娘」のメロディーに合わせて、哀愁あふれるじぃちゃんの恋心を歌った「津軽ボッサ」っていう名作があるのだけれど、それにも負けぬ力強さと味わい深さ。
    博多弁バージョンとかを作ってアップしているいる人もいるようだけど、この歌には原曲を超えた魂とでもいいますか…、力があります。オキニイリ。

    拍手[4回]

    映画を観ました…、「乾き」っていう役所広司が主演の映画。



    疾走した娘の消息を探しているうちに、どんどん彼女の実体が明らかになっていくというサスペンス仕立ての物語なんだけど、まぁ、スゴい。
    冒頭数分は、暗い・粗い・カメラが動くと何がどうなってるのかわからず、けれどとんでもないことが起こり始めたと思って体が身構える。
    そのうち、この人、タランティーノをやりたいのか?って思いながら、必死に話についてくと、もうグイグイとひっぱりこまれる。
    最後は「とてつもないものを見ちゃったぞ」…、と。



    万人に勧められる映画ではない。
    人それぞれに見方、感じ方は違うだろうし、なにより痛い!
    骨が砕けて血が飛び散るような映画であります。でも観てほしい。描かれているのが無軌道ないまどきの高校生のコトだからって、学生1000円キャンペーンなんぞとわけのわかんないことをやっているけど、本当は「学生を子供に持ってるおとうさん、おかぁさん」を1000円にしてあげるべき。もう立ち上がれないくらいやられちゃうだろうって思います。



    キャスト一人ひとりがいい演技をしています。
    妻夫木くんの軽薄なること悪魔のごとし。オダギリジョーって実はすんごいかっこいいんだというコトがわかったり。
    役所広司の演技はまさに無名塾的。なによりびっくりしたのが、「中谷美紀はすっぴんでも美人」だというコトでした。オキニイリ。

    ところでこれを観た劇場…、最近オキニイリのトーホーシネマズ日本橋なんだけどつくづくいい映画館だと感心します。



    駅から近い。商業施設の3階部分がロビーフロアで、だから入店・退店の動線も短くすんでとても快適。
    シートもユッタリ、特に昨日はTCXというこの映画館ように最適化された大スクリーンの劇場で圧倒的な臨場感でたのしめた。
    ただこのスクリーン。
    プレミアムシートが用意されているんだけれど、これがカップルの仲を引き裂くがごときとぼけた構造で、わかっちゃないな…、と思ったりした。



    最近流行りのビジネスクラスのボックスシートも同じ構造で、シートとシートの間に壁が作られている。
    映画に集中できるようにというコトなんだろうけど、映画にお金を払う人ってデートで使うというシチュエーションにある人たちに違いなく、にもかかわらずこんなシートじゃ、顔も見えなきゃ、手もつなげない。
    そのプレミアムシートの後ろの席で観てたんだけど、ときおり体を前に乗り出し互いに気遣うかわいそうな恋人たちがあちらこちらに…、あぁ、バカみたい(笑)。
    そもそもレストランだって個室は嫌いで、なぜなら、多くの人が集まる場所で何かをするということは、集まっている人の反応をブースターにしてたのしむというコト。映画なんてその最たるもので、他の人たちと一緒になって驚き哀しみ、感動するからこそ、映画館という装置の価値が活きるワケです。
    一緒に観にきた愛する人の反応すらも見えないような特別席。手もつなげないようなシートを高く売ってやろうという魂胆が、ボクにはどうにもわからない。

    拍手[5回]

    今、オキニイリの炭酸飲料…、「スパイラルグレープ」っていうグレープ味のシリーズで、ゴールデンとレッドがあってどっちもおいしく、中でもレッド。



    へんてこりんな味がする。
    基本的にはブドウの味で、なのに途中からちょっと不思議なフレーバー。ハーブの香りとメーカーは言ってるんだけど、スパイシーでルートビアのような風合い。
    グレープ味のドクターペッパーみたいな感じって言えばいいかなぁ…。
    口コミ的には賛否両論あるみたいなんだけど、ボクは好き。
    なによりきめ細やかで持続する泡がおいしく甘みがペトッとしてないところが気持ちよく、これからの夏にゴクゴク飲めそう、オキニイリ。

    日曜日です…、朝パスタ。冷たいパスタがおいしい季節で今日は生のフェットチーネを使って作る。ほうれん草をねりこんだ緑色のと普通の色の。指定時間の二倍の長さでじっくり茹でて、冷たい水でキリッとしめる。



    具材のメインはホタテの柱。
    深鍋にいれ表面だけを軽く焼き上げ、中はレアの状態にする。鍋にホタテのおいしい汁がこびりついて軽く焦げてる。そこに野菜の出汁をいれ、旨味を溶かして冷蔵庫に入れ冷やしとく。
    アスパラガスを固めに茹でて、それと小さなトマトを半切り。オリーブオイルと一緒に揉んで、ルッコラくわえて、パスタと一緒に揉んで味を染み込ます。タバスコ少々。お皿にうつして出来上がり。
    平打のフェットチーネがペロペロ、口の中で暴れてそこにホタテのなめらかさ。コツコツ、アスパラガスが壊れて口にちらかっていく。トマトの酸味と甘味が味をひとつにまとめて、明るい朝がやってくる。

    ところで昨日、DVDで映画を一本。「風立ちぬ」。



    宮﨑駿監督の最後の監督作品になるかもしれない長編アニメ。
    ジブリの作品は「ハウルの動く城」以来、観ていない。作をどんなに重ねても、同じモティーフ、同じキャラクター。題材が変わってもどこかで観たような既視感溢れるワンパターン。
    それがジブリ流だと言われれば、そうと納得せねばならない。
    いい作品である前に、ジブリであって、ジブリが作るものはいいんだという、そんな風潮がちょっと嫌いで、観ていなかった。



    この作品をみて、なるほどボクがジブリ的と思っていたのは、宮﨑駿的の間違いだったんだ…、と反省をした。
    この人は、飛ぶ道具としての飛行機を構成しているメカを描きたくてしょうがない人だったんだなぁ…。そのメカオタクな部分とロリコン的なリビドーが一緒になってできた映画がたまたまあたって、それで映画を作らなくちゃいけなくなった。
    映画にするというコトは自分が描きたくないものも描かなくちゃいけないってコトで、そんなコトは嫌になったというコトなんでしょう。



    生きていくとは切ないコトで、自分が好きなコトではないこともしなくちゃいけない。好きなコトと得意なコトが違ってたりすると、また面倒なコトになり、例えば平和主義者の自分が一番描きたいものが武器や戦闘機。しかもそれが得意で褒められたりする人生って、一体、本当にシアワセなのか?って思ったりした。
    映画における主人公も、戦闘機を作るつもりじゃないのに作る。それを使った人の責任と、作った人の責任のどちらが深くて重たいんだろう…、って見ているうちに気持ちが沈む映画でござった。それはそれ。

    拍手[3回]

    映画を観ます。「ホドロフスキーのDUNE」っていう単館系ドキュメンタリー。



    フランク・ハーバートの傑作SF小説を映画化しようと準備して、けれど結局撮影できずにお蔵入りにさせてしまったホドロフスキーって人の話で、そのほとんどが彼に対するインタービューか、そのプロジェクトに関与していた人たちの証言という地味な内容。
    でもすばらしかった。
    飽きることなんてまるでなく、自分の才能を信じて一生懸命、創作の世界で頑張っている人たちに是非観てもらいたい映画だって思ったほど。



    彼はいいます。
    映画は産業やビジネスである前にアートでなくてはならないんだ。
    映画というものは金を生み出すモノである前に、人をシアワセにし、歴史を変えるエネルギーを持っていなくちゃいけないんだ…、と。
    ボクはこれを聞きながら、「映画」の部分を「食べるというコト」であったり「料理」であったりといった言葉に置き換え、勝手にしんみり頷いた。
    その信念を持って行動したからこそ、いろんな人と出会い彼らを巻き込んで、結果作品は未完に終わりはしたけれど、驚くほどの影響を人に与えて今に至った。



    ダリを宇宙の皇帝の役をオファーして、あんな格好をさせようとしたり、映画に出ないと愚図るオーソン・ウェルズに、お前の贔屓のシェフの料理を撮影中は毎日食べさせてやるからと説得したりと、まぁ、むちゃくちゃで、それで人生を台無しにしてしまった人もいたかと思うと、後の成功の種を撒いた人もいる。
    なぜ、みんなが彼と一緒に仕事をしたがったのか?
    映画を見ればすぐわかる。情熱的でチャーミングで、あと300年は生きなきゃ自分の思ったコトはし切れないと、言い切るほどの情熱家。



    悔しかったろうなぁ…、って思うんですね。自分がアイディアしたことを他の人たちが後になぞって成功したのをみながらなんで思いついた当の自分がそのアイディアを現実のものにできなかったのかって考えると、悔しかったに違いない。
    でも、そんなコトよりもっと自分らしいやり方で自分を表現できるモノが必ずあるんだと、80半ばの今でもずっと何かをしてる。
    自分の信じるコトを形に残すため、何かをしなくちゃいけないと気持ちがザワザワする映画。
    たとえ失敗したとしても、必ず何か大切なモノが残ってくれると、そんな勇気ももらえる映画。DVDが出たら買って、いつも傍らに置いておきたくなるようなステキな映画でありました。

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