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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    朝、ちょっと寝坊して飛び出して朝ごはんをさて食べましょう…、とそれでなか卯。

    nakauasa.jpgひさしぶりの店であります。
    ちょっとうどんを食べたくて。
    きつねうどんと和風牛丼…、どちらも小さなサイズをたのんでお腹を満たす。

    食券買ってテーブルにつく。
    びっくりするのが朝の時間は従業員がひとりですべてを仕切るのですね。
    うどんを茹でる。
    出汁を貼る。
    上具をのせて、牛丼の具をご飯にのせる。
    タレが垂れて汚してないかどうかをチェックして、丼の縁を布巾でぬぐう。
    その間に他の人の注文の、唐揚げ揚げたりご飯の仕込みをしたりとずっと、手を動かしてる。

    一人で十分まかなえるようすべてのことがシステム化されているのに感心はする。
    もともとは対面販売で後払いだったお店が今では食券前売り制。
    にもかかわらず、やっぱり追加注文が欲しいのでしょう…。
    テーブルの上にペタペタメニューを貼っておねだりしはじめている…、一貫性のない右往左往が情けない。
    それに一人で働くってどういうことなんだろう?
    仲間もおらず、なにか問題がおこったらすべて自分で対処しなくちゃいけないなんて、そんな孤独を味わうために会社に勤めたわけじゃなかろう。
    なんだか見ていて切なくなっちゃう。

    f76a6296.jpegそれにしてもテキパキ、体を動かしてみるみるうちにボクの注文ともう二人分の注文こなして、どうぞと料理をもってくる…、熟練ですな、ニッコリします。

    牛丼の上を薬味で飾る。
    七味にタップリ紅しょうが。
    食べるとあれれ?…、なんだかしょっぱい。
    煮こまれてしょっぱくなったというのじゃなくて、タレ自体が醤油っぽい。
    味が変わったんだなぁ…、って思う。

    それにうどん。
    出汁のうま味がまるでない。
    うま味というより風味までもがなくて、お湯にうどんが泳いでるって感じすらする。
    麺もチュルチュル歯ごたえがなく「ああ、なか卯よ、お前もか?」ってどうしようもない気持ちになった。
    お揚げもまるでインスタントうどんに浮かんだみたいな食感。

    安さばかりを売り物にして、一方食べ手のボクらも安さを求めた結果がおそらくコレなんでしょう。
    もっと安くと言い続けるのは、消費者が自傷行為をしていることと同じなのかもしれないなぁ…、って。
    かつてうどん文化が貧弱な東京にあって、なか卯のうどんは気軽でおいしく、ホッとするような人間味あふれる味がしたモノでした。
    多分もう、来ることはないだろうなぁ…、ってそう思いつつ、でもああして一人で頑張っているお店の人になんだか申し訳ない気もする。
    雨が冷たく感じる朝でありました。

    気分を直して昼を友人と一緒に回転寿司にする…、新宿「沼津港」にてニッコリと。
    72ec3c1e.jpeg決して安い店ではないけど、昼も満席になる繁盛店。
    ネタはシッカリしていてしかも握りの技術も的確で、昼にやってくるとベルトの上をギッシリ寿司が並んで流れる…、目にもおいしくウットリします。
    目についたモノを次々手にし、食べたいものを注文してと食べれば食べるほど、食欲湧いてくるような気持ちになるのが回転寿司のステキなところ。
    ホタテにつぶ貝、茹でた車エビに脂ののった寒ぶりに、漬けのマグロといつものネタをあれやこれやと、ついでに季節のシャコに穴子とたのしく食べる。

    d2205fea.jpeg漬けのマグロはあいかわらずで、今日はひときわ出汁と醤油の風味がたってひんやり舌にやさしくおいしい。
    ココのホタテは肉感的なゴチソウで、つぶ貝コリコリ、噛む楽しみと徐々にネットリ粘り気がでて貝独特の渋みと鉄の香りが鼻から抜けるたのしさ。
    穴子のツメも甘くてトロンと江戸前風。
    こってりとした焦げた香りがなによりゴチソウ。
    特にシャコが見事なおいしさ。
    玉子をビッシリ腹に抱き、噛むとキュッキュと軽い音立て潰れてく。
    春から初夏にかけてのシャコのおいしさは玉子の旨さ、海はもう春になりはじめているんだなぁと、お腹がウキウキしてきます。

    季節感を味わいながら、あら汁たのんでお腹をたのしくあっためる。
    遅い時間帯にやってくると、アラ自体がなくなっていて食べられなくなるココの名物。
    今日のあら汁。
    魚は脂ののったアコウダイ。
    おわんの中でのぼせたように真っ赤に上気した顔の目があった(笑)。
    ツルンと身離れよい魚で、うま味タップリ、汁に脂がポツリポツリと浮くほどシットリとした味わいがある、だから味噌に負けぬ味わい。
    大根、ニンジン、ネギと野菜がタップリで、ハフハフチュバチュバ、手をつかいつつ食べて気づけば骨ばかり。
    魚をこうしてキレイに食べることができると、なんだかウレシイ。
    カッパをこりっと味わって、口の中をみずみずしくする。
    お腹を満たして、さて移動、たのしい仕事に向かいます!



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    友人がやっている店に誘われテクリとやってくる。
    実は先日、神田で行った「東京ブッチャーズ」っていう店の姉妹店なんだという店。
    rui.jpg「丸鶏るいすけ」っていう店。
    新宿の西口をでて北にまっすぐ、大久保の方に向かって伸びる小滝橋通り。
    それに並行して走る、裏路地に面して出店している鶏をまるごと召し上がれ…、っていうのがテーマの居酒屋なんだと話に聞いてやってきて、けれどお店をみたらなんだか「和風のバル」のような感じにいい意味、予想を裏切られます。
    古民家風の外観で、大きな窓からお店の中のにぎわい、気配が通りにまでにじみだしてくるちょっとワクワクする雰囲気に、お店に入る前からなんだかウキウキしてくる。

    1ebf8c39.jpgお店の中にはオープンキッチン。
    そのキッチンに貼り付くように客席がありそこは一人客とか2人連れようの特等席。
    そのキッチンとカウンターを取り囲むようにテーブルが並んだお店。
    ほどよきサイズで臨場感が店の隅々にまでつたわってくる。

    まずは鶏を焼いたモノ。
    ハラミにセセリ。
    宮崎地鶏を焼くように、網で作った容器に入れて炭の上をコロコロ転がすように焼く。
    鶏の脂がしたたりおちて、焦げ煙が鶏にくっつく。
    風味豊かで、脂がおいしいその独特の焼き方をなぞって焼いた肉にタップリ、塩ダレ、そしてネギを散らしてさぁ、召し上がれと。

    脂がコッテリ、かなり濃厚な味わいのあるハラミの肉には糸唐辛子と大根おろし。
    一方、コリコリ、歯ごたえがある筋肉質なセセリの肉にはポン酢をパサッと風味にくわえる。

    鶏という肉が他の肉にない特徴。
    それは部位によって驚くほどに食感、風味が異なるところ。
    しかも牛や豚に比べて個体が小さく、いろんなパーツを手軽に食べ比べできるとこ…、だから同じように調理をしつつも味わい異なる部位ごとのこうした食べ方の提案があるってステキなコトって感心します。

    3b81dc41.jpg他にもチキン南蛮や、手羽先揚げ。
    あるいは砂肝やレバーの料理があれこれ揃いなるほど本当に鶏をまるごと食べる提案なんだととてもたのしい。
    実はチキンはあんまり得意な食材じゃない。
    特に鶏の風味にこだわる焼鳥屋さんに好んでいきたいとは思わないけど、こうした「非焼鳥的」な鶏の世界はなんだかたのしい。

    特にココの名物料理。
    丸鶏素揚げ。
    さすがに一羽分では大きかろうと半羽分。
    軽く粉をはたいただけでこんがり揚げる。
    鶏の皮。
    それがバリバリ、香ばしくまるでせんべいのように揚がって、中にはシットリ。
    鶏の白い身。
    モモはムッチリ、脂がのった濃厚味で、一方胸肉はフックラ、シットリ、サッパリとしたうま味上品。

    実は昨日、出稿したばかりのほぼ日さんで連載している最新原稿。
    今週の木曜日に掲載される内容が、鶏の肉の部位ごとの個性的なる味をたのしむ楽しみ方がテーマの一部になってるんだけど、その内容の通りの経験を再びココでするなんて…。
    なんだかたのしい偶然で、ニッコリ笑顔がなおさらニッコリ。

    鳥以外にもいろんな料理が当然揃う。

    30307322.jpg特に野菜には力を入れてて、季節の野菜があれやこれやと。
    しかもなるべく手を加えずに素材の持ち味活かして仕上げる。
    例えばどんこ。
    肉厚で、ムッチリとした食感のモノ。
    それに塩を施して蒸し器で蒸すと、そのみずみずしさとピトッと舌にはりつくようなきめ細やかな繊維のうま味を存分に味わい尽くせる。

    それから筍。
    まだ小さくて、皮をまとったままのを炭で焼き上げたモノ。
    手でつかみ、皮をペロンとめくりつつカプリとかじるとクシャッとやさしく前歯で繊維が壊れてちぎれる。
    甘くてしかもちょっとエグく、冬の寒さを偲んで育った野菜独特のほろ苦いのがおいしいところ。
    それからキノコやモヤシをせいろに並べたところに、餅をのっけて豚肉かぶせる。
    プシュッとスティームしてしあげたもの…、豚肉と野菜を蒸して食べることは良くするけれど餅がトロンととろけてそれが豚の脂を吸い込んでおいしくなるのにビックリします。
    今度、自分でもためしてみよう。

    3bd72c23.jpg乾杯ビールに、そのあと梅酒を飲んでたんだけど、ここの料理はなぜか日本酒をおねだりします。
    それで冷酒飲みながら、気づけば3時間ほどがたのしくすぎてきた。

    〆にしましょう。
    と、やってきたのがチキンラーメン。
    正真正銘、日清製粉のチキンラーメンでありますね。
    ただ鶏料理の専門店の〆であります…、お湯のかわりに鶏を煮立てて作ったスープをかけて温泉卵をのせた、よそ行き顔のチキンラーメンでやってきた。
    旨いね!
    いつものチキンラーメンよりも、鶏のスープの分濃厚で食べてるうちに口がスベスベしてくる感じ。
    鶏のコーラーゲン効果!なのでありましょうネ…、オキニイリ。

    ところでこのお店が出店している小滝橋通りエリア。
    気軽な飲食店が続々、集まりはじめている場所なんですね。
    キッカケは行列ができるので有名だったラーメン店。
    麺屋武蔵が店を構えたことで次々、ラーメン店が集まってきた。
    蒙古タンメン中本だとか、久留米ラーメンの名店などなど、個性的な話題の店が集まってそのにぎわいに追随するように他の飲食店も続々と。
    讃岐うどんの麺通団や、最近、トロ箱居酒屋なんかもオープンしはじめ、おそらく近くの西新宿のビジネスマンが仕事の後をたのしむニーズを受け止めている。
    西口なんかに比べてココは、家賃もこなれているから気軽な値段のお店を作りやすくなっているのでしょう。
    ココもそんなお店のひとつ。
    落ち着いた客層、元気なスタッフのバランスもよくまた来ましょうかと思います…、気軽でおいしくゴキゲンな夜であります、ありがとう。



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    昼を新宿でうどんを食べる。

    ih.jpg一滴八銭屋というお店。
    愛媛県出身のご主人が、讃岐うどんをベースにつくった創作うどん。
    昼は定食。
    夜は居酒屋。
    そして〆はうどんをどうぞという、今となってはいろんなところにあるスタイルを作った先駆け。

    できた当初はかなりヘビーローテーションで使ってた。
    昼も夜も。
    夜の料理もうどん屋らしい、素朴な素材をたのしいアイディアで酒のつまみにほどよい気のきいた料理が沢山。
    使い勝手も良かったんだけど、ちょっと話題になりすぎて料理がでるのが遅くなっちゃった。
    しかも予約が取りづらくもなり、それでしばらくご無沙汰してた。
    居酒屋のように使えるといっても、うどん屋である以上、ふらっと行ってスパッと飲んでスキッと帰る。
    そんな気軽な使い勝手がありがたい。
    今日は午前の仕事がちょっと早めに終わって、それで覗いてみましょうか…、と。
    開店時間の直後の時間で、お店に入ると先客一人。
    それから続々、お客様がやってきたけどまだまだランチタイムの前でお店はユッタリ、けれどピークタイムにむけて確実に、エンジンがかかってきはじめ、それがたのしいニギワイになる…、お腹もググッとすいてきます。

    6a287a0a.jpg好きなうどんのハーフサイズを2種類選んで1000円というセットがあります。
    おいしいうどんって、冷たいものと温かいのでまるで食感、味わい異なる。
    だからどちらにしようかと、必ず悩む。
    だからこうしてどちらも食べるコトができるのって本当にうれしい。
    まぁ、熱いの2種類。
    あるいは冷たいのを2種類って食べ方だっていいのだろうけど、やっぱり熱いの、冷たいのを一つづつ。

    冷たいものはぶっかけうどんに鶏天のっけたとり天うどん。
    太くてツヤツヤ。
    みずみずしくてしかも角がキッパリ立った冷たいうどん。
    ゴリゴリしてる。
    歯ごたえシッカリ、ツルンとすすりあげることもままならぬほどに頑丈で、讃岐うどんとはまるで違った噛むたのしみのあるうどん。
    讃岐のうどんは日常的な食べ物で、食べやすいのがありがたい。
    けれど東京みたいな街で、うどんを食べるというのはまっこと「非日常的な経験」で、だから記憶に残る強調された食感、味がいいのでしょう。
    サックリ揚がった鶏の天ぷら。
    生姜に大根おろしがタップリ…、麺とグルンと混ぜて食べるとまるで大根おろしのソースのようになったうどんに絡みつく。
    スベスベ、ムチムチ、そしてゴリゴリ、顎においしい冷たいうどん。

    61dd19f7.jpg一方、温かいのは「黒肉うどん」を選んでたのむ。

    ココの名物料理は実は「白肉うどん」。
    ここが作った創作うどんで、楽天なんかでも人気のレシピ。
    冬の寒い時期ということも手伝ってでしょうね…、ほとんどの人がそれをたのんで食べている。
    でもやっぱりボクは黒肉うどん。
    甘くて辛くて、すき焼きを食べたあとのうどんのような味わいがある。

    脂がとろけるほどに煮込んだフルフル牛肉。
    出汁のうま味がシッカリとしたスープ自体にも甘みと脂がタップリまざり、それがうどんにスベっとからむ。
    温まったうどんはヌルンと。
    とてもなめらか。
    冷たいときとはまるで違った喉越しのよさがあって、これは讃岐のうどんのような顎を必要とせぬ肉感的なやわらかさ。

    これにご飯とおかずが付きます。
    豚肉と豆腐をうどんの出汁で煮込んだ肉豆腐。
    それからおかか。
    うどん屋さんの命の素…、でありますね。
    さすがに上等、味わい深い鰹節。
    それを削って讃岐の醤油でよごした、つまりネコまんまの種みたいなモノがタップリと。
    これがおいしくて、ご飯がすすんでしょうがなくなる…、ツルツルハフハフ、そしてモグモグ、お昼のお腹をたのしく満たす…、さて仕事。



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    ところで午前中の仕事でありますが、西新宿のポールバセットでの打ち合わせ。
    624c46fe.jpg一日中、やっているお店ではありますけれど、朝の気持ちよさは格別で今日もランチタイムの準備がはじまる寸前まで、タップリたのしい時間を過ごす。
    冬の弱々しい太陽すら、ココのガラスの天窓を通してやってくると活き活きしててほんわか温かに感じるステキ。
    ランチタイムがはじまるとにぎやかになるサルバトーレの客席も、今の時間はひっそりとてもおだやかで、大きな空間ひとりじめしてる気持ちになれる…、なんとゴージャス、うつくしい。

    6f5be7bf.jpgカプチーノを飲んで頭の細胞動かす。

    カップの縁に茶色いツブツブ。
    エスプレッソの粉がちらかり溜まってる。
    いつもと違ったスタッフさんで、新人風でありました。
    まだまだココのスタンダードに満ちていないのかとちょっと心配。

    けれど飲んでみれば十分、おいしいカプチーノでありました。
    一口目からゴクリと飲める程よき温度。
    ポッテリとした泡。
    時間がたっても壊れぬ頑丈。
    エスプレッソの甘い香りを含んでしかも、ミルクのコクがフワッと舌の上にのっかる。
    口を閉じるとズブッとこわれ、泡がミルクに戻ってく。
    香り豊かで、うま味すらある。
    ミルク混じりのエスプレッソの味わいおだやか。
    ビターだけれど、酸味をあまりもたぬそのまま飲んでも甘い、喉のゴチソウ。

    向かい側のテーブルで、ボクらが来る前から交流会のような催しやっていて10人くらいかなぁ…。
    出勤前に集まり情報交換、10時をちょっと前にして職場に向かって散らばっていく。
    たしかにこの店。
    この時間。
    こうした集まりをするのにとても適した場所で、集まっているみんなの顔もニッコリ明るい…、ボクらも彼等のモティベーションにつられて仕事がグイグイ、はかどった。
     

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    さて、夜をお寿司を食べたいねぇ…、とそれで回転寿司の沼津港にくる。
    行列でした。
    週末の晩御飯としては早めの時間だったのに、お店の前には20人ほどが待っていて、人気の店ってスゴいよなぁ…、って、どうせ他のお店に行っても人気のあるところは行列だろうと。
    0b9563dc.jpgそれでしばらく待ちます…、10分くらいだったかなぁ、結構早めに回転をして、回転寿司って寿司が回転するだけじゃなく客席の回転率も高い店って思ったりした。
    それにしても最近、こうしたちょっと上等なお店にくると、そこがどんな料理を出してる店であってもシニアな人が多いのにビックリします。
    ファミリー客のように見える人もいるのだけれど、そのほとんどが三世代…、おじぃさんとかおばぁさんとかの財布をたよりに来ている人で、今はそうした時代なんでしょう。
    消費の主役がファミリーだった時代はスッカリ過去になったというコトでしょう。

    ba05b8d9.jpgあれこれたのんでつまみます。
    いつもは食べたいモノをたのんでにぎってもらう。
    けれど週末、超満席という状態でベルトの上の寿司が見事で、ほとんどわざわざたのむ必要がない状態。
    例えばヅケやホタテやつぶ貝。
    ちょっと時間が経つと乾いてしまうネタもキラキラツヤツヤ。
    思わず手が出て食べてウットリ。
    しかもエビがプリンと歯ごたえ充実、しかも甘くておいしいコトに、ビックリします。
    生鯖、ウナギにスモークサーモン。
    どれも鮮度や状態万全。
    どうしても食べたく注文したのは子持ち昆布くらいでありましたか…。
    サクサクプチプチ、歯ごたえたのしく奥歯で魚卵が弾けるたのしさ、夜のお腹がたのしく満ちる。

    それから巻物。
    握った寿司と巻いた寿司はまるで別物。
    特に鉄火はマグロをそのまま握ってもらって食べるより、赤身がカチッとひきしまり海苔の風味がシャリをおいしくしてくれる。
    カッパもシャクッとみずみずしくて、寿司屋の料理にかけてる野菜の風味、食感、さわやかを味わうコトができるのがいい。
    唯一残念だったのが、先日ここで食べたあら汁が今日はなくって普通のしじみやはまぐりの汁だったというコト…、早い時間はあったんですけど、って。
    確かに魚のアラっていうのは、それ自体を仕入れるものではないからどしても早い者勝ち食材になる…、早めに来たらまたいただきましょうとそう思う。

    今日一日の〆をうどんにするコトにした。

    b8ba94ae.jpg沼津港でもしあら汁を食べてお腹が温まってれば、それで満足したかもしれない。
    けれど残念。
    お腹の中が冷たいまんま。
    それで新宿西口の「かのや」っていううどん屋にくる。

    セルフサービス。
    立ち食い風ではあるけれど、テーブルや椅子がタップリあってだからセルフサービスの普通のうどん屋っていう感じの店。
    メニューもかなり充実してて、中でも「かのやうどん」っていうのがココの名物。

    スッキリとした関西風のクリアなスープに四角く角のくっきりとしたハリのある麺。
    ちょっとモッチリしていますか。
    歯ごたえもほどよくあって、しかも喉越しツルンとなめらか。
    とびきりおいしいっていう程ではない。
    けれど例えば讃岐にいって、普通においしい普通のうどん屋のうどんくらいのおいしさはある。
    そのうどん。
    そこに具材をタップリのせる。
    あげ玉、ネギにわかめにかまぼこ。
    ほうれん草にとろろ昆布に切り昆布。
    のせる具材も関西風で、なによりゴクゴク、飲めるほどにスープがおいしくオキニイリ。
    薬味でおかれた胡麻をパラリとタップリかけて、一味をちゃちゃっ。
    ココの一味唐辛子がキリッと辛くて、ほんの少しだけかけたのに唇、舌が痛くなるほど辛味がスクッと立ち上がる…、大人味にてしかも夜にうれしいもてなし。

    9c8ee13d.jpgここのステキなところが出汁が2種類あるとこ。
    うどんをたのむと、関西風の塩味で出汁のうま味が強調されたクリアなスープ。
    ところが蕎麦をたのむと江戸前。
    醤油で風味をつけた黒目のスープを使う。

    蕎麦も風味がキリッとしてて、醤油風味の出汁にからんでツルンと旨い。
    岩のり蕎麦っていうのをたのむと、乾燥させた岩のりがタップリ、蕎麦の上にのっかる。
    それがスープを吸い込んで、トロンとみずみずしくなっていく。
    海藻独特の磯の香りが立ち上り、ゴチソウ蕎麦が出来上がる。
    追加でちくわの天ぷらをトッピング。
    フックラとした衣に包まれた大きな竹輪をトプンとスープにひたし、衣をふやかしズルンと食べる。

    かき揚げ丼をたのむとこれも江戸前風。
    コッテリとした醤油の味と風味が主体の甘辛ダレに、揚がったばかりのかき揚げを、ジュジュッとつけてそれをご飯の上にのっける。
    かき揚げの具は、玉ねぎ、ごぼうにイカにエビ。
    白いご飯にタレのうま味と油の風味がうつってコッテリ、おいしくなってく。
    丼食べて、それからスープをゴクリと飲むと、口の中が天ぷら蕎麦のようになってく。
    ところでココ。
    注文するときにお願いすればうどんに江戸前スープ、蕎麦に関西スープをあわせて作ってくれたりするのですネ…、今度はかのやうどんを蕎麦で、しかもスープはうどんのスープでとカスタマイズしてみようかな。
    関西風の蕎麦がときおり無性に食べたくなるのでココで…、そんなコトを思ったりした。
    さてさて今日はユックリおやすみします、おやすみなさい、また明日。



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    夜、新宿のゴキゲン居酒屋の「のだぴん」にくる。
    84792bea.jpgここ数カ月、何度かココにやってきてその度、「ごめんなさいね、満席なんです」ってふられてしまっていたお店。
    予約をすればいいのだろうけど、なぜだか発作的にココにきたいと思うようにどうも気持ちができてるようで、それで今日はちょっと早めにお店に入った。
    「カウンターでもいいですか?」って言われてラッキー。
    厨房の前のカウンターに座ってお店の中を見渡すと、たしかにほとんど全てのテーブルにコースターとおしぼり、小皿がセットされててほぼ完璧に予約で席が埋まってる。
    週末とはいえ外は雨、しかも給料日前という日に、にぎやかなのってステキなコト。

    7690a07f.jpgもともとこの店。
    もっと新宿駅の近くの便利な場所にあった。
    それが急に閉店し、どうしたのかなぁ…、と思っていたらちょっと遠くに引っ越した。
    しかも坂道をテレテレ歩いたその先で、にもかかわらず昔のお客様はそれでもココにテクテク歩いてやってくる。

    料理がおいしい。
    しかもお店の人の気立てがとてもいい。
    お店にやってきて、座ってお店の空気を吸っただけで気持ちが明るくなる。
    今日もニッコリ。
    いくつか料理をたのみます。

    牛の煮込み。
    牛すじ肉と牛モツをジックリ醤油で煮込んだモノで、おそらく何度も何度もアクや脂を吹きこぼして仕込んでいるのでしょうね。
    キレイな味わい。
    スッキリとした風味がやさしく、煮汁をゴクゴク飲めそうなほど。
    一緒に煮込んだ豆腐もフックラ、キレイな出汁を吸い込んでハフハフフルフル、喉からお腹の中に向かって笑うように揺れながら流れこんでく、冬のゴチソウ。

    季節のおすすめという生牡蠣で、フライとバター焼きの2種類あった。
    体へのやさしさ、それに牡蠣の風味を直接味わいたくて、それでバターで焼いた牡蠣をたのんでためす。
    ポッテリしてて、噛むとプチュンと歯ごたえたしか。
    お腹が太った牡蠣で、噛むとジュワリと口に広がる海のミルクの滋養を感じる。

    6405ada0.jpgそれから鶏の唐揚げたのむ。
    メニューの写真があまりに魅力的にみえたもので、たのんでみたくてしょうがなく。
    するとお店の人がこういいます。

    大きいですよ、スゴク大きい。
    その大きいのが4つついてるんですけど、2つにすることもできますよ…、って。

    いえいえ、唐揚げ好きですからと4つそのままたのんで待った。
    それでやってきたのをみたら…。
    たしかに大きい。
    指の先から手首の付け根の長さくらいで、それがガリっとココナツサブレの色に揚がってやってきた。
    大きいねぇ…、ってびっくりしたら、半分に切ってきましょうか?っていう。
    いやいや、そんな勿体ない。
    これはそのまま、カプッと齧って味わわなくちゃ。
    肉は顎でまず味わって、次に舌って順番だからとそのままカプッと食べると中までシッカリ、タレの味が入って香ばしい。
    サクサクとした歯ざわりと、噛めば噛むほどおいしい脂がにじみだしてくる。
    箸で摘むと重たくて、しかもグラグラ安定しない大きさ、長さに重さで、だから手づかみ。
    脂で汚れた指をチュプチュプ舐めながら、バリバリサクサク、味わった。

    d0dc5c46.jpgもともとココ、信州出身の野田さんがやっているお店…、だったように記憶する。
    だから信州料理がいくつかあって、例えばほうとう。
    ウニのほうとうパスタっていう、ちょっと変わった料理があってためしてみます。

    ムッチリとしたほうとうがまるでフェトチーネのような姿形で、けれどそれよりずっとモッチリ。
    歯ごたえもあり、こんなおいしい麺があるのになんで手打ちのフェトチーネみたいなモノをありがたがってたんだろう。
    そんなコトをさえ思える一品。

    そのムチムチした肉厚麺に、フレッシュのウニ、それからウニの塩辛をあわせてからめてる。
    おいしい。
    ドッシリした味わいと、ウニの風味がとても強烈。
    酒を飲んでる友人は、これでお酒がグイグイすすむと言い、ボクはボクでこれでご飯が食べられるって。
    それほど味がシッカリしてて、麺ではあっても〆というよりこれはウニの料理なんだな。
    クリーミーなウニのソースを指でキレイにこそげとり、ニッコリしました、オキニイリ。

    5e1cbf90.jpgそれから太巻き。
    昔から、ココは寿司がおいしいお店。
    寿司の専門店クオリティーの寿司を居酒屋価格で食べるコトができるというのが売り物。
    握りもあれこれ揃うけど、どちらかと言えば巻物に創意工夫があってたのしい。

    のだぴん海鮮ロールっていう太巻きをたのむと、カウンターの目の前でお父さんが「はいよ」と作って手渡してくれる、その勢いがまずはゴチソウ。
    ご飯の量より、中の具材の方がタップリ。
    マグロにキュウリ、でんぶに白身。
    ふんわりゆるめにやさしく巻いて、そこにウニやイクラを飾る。
    噛むと口でほろっとほぐれて、口の中にご飯が散らかる。
    そして魚がムッチリ、奥歯に抵抗し、ウニやイクラがトロンと口をなめらかにする。
    寿司を食べてるというよりも、しゃりで食感と風味をつけた刺身を食べているみたいな感じ…、ゴージャス感にウットリします、オゴチソウ。

    いろんなところに心遣いがなされてて、例えば辛口のジンジャエールがメニューにあってそれを頼もうとしたらば、うちの自家製ジンジャーがありますよ…、って。
    たのんでみると正真正銘、搾った生姜のジュースに甘みをちょっとくわえたものをソーダで割ったスッキリドリンク。
    飲まない人への配慮がうれしい。
    食事を済ませる頃にはお店がほとんど満席…、みんな普通のサラリーマンでのびのび、ウキウキ週末気分をたのしんでるのが伝わってくる。
    移転してお店を新しくしてもなお、こうして繁盛できてる名店ってあんまりない中、ココは移転してからの方がなんだかステキでたのしい。
    またこなくちゃって、ガンバル元気が湧いてくるのがありがたい。



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