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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    男性
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    1960/01/26
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    博多から友人が飛んできて、一緒にゴキゲンな夜を過ごしましょうかとそれで中野に来ます。
    dainitikara.jpg第二力酒蔵にきます。
    中野駅の近くの入り組んだ路地…、間口の狭い飲食店が並ぶ通りの端っこに、昔からある魚がおいしい居酒屋さんでビックリするのが昼の2時からお店がはじまる。
    にもかかわらず開店と同時にお客様がやってきて、料理食べつつお酒をグビリと。
    今日もやってきたのは5時ちょっと前と言う、まだ外も明るい時間にして、もう半分ほどテーブルは埋まっていましたか…、残りのテーブルも半分くらいはテーブルセッティングがされてて予約が入ってる。
    こんな時間からお酒が飲めるというのはシアワセ。
    アオヤギのヌタをたのんで中生ジョッキを片手に乾杯します…、お久しぶりです、お元気でしたかと言葉かわしてプハーッと一杯。

    eb9fd3bb.jpgそれにしてもお客様の平均年齢の高いコト。
    おそらく還暦前後がここのお店の平均年令。
    ボクらは堂々、最年少組というところでしょう。
    スッカリ大人になったもんだと、ニッコリしながら飲んでたら、お店のおねぇさんが近づいてきて一緒に飲んでたボクの友達の名前を呼びます。

    「もう芋焼酎のボトルはなくなっちゃったのよね」って。
    最近来たの?と聞いたらいやいや、もう一年くらい来てなかったよ。
    なのに名前を覚えてくれてて、しかもいつも芋焼酎を飲んでいたのまで覚えてくれてた。
    せっかくだからボトルを一本入れてちょうだい…、って、こんなところがこの店の繁盛支えているんでしょう。

    いつもの豆腐をくださいな…、って。
    ここの看板料理の一つが「豆腐煮」っていう料理であります。
    名前の通り豆腐を一丁、煮込んだモノで、煮込んだ煮汁は魚のアラをクツクツ煮込んだあら煮の煮汁。
    だから豆腐の中に魚のうま味が入って、なんとも旨い。
    この前きたときには、この豆腐煮をつまみに熱燗、ちびりちびりと飲んでたのしみ、また来るわって1000円札を差し出しおつりをもらって帰るじい様がいた。
    ほとんど毎晩のようにいらっしゃるんです…、って粋な大人のたのしみ方を知ってる人がいるもんだって思ったりした。

    6ec0feeb.jpgこの料理。
    アラ煮の煮汁と豆腐が切れてしまったらそれでお終い…、売り切れじまい。
    今日はアラ煮はあるのかなぁ…、って。
    聞いたらラッキー、まだございますと。
    たのんでみたら、今日の魚は鯛と鮭。
    鯛を煮込むと、キチキチちょっと歯をきしませるような弾力がでる。
    鯛は生より火を通し、こうして食べる方がおいしい。

    ビックリしたのは鮭のアラで、日本の西の方のボクらにしてみると、鮭をこうして煮こむというのがまず新鮮で、脂をタップリ含んだハラスの肉がムッチリ、スベスベ。
    醤油を含んでかなりコッテリした色合いになっているのに、食べると鮭の脂の香りがシッカリ残っているのにビックリ。
    これにもシットリ煮込まれた、豆腐が4分の1丁ついていて、それがフルフル…、煮魚の横で踊り震える姿が目にもおいしい、オゴチソウ。

    da7560fd.jpg他にもいくつか料理をたのむ。
    どれも海鮮使った料理。
    そしてどちらもココに来る度、必ずたのんで試すもの。

    ひとつはホッキのバター焼き。
    まるまる太ったホッキ貝。
    それに小麦粉をタップリはたき、バターでこんがり焼きあげたモノ。
    貝のうま味を残さず小麦粉が吸い取って、そこがシットリ。
    噛むとクニュンと貝独特の食感と、クチュっと潰れる焼けた小麦のネットリとした食感たのしい。
    ホッキの貝殻に詰め込まれ、そこにタップリ出汁で薄めたマヨネーズをそえちょっと洋食料理のようになってる。
    味が変わってオモシロイ。

    それからイカをかき揚げにしたモノ。
    かつて四国にいた頃は、かき揚げの具材はほとんど野菜ばかり。
    しかも家庭料理だったから、こうしたお店でワザワザたのんで食べるものではなかったんだ、というようなコトを言ったら、九州もそれとおんなじ。
    そもそもイカをこうして天ぷらにすることなんで思いもよらない。
    しかもかき揚げって料理は安いと決まったもので、けれどお江戸にくると、エビやイカをタップリいれたかき揚げが、普通の天ぷらよりもずっと高く売られていたりする。
    お国柄ってオモシロイよね…ってそう言いながら、プリプリクニュクニュ、天ぷら衣の下にひそんだネットリとしたイカの食感たのしんだ。
    オゴチソウサマとお店をでたら、出口のとこまでボクらを覚えてくれてたおばさんがやってきて、またお待ちしてますってニッコリしてた。
    焼酎ボトルも入れたことです、またまいります…、近くまた!



    関連ランキング:居酒屋 | 中野駅

     

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    新宿で朝ごはんをたべ、仕事で移動で再び新宿。

    334af7e8.jpg「大かまど飯寅福」にてランチにします…、おいしいご飯が食べたくて。
    お店の中は女子ばかりかと思ってきたら、かなりおじさんがいるではないの。
    それも60前後の落ち着いたサラリーマンのおじさまたちで、みんなたのしそうにニコニコしながら食事をしてる。
    考えてみればご飯がおいしい。
    そのキーワードをいいなと思う中年男子は多いはず。
    そういうボクも、立派におじさん。
    ニッコリしながら、さていただきます。

    ご飯がおかわり自由であると同時にここはお惣菜がおかわり自由。
    いつも3品。
    手の込んだものではないけれど、家庭的な料理が揃う。
    テーブルにつくと小さなお鉢が並んでて、そこに料理がまっている。
    「おかわりは自由にできますから…」ってそっと言葉を添えてくれるのだけれどもそれがちょっとウレシイ。
    「食べ放題ですから」って言われると、同じ意味でも「大食い的」に聞こえてしまう、その点、おかわり自由の言葉の中には「沢山サービスしてもらってる」って感じがするしなにより気持ちがやわらかになる。

    65f4626e.jpg今日はひじき煮、
    切干大根、それからかぶの浅漬けが用意されてて、ひじき煮だとか切り干し大根は自分でなかなか作らぬ惣菜。
    特にひじき煮に入った枝豆。
    このホツホツがとっても好きで、それだけおかわりできまいか…、って思ったりする。
    かぶの浅漬けにタップリ入った切り昆布。
    味が出る上、ネットリとした噛み応えがあるのが旨い。
    料理がやってくる前に、お茶を飲みのみおかずをつまむ。

    ランチのメインはホッケの塩焼き。
    太ったホッケを軽く干し、それをコンガリ焼いたモノ。
    脂が乗ってて、ホロッとみばなれもよくてプルンと食感、豊か。
    ホッケといえば居酒屋で酒のつまみにと、たのむもの。
    そんな感じの魚なんだけど、ご飯のおかずにもなかなかに良い。
    すだちをちゅちゅっと、大根おろしに醤油をたらしホッケにのっけてハフっと食べる。
    ここのメニュー。
    おかずがちょっと貧弱で、選択肢がない。
    しかもどれもが定食で、単品として気軽に追加できないようになっているのも勿体ない。
    夜は居酒屋感覚であれこれ料理をたのしめる…、昼もそうした手軽さがあればもっとたのしくお腹を一杯にできるのになぁ…、って思ったりする。
    75f47902.jpg今日のご飯は三種類…、白米、十五穀米に炊き込みご飯。
    炊き込みご飯の具材はごぼうと牛肉で、甘辛味の醤油の風味がかなり強烈。
    これを炊いてるときの匂いに違いない…、厨房の中からフワッとおこげの香りがただよってきて食欲誘ってくれました。
    これでおむすび作ってくれたら、おいしく食べられるんじゃないかなぁって感じるような味で残念、魚をおかずに食べるご飯じゃない感じ。

    6ff34bf4.jpg二杯目からは雑穀米や白米たのんで、それでホッケをおいしく食べる。
    おかずも沢山ありますゆえの、普通のご飯がやっぱりおいしく感じます。
    それからココのふりかけもおいしくそれでご飯のおかずがすすんでく。

    がっかりしたのがこのお皿、二ヶ所盛大にかけております。
    盛り付けする時に気づかなかったのかなぁ。
    かけて尚それが風合いになるようなお皿だったらいいのだけれど、決してそんなお皿でもなく始末な感じに思えもしない。
    ランチで1000円半ばを取る店。
    こうしたことにも心を配ってはじめておもてなしになるのになぁ…、って。

    それからココはご飯のおかわりをするときに、茶碗をそのまま手で運ぶ。
    「おかわり」って言うと小さなお盆がやってきて、そこに茶碗をそっとのっける。
    ご飯をよそおい終わったら、再びお盆に茶碗をのせてはいどうぞ…、とボクの家ではそうしなくっちゃ叱られた。
    それが本来のお作法だって思うのだけど、どうなんだろう?、サービスを略しすぎてるように感じてしまう。
    小さなコトかもしれないけれど、それが日本の食文化にてなにより大事に炊いたご飯を大切に提供しようと心がけてこそご飯がおいしいお店だろうな…、って思ったりした、そんな昼。



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    それにしても今年の冬は寒く感じる。

    3930ab35.jpg歳のせいもあってでしょうか。
    スゴク早く目が覚める。
    大寒すぎてちょっとづつ、朝が早く来るようになりカーテン越しに朝日の気配を感じる時間が遅くなってく。
    けれどしんみり。
    朝は静かで、街が目覚ます気配はかすか。
    ベッドの中から出るにも「エイヤ」と気合と覚悟が必要になる。

    先日、雪の降ったときなんてどうなることかと思いましたもの。
    週末だったら容赦なく、雪が積もって部屋を出ずにすむ言い訳になればいいのになんて思うのだけど、仕事にでるのに難儀しました。
    江戸を攻めるにゃ鉄砲は要らぬ。雪の三日も降ればよい。
    昔の人はイイことを言う。
    まだまだ油断の出来ぬ2月は、寒さ本番、日本海側では歴史的な積雪量になっているとも言う。
    おかわりありませぬように。

    209c83d7.jpgさて天金でご飯にします。
    お店に入ろうとしたらペラリと暖簾がめくれて、中から出てきたおじさんと鉢合わせするトコだった。
    互いにビックリ…、そのビックリが「おはようございます」って朝の挨拶に変わって互いに言い合ってなんだかステキな朝になる。

    いつもと違った定食にしようと鯖焼き定食。
    いつもは鮭を焼いた定食。
    朝の魚といえば骨離れのいい鮭が定番。
    けれどココの鯖焼き定食は結構おいしい。
    脂の乗った鯖の切り身を蒸気を当てつつフックラと焼く。
    スルンと皮が剥けてウレシイ。
    水気をタップリ含んだ切り身はシットリ、脂の風味も軽い。
    脂のきつい鯖を朝から食べてしまうと、一日お腹の中から鯖の匂いがしてくる。
    ほどよく脂が落ちた焼き鯖は、ご飯のすすむよきおかず。

    そういえば、韓国の焼き鯖は本当においしい。
    特に安東という街にあがった鯖を軽く干し、それをコンガリ炭で焼いたの。
    まるまる太って身は頑丈で、しかも脂がサッパリしてる。
    風味ゆたかで、箸でほぐしてキムチと一緒にご飯にのっける。
    韓国海苔でそれをくるんで、パクリとすると、あぁ、韓国だ!ってお腹よろこぶ。
    それにキムチチゲを一緒に飲むと体の底から韓国モードになっていく。
    韓国について最初に食べる食事は焼いた鯖…、って決めてたコトがあったよなってなんだかちょっとナツカシイ。

    39b07479.jpgそれから奴。
    外は冷たく、だから熱いモノがおいしいはずなんだけど、なぜだかココの朝では奴。
    冷たくスルンとした豆腐。
    スベスベとした絹ごし豆腐の肌がツルンと喉からお腹を撫でまわす。
    お腹がキュッと引きしまり、体の中から目が覚める。
    昔、生の白いネギが苦手だった。
    けれど最近、不思議とそれのシャキシャキ感がおいしく感じる。
    匂いがちょっと気になりはする。
    けれどそれもご飯と一緒に食べるとそれほど強くは感じず、むしろ歯ざわりたのしめる。
    醤油をかけず、代わりにタップリ七味をふって辛味を甘みにかえてパクパク。

    定食につく小鉢はしらす。
    大根おろしをタップリもって、そこにパラリとシットリとした釜揚げしらす。
    これまたそのまま。
    醤油もかけずパクっと食べると、大根おろしが甘くてビックリ。
    冬の寒さがおいしくさせる食材の味。
    大根おろしから滲んで出来てた汁までゴクリと飲んで味わう。
    関西風に味付け海苔。
    ワカメと豆腐を具にした味噌汁のお味噌も甘めの合わせ味噌にて、おそらくココのこうしたところがボクの田舎の朝を思わせ好きなんだろう…、って思ったりした、さて仕事。
     

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    昼を新宿、ちょっと野暮用をすることがありついでにご飯をと「豚珍館」にやってくる。

    34245526.jpg新宿西口の電気街。
    その裏路地にあるお店。
    小さな古いビルの2階で、平日のランチタイムは階段の下まで待ちの行列ができているんだよね…、って。
    いいつつやってきたらばなんと。
    土曜日なのに階段の中間くらいまでの行列。
    おやおや、なんと、思った以上の繁盛店。

    基本ここでは相席で、今日も相席。
    テーブルの向こうに座ってらっしゃるのは、ちょうどボクの両親くらいの年齢のシニアなご夫妻。
    さすがに少な目ご飯ではあるけれど、分厚いトンカツをキレイに一枚、平らげている。

    お年寄りだからといって、サッパリしたものばかり食べてるワケじゃないのよ。
    たまにトンカツみたいなモノを無性に食べたくなっちゃう。
    でも作っていると、あぁ、重たそう…、って面倒くさくなっちゃってだからたまの外食にはいつも食べない、作らない揚げ物なんかがありがたい。
    …、ってボクの母も最近、よく言う。
    目の前のおばぁちゃまもそうなんだろうなぁ。

    52a5fae6.jpgたしかにここのトンカツは、昔風にガリッと揚がってる。
    細かなパン粉。
    ギッシリそれが貼り付いていて、こんがり茶色の出来上がり。
    最近、はやりのトンカツは明るい色でパン粉が花を開かせるように立ち上がって仕上がったもの。
    そちらの方が軽い食感に思えるから…、ってコトで人気があるんだけれど、ココのはそれとは違ってけれど油の香りが軽くできてる。
    油の中のラードの量が少ないんでしょう。
    だから見た目よりもフックラ、衣がやわらかでソフトな食感。

    それからココのソースもやさしい。
    辛口、甘口の2種類あって、辛口っていうのは胡椒の風味がシッカリしたモノ。
    甘口っていうのはうま味が強いモノで、どちらもスッキリ、切れがよい。
    サラッとあまりトロミがなくて、必要な分だけ衣がすってくれるところがまたいい感じ。
    チキンカツをたのみます。
    フックラ、シットリ、脂が少なくしかも上品な味がするから、揚げ物だけど体によさげな感じがするのがうれしくて。
    特にココのチキンカツ。
    分厚い胸肉の脂を剥いで白身の部分だけを使って作ってくれる。
    豚や牛の肉と違って、基本的にどこを食べても均質で端から端まで当たり外れがないから安心して食べられる。
    噛むとスパッとキレイに歯切れて、噛んでるうちにムッチリしてくる。

    3e1b9daa.jpg一緒につきあってくれた友人が、メンチカツのセットをとった。
    ゴロンと大きなメンチカツ。
    細かにひいた挽肉をミッチリ小判状にして揚げててしかも、脂控えめの赤みのところ。
    だから肉汁ほとばしる系ではなく、ムッチリとミートローフを揚げたみたいな独特でそれがおいしい。
    肉を食べてるって実感があり、パテそのものにたっぷりナツメグほどこしていて、昔の洋食屋さんのハンバーグを食べてるみたいな感じがするのが、オキニイリ。

    メンチカツの横についてくるのが串カツ。
    豚肉の端材を棒状にしたモノとネギの白いところを互い違いに串に刺し、カラっと揚げたネギマスタイル。
    ムッチリとした肉の食感、コリッとクニュッとハリある歯ごたえのネギの食感。
    一口ごとに違った感じがオモシロイ。
    串かつって本当は、ビールのお供にしたいところ、けれどココはご飯でお腹一杯になるお店であります…、だから飯。

    練った辛子がピリッと爽快。
    ソースと同じくちょっとゆるめにとかれているので、付けて食べるというよりも、ソースにとかして漬けて食べるのが様になる。
    かなりのヒーハー。
    ご飯が進んでしょうがない。

    d61f5993.jpg調味料やソースの類がたくさんテーブルの上に用意されているのがまたありがたく、中でも千切りキャベツ用に、スイートチリのソースがある。
    なぜだかココでは「イタリアンソース」って名前で大きなドレッシングピッチャーに用意されているのだけれど、甘くてちょっとだけ酸っぱくて、しかも中にニンニクと唐辛子がタップリ入った東南アジアの定番ソース。

    それをキャベツにかけて食べると、口にスッキリ、リセットされる。
    ソースや醤油に疲れた舌が、これで一気にリセットされて次の一口がおいしく感じる。
    キャベツがなにか野菜の料理になったみたいな感じにもなり、それでご飯がまたすすむ。

    そうそう、ココの豚汁がこれまたおいしくご飯のおかずになる上等さ。
    豚肉をトンカツ用に掃除して、脂や筋がでたとこを入れてつくる。
    それに大根。
    色が変わって透き通るまでよぉく煮込んで甘めの味噌で仕上げたかなりのこってり味。
    これまたお代わり自由といううれしさで、久しぶりにお腹いっぱいご飯をお腹に収めるたのしさ味わった。


    このお店。
    おそらくあらかじめ揚げておいたモノを、注文が入ってから2度揚げすることで仕上げているんだろうと思うのですね。
    だからたのむとかなりのスピードで料理がやってくるのであります。
    2度揚げするとカラッとあがる…、しかも早く提供できて客席の回転が良くなってくからそのぶん、安く売れるんだ…、ってそれもひとつの商品力って思ったりする、悪くない。



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    夜を新宿…、仲間と一緒に名古屋飯…、「世界の山ちゃん」にやってくる。
    それにしてもへんてこりんな名前であります。
    世界の山ちゃん。
    世界のマクドナルドとか世界のスターバックスならわかりもするけど、世界の山ちゃん。
    山ちゃんが君臨している世界って、いったい、どんな世界なんだろう?

    5c25cba6.jpg地球儀的なる世界でないことは、まぁ、わかる。
    鶏手羽界という世界があれば、たしかにそこには君臨している。
    どんなに小さな世界でも、そこを代表する店や、人やモノになりゃいいんだよ…、ってそう思ったら気が楽になるしガンバリ甲斐もあろうというモノ。
    いいんじゃないの…、と思う夜。

    それにしてもココの手羽先。
    やっぱり旨い。
    もともと鶏肉が得意じゃなくて、理由は皮ときつい脂と生臭さ。
    だからずっとササミや皮をはいだ胸肉みたいな部位を好んで食べていた。
    鶏手羽なんてみるのも怖い食材でずっと無縁でいたのだけれど、ココで揚げた鶏手羽たべてビックリしました。
    サクサクとした皮の食感。
    鳥の風味はほとんどなくて、スパイシーなタレの香りと味わいでボクが鳥に対して感じる苦手な部分が、きれいさっぱりクリアーされてた。
    目から鱗の新発見。
    しかも骨からホロっとほぐれてはずれる身ばなれの良さも見事なもので、カランコロンと残った骨をステンレスの器に放り込む音がリズミカルにて達成感すら味わえる。
    食べ続けるとほぼ一発で、ツルンと骨から身をこそげられるようになってくるのもたのしい。
    去年くらいからグイグイ好きになってきている、オキニイリ。

    17997c7f.jpgそれからどて煮。
    多分、手羽先揚げよりボクにとっては名古屋っぽさを感じさせてくれる料理。

    八丁味噌の黒みを帯びた独特の色。
    コッテリとした粘り気感じるツヤツヤとした色っぽさ。
    名古屋の色だ…、って勝手に思う。
    昔、名古屋を代表するとある会社の外食事業を手伝っていたコトがあって、そのときはよく味噌カツを昼にゴチソウになってた。
    その店が入り口脇で土手煮を大きな鍋でクツクツ煮込んでた。
    ラードで揚げたトンカツにその鍋の中の味噌をタップリかけまわし「はい、お待たせ」って出来上がり。
    モツの香りが閉じこめられた濃厚味の味噌ダレがウットリするほどおいしくて、そのタレだけでご飯が一杯、お代わりできた。

    味噌ダレだけで十分おいしい煮込みであります。
    その内容物のホロホロ、奥歯でほぐれるようにつぶれてくれるモツの食感。
    それから味わい。
    タレのうま味を容赦なく含んだコンニャク。
    クニュクニュプルンとウットリするほどおいしくなってる。
    上にのっけたさらしたネギが、タレと混じるとシャキシャキ、口をさっぱりさせると同時にタレのうま味をにじまず。
    そこにグビっとホッピー飲むと、一週間の疲れがほぐれる、オゴチソウ。

    名古屋飯以外もいくつか。

    907a4c8b.jpgマグロのガーリックステーキっていうのをたのんで試す。
    ここも安く料理を提供するための工夫として、食材をかなりしぼりこんでいる。
    それも原価が安いか、なるべく長持ちするようなモノ。
    考えてみれば手羽やモツなんて、もともと飲食店があまり扱おうとしない、つまり「ほおるもん」みたいな食材で、それをおいしく食べる工夫と手間に値段をつけられる。
    魚はマグロ。
    大量流通していてしかも、凍っているから長持ちできる。
    それを刺身やカルパッチョ、フライや煮物と手を変え品変えいろんな料理に応用してる。
    マグロのカツに気持ちがいったけど、揚げ物ばかりじゃ叱られる…、って思ってそれで焼いたもの。
    バターにニンニク、それから醤油と調味料は単純だけジュウジュウ焼かれてグツグツそのままやってくるからおいしく感じる。
    見た目、香りに音も味の一部をなしてる大事な要素って思ってハフハフ。

    野菜の料理がほとんどなくて、それでキュウリのおつまみもらう。
    ピリ辛キュウリ。
    塩もみキュウリ。
    それを薄くスライスし、お皿に並べて七味をパラッと降っただけ。
    パリパリ、シャキシャキ、みずみずしくてキュウリの甘くて青い香りが濃い味料理の味に疲れた口をやさしくいやす。
    癒してくれるだけでなく、七味がビリッと刺激をくれて次の一口おねだりさせる。

    気持ちもお腹もほどよく満たされ、それで〆を蕎麦にする。

    ba11eb3d.jpg信州屋っていうお店。
    新宿駅の南口。
    甲州街道の則道に面したところにある蕎麦屋さん。
    新宿って江戸の時代から信州地方にむけて出入り口をなす宿場町。
    だから信州屋なる名前の信州蕎麦のお店がある…、ってなんだか居心地よく感じます。
    オモシロイ。

    カウンターだけ。
    一番奥に厨房があり、それを囲むようにズラッと全部で30席くらいはありますか。
    茹で立て蕎麦にこだわっていて、値段の割にシッカリしてる。
    出汁もキチンと正直に作ってあって、安い蕎麦屋にありがちの化学調味料が燃えるような臭いがしない。
    コブや鰹のやさしい香りが、店を満たしているのがウレシイ。
    商品も種類豊富で丼セットが充実してる。

    カツ丼セットをたのみます。
    「そばでお腹一杯に」という提案なのでありましょう。
    セットをたのむと丼も蕎麦もどちらもほぼ一人前…、食べ盛りさんでも十分、お腹が膨れる分量、ありがたい。

    しかも量があるだけでなく、セットの蕎麦というのにいろいろ具材がのっている。
    キツネにわかめ、天かすそれから山菜と、色とりどりでこの蕎麦だけでも十分、満足できる内容。
    カツ丼もカツこそ揚げたてではないけれど、フックラ玉子が仕上がっていて、具のタマネギもシャキシャキ、ほどよき食感残す。

    3e2beeda.jpgなにより出汁がおいしい。
    だからカツのパン粉衣がなんともおいしく、それらの味が移ったご飯も味わいゆたか。
    固めに炊けたご飯も的確。
    そもそもボクが固めに炊けたご飯が好きということもある。
    けれどうどんやそばと一緒に食べるご飯。
    あるいは丼にしてタレがしみこむご飯はちょっと固めに炊けてた方がおいしい。
    それがわかってるお店はステキ…、と思ったりする。

    それからもひとつ、自然薯つけそば。
    冷水でジャブジャブ洗って、キリッとしめた冷たいおそば。
    それを熱々のタレに浸して食べる食べ方。
    その漬けダレの中にポテンと、すりおろした自然薯、浮かぶ。
    トロトロしてはいるけれど、ネットリかなり頑丈で少々、箸でつついてみてもとろけずずっと形をなして漂っている。
    月夜の夜に漂う雲の如しな漬けダレ。
    トプンと浸して雲にくぐらせ、麺と一緒にそのネバネバを口の中へとたぐりよせ、モグッと味わう。
    ムチムチとした食感と、麺のツルツルがひとつになってスベスベ喉をなでていく。
    いがいがするような山の粘りに、蕎麦の渋みが混じってかなりの大人味。

    蕎麦のお供にともらったかき揚げ。
    これまた具材ふんだんで、見た目もにぎやか。
    小エビに人参、小口に切ったネギにゴボウと野菜がタップリ味わえるのがよい。
    タレにひたすとポッテリとした衣が出汁を吸い込んで、トロンとしてくる。
    そのおいしさと引きかえに、油がタレに移ってコクがでてきて蕎麦にからんでく。
    なによりネギが甘くてシャキッと歯ごたえたのしく、おなかがたのしく満たされる。



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