朝を天金…、新宿西口のオキニイリにて。
日本は優に及ばず世界で一番乗降客が多い駅…、新宿駅の改札口から次々、吐き出されてくる職場に向かう人々の波。
間欠泉のごときリズムで、ドクンドクンと街の息吹を感じる瞬間。
無秩序なようで、けれどカオスにならぬ不思議な秩序をもって人が西へ西へと向かって歩く…、そんな景色は他の国にはなかなかないのでありましょう。
カメラを構えて写真を撮る人がかなりいる。
日本は経済的なる反映の盛りを過ぎて陰りつつある…、そんなコトをいう人もいる。
けれどこんなダイナミックでなのに静かで生き生きとした街の勢い感じると、これからがむしろ日本にとっての幸せな季節がやってくるんじゃないかと思ったりする。
さてご飯。
焼き鮭定食に冷奴を追加してお腹を満たすこととする。
お盆の上にメインの鮭に冷奴。
焼き海苔、漬物、しらすおろしにご飯に味噌汁と、多くのお皿がズラッと並ぶ。
ベストショットを撮ってやろうと、グルリとお盆を回してパシャリパシャリとシャッターを押す。
メインに何をおいてやるかで、まるで違った料理に見える。
中でも一番キレイな景色に見えるのが、しらすおろしを主役にしたとき。
みずみずしくてふんわりとした大根おろし。
そこにしらすがパラリとまるで踊るようにしてのっかっている。
醤油いらずのゴチソウで、大根おろしが甘くて旨い。
しらすの塩味で十分おいしく食べられて、しかも体が潤っていく。
健康的をお腹に入れて、目を覚ます。
そういえば、小さな頃、魚の目がどうにもこうに苦手だった。
だから尾頭付きは怖くていつも頭をとって!とぐずっていたのであります。
目が睨みつけてるように見えたのはたしかだけれど実はそんなに怖くはなくて、そう言うと、ばぁやさんが身をせせってくれたので、面倒くさがり屋のボクにはちょっと便利な言い訳。
とは言え小さなしらすや雑魚の目は、意識しなくてすむので平気。
しかもしらすは好物で、そんな都合のいい好き嫌いに母が激怒して、しばらくしらすを食べさせてくれなかったことがある。
結局、ボクからごめんなさいと誤りそれで、尾頭付きも我慢して自分でせせってたべるようにした。
多分、ボクが小学校の3年生くらいのことじゃなかったかなぁ…。
けれど今でも目は好きじゃない。
しらすのお目目は別だけど(笑)。
昔のコトを思い出しつつ、鮭のほぐして食べる準備をして食べた。
皮を剥ぐ。
皮が鱗に見えるので、これも苦手でだから剥ぐ。
箸で大きく身をほぐし、それから骨を丁寧にとる。
あとは食べるばかりの状態にして、そしてパクリと。
ご飯にのっけて海苔でくるんで食べればまるでおむすびみたいで、シットリ味わいぶかくなる。
冷たい豆腐はツルンと喉をかけおりて、お腹の中を涼しくさせる…、醤油のかわりに七味と塩をパラリとかけて口に含むと舌にピリッと夏が戻ってやってくる。
関連ランキング:定食・食堂 | 新宿西口駅、新宿駅、新宿三丁目駅
ところでちょっと気になっている動画をひとつ。
keep drawing from studio shelter on Vimeo.
「Keep Drawing」って名前。
「書き続ける」というコトだけをテーマに何人もの画家が描いた絵をつなげて作った、躍動感がタップリのショートムービー。
何か元気がでてくるのです。
やり続けることのステキを感じて勇気がもらえるとでもいいますか…、なぜなんだろう、結構好きでそれでアップをしておきました。
元気をだしてやり続けましょう…、信じることをニッコリと。
[6回]