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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    新宿三丁目のニューフェイス…、「ジップ」っていうワインバーを覗きにきます。
    jip.jpg最近、東京の街に増えはじめ、しかもどこもがそこそこの繁盛をみている業態のひとつがこうしたワインバー。
    気軽なワイン。
    ワインがおいしく感じる料理。
    自分のペースに合わせて自由に「飲む」と「食べる」の割合を加減しながらその日の気分をたのしく演出してくれる…、そんなお店がいろんなところに増え始めている。
    特に新宿。
    伊勢丹近所に集中的に展開をしてどこもシッカリ成功している「マルゴ」グループに触発されてでしょうか、ワインバーがかなり密集しはじめている。

    d1011d56.jpegそしてこの店。
    去年の冬がはじまる頃にオープンをした。
    新宿三丁目の駅から数分。
    とは言え街の中心部からは反対側の静かなエリア。
    二階部分にはダンス教室があったりする、かなり古ぼけたビルの一階。
    ほとんど宣伝をしていないのに、いつもお客様でにぎわっている。
    週末なんか早くこなくちゃまず座れないほどの繁盛ぶりで、ビックリします。

    「JIP」というこの店名。
    日本のワインばかりを揃えて、そのおいしさを楽しんで…、というメッセージを含んだ店名なんだっていう。
    お店の中にはワインショップが併設されていて、常時200種類以上のワインが販売されてる。
    それを買って1500円の抜栓料を払いさえすればお店でたのしむこともできるという。
    ヨーロッパやニューワールドのワインに比べて、好き嫌いがはっきりする。
    ワイン文化が若い分、まだまだ未熟なところはあるけど、日本ワインならではの特徴もあり、それを気軽に楽しめるこうしたお店があるのは決して悪くない。
    グラスワインがいつも20種類ほど用意されてて、しかも400円からという値段設定も気軽でいい…って思ったりする。
    そうそう今、東北のワインが充実してて地震に負けるなキャンペーンみたいな感じになっているのもたのしく、ステキ。

    料理も国産食材にこだわった野菜がメインで、季節柄アスパラガスが今日は売り物…、けれどココはやっぱり肉をガツンとためしてみませんか…、と。

    b51922fd.jpegトリッパたのむ。
    かつてトリッパなんて、あまり普通にはみかけなかった。
    見かけるとしたらちょっとマニアなイタリア料理店か、あるいは焼肉の店のハチノス。
    ところが最近、かなり一般的になってきた。
    調理法もかなり多彩になってきて、ココのは煮込み。
    トリッパの煮込みと言えば、大抵、トマトとオリーブオイルで煮込むとこ、ここのはデミグラスソースとトマトソースを使った、濃厚味でオモシロイ。
    しかも野菜がタップリはいってまるで肉だくさんのラタトゥイユ。
    肉もトリッパだけじゃなく、すじ肉それからアキレス腱といろんなところが混じってる。
    クニュクニュ、プルプル、サクサク、ふんわり。
    いろんな食感が一度にたのしめ、なんだか得した感じがします。
    ココのシェフはもともと和食の調理人というコト。
    だからひとつの料理にそんなにこだわらず、自由自在に日本のワインにある味を作っているのが好感持てる。

    f079a634.jpeg洋食的な料理やバルっぽい料理など、魅力的なメニューがあれこれ揃う中、気になっちゃうのがやっぱりハラミ。
    ハラミのソテなる料理をたのむ。
    熟成きいたかなり繊維がバサバサとした、よきハラミ肉をそぎ切りしたもの。
    それを塩とバターでソテしただけ。
    これがおいしい。
    噛みしめるとおびただしい量の肉汁が、ジュワッと噴き出す。
    脂の旨味。
    肉の香りと、ほんの少しの内臓臭。
    塩の加減が絶妙で、ちょっと強めでそれが肉の旨味を引き出す。
    ワインをおいしくさせてもくれる。
    肉の下には炒めたきのこと野菜がタップリ。
    パリパリとしたレタスの鮮度も抜群で、サイドの芋もホクホク、最高。
    ここの料理を作る人。
    塩の加減が絶妙で、ワインにあった料理のコトをよく知っているとそう思う。
    ただ残念なのが、厨房の中で彼が一人で孤軍奮闘。
    週末は違うのかもしれないけれどこのサイズの店で調理人が一人じゃちょっと荷が重い。
    だから料理がでるペースがちょっと遅くなってしまう。
    その分、お酒をたのしんで…、というコトなのかもしれないけれど、でも残念。
    ボクとしてはもっと料理がテキパキでれば、もっとお酒をお替りできた。
    今後、どんな風になるのか、ちょっと見守りたくなる感じ…、いい店、一軒、また誕生。



    関連ランキング:ワインバー | 新宿御苑前駅新宿三丁目駅新宿駅




    〆をどこか近所でしようと、ぶらりぶらりと散歩する。
    ところが時間がちょっと遅めで中途半端で、それでなかなか好みの店がみつからない。
    新宿三丁目を振り出しに、四ツ谷の方に向かってそれでも見つからず、結局再び、新宿に向けぶらぶらあるいて、それで一軒。

    azm.jpg「あずま」という洋食レストランがまだやっているのを発見す。
    好きな店です。
    昭和な洋食。
    デミソースがおいしくできてて、ナポリタンがケチャップ色をしているお店。
    コロッケ、とんかつ、ハンバーグ。
    ビーフソテやらオムライスと、洋食屋さんにあるべき料理がすべて揃った良心的なお店でもある。
    それでそこ。
    滑り込んだ直後にお店の表のライトが消されて、これでラストオーダー。
    なんたるラッキー。
    オキニイリの料理をとってズラッと並べる。

    「じゅうじゅう焼き」というココの名物。
    鉄板の上にざく切りキャベツ。
    油を少々。
    上に肉をどっさり乗っける。
    肉自体には醤油ベースの下味がつき、ほどよく焼かれているからあとは、タレを好みでかけまわしキャベツを蒸し焼きにすればそれで出来上がり。
    パチパチ弾けるキャベツが焦げて、甘い匂いがやってきて醤油に少しのお酢にニンニク。
    大根おろしに生姜の入ったタレがおいしい香りを発する。
    肉とキャベツの割合は、おそらく1対5ぐらいなんじゃないかと思う。
    そう考えるとちょっと貧しい食べ物で、でもそれこそがおいしい秘密…、野菜を沢山食べられるのもウレシイ限りでご飯がすすむ、いいおかず。
    デミグラスソースがたっぷりかかったハンバーグに、ナポリタンがサイドをにぎわすたのしい一品。
    それにサーモンフライを添えて、バクバク食べてお腹を満たす。
    今日はたっぷり歩いたから、これもいいかと気持ちをちょっと慰めながら家に戻ってお風呂に入る。
    明日はまたまた食べる仕事をなりそうです。

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    シズラーにくる…、西新宿の三井ビルの二階のお店。

    3c0e50d1.jpeg打ち合わせを兼ねたランチであります。
    場所を選んだポイントは、大きなテーブルがあることと、飲み物がお替りできるという2点。
    料理のコトを心配しないですめば尚更、使い勝手よく感じ、それでシズラー。
    ドリンクバーにサラダバー。
    ファミリーレストランゆずりの大きなテーブルがある。
    今日の気持ちにぴったりだろうと、それでココ。

    ここのサラダバーは安心できる。
    いつもおんなじ。
    生鮮食品としての野菜がいつも同じというのは果たしていいかどうかはわからないけど、まぁ、それはそれ。
    違ったモノがたとえあっても、多分、おんなじモノを選んでお皿に盛るから。

    レタス、パプリカ、スライスオニオン。
    それがベースで、そこに枝豆、コーンをタップリ。
    なぜだか枝豆を茹でたモノって好きなのでして、それだけ食べてお腹いっぱいになったとしておそらく後悔しないほど。
    ロイヤルホスト直伝のグリーンゴッデスドレッシングをタップリかけて、ゴチソウ味にして食べる。

    それからスープを選んで食べる…、スープ&サラダはアメリカ的なるランチの基本。

    c1bc6bfd.jpegここでランチと決めた瞬間、あぁ、たのしみだなぁ…、と思っていたのが、クラムチャウダーが食べられるってコト。
    ここのクラムチャウダーはインターナショナルクオリティーの良品なのでありまして、それが好きなだけ食べられるだろう…、と。
    思って来たら今日のスープはコーンスープにキャベツのコンソメ。
    それにトマトのスープだった。
    なぜですか?って聞いたらクラムチャウダーは冬の季節商品ですからって。

    おいしいモノに季節はなかろう。
    クラムチャウダーが季節商品だなんて言ってたらば、ボストンやサンフランシスコのシーフードレストランは冬しか営業できなくなっちゃう。
    おいしいモノ。
    差別化されたモノを飽きずに、ずっと売り続けるコトができなきゃ繁盛店にはなれないのにな…、って思ったりした。
    勿体無い。

    212885d8.jpegサラダバーをたのむともれなく、やってくるのがチーズトースト。
    サービス料理なのだけど、サービス以上の価値がある。
    というのが、さすがにサラダはみんな冷たい素材。
    お腹や口が冷えてくる。
    そこで熱々のチーズトースト。
    トーストブレッドにバターを塗って、シットリしたところに粉チーズ。
    それをサクサクになるまで焼いて出来上がりという、単純ではあるけれどほどよくおいしい。
    ただ今日は、これがなかなか出てこなくってメインディッシュがでてくるタイミングとほぼおんなじになっちゃった。
    メインディッシュは温かい料理。
    だから口もお腹も温かいものに飢えてはいない。
    だから思ったほどはおいしく感じないという勿体なさにがっかりします。

    予想以上のお客様だったのでしょう。
    ほぼ完全に満席で、しかもウェイティングさえでてしまった今日。
    厨房の中がその忙しさに追いついてない。
    しかも店長らしき人がいはるんだけど、彼はなぜだかデスクワークの真っ最中。
    ロイヤルという会社の悪い癖であります。
    だから厨房と客席ホール、サラダバーをコントロールする人が誰もいない状態で、ちょっとストレス。
    暇な時には鬱陶しいほどに、コッテリとしたサービスをする。
    けれど予想以上に忙しくなると対応できない、理想ばかり見て現実を見ぬ悪いクセ。

    db9e85a3.jpegサラダに続いて、ご飯をとってそこにお豆や野菜をタップリ。
    シュレッドチーズにナチョチーズ。
    ハラペニョたっぷり添えてワシワシかき混ぜると、タコライスのようになる。
    それを食べつつ、メインをモリモリ。

    チキンブレストのグリルだったり、ラムラック。
    みんなであれこれたのんでつつく。
    ボクは豚のスペアリブ。
    実はこれまた先日ちょっと食べたく思った。
    肉祭りの日。
    巨牛荘でプルコをギ食べたあの夜に、プルコギ屋の近所にあったトニーローマの看板を見て、あぁ、スペアリブにむしゃぶりつきたい…、って。
    無性に思ったけれどもさすがに、その日はやめた。
    それで今日。

    よく煮込まれて、しかも焼かれてトロンと骨から滑り落ちるようなやわらかさ。
    焦げた脂が香ばしく、骨を掴んでむしゃぶりつくと「肉を制服している」ような気持ちになれる、5日ごしほどの念願叶う…、にこりとなった。

    スペアリブのサイドの料理を、フレンチフライ、ベークドポテト、マッシュポテトから選べるサービス。

    19a8701b.jpegここは当然、マッシュポテトでござりましょう…、と選んで食べると、程良くおいしい。
    けれどもっとネットリと。
    もっと味わい深く食べたい。
    そう思ってバフェのチーズソースとベーコンビッツをタップリかけて、味わった。
    旨みが増して、体の中に染み込む度合いに拍車がかかる。
    マッシュポテトの中に混じったバターの風味とチーズの味わい。
    人をダメにする味がする(笑)。

    サラダバーの中に置かれたパスタもちょっと味がたりない。
    それでチーズソースをかけて、塩と胡椒で味ととのえる。
    アメリカの味。
    しかも学生食堂の味…、決して嫌いじゃないのがたのしい。
    ボクの体のほぼ半分は、こうしたジャンクな味でできてるかもしれないなぁ…、って。
    バフェは料理が並ぶ場所じゃなく、料理の素材が並ぶ場所…、だから創意工夫をこうしてすれば自分好みの料理ができて、たのしめる。

    17a5d878.jpegそれにしてもバフェを前にして女の人の持久力ってスゴイですよね。
    驚くほどの分量を、うれしそうに次々お腹の中におさめる。
    男はおそらく短距離走者。
    大盛りラーメンやカレーをガツンと食べることは得意にしてる。
    けれど時間をユックリかけて、前菜、サラダにスープ、メイン、それからデザートとお腹に収める行為において、女性は見事な手際を発揮する。
    貪欲にしてゴキゲンな長距離ランナーって感じがします。
    一皿ごとに別腹を作ってお腹に収めるんだろう…、ってそう思ったら、眩しくなった。

    デザート前にちょっとお腹をスッキリさせたい。
    ちょうど豆腐がバフェテーブルにやってきてそれをお皿にのっけて塩と胡椒をカリカリ。
    オリーブオイルをトロンとかけて、スプーンですくって食べるとまるでデザートみたいな食べ心地。
    食事を終えて、コーヒーのみつつ打ち合わせ…、良き結果にてランチがめでたく終了す。

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    昼、夜の食事の買出しをかね、新宿にでて昼をどうしようか…、と思ってそうだ。
    昨日、夜の〆を回転寿司でもいいよねぇ…、といいつつけれど昨日のテーマが「肉」だからそれで結局、とんかつ食べた。
    だから今日を回転寿司で、昨日の心残りを解消いたしましょう…、と。
    kn.jpg新宿西口の地下街にある「沼津港」にやってきました。
    なかなかの繁盛店にて、実は昨日、もしかしたらばとお店の前まできたのだけれどかなりの待ちで、それもとんかつにした理由の一つだったのですね。
    今日は開店時間の10分後くらいを狙ってきた。
    それでもほとんど満席で、少人数だからすぐに座れはしたけれどテーブル席には長い行列だった…、さて昼ごはん。
    気になるお皿を次々とって、元気に食べる…、もぐもぐと。

    さすがに夏に向かっての今の時期。
    貝は品薄、ホタテも若干、薄く感じる…、とは言え好物、まずは一口。

    cc762fad.jpegネットリ、口を満たすホタテのなめらかなる食感味わう…、食欲がわく。
    脂ののった生の鯖。
    塩で味わうヒラメであったり、ムッチリとした今の季節の魚の旨味に舌づつみ。
    穴子の焼いたの。
    あるいはマグロを漬けにしたもの。
    手をかけおいしさひきだした江戸前風のネタを味わい、それからカッパ。
    特別変わった物を食べるという訳じゃない。
    寿司とはそもそも馴染みのネタを、季節、季節に味わいたのしむモノである。
    だからいいんだと思ったりする。
    ガリをタップリ、カリカリシャクシャクかじりつつ口をスッキリさせて味わう。
    ココのガリは甘味も酸味もほどよくバランス取れていて、だから飽きずに沢山バクバク食べられるけど、調子にのって食べるとお腹があたたかになる。
    消化促進によしとしましょう…、オゴチソウ。

    それからちょっと散歩がてらに西新宿をぐるんとまわり、小腹がすいたような気がする(笑)。

    e5f271cd.jpeg寿司をつまむとなぜだかその後、蕎麦かラーメンが食べたくなっちゃう。
    それで西新宿の北側の、小滝橋通りにあるお店。
    「龍の家」という博多ラーメンの専門店。

    小滝橋通りというこの店の近隣は、ラーメン店がひしめく街。
    麺屋武蔵という伝説の店が開店してから、次々、特徴のあるお店が開店しここで通用する店はみんな本物。
    そう言われるほど競合激しい場所ではある。
    この店も出来て1年ほどになりますか…。
    コンスタントに集客し、立派な繁盛店になったよう。

    特徴のあるお店がまわりに沢山あるというコトからか、つけ麺だったりコクを増したこの場所独自の商品をだしもしている。
    けれどやっぱり、ココの普通のラーメンがいい。
    「純味」というスッキリとした味わいの、典型的なる九州とんこつのここのコレ。
    お腹が空いてなくてもスキッと食べられる。
    動物臭くも、魚臭くもなくてただただ体に染み込む旨みを感じる。
    実は昨日、東京のとんこつラーメンってなんだかおいし過ぎてギトギト、体に重い。
    もっとスッキリとして夜中やお腹がいっぱいなときにでもおいしく感じるとんこつスープを食べたいねぇ…、って言っていたとこ。
    それでココのこれ、思い出す。

    8df72f09.jpeg純味スープにバリカタの麺。
    チャーシューの枚数増やしてクーポン提示で煮玉子入れてもらって食べる。
    「純味・バリカタ・肉増し・煮玉子」。
    ココで一番のオキニイリ。
    極細ストレートの喉越しのよき麺が、サクサク、前歯で歯切れるその食感がなによりゴチソウ。
    脂ののった豚バラ肉を、ガシッと煮込んで若干燻製をかけたチャーシュー。
    これを沢山そのままいれるとスープの温度が下がってしまう。
    だから一旦、電子レンジであたためて、それをタップリ。
    丼も熱々にしてスープも熱々。
    だから最後の最後まで熱々で、ラーメンってやっぱり温度を食べる料理に違いない…、って。
    辛く味を整えた高菜炒め。
    それに胡麻に紅しょうが、と薬味をひとつ加える度に味が変わっていくのがたのしい。
    最後は全部の味をとかして総動員して、ゴクゴク、スープを飲み干した。

    215c4ad9.jpegここの店。
    料理も旨いがボクはここのサービスが好き。
    最初に食券を買うのだけれど、その食券を決してカウンター越しに扱わない。
    いちいち外に出てきてお客様の横にたち、食券の内容を確認していく。
    その時たとえば、麺は固めにというとそれを食券の中に記入していく。
    タレを濃い目に、麺は半分、粉落とし…、残りはバリカタでお願いします…、なんてフェティッシュな注文している人もいた。

    カウンターの上に氷水が入ったピッチャーが置かれてる。
    だから自分で好きなときに、お水をグラスに注げるけれど、出来うる限り、お店の人がお冷の交換をしてくれる。
    カウンターの上に置いたピッチャーは、お店の人が手間を省くためじゃなく、冷たいお水を心ゆくまで飲んで帰ってくださいネ…、ってメッセージなのでありましょう。
    ラーメン屋だからって甘えない。
    飲食業はサービス業。
    人が人をもてなす産業って、そんな基本をしっかり守って頑張っている…、だから好きです、オキニイリ。

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    仕事がらみで新宿御苑の近所のお店を二軒みる。

    vinagio.jpg視察とでも言えばいいでしょうか?
    今、実は、渋谷の円山町で一軒、あたらしいお店を作ろうとチームを組んであれやこれやと準備中。
    小さなお店。
    けれどなかなかに風情に溢れた物件で、オモシロイ店にしてやろう。
    みんな気合が入って、それでおんなじようなお店をみてまわりましょう…、って。
    それでテクリとやってくる。

    まず一軒目は「ヴィナージオ」
    ワインをたのしく味わってもらおう…、ってそんな気持ちでできたお店。
    ここも本当に小さなお店で、もともとお弁当屋さんだったとこ。
    そこを丁寧に改装して、小体ながらも居心地の良いお店にしてる。
    お店の前面が全部ガラスで、だから広々して見える。
    目の前にあるのが公園で、緑の木々を借景にしたとても落ち着く風情がステキ。
    お店の奥に厨房があり、それもキチンと使い勝手よさげでいい。
    人を笑顔にさせる空間。
    包みこむような、やわらかな色のやわらかな壁。
    目にやさしくてしかも人の肌の色をキレイに見せる間接照明。
    体を安心して預けられる、座り心地のよい椅子が、どうぞ酔っぱらってゴキゲンになってくださいね…、って言ってるようでホッとする。
    厨房の中からおいしい匂いが漂ってきて、何時間でもココでユックリしたくなる。
    そんなお店を作らなくっちゃ…、ってみんなで思う、良き勉強。

    d865b5ec.jpeg白のワインをグラスでもらい、軽くつまんでお店の空気をお腹いっぱい、吸い込んだ。

    軽くトーストしたバゲット。
    その表面にはすりおろしたニンニクをタップリいれたバターを塗って、風味をつける。
    横にはペースト。
    なんのペーストなんですか?って、聞いたらビックリ。
    焼いた茄子を裏ごしにした茄子のピュレ。
    トロンとなめらか。
    しかも茄子の甘みがずっしり。
    焼いた茄子独特の炭の香りのような風味が、とても鮮やか。
    オリーブオイルのなめらかと、甘い岩塩のうま味も見事にマッチして、胡椒がピリピリ。
    舌をつねってお酒をねだる。
    ブラックオリーブをつまみにしつつ、ワインをゴクリ。
    次のお店に行かなくちゃいけない時間になっちゃって、なんとも残念。
    普段着使いにぴったりの、通う価値があるお店だなぁ…、って思ったりした。
    また来ます。

    そして二軒目…、「串あげや月光」っていう大阪風の串揚げの店にやってくる。
    18c7cb02.jpegさっきのコジャレたワインの店から歩いて多分、50歩くらい。
    つまりまるでおんなじエリアにあって、ココはまるでまったく別世界。
    サラリーマンがビールを飲みつつ、和気あいあいと串揚げつまむ。
    安くそこそこおいしくて、しかもお酒のお替りたのむと、ピュンとまるで飛んで来るようなスピードでたのんだお酒がやってくる。
    居酒屋なんかで一番いけないサービスは、お酒のお替りが待てど暮らせどやってこないようなコト…、その点、この店、そうしたところがしっかりしてる。

    325a1ec7.jpeg気軽なおつまみ。
    トマトサラダを下さいな…、って言えばトマトを丸ごと切って器にポン!
    マカロニサラダも同じ形の器にポンッと、気取らぬ提供スタイルでそれが気軽に飲める雰囲気作ってくれる。
    メインの串揚げも、シッカリしてる。
    植物油を使って揚げて、だからサクサクとても軽やか。
    二度漬けゴメンのソースもスキッとしてて、幾らだって食べられちゃいそう。

    まるで目立たぬビルの地下、それでもほとんど満席になる。
    揺るぎないコンセプトをもって、来るべき人をたのしませればこうして繁盛店ができるんだなぁ…、って思ったりした。
    これも勉強、お部屋に戻る。
    企画書ひとつ、書き上げなくちゃ…、とパソコンパチパチ打ちながら、素麺茹でてズルッと食べる。
    さてもう少し、ガンバロウ。

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    ひさしぶりの友人と、朝食をとる。

    38f92b7c.jpeg地方に住んでいる友人が、出張のため東京の街に泊まってる。
    場所は四ツ谷で、うちのご近所!
    ホテルはどこ?って聞いたら、三井ガーデンホテルなんだというじゃない。
    その1階にはサルバトーレが入ってて、たしかイタリア風の朝食をやっていたはず。
    せっかくだから一緒に朝をとらないかとそれで歩いてやってくる。

    決して大きくないお店。
    しかもお店の真ん中に、ドンッと真っ赤なタイルをはったピザ窯がある。
    「ピッツァサルヴァトーレクオモ四ツ谷」って言うのが正式名称の、名は体をあらわす感じのステキなお店。
    特に朝。
    大きなガラスの窓から朝日がやってきて、ピザ窯、キッチン、お店の中のすみずみを明るい光で満たしてくれる。
    夜の雰囲気も悪くないけど、ボクは朝のこの店のこの雰囲気がとても好き。
    ただひさしぶりに来た店の朝食のシステムが昔とまるで変わって、バフェになってた。
    ビジネスレベルのホテルの朝は、もうバイキングがデフォルト化した。
    まぁ、しょうがない。
    時節柄、バフェはなるべく食べぬよう…、って思っていたけどたまにはいいでしょう。
    しかもここのバフェの料理は小さなお皿やウォーマーに、ほんの数人分づつ入ってこまめに補充をしているようで、これならムダもでないかなぁ…、って思いもしました。

    全部で30商品くらいですか。
    特に目についた料理がペンネと牛の煮込みのようなモノ。
    イタリアンレストラン的料理でいいんじゃないのかと思ってとって試してみます。

    317a7c61.jpegペンネはたしかにクリーム味でクニュクニュとした歯ごたえたのしい。
    ベシャメルソースにたよるのじゃなく、チーズでしっかりコクと風味を出していてサルバトーレの味がする。
    この画像だけをみると、まるでサルバトーレのランチバフェのようにも見えたりするのもまたたのし。

    ロングパスタと違ってショートのパスタは時間がたってもおいしく食べれる。
    むしろちょっと時間をおいて食べたほうが、ムッチリとしたパスタの食感が濃密になりこうした場面で重宝なんでしょう。
    イタリアの高速道路のサービスエリアみたいなところの食堂で、食べてガッカリするのはスパゲティのようなロングパスタ。
    絶対外れが無いのがこうしたショートパスタかあるいはラザニア。
    そんなパスタを思い出させる、程よい味わい。
    牛の煮込みは筋や端材を上手に使って、じっくり煮込んでトロトロとした食感見事。
    ゼラチン質が唇テカテカさせるよう。
    ちょっとカレーの風味をつけて、朝の食欲、さそいだす。

    967feda0.jpeg朝の料理といえば必ず玉子の料理がつきものだけど、その大抵は目玉焼きか、オムレツ、あるいはスクランブルエッグ。
    けれどここでは、イタリア風のオムレツ、フリッタータを用意している。
    パプリカ、玉ねぎ、マッシュルームにジャガイモと、中の具材が風味にぎやか。
    これもイタリア風のおもてなし。
    野菜あれこれ。
    中でもレンコンを素揚げにしたのが目をひいて、それをとってクシャクシャ食べる。
    口の中で壊れて噛むと、粘り気をだしつつ野菜のうま味を吐き出していく。
    顎を使うと、目が覚める。

    ドイツ風のビアブレッドと、フォカッチャをとりそこに鮭のポトフを添える。
    キャベツと蕪をしんなりするまでブイヨンで煮込んでそこに、スティームした鮭。
    その身をほぐしてパンをザブザブ浸けながらシットリさせて口に運ぶ。

    オモシロイのがここのバフェには五穀米もおかれてる。
    けれど不思議とご飯を食べたい気持ちにさせぬ、料理の品揃え。
    そういえば、味噌汁はない。
    かわりにおいしいコーヒーがあり、ジュースも多彩に揃ってる。
    他にあんまりないちょっと、お洒落でたのしいバフェの朝。
    それにしても、食事をしている間じゅう、お客様に声をかけつつ笑顔で朝の挨拶をする。
    それが終わると窓やお店の中のガラスを、一生懸命、磨くスタッフの真摯な姿がすがすがしくて、それが今朝の一番のゴチソウでした。
    話もはずむ、朝のコト。

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