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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    夜を仲間と焼肉三昧。
    8228c664.jpeg新宿三丁目の交差点の角にある、京王フレンテっていうビル。
    かつては「セゾンプラザ」と呼ばれて、新宿界隈ではテーマ性があってオシャレな飲食店が集まっているのでちょっと有名なビルだった。
    そこを京王電鉄が買収して、それにあわせて全館徹底的に改装をして、テナントも一部変わって再オープン。
    去年の秋のことであります。
    そのタイミングで大阪からやってきたの「黒べい屋」って言う焼肉屋さん。

    6dd4033d.jpegエレベーターホールを降りた途端に、昭和初期の町並みが広がってお店の中も、当時の民家っぽい造りになってる。
    焼肉屋さんと海鮮料理が得意な居酒屋の二軒がそこに同居している…、ちょっとオモシロイ店作り。

    通常メニューもあるけれど、食べ放題がかなり人気でそれをたのんでみんなで焼き焼き。
    もともとここの食べ放題コースには必ずユッケが付いていた。
    けれど今は生のお肉は出せませんので…。
    それで海鮮ユッケにさせていただきますって。
    隣の居酒屋で扱っている、ハマチや鯛、それに平目をぶつ切りにして塩ダレかけてネギをパッパとあしらった、確かにユッケ風のが来ます。
    まずくはない。
    けれどこれじゃぁ、お酒がすすまない。
    焼肉屋さんがユッケやレバ刺しが売れなくなると、客単価が下がっちゃって困るというけどそれはそうした生肉モノがでなくなるってコトだけじゃなく、アルコールが一緒にでなくなるから辛いというコトなのでありましょう。

    c112a6dc.jpegもらった席は掘り炬燵式の畳の個室。
    若い人には個室が人気なんですよ…、と。
    そうは言うけど、焼肉みたいな料理はできればみんなと一緒にわいわいしながら食べたい料理。
    特に食べ放題のようなみんな同じモノを同じようにたのしむときには、見知らぬ人との空間と時間の共有がありがたい。

    食べ放題ではあるけれど、最初にまずは肉の盛り合わせがやってくる。
    ロースにハラミ。
    カルビに若鶏、豚トロと素材あれこれ。
    しかも野菜がタップリのってて、これを食べなきゃ好きなモノはたのめませんぜ…、と。
    こんなのほとんど一瞬にして、お腹に収めて次のモノへと向かってく(笑)。

    大した肉ではないけれど、ほどよく熟成きいていて脂の状態も悪くない。
    何より炭で焼くと香りがよくなって、肉の実力以上のウマさを発揮する。
    さてそろそろ、本格的な食べ放題に向かっていきましょう。
    そう決意をしたと同時に個室に、もうひと組がはいってきます。
    若い男女のカップルで、衝立挟んで姿は見えず。
    けれど同じ空間を共有できる、やっと仲間がやってくる。

    8f258145.jpeg赤身のおいしいロース肉。
    脂がほどよくのってムッチリ、甘みをもったカルビ肉。
    奥歯にコッテリ貼りつくような食感たのしいハラミと次々たのんで炭で焼く。
    ちょっと変わった部位もたのんでみましょうか…、と。

    まずはハチノス。
    牛の二番目の胃袋で、ネッチリとした独特の食感があってトマトで煮こむと、まぁ、たまらない。
    良く下ごしらえしたところを食べやすいように切りわけて、炭で炙って食べるというのもまた一興。

    それとテイル。
    蠅追う牛がずっと動かし使ってる場所。
    だからとても筋肉質で、筋と脂が層をなしててこれも煮こむとおいしいシチューやスープになってく。
    普通は硬くて焼いて食べようとは思わぬ場所で、けれどこうして薄切りにする。
    サッと炙るとクシャッと縮れて、汗かくようにツヤツヤしてくる。
    焼いてかじると、プルンととてもハリがある。
    脂がジュワッとしみだしてきて、甘くてムチュンと歯茎にまとわりついてくる。
    こりゃ、クセになる。
    あまりに味が強すぎて、そのまま食べると舌がうま味にまけちゃいそうで、レモンをかけて味を薄めて食べるほど。

    9710b241.jpeg炭をバンバン使って焼いて、それで汗だく。
    もっと冷房強くしてもらえないかなぁ…、と思っていたら隣の人が思わぬリクエスト。
    お店の人に、ココは寒いので冷房温度を下げてくれませんか?というではないの。
    余程の冷え性なんだろうかと怪訝に思う。

    実はこの後、ちょっとして彼らが先に帰ってそれでわかったんだけど、彼ら、サラダひとつと烏龍茶だけで、肉も焼かずに帰っていった。
    焼肉屋にきてサラダだけ。
    当然、炭を使っていない。
    だから彼女は寒かったのでしょう。
    彼ら、何度ももっと温度を上げてくださいって、言っていたけどボクらの状況も忖度してくれてもいいのになぁ…、って。
    しかもココはテーブル上のオーダー端末をお客様が使って注文をするスタイルの店。
    消費金額がわかるようにもなってて彼ら、席をたつ前にチェックしたんでしょう。
    モニター上には合計金額2100円。
    一人頭1050円って表示されてた。
    これじゃ、お店もたまったもんじゃないだろうなぁ…、って思って笑った。

    程よき満足を得られるお店の、ういいつ欠点が、〆の料理が少ないところ。
    ご飯とスープ、それにキムチくらいしかなく、それでご飯とキムチとスープ。
    とってたのんで、カルビを焼いて、ご飯の上にキムチとカルビをのっけて即席カルビビビンパのようにする。
    〆が魅力的でないというコト。
    それはすなわち、肉を沢山食べてってサービス精神なのだろうって思うことにする。

    5be2904c.jpegオモシロイのがココのスープ。
    スープボウルやお椀じゃなくて、小さなピッチャーみたいなカップにやってくる。
    そのまま飲める形状ではある。
    けれどご飯にかけるのにちょうどいい。
    多分、そうして食べてくださいってメッセージかな…、って思ってそうする。

    塩と胡椒をパラリとやって、ついでにレモンで味を引き締め、それでザブザブ。
    お腹もほどよく満足す。

    お皿を後片付けするときに、スタッフの一人がちょっと食器を落とした。
    洋服が汚れるようなコトはなかった。
    なによりその時の対処とお詫びの言葉がステキで、よく教育されてるお店だなぁ…、と感心してた。
    それでお店を出るときに、清算してたらレジの係の人が一言。
    「洋服は汚れませんでしたか?」って聞く。
    こうした配慮や心配りって、あたりまえだけどなかなかできない…、ちょっとステキかもって思ったりした、そんな店。



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    焼鳥の鉄人という店。

    yt.jpgこの店、もともと「焼鳥食べ放題」のお店として開業してた。
    串に刺したいわゆる焼鳥。
    ネギマや皮、むな肉、ささみと好みの部位を刺した串焼きをたのんで、それを厨房の中で焼いてもらうという趣向。
    時間制限、均一料金。
    焼肉だったり、しゃぶしゃぶだったり、食べ放題のお店は沢山あったけど、焼鳥というのが珍しくそれで流行った。
    流行ったけれど、流行れば流行るほど評判悪くなってった。
    焼くのが間に合わなかったのですね。
    たのんだモノが出てこないのに、制限時間が近づいてくる。
    お店の中は殺気立って、駄目なお店って定評がつく。

    それじゃいけないと、一年程前にシステム変更。
    焼鳥の鉄人という名前はそのまま。
    だから焼鳥食べ放題もそのまんま。
    ただ、串にさした焼鳥を厨房で焼くというのはやめて、味付けをした鶏肉を、お客様が七輪で焼く。
    つまり焼肉の肉の部分を牛肉じゃなく「鶏肉」にした。
    これなら提供時間が間に合わない、ってコトがなくっていいだろう…、って。
    一時期、支店の数も減った。
    けれど最近、徐々にお店が増えはじめている。
    どんな感じか見てみよう…、と予約をしました。

    aaaa2048.jpeg実はあんまり期待はせずに、勉強だからとココロを鼓舞して電話をすると、「お待たせしました、焼鳥の鉄人新宿店の◯◯でございます」と自分の名前を名乗って受ける。
    声も明るくまずは感心。
    テキパキとした受け答え。
    とても正確なレスポンスにて言葉遣いも正しくて、もしかしたらいい店なのかもしれないなぁ…、って、思ってそれでやってくる。

    焼鳥食べ放題、しかも飲み物飲み放題で60分、1500円。
    安さ際立つ、しかも分かりやすいシステムで、お店に入るとまず七輪がやってくる。
    中には炭がおこってて、上には網。
    使い捨てタイプの、ちょっとチープな網だけれど鳥を焼くには十分でしょう。
    焼き放題のネタは鶏肉がらみが10種類ほど。
    胸やもも肉、ささみにレバー、内臓モノがあれこれ揃う。
    それ以外には豚肉、あるいは野菜が各種。
    座って最初にそれらの中からいくつか選んで、盛り合わせにしたのがまずはやってくる。
    ほどよき分量。焼く練習を…、とまずは焼く。

    4e066332.jpegそれにしても小さな店です。
    間口は狭く、中に入るとまず階段を8段ほども降りて中地下に入ってく。
    そこに厨房。
    厨房まわりにカウンター。
    壁に張り付くようにして、2人がけのテーブルがいくつか並ぶ。
    奥へ奥へと店はのびてて、一番奥に階段があり、そこから上に客席がある。
    結構、人気があるようで、6時という夕食時にはまだ早い、その時間帯でもう満席。
    2、3人のグループ客が多くはあるけど、一人でカウンターにちょこんと座ってニコニコしながら鶏をやきつつ晩酌をするオジサン客がいたりして、なんだかかなりほほえましくなる。

    牛肉と違って鶏や豚を焼く。
    シッカリ中まで火を通さなくちゃってちょっと気を使ってしまう。
    けれどありがたいのが、ここの肉。
    タレをタップリからめてそれから焼くのですね。
    それも塩ダレ。
    ネギやタマネギをすりおろして、それに味を入れている。
    軽く肉にもみこんだのを網にのっけてやくために、そのタレが肉をコーティングして、かわかぬように、焦げ過ぎぬよう案外簡単に誰でも焼ける…、いい工夫。
    カウンターの中の作業が見通せる、いい客席をもらってじっと見ていたら、注文のたび肉を切り分けタレにからめる、その軽快な手際がなんだか専門店にいて食べてる…、って気持ちにさせてもらえるステキ。

    29848d9c.jpegとは言えボクは鳥が苦手。
    食べられるのは胸正肉とささみくらいで、けれど付き合ってくれた人たちは鳥が大好き。
    鳥好きさんが食べたいモノって、鳥皮、ぼんじり、砂肝とボクが食べれぬモノばかり。
    それらをたのんでボクが焼く。
    みんなは食べて元とってよネ…、と七輪の上と格闘します。

    鳥の皮は脂がきつい。
    焼いてるうちに、皮が沸騰するようになりブクブク脂が細かな泡になってはじける。
    それが服に飛び散って、染みになるのがなんだか勲章。
    ボクまで焼鳥たのしんだ…、そんな気持ちになりました。

    ちなみにココの食べログページ。
    評価がとても低くてなんでと思ってレビューをみてみたら、そのほとんどがココが今のスタイルじゃなく普通の串焼き焼鳥を食べ放題で売ってた時代のモノでした。
    この評価を見て、食わず嫌いの人もいるかも…。
    どんな商売も、はじめよければ終わりよし…、初動で失敗してしまうと傷が大きくカバーするのがむつかしい、そんな勉強もいたしましたです、ちとオキニイリ。



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    ヒルヲヒルトン(笑)。

    75175b86.jpeg西新宿のヒルトンホテルの中にある「チェッカーズ」というコーヒーショップ。
    日本全国に何軒かあるヒルトンホテルの、一日中営業しているレストランはみんなチェッカーズって名前でしかも、バフェに力を入れている。
    もともと赤坂にあったヒルトンが、契約切れで新宿のココにやってきたとき、一日中、どこかで必ずバフェをやる。
    それがコンセプトでレストランの施設配置をしたくらい。
    今でも朝から夜まで、どこかで必ずバフェをやってる。

    このチェッカーズは、ホテルの中では珍しく早い段階からピザ窯をもち、ピザとパスタのバフェを売り物にしていたお店。
    それまでピザの食べ放題と言えば、シェイキーズに代表されるアメリカンスタイルのお腹いっぱいを目指したお店ばかりだった。
    そんなときに、イタリア風の生地が軽くて、いくら食べてもお腹いっぱいにならないようなおいしいピザを食べ放題。
    しかもパスタが何種類も、限りなくできたて状態で食べるコトができたりもしてかなり人気をはくして話題になった。
    なにしろ、すかいらーくの人たちが、その繁盛をみてピザとパスタの食べ放題の新業態を開発しようって決意したほど。
    すかいらーくグループの本社がヒルトンの裏にあった。
    社長がこのホテルの地下にある床屋に通ってて、ここを発見したのもキッカケ。
    昔、ボクもそこを贔屓にしていてココに頻繁にきていたコトがあった、ひさしぶり。

    70c8c64d.jpeg長い間こないうちに、ずいぶん、進化したんだという。
    勉強兼ねてそれでひさしぶりにやってくる。

    パスタが売り物。
    しかもカスタムメードで作ってくれる。
    麺とソースと具材を選んで、シェフにたのんでそれから作ってくれるというモノ。
    普通バフェのパスタって厨房の中で次々作って、それをドサッと大きな皿に入れたモノをとって食べるというシステムで、ここも昔はそうだった。
    次々、作り続けるから限りなくできたて的ではあるけれどしばらく経つと麺が油とからんでデレンとのびる。
    ココはできたて。
    しかも10種類のパスタと14種類のソースが用意されていて、その組み合わせで140種類のパスタを作ってもらえるという、その自由度が魅力的。

    六本木に同じようなシステムのお店があります。
    ギャスパー&ガストンっていうパスタにソース、具材を選んで自分の好きなパスタを作ってくれるこれから流行るかも…、って思われているコンセプト。
    ただ、ソースに合わない具材の組み合わせも当然あって、自由が過ぎると料理としての完成度がいささかおぼつかなくなっちゃう危険もはらんでる。
    ココはソースと具材は一体。
    味がイメージできるのがありがたくって、注文するのがたのしくなっちゃう。
    しかもパスタはサービススタッフにたのめばひとつひとつ運んでくれる。
    ピザを食べたり、ムール貝をせせって食べたり、時間をたのしくつぶして待つ。
    a7da7a6d.jpeg小さなお皿にフォークで巻いて3口、4口程度の分量…、ソースがキッチリできあがってて、しかもどれもがメリハリあって食べ比べるのがたのしく感じる。
    ムッチリとしたリングイニでボロネーゼ。
    同じリングイニでジェノベゼソースにするとツルンとムッチリ感がなりをひそめる。
    野菜のムースをくるんトルテリーニをカルボナーラソースであえてもらうとコッテリとしたソースがからんで野菜のムースがグラタンみたいになっていく。
    キャベツと桜えびをタップリ使ったアーリオオリオのスパゲティーニ。
    バサッと麺が暴れる食感は、何度食べてもやっぱり旨い。
    プチプチとしたトビッコの弾ける食感がからんでおいしいクリームソースのフジッリや、アラビアータで味わう太いマカロニみたいなリガトーニ。

    b7e888d7.jpegパスタソースでバリエーションを付けるお店はいろんなところにあるけれど、こうしていろんな麺の食感たのしめるのは、なかなかなくってかなりたのしい。
    中にはちょっとあわなく組み合わせがあったりするけど、そんな時にはバフェカウンターの上に置かれた料理のソースで修復をする。
    パスタがメインと言いはするけどそれ以外の料理もしっかり。
    バリエーションが豊かでおいしい。

    例えば牛の赤身を煮込んだイタリア風のビーフシチュー。
    フォンドボーの中にドライトマトが入って、甘みと酸味がとてもやわらか、しかもスッキリ後味がよい。
    サラダ野菜の種類も豊富。
    こうしたちょっと上等なバフェにやってくると最近、かならずあるのがロマネスコ。
    ホロホロ、小さなコブが壊れて口の中にちらかる儚いブロッコリーのような食感。
    ローストビーフやパテにご飯のサラダなんぞがあれこれあって、どれも新鮮。

    中でもロメインレタスが見事に元気でツヤツヤ。
    それにチキングリルをのっけてシーザードレッシングをたらんとかけて、チキンシーザーにして食べる。
    食べ放題というよりも、選びたい放題。
    組み合わせたい放題であり、料理をアレンジし放題。
    ワガママいいたい放題でもあり、シェフ使いたい放題という、いろんな「放題」、たのしさに気づけば満腹以上になっちゃう。

    55c62178.jpegとは言え、別腹部分の料理もシッカリ。
    バフェカウンターに近づくたびに、チョコレートファウンテンのチョコの香りが鼻をくすぐる。
    アイスクリームを自分で好きなだけ装うこともできたりもする。
    ケーキもふんだん。
    けれどなぜだかフレッシュフルーツが活き活きしていて、おいしくみえた。
    特においしく感じたのが、スイカにそれからパイナップル。

    おじぃちゃんになるとこうしたみずみずしさが、食後のお腹にやさしく感じる(笑)。
    甘くてちょっとキュウリの匂いのするスイカ。
    蜜が入ったように熟したパイナップルは、コホンと咳がでてしまうほどの甘さで、体がトロンととろけそうになってしまうほど…、パパイン酵素で消化を助けるコト、企てる。

    それにしても、お店の中は女性で一杯。
    ランチにしてはちょっと高めの価格設定でありながら、ほぼ満席でしかも週末ランチは入れ替え制の二交代…、そのどちらもが今日は満席なんだっていう。
    ちらりほらりとファミリー客がいはするけれど、やっぱりこうしたレストランには背筋ののびた女性が似合う…、腹ゆすりつつ店を出る。

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    夜、串かつ揚げてお腹を満たす…、体の調子もやっと普通の状態を取り戻しつつあるようであります…、なんともウレシイ具合。

    52717db5.jpeg神楽食堂・串物語という自分で揚げるタイプのお店。
    基本的に食べ放題で、かなりコストパフォーマンスが高くて便利。
    もともと大阪でチェーン展開をはじめた店で関東圏にも何軒かある。
    中でも最も古いお店に分類される、新宿西口大ガードの近所のお店でココが一番のオキニイリ。

    食べ放題のお店。
    しかも自分で作って食べるお店の場合。
    密閉された空間だと、作ることとか食べることとかに気持ちが集中してしまって気持ちがどんどん切なくなってく。
    特にそれが揚げ物なんかの時には空気も悪くなる。
    その点この店。
    交差点に面した壁がほとんど窓で、開放的なのが気持ち良い。

    そこから見えるメインの景色は靖国通りで、歌舞伎町に向かって人がドドッと流れていくさまがダイナミックで東京的で、元気がこちらに伝ってくる。
    ここのお店は6時までに入店すれば、500円以上値引きになるというサービス中で、それで仕事を終えてそのまま怒涛のごとくお店の中になだれ込む。

    すでに外人さんのグループ客がワイワイ、キャーキャー、串を揚げてた。

    fc153d30.jpeg最近、こうした普通のお店に観光客がやってくる。
    ブログの力?
    サラリーマン居酒屋で有名な「天狗」が実はヨーロッパ系の観光客に人気らしくて、旅行系のウェブサービスで、「ビッグノーズレストラン」として紹介されたのがキッカケなんだと言う噂もある…、オモシロイ。

    串揚げ用のネタは全部で40種類ほどありますか。
    牛肉、豚肉、エビにタコ。
    サーモンそれからソーセージ。
    野菜もあれこれ揃ってて、どれを食べても当たり外れがないのがいいとこ。
    工夫してるなぁ…、って思ったところが「鶏の肉」。
    ただチキンというのでなくて、ささみ、むな肉、あるいはモモをレモンやガーリックのフレーバーをつけたモノとか種類豊富になっている。
    鶏は場所で味や食感が違って感じる。
    食べ比べするのがたのしい、よい食材。

    kgr.jpg一口大のサイズのネタ。
    それにタップリ、白い下地をまとわせる。
    そして細かなパン粉をつけて揚げると不思議と失敗しない。
    誰がどんな風に揚げても、キレイに揚がってくれる。

    下地と油の温度、状態がいいのでしょうネ。
    食べ放題ですよって言われても、揚げても揚げてもキレイに揚がらぬ失敗作ばかりができちゃ、食べてて決して面白くない。
    キチンと工夫がされているのはステキなところ。
    上手に揚がるとウレシくて、次々揚げて食べられるのがまたウレシくての繰り返し。
    今日はオモシロイほど食欲湧いて、他のみんなにつられたってコトもあるんでしょうけれど一人で60本ほどをお腹に収める。

    中でも一番オキニイリだったネタはエビ。
    10本以上は食べましたか。
    ムチッとシッカリしたエビの身と、カサカサとしたパン粉の相性。
    尻尾までカリカリ食べれて香ばしい。
    揚げておいしくなるコトでは、エビをおいて他になし…、って天ぷらだとかを食べると思う。
    そういえば、かつてテニス選手で有名だったジミー・コナーズ。
    銀座の天一さんに連れて行かれて、そこのエビの天ぷらがおおいに気に入り、小一時間でなんと100尾を平らげたという。
    わからなくもない…、してみたい(笑)。

    8be65da7.jpeg〆をいくつか。

    まずはカレーをアレンジしましょう…、と。
    サフランライスをお皿に盛って、そこにポッテリしたカレーをかけてそこにいろんな素揚げを乗っける。
    鶏のむな肉、それからささみ。
    ポークソーセージにハッシュブラウン、そして茄子。
    油で揚げた肉や野菜はカレーによくあう。
    見た目も鮮やか、うつくしく、オシャレなカフェのカレーのように見えるたのしさ。
    オゴチソウ。
    炊いたご飯にサフラン風味の油をかけて再び蒸らして仕上げたんでしょう。
    だからパラパラ、お米の粒が転がるようでそれがカレーのルーをまとって、ポッテリとなる。
    自由にどうぞと添えられていた、カレー用のホットスパイスをタップリかけて大人味にしてたのしんだ。

    それからお茶漬け。
    お茶漬けとは言えお茶漬け用の出汁が用意されていて、ご飯にそれをかけまわす。
    お茶漬けのお供がこれまた沢山用意されていて、自分の好みに仕立てられるというのもステキ。
    たくあん、ゴマにかつおぶし。
    それから昆布の佃煮をどっさりのっけてザブザブ食べる。
    汁のかわりのようでもあって、お腹がやさしく満たされる。

    088b8904.jpeg普通こうした食べ放題の店にきて、時間いっぱい食べることはほとんどない。
    途中で飽きてしまうのですね。
    誰にも負けぬ早食いさんでもあって大抵、小一時間でお店を出ちゃう。
    けれど今日は珍しく、気づけば残り10分になる。
    お店の人に、そろそろお時間と言われてはじめて気がついた。
    揚げるたのしみ。
    いろんな素材が揃ううれしさ。
    それに〆の料理の多彩さとバランスとれてて飽きなかったのが理由でしょう。

    最後に甘いモノを忘れずと、思ってソフトクリームをネロンとしぼる。
    乳脂肪分が少なめの、サラッと口溶け儚いタイプのソフトクリーム。
    バニラの香りも最小限。
    甘味も控えめ。
    口の中の温度を下げて、油で疲れた舌をやさしく休ませる。
    串かつというこの店のメインの料理にほどよくあった、身の程知ったその味わいに満足しました…、納得です。
    今週末は少々、あれこれ忙しく、今日は早めに家に戻ってボンヤリしましょう。
    TSUTAYAによってビデオを借ります…、最近、ハマってしまった横溝正史のシリーズモノで、それでワクワク、ごきげんよう。



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    四谷三丁目で軽く夜。

    5424ab2b.jpeg肉匠酒場丸信という店。
    先月できて今日で2回目。
    お店が面した杉大門通りからでなく、通りと通りをつないだ路地からお店に向かう。
    するとお店の入り口が真正面にみえてくる。
    …、ということは、お店の中の人から丸見えの位地から入ってくっていうコト。
    早速見つかり「おひさしぶりです、いらっしゃいませ」と声をかけてもらってはいる。
    見た目にインパクトがある生き物なのでありましょう、ボク。
    とは言え、人の顔を覚える名人がいるってステキなコトであります。
    ボクらだけでなく、通りを通る人にあれこれ声をかけてる。
    小さな街で、おなじみさんがもう出来ているということなのでもありましょう。

    時間は早めでまだまだ明るい時間帯。
    お店の中にはボクら以外に先客一組。
    それも小学生の中学年くらいの子供をつれたおかぁさん方3名で、子供は男女二人づつ。
    つまり7人一組でテーブル囲んで食事の最中。
    和気藹々はいいのだけれど、その様子をみてお店に入るのを躊躇する人もかなりいた。
    子どもが騒ぐ居酒屋で酒を呑むのは筋違い…、とボクも思いはするけれど、まぁ、しょうがない。

    db33b067.jpegホッピーたのんで、ここの名物「レバ刺し」食べる。
    昨日また、今度は牛角でO157の感染事例が出たんだという。
    いろんな店が生の肉類を販売自粛するなかでここはこのレバ刺しだけじゃなく、肉の刺身やユッケも売ってる。
    レバ刺しください…、ってお願いすると、こともなげに「承知しました」って、ニッコリ受ける。
    暗黙の了解という大人の契約があるお店。
    いいなぁ…、って思いますよね。
    この店にこうしてやってくるというのは、この店のことを信じているから。
    そう思ったらこうしたサービスが当たり前なのでありましょう。

    レバの塊を薄く切り分けることが多いレバ刺しをここはほぼ立方体の、ぶつ切りにして提供をする。
    角が見事にたってて、つややか、なめらか。
    口に含むとヒヤッと冷たい。
    ほのかな鉄の香りがし、噛むとサクッとキレイに歯切れる。
    歯切れてあらわになった中身も、カチッとしていてツルンとなめらか。
    胡麻の油に塩をほどこし、それを浸して食べると胡麻の香りが鼻から抜ける。
    たしかにここの名物料理。
    ここにきて、これを食べずに変えるのは、勿体無いって思うと同時に、これだけしっかりしたレバをキッチリ引っ張ってくるよなぁ…、って思ったりする。
    見事なり。

    49823fcd.jpeg金魚サワーをたのみます。
    サワーの中に大葉とタネを抜いた鷹の爪。
    泡がはじける水の中。
    揺れる大葉を藻にみたて、そこに真っ赤な金魚が泳ぐ。
    大葉の香りがするわけでなく、少々、舌にピリッとするのが鷹の爪から出るカプサイシンの効果でしょうか。
    刺激成分と一緒に体にはいったお酒が、どんどん体に回ってくるのにドキドキします。
    大人味。

    ところでボクらの横で食事をしている件のママ&チルドレン。
    ママはお酒を飲みつつ世間話に花さかせ、子供たちは料理をたのんでお腹を満たす。
    オモシロイのが、彼らは一人ひとり、食べたい料理をたのんでそれをただひたすらに一人で食べる。
    居酒屋なのにみんなでひとつを分け合うってコトをしない若い人達が結構最近、増えてるけれど今眼の前にいる小学生はみんなそうした食べ方をする。
    これから外食産業っていろんな意味で根本的に変わらなくっちゃいけなくなるかも…、って思ったりした。

    32f59c5e.jpegつまみをあれこれつまみます。
    ここのポテトサラダは肉屋さん的。
    シットリとしたマヨネーズ味。
    少々甘めで、ポテトもなめらか。
    キュウリに玉ねぎ、生の野菜がシャリシャリしてて、ポッテリとしたポテトの食感ひきたてる。

    肉の居酒屋を標榜しているこの店の、串焼き類は種類も豊富。
    まず豚と鶏。
    ハツにガツに砂肝に、それぞれパーツが用意されててただボクが食べられるのはあまりエキセントリックじゃないところ。
    鶏もも肉をタレ焼きで。
    ここのタレにはちょっと味噌がまざってて、焼くとそれがコクと焦げた香りになっておいしくさせる。
    串かつだったり、串で芋を揚げてバターと一緒にたべるじゃがバターを頬張ってそれで夜の一幕を引く。

    食事をほぼ終え、隣の子供たちはちょっと退屈してきたんでしょう…、ポケモンカードを出してきてゲームに興ずる。
    横ではママがそんなことには頓着なしに、お酒をおかわり、メートル上がる。
    昔、居酒屋で焼き鳥たべつつ花札遊びに興ずる人は、博徒といわれてもしょうがない人。
    小学生にて、学徒ではなく博徒になっちゃう、今の子供の早熟ぶりに舌を巻く。

    それにしても今日の言う日の、日差しがとても強いのにカラッと風が気持ちよく、穏やかだったコトにしんみり感謝する。
    家に帰って書物しながらDVDを見る夜とする…、コトにする。


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