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2025/04/22 (Tue)
グットドールクラッティーニ
イタリアランチ。
「
グットドールクラッティーニ
」と言うお店。
丸の内のビルとビルの間の通路をキレイに整備し、風が気持ちよく抜けていくまるでここだけ郊外みたいなのどかな空間。
そこにちょこんと隠れ家みたいにあるイタリアン。
出来たときにはよくもまぁ、こんな立地が良く残ってた…、とビックリしました。
それから5年。
この界隈はどんどん変わって、ビルが次々建て変わり、ココもいつまでこうしたのどかを守れるんだろう…、ってちょっと心配。
こうした空間は街にやさしい表情与える宝物。
もっと増えればいいのになぁ…、って思ったりする。
昨日、念のために予約たのだけど大正解。
お店に入ると、ボクらが座るであろうテーブルだけを残してあとは満席。
ほぼ80%、ご婦人さま。
残り20%はご婦人さまの同伴か、あるいは部下と一緒にやってきたのであろう会社の上司という景色。
運良きコトにキッチン脇のテーブルもらう。
厨房の中で料理が次々、出来上がっていく様子が間近に眺められる。
若干、騒々しいのと、料理の匂いに包まれるのでお洒落な装いに気を使う人にはちょっと不向きな場所かなぁ…。
男同士の食事には、これほど適した場所はなし…。
シェフが3人。
昼の時間は厨房作業が忙しいのでしょう、いつもはホールでサービスしているスタッフがサラダを作り食器を次々洗ってく。
おいしい戦場、さて、ランチ。
すべてのランチに、まずはサラダがやってくる。
オリーブオイルに少量の塩、仄かな酸味のドレッシングでやさしくドレスされた葉っぱ。
シャキシャキ、新鮮。
力強くて噛むとザクッと繊維が砕ける。
ドレッシングの味がおだやかで、だから野菜そのものの持ち味をたのしむコトができはする。
けれどちょっと物足りないなぁ…、って思いながら食べていたらば、お皿の底にスライスしたニンジンが潜んでた。
このニンジン。
ビリッと酸っぱくマリネされてる。
一口齧れば目が覚めるほどに鮮やかな酸味に最初はちょっと戸惑う。
けれど葉っぱ一緒にそれを食べると、あら、おいしい。
ニンジンに仕込まれた酸味がドレッシングと一緒になって、初めてサラダの味として完成をみる。
ステキな工夫…、オモシロイ。
このお店。
レストランのメニューを構成する前菜、パスタ、メインがそれぞれ対等。
メインの料理に力を入れてパスタがおざなりになってしまったり、前菜とパスタだけのお客様を「わかっちゃないな」と馬鹿にするようなコトがない。
前菜だけを食べて帰ってもOKだし、パスタをメインがわりにして食べるのもお好きにどうぞ…、とお客様まかせに自由奔放なコースを仕立ててたのしめるというのが、オキニイリ。
ボクはそれで前菜ひとつとパスタを選んでコースとなした。
前菜は蛸とイカのサラダ仕立て。
タコのゲソ。
イカの胴体と耳の部分を軽く湯引きして、マリネしたモノを中心に色とりどりの野菜で仕上げる。
薄切りのカブ。
パプリカ、それからセロリ。
カブは塩で軽くもみ、まるで浅漬みたいなやさしい味わい。
スキッと酸っぱく、食べるとどんどん食欲がわく。
コリコリとしたゲソ、プルプルとしたイカ。
シャキシャキのセロリが食感たのしく風味も添える、蛸とセロリの組み合わせってなんでこんなにいいんだろう…。
刻んだイタリアンパセリとカブの葉っぱを散らして、煮詰めたアチェート。
それにカイエンペパーと色とりどりで、それらを全部混ぜて食べると、辛味、甘みがくわわって味の変化がたのしめる。
メインのパスタは、ウニのスパゲティー。
ここの名物料理のひとつ。
追加料金がかかるのですネ、900円ほど。
けれどかなりの人がこれをたのむ。
クリームベースのソースの中に、たっぷりのウニ。
麺全体が黄金色になってしまうほど豪勢につかってムッチリ。
一口食べると、ウニのうま味が口いっぱいに広がっていく。
コッテリとした濃厚ソース。
これだけウニらしい味にするのに、どれだけウニを使ったんだろう。
追加分の900円が全部ウニ代になっちゃったのかなぁ…、って思うくらいにサービス精神満点で、だから人気がでるんだろうなぁ…、って。
しかもウニに火を通さずに、まったり仕上げるこの技量。
さすがにプロの作るパスタは一味違う。
一緒に入った友人がたのんだメニューが「Piatto Unico」。
「一皿完結」って翻訳できるでしょうか?
ひとつのお皿にパスタとメインディッシュを一緒に盛り込んで提供するってスタイルで、ミラノで一時期流行ってた。
昼ご飯にもタップリ時間をかけて当然なイタリアで、おいしいモノを時間をかけずやのしみたい…、ってビジネスマンのためにできたと言われる料理。
昔、カジュアルなイタリア料理店のチェーン展開を手伝ったとき、これを目玉にしようとした。
けれど料理によって調理時間と調理する場所がそれぞれ違って作業煩雑。
それでするのをあきらめた。
ひとりの人が責任を持ち、パスタとメインを作らなくっちゃうまく出来ない。
ここではオーナーシェフが自ら鍋を振り、腕を奮って仕上げてた。
分厚い豚肉のグリルとアラビアータがひとつに盛り合わされたモノ。
脂がのった、まっこと分厚い豚ロース肉をよじれるほどの高温でバリッと焼いた。
自分の脂が沸騰しながら焼きあがっていき、だから小さな穴が沢山、肉の表面にあいて噛むとサクサク軽快。
ところがそのサクサクが終わると、中からジュワッと肉汁たっぷりほとばしり出る。
豚の脂で焼いたキノコや野菜も旨い。
アラビアータでこれがピリッと辛くて、油に含めたニンニクの香ばしいコト、ウットリするほど。
それにアボカドのトロっとやさしいなめらかが、激しい辛さをおだやかにする。
この組み合わせって初めてたべるけど、なんだかステキ…、いつかどこかで真似しよう。
それにしても、この料理。
豚肉側から画像をとるとパスタが付け合せのようになり、逆に撮るとパスタの料理のように映るという不思議。
どちらが主役でどちらが脇役…、ってそんなコトがないダブル主演のような姿にこれがまさにピアットウニコって感心します、腹いっぱい。
ピアットウニコのセットには、デザートが食後に付きます。
クレメダンジュが今日のデザート。
水気を搾ったカテージチーズ。
ホロホロとした食感で、クリームチーズのようななめらかさからは程遠い。
そこにブルベリーとフランボワーズ。
ざくろをちらして、スプーンですくって口の中でひとつにまとめて味わう趣向。
甘み控えめ、酸味とフルーツの風味がたのしいランチの最後にはピッタリのお腹をいたわるやさしいスイーツ。
コーヒー飲んで、昼のお腹に蓋をする。
それにしても丸の内女子。
昼からワインをたしなむ人の多いこと。
ランチのお酒。
サラリーマン的にはグラスビール。
ランチ女子的には、グラスワインというコトになるのでしょうネ。
みんなたのしげに会話をかわし、おいしいモノで元気になってく。
ステキなお店…、今度は夜にと思ったりする、ごちそうさま。
[0回]
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2010/10/20 (Wed)
丸の内コア:洋
Comment(6)
キッチン南海
神保町のキッチン南海で昼。
仕事仲間と神保町で食事をしよう。
どこにしようか…、と相談したら彼が行きたい店と、ボクが行きたい店が違った。
どっちも一歩も引かず決まらず、それでジャンケンして決めることにした。
ボクの負け。
ジャンケンがどうにもこうにも弱いのであります。
運をこうしたコトで使いたくないからネって、いつも悔し紛れの言い訳するほど弱くて今日もあっさり負けた。
それで彼がいうお店…、キッチン南海にきた次第。
時間は昼休みも過ぎた2時ちょっと前。
それでも満席。
ちょっと並んでお店に入り、テレビを見たら徹子の部屋をやっていた。
ふと気づく。
「黒革の手帖」を予約録画し忘れた。
最近、ちょっとはまってて今日辺りから急展開になりそうで、あぁ、助かった。
ココでちょっとは見れるかなぁ…、って思っていたらなんと徹子の部屋が終わってドラマが始まるところで、国会中継にチャンネル変わる。
そりゃそうだろうて…、その時間帯にこの店にいるほとんどの人がサラリーマンで国会中継の方が似合っているもの。
明日は忘れず予約録画をしておこう!
このお店。
ランチタイムは10種類ほどの定食メニューだけなのだけど、1時過ぎると単品メニューを好きに組み合わせて注文できる。
それでカレーとチキンフライをセットにします。
ココのカレーはちょっと独特。
黒くて最初はサラサラしてて、けれどドンドン、トロミがでてくる。
多分、ラードを焦がして色と風味をつけてるんでしょう。
ラードはコゲると香ばしく、しかも甘みを含んだうま味を吐き出す。
そこにスパイス。
カルダモンの涼しい香りと、胡椒、カイエンペパーの辛味がドッシリ見事にあとをひく。
食べると途端に、頭のてっぺんからドスンと汗が噴き出すほどに辛くて熱い。
熱した脂がカレールーに蓋をして、それでなかなか冷まさぬようにしているのでしょう。
辛くて痛い舌を熱さが直撃し、ハフハフ、口の中でカレーをお手玉するようなそんな熱さに、ヒーハーします。
しゃもじでキレイな山脈型に形どられたご飯も、湯気立てるほど熱々で、それがカレーの熱さ、辛さに拍車をかける。
ココのお店は薬味、ソースがカウンターの上に所狭しと並んでる。
トンカツソースにマヨネーズ。
野菜をすったピュレが入ったケチャップベースのドレッシングにレモン果汁と胡椒と塩。
それらを使って自分の味にカスタマイズするのもたのしい。
レモン果汁をカレーにピュピュッと施すと、不思議なほどに甘みがギュギュッと強調される。
スキッとおいしい…、オゴチソウ。
ココのチキンフライはサクサク、フックラ。
細かなパン粉が軽く揚がってサクサク、前歯にこうばしい。
それで包まれた鶏はやわらか。
噛むと中からたっぷりの、おいしい香りの蒸気を吐き出しほぐれて崩れる。
分厚い胸肉の皮をはぎ、身だけを使っているからなのでしょう。
まるで白身魚のフライのような食感、味わい、やさしい風味。
揚げているけど重たくはなく、サクサク、かなりの量を一気呵成に食べあげられる。
千切りキャベツに貝割れまぜて、そのみずみずしさとビリッと辛い苦味が旨い。
ケチャップ風味のマヨネーズあえのスパゲティーがご飯のおかずに不思議とおいしく、カレーをハフハフ、麺をムチムチ、スプーンに箸を持ち替えながら、かわるがわる口に運んで食べていく。
潔いほどの満腹王国。
食事を終えてお店を出ても、次々、お客様がやってくる。
次は神保町の北側でメンチカツを食べなくちゃ…、って思ったりした、さて仕事。
[1回]
2010/10/18 (Mon)
丸の内コア:洋
Comment(2)
市ケ谷・タベルナ・エビグラタン
市ケ谷外れの気軽な食堂、「
ラ・タベルナ
」って店で昼。
昔は近所に住んでいて、台所がわりに使っていた店。
乗り換え含めて二駅分の引っ越しをして、それでも決して遠くはないけどちょっと足が遠のいている。
今日はたまたま麹町にて小さな小さな打ち合わせ。
仕事が終わって時計をみたら、昼ご飯には早めの時間。
けれどココはもう営業中。
あるいて10分かからぬ場所で、折角だから顔をだしてみましょうか…、って。
それでテクテクやってくる。
それにしても市ケ谷界隈。
ここ一年で随分、様子が変わってきました。
もともと小さな民家やビルが少なくて、大きな区画のお屋敷街。
けれど古くから開発が進んでいたからでしょう、低くて古いビルが目立つ町並み。
それがひとつ、二つと無くなり、開発待ちになっていた。
そんな空き地がジンワリ一気に再開発のスタートっぽくなりはじめている。
角だけ残してずっと駐車場になっていた、かつてのウチの近所の土地もキレイサッパリ更地になって、工事囲いが出来ていた。
新たにできるビルのほとんどがマンションだったこの界隈に、オフィスビルができるというのも珍しい。
東京の街…、まだまだ動いているんだなぁ…、ってしんみり思って、そして昼。
飲食店がメインテナントの雑居ビル。
外階段をタンタン上がって、小さな扉をくぐって中に入ると小さなダイニング。
古い木造のインテリアにてどこといって特別なとこはないのだけれど、お店のサイズに比べて大きく立派な厨房。
フランス料理のお店が一軒できそうなほどに充実してるその中に、コック服着たコックさんが全部で5人。
うちの料理はシッカリ手作り。
おいしいものを食べていって頂戴ネ…、って力強いメッセージが中からジンワリ伝わってくる。
基本はイタリア料理的なモノ。
けれど洋食的なる料理もあれこれ揃ってて、気取りのないのがなによりステキ。
エビグラタンのバタライス添えを、えらんで食べる…、ココで一番のボクの好物。
まずはランチサービスのローストポテトとスープがきます。
小振りのコロンとしたジャガイモに、ローズマリーをたっぷりまぶしてオーブンで焼く。
塩がビシッときいていて、ネットリとした芋の食感、華やかにする。
風味も甘みも自然で旨い。
スープはオニオングラタンで、ソテしてカラメル状になったタマネギの甘味と香りで出来上がる正直な味。
昼だからでしょう…、ニンニク控え目。
代わりに粉チーズをタップリ使ったトーストが蓋した姿は本格派。
それを食べつつ、しばらく待ちます。
ピカピカに磨き込まれたソルタンペパの器やシルバー。
一人にひとつ、もれなく持ってきてくれる氷タップリ入ったお水のピッチャーもピカピカで、気持ちがシャンと明るくなってく。
そしてコレ。
グツグツしながらやってきたのが、今日のメイン。
深いグラタン皿の中に、タップリ上までホワイトソースが満たされて、時折、フツッとホワイトソースが沸騰し、海坊主のように膨らみ消える。
一番底にはサフラン風味のバタライス。
エビとホワイトソースとチーズ。
つまり「ドリアじゃないの?」って言われればその通りなのだけど、これはあくまでエビのお料理。
ドリアはご飯の料理であって、これはそれとは別物なのです。
と言うのもエビが半端じゃないほどゴロゴロしてる。
サフランライスの上にギッシリ、ほとんどご飯が見えぬほどエビが覆ってて、そのエビとエビの間をホワイトソースがつないでる。
そんな感じの、つまりエビのホワイトソース和えチーズ焼き。
それだけではお腹いっぱいにならないだろうから、バターライスを添えました。
添える場所がたまたま横じゃなく底。
だから見た目はドリアにみえる…、けれどドリアじゃないんです、って。
屁理屈みたいで、けれど実際食べるとまさに、そんなお料理。
スプーンをさしこみ、ご飯と一緒に持ち上げるともれなく必ず、エビが一匹、スプーンの上にのっかってくる。
親指と人さし指で丸を作った、その大きさほどの形の揃った逞しいエビ。
一尾、二尾と食べつつ数えて10尾を越えて、面倒くさくなって結局、数えるのをやめてしまった。
けれど多分、20尾近くはいたのでしょうね。
スルンととてもなめらかな、ホワイトソースに自然な甘み。
甘みのもとは微塵に切ったタマネギを、透き通るまでソテしたモノで、これは一切焦げ付けずあくまで白く、ソースの白を邪魔せぬ気配り。
この丁寧と正確が、やっぱりボクはオキニイリ。
[0回]
2010/10/04 (Mon)
丸の内コア:洋
Comment(4)
日仏会館・ランスティテュ
気軽な雰囲気でフランス料理をたのしむ昼。
市ヶ谷と飯田橋のちょうど真ん中くらいに位置する日仏会館。
その緑豊かな庭に面した小さな民家みたいな建物。
そこにヒッソリある店で、都心にあってこれほど隠れ家感が濃密な店はそんなには無い。
店の名前は「ブラッセリー・ランスティテュ」。
ランスティテュを原語にすると「l'institus」となり、英語にするとinstitution。
インスティテューション、つまり学院。
日仏会館という学院の中にあるブラッセリーという意味となる。
まさにまんまなネーミング。
天気がよければお庭のテーブルにパラソル立てて、そこで食事をたのしめる。
今日はあいにく朝から雨が降ったりやんだり。
ダイニングルームで食事をとることにする。
飾り気のない実質的で簡素な空間。
ホールの一番奥にはなんとステージまでしつらえられてて、学生食堂って感じがするのがちょっと独特。
お店の中で働く人の、共通語はフランス語。
アフリカ系のフランス人が給仕頭をつとめるなんだか、パリの学食みたいな感じにワクワクします。
とても小さな海外旅行をしている気分。
ここで勉強をしている生徒さんにパラソルとっては日常的な言葉を学び、使う身近な機会でもあるのでしょうネ。
そこら中で異国の言葉が飛び交う空間。
エキゾチックで背筋が伸びる、いい気分。
テーブルの上には紙のマットとナイフフォークが一揃え。
フランス語で書かれた小さなブックレットが無造作に…。
それにリキュール用のガラスの瓶に、お水がタップリ注がれて、スタンと置かれる。
飾り気のないところが、気軽な気持ちにさせる、くつろげる。
一品料理があれこれ全部で40種類はありますか。
それらの中から好きな料理を組み合わせ、自分好みのコースを仕立てるスタイルでかなり多様な選択肢にて、しばし迷う。
たのしく迷ってワイワイするコト。
まるで前菜たのしむみたいなステキな時間…、味わった。
ようやく決まってパンを食べつつ、ほんの少々待って来たのがこの前菜。
ハムのテリーヌ。
実はメインでも肉の料理を選んでて、だから肉に肉はお行儀悪いか…、と重いもした。
けれどいくつもある前菜メニューで、これが一番魅惑的。
どうにもこうにも抗しがたくて、それで選んでたのむことにした。
果たしてボクの直感、大当たり。
分厚く切り分けられた見事なテリーヌ。
肉からとけたゼラチンに閉じこめられた牛タン、牛スネ肉に豚のモモ。
ガッシリとした肉の歯ごたえ。
プチュンと歯切れるパリがあるのに、口の中の温度でトロケるゼラチン質がなんともステキに肉感的で。
サイドに控えるキャロットラペは、コツコツ固くて甘酸っぱい。
昼のお腹をこじ開けて、メインに向けてのウォームアップをするのに程よい料理。
メインが来ます。
フランス的なるビストロ、カフェにブラッセリに共通している代表的なるランチ料理の、ステックンフリッツ。
ハラミのステーキとフレンチフライの盛り合わせですな。
他にも魅力的なる選択肢がありはしたけど2人とも、ほぼ即決でメインはコレと決めてしまった。
ジリジリお皿の上でまだ焼けている音がしているようなコンガリ。
比較的分厚く切られた赤身の肉は、顎にガツンとおいしくて、しかもジュワッと赤身独特の強烈なうまみを吐き出す。
エネルギッシュで充実感に充ちた一塊。
味はと言えば塩に胡椒とそれだけで、なのに充分、おいしく感じる。
自然の旨みのスバラシいこと。
サイドのトマトがこれまた甘く、酸味ふくよか。
肉と一緒に味わうとすべてがひとつに混じり合い、ソースのようになっていく。
フレンチフライを主食にしつつ、パンを忘れて満腹になる。
そして別腹。
今日のおすすめのケーキを選ぶ。
だってイチジクのタルトだったのですからして。
しかもアニス風味のバニラアイスクリームがサイドに添えられる…、とあっては、食べなきゃ後悔しちゃう。
ざっくりとしたタルト生地。
ムッチリとしたカスタードのフィリングと、プチプチ種が奥歯ではぜて潰れるイチジクがなんとも濃厚。
セクシーな味。
東南アジアや中近東のねっとりとしたエキゾチックな空気を感じる、アニスの香りがイチジクなんかに負けるものかと、コッテリとした風味を添える。
ほんの少々そえられて、お皿を飾るキャラメルソースもホンワカとした香りをそえて食後のテーブル、にぎやかにする。
食後の甘味はココロの贅沢。
うっとりしながら堪能す。
お勘定をしてお店を出ようとしたらば黒い肌した給仕長が、ワタシにドアを開けさせてくださいと飛んでくる。
メルシーボクっていったら、ジュブザンプリって答えが返って互いにニッコリ。
気持ちのよい昼、よい店の昼。
[1回]
2010/09/25 (Sat)
丸の内コア:洋
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東京駅にてリゾットの朝
東京駅の中にある「リーゾ・カノヴィエッタ」って店で朝。
駅構内の地下スペースを使ってできた「グランスタ」っていうショッピングモールの中にある、なんとリゾットの専門店。
駅内施設としてはかなりテナント誘致にがんばっていて、かりんとうの専門店やら飲むお酢のスタンドバーだとか個性的なお店がかなり入ってる。
とは言えリゾット専門店。
駅構内で珍しいだけじゃなく、日本でそもそも珍しい。
ボクの知る限りにおいて札幌に一軒。
かつて新宿に一軒あって、そちらの方は潰れてしまった。
そんな稀少なお店が駅の中にある。
なかなかたのしい、がんばっている。
八重洲口に向かって開いた改札口のすぐ横にあって、カウンターだけ。
全部で10席ほどでしょうか…、カウンターの中にはキッチン。
そこでリゾットが次々、出来上がっていくのを見ながら食事ができる、臨場感がいい感じ。
平日限定のモーニングセットというのがあって、メインのリゾットにサラダと飲み物がつくと言う。
カウンターの角の一席。
リゾットを炊く場所の真正面の上等な席をもらって座って、注文するとまずサラダ。
それから飲み物がやってくる。
ルッコラとベビーリーフを使ったサラダ。
ドレッシングをただかけたのじゃなくオリーブオイルと塩、それに少量のバルサミコ。
直接、葉っぱにほどこして軽くトスして作ったサラダ。
レストランのサラダと同じ作り方。
最後に上にパラッとすったパルミジャーノをあしらって、こうして食べるとサラダは立派な料理だなぁ…、って。
新鮮な葉っぱの香り。
噛むとシャキシャキ、口の中で暴れるようでとてもたのしい。
手鍋に半分炊いたご飯をうつして一旦、軽くソテする。
そこにブロードをちょっとづつ注ぎ、お米に旨みをいれながら水気を飛ばして仕上げてく。
生の米から炊き上げる本当のリゾットの作り方とは違うけれど、座ってモノの3分ほどで出来上がる。
しかもたしかにリゾットの味がするのにビックリします。
チーズ味とトマト味の二種類のリゾットが用意されてて、お腹と口をスッキリさせたくそれでトマトリゾットにする。
具材はエビ。
九条ネギと大根という日本のおいしいモノを使ったところが気がきいている。
もともとこのお店をプロデュースしたカノビアーノってイタリアンレストランのシェフ。
野菜を使ったイタリア料理が得意な人でこうしたレシピになったのでしょう。
シッカリ煮込まれトロンと出来たネギがまったり。
噛むとキュキュッと奥歯が痒くなるよな食感が、とても独特。
コツコツシャクシャク、固くて水分タップリ含んだ大根もたのしい食感。
最後の仕上げにほどこしたオリーブオイルの香りも鮮やか。
朝のお腹にやさしく感じる。
この普通のリゾットとは別に、スープリゾットなるまるでスープご飯みたいな料理も揃ってて、なんだか贔屓にしたくなる。
厨房の中で料理する人。
カンターの中でサービスする人。
どちらも元気で凛々しい女性というのもステキ…、駅の中にいること忘れるよきお店。
それにしてもリゾット。
ご飯の料理であるコトに違いはないけど、日本語に訳すとしたら一体どんな言葉にすればいいんだろう。
雑炊じゃない。
米にスープを煮含ませつつ炊き上げていく。
米のスープ煮?
あるいは煮込み?
どうなんだろう…、考えながら食べるとたのしい、オモシロイ。
ホツホツとした米粒のたのしい食感。
歯に直接つたわってくるおいしさ…、って意味でのアルデンテ。
その言葉の意味がパスタよりもお米の方が良くわかるかも…、って思ったりする。
ただどうだろう。
ココでは木を削って作ったスプーンでどうぞ…、という趣向。
すくい上げ易くって便利なのだろうけど、口に入れるとザラッと唇のとこでひっかかる。
せっかくスベスベのリゾットの米の食感に集中したいのに、そうはさせてもらえぬじれったさ。
やっぱりリゾットはツルンとなめらかなフォークで食べたい。
なんだかちょっと勿体ない。
さてさて出張、西に向かって出発です。
[0回]
2010/08/11 (Wed)
丸の内コア:洋
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