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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    昼を会社の近所でさくり。

    tensho.jpg天鴻餃子房というお店。
    神田・神保町を中心にいくつかお店を展開している、餃子の専門店。
    サラリーマンが昼は定食、夜は餃子で酒をたのしむ気軽なお店。
    どこも結構、繁盛してる。
    最近は銀座にお店を出したりと、かなり積極的にお店を出している。

    水道橋のこのお店。
    最近、オープンしたばかりなのでしょう。
    会社のホームページにも、この店がまだ表記されてないほど。
    つまりできたてホヤホヤの店。
    どこで食事をしようかと、会社を飛び出し、最初は近所に天ぷらの「とんがらし」に行こうと思った。
    けれどなぜだか今日はおやすみ。
    それで目的地をなくし、ボンヤリブラブラあるいていたら目に入ったのがここの看板。
    へぇ、こんな所にできたんだ…、って、それでやってきた次第。

    3098d455.jpegまだまだ認知されてないんでしょう。
    ランチタイムも佳境の時間帯なのに半分くらいの入りでしょうか。
    ノンビリしてる。
    「いらっしゃいませーっ」て、中国系の人独特のイントネーションで挨拶されて、それでちょこんとテーブルにつく。
    結構大きなお店のようで全部で100席近くもありますか。
    厨房もシッカリしてて、おいしい匂いが漂ってくる。

    ランチタイムではあるけれど、特別なランチメニューがあるわけじゃない。
    もともとこの店。
    餃子がメインの定食が昼も夜も売り物の店。
    餃子数個にご飯がついて、それにスープでひと揃えという、典型的なる餃子の定食。
    プラスαでご飯が炒飯に変わったり、あるいはスープが半ラーメンにかわったりする。
    お腹いっぱいをたのしく、そして手っ取り早くがテーマのようなメニュー構成で、餃子自体も結構種類が用意されてる。
    黒豚餃子とか揚げ餃子とか。
    全部で10種類位でしょうか、今日は普通にココのデフォルト…、野菜餃子をたのんで食べる。
    小ぶりの餃子で、大きく口をあければ一口。
    中のスープを漏らすことなく食べきることができるサイズの餃子が6個。
    焼き立て、だからジリジリお皿の上でも焼けてる音が聞こえるような気がする。

    95a6b2bb.jpegタレに浸して食べるとなるほど。
    肉汁系ではなくて、野菜がザクッと歯切れるちょっと変わった食べ心地。
    具材のメインがキャベツでしかも結構、大きめにザクザク刻んでそれが奥歯に当たるのですね。
    野菜を食べてる。
    そんな感覚…、独特の味。

    皮が少々分厚くできてて、それそのもので十分食べ応え感をたのしめる。
    ご飯のおかずには勿体ないかな。
    そもそも中国の人がこれを見たらばビックリするに違いない。
    だって餃子は主食のひとつ。
    小麦粉で作った皮を食べる料理で、だから餃子をおかずにご飯を食べるのって、まるで「おこわで白米」を食べてるみたいな感じになっちゃう。
    タレに浸した餃子を飯にポンッとのっける。

    油まみれのタレがご飯ににじんで、そこがおいしかったりするのはステキ。
    そしてラーメン、ズルンとすする。
    醤油ベースのいわゆる普通の小さなラーメン。
    具材はネギとメンマ、それから豚の匂いがドッシリとしたコッテリ叉焼。
    スープの味は控えめで、それで餃子のタレを注いで風味と酸味をくわえて食べる。
    餃子屋さんの麺やスープって、餃子のタレを入れると他の料理と味のバランスがとれ、おいしくなったりするのであります。
    味はそこそこ。
    ボリュームたっぷり。
    B級満腹グルメの宝庫、神保町で生まれたお店…、まさにそんな感じのココに感心しました、次は夜にお酒を飲みにこようかなぁと思ったりした、また来よう。



    関連ランキング:餃子 | 水道橋駅九段下駅神保町駅



    食事をすませて、口の中がさすがに油でベタベタしました…、それでスタバで甘いもの。
    551d95b4.jpegライムミントグリーンティーフラペチーノをのもう…、と思って餃子屋さんの隣のお店に訪れる。
    ライムミントグリーンティーフラペチーノ下さいって言ったら、申し訳ない。
    メニューにはまだ乗っているんですけどミントグリーンティーを今は作ってないんです。
    だからお作りすることはできるんですけど、ミントグリーンティー抜きのモノになっちゃいますがいいですか?…、って。
    それってライム味のフラペチーノってこと?って聞き返したら、そうなんですって。
    出来ませんと言わないコトが、飲食店の接客の大原則ではあるけれどこんな間抜けな受け答えをボクは今までスタバで聞いたことはなかった。
    いろいろ混乱しているのでしょう…、デザートコーヒージェリーをフルルと食べる。
    午後の仕事の糧とした。

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    昼を九段下の三希房

    1df462e8.jpeg一ヶ月ほど前のコト。
    はじめて昼にやってきて、そのおいしさの見事なること。
    一口目にして、たちまちとりこになっちゃった。
    そのキッカケは冷たい坦々麺の一口。
    けれどその後、ランチコースでいろんな料理を味わって、腕の確かとレシピの見事。
    素材をよく知る人ならではの、調味料の選び方。
    独創的で、けれど決して創作的にならないレシピの的確さ。
    何を食べても感心させられるコトばかり。
    贔屓にしたいお店だなぁ…、とまた来る機会を狙ってた。

    たまたま午前に友人と、仕事を一緒にすることがあり場所はオフィスの水道橋で、ちょっと歩けばココがある。
    それでランチをココにした。
    時間は昼のちょっと前。
    にもかかわらず、お店は満席。
    1組ほどが待っていて、ボクも待ちの行列につく。

    ac59897c.jpeg近所のオフィスの人たちばかり。
    ひとり、二人のお客様は少数派にて4人、5人と同僚グループでやってきている。
    ココにくるため、早めにランチの休みをとってやってきているのでありましょう…。
    和気藹々にたのしげに。
    だからお客様が入れ替わり始めると、一気にテーブルが空いていく。
    食器を下げてテーブルセットをするテンヤワンヤの大騒ぎの中、あいた窓際の一等席に案内されて落ち着いた。

    メニューは簡単。
    今日の料理に今日の麺。
    その組み合わせに点心、ご飯やスープがついて何種類かの定食になる。
    麻婆豆腐や麺が全部で10種類ほど。
    基本的に、どれも辛いかあるいはコッテリした味付けのご飯がすすむ料理ばかりで、なかでもちょっと異色の料理をためしたかった。

    黄ニラとエビのワンタン麺。
    香港あたりの中華料理店が一番、力をいれる麺が塩味スープのワンタン麺。
    スッキリとした透明スープで、鶏ガラ、干した貝柱など。
    きれいな出汁がでる素材ばかりを使ってとった贅沢スープ。
    そこのお店の力量がわかる料理で、ここのコレ。
    見事であります。
    香り豊かでスープを一口すすると口いっぱいにうま味が広がる。
    お湯のようにきれいなスープの、どこにこんなコクやうま味が隠れているのか?って不思議になってしまうほど。

    3c75dba2.jpeg麺は太めのちぢれ麺。
    かんすい使わず手で揉むことでコシをあたえた、スッパリ歯切れる卵麺。
    断面四角く、すするとツルンとクチビル撫でる肉感的な食感がいい。
    炒めた黄ニラ。
    そしてネギ。
    風味豊かに炒められてて、シャキシャキ、歯ごたえとてもたのしい。

    秀逸なのがエビワンタン。
    ヒラヒラ、スープで揺れる薄皮。
    まるで金魚の尾っぽのようで、中のあんが透けている。
    明るいピンク…、エビの色。
    噛むとツルンと皮がとろけて、プチュンとエビのすり身が歯切れる。
    ムッチリとしてときおりクワイがシャリシャリ、奥歯に当たって潰れる、リズミカルにして官能的な味わいが口を満たして喉からお腹を撫で回す。
    麺にワンタン、それに野菜のうま味が溶けた透明スープを、コクリとのむと再びお腹がすいてくるかのようなおいしさ…、オゴチソウ。

    友人がたのんだ料理は今日の料理と冷やし坦々麺のオススメセット。
    まずは料理がやってくる。
    e71715c8.jpeg毎日変わるメインの料理は、牛肉と緑の野菜のオイスターソース炒めというモノ。
    ちょっと太めの細切りで肉の食感がほどよく残った牛のもも肉。
    脂がなくて赤みおいしく、しかも噛むとよき歯ごたえがあったこうした料理にピッタリ。
    オイスターソースのコッテリとしたうま味がシッカリ染み込んでいて、それと一緒にモロッコいんげんの太くて長くて、コリコリ歯ごたえ軽快、たのしい料理。
    冷たい料理がもう一皿…、油を軽くすいこませつつシットリ焼いた茄子を冷やして、それに刻んだレタスやキュウリ。
    胡麻の風味がシッカリとしたドレッシングをやさしくかけて、まるで鶏なし棒棒鶏。
    体がシャキッとするおいしさで、普通のお店が「付け足し」にするこういうところも手を抜かず「付け足し以上の一品」にする…、だから得した気持ちになれる。

    ee7988ed.jpeg今日の麺は当然、冷たい坦々麺。

    やっぱりおいしい。
    ゴリゴリするほど歯ごたえがあり、しかもスパッと歯切れて、バサバサ口の中で散らかり暴れてく。
    存在感が抜群で、細いクセしてとても頑丈。
    感心するのが、ワンタン麺で使う麺とは違う麺なのですね。
    ためしに見てみた、別の人が食べてたあんかけ焼きそばの麺もこれまた違った麺。
    おそらく、麺の種類にあわせて違った麺を選んで使ってるのでありましょう。
    こうした細かなところに力を抜かぬ正直…、すばらしい。

    ポッテリとしてクリーミーな、冷たいスープ。
    辛くてけれどナッツの甘みがコッテリしてて、ほどよき酸味と山椒の辛味がビビっと舌に痺れをくれる。
    体の中が冷えていくのか、それともホットにあったまるのか頭が迷うたのしい食べ物…、今日もゴチソウさまでした。

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    昼を九段下で友人たちと一緒にとります…、「三希房」。
    先日、平日ランチでかなり感動して、昼のコースを是非食べたくてそれでご無沙汰していた仕事仲間と一緒に来ます。
    21ab9eae.jpeg予約したときにコースをいただく旨を伝えて、それでテキパキ料理がでてくる。
    フランス料理のコースのごとく、まずはアミューズ。
    トマトとキウイ、グレープフルーツを黒酢で洗ってそこにタップリ香菜をのせて仕上げたモノで、なるほどこれから四川的なる料理がはじまる…、そんな予感のたのしいアミューズ、前菜三種とひまわりの種。
    タコを軽くしゃぶしゃぶにしてネギと油の塩ダレかけたの。
    山椒と発酵させた唐辛子味噌、それに胡麻をタップリくわえたタレであえたトリッパに、燻製にした豚足をミルフィーユ仕立てにしたモノとそれぞれ手間がかかった見事な料理にお腹がギュッと動き始める。

    ebc9003a.jpegまずやってくるのが棒餃子。

    葉巻サイズのちょうど二口分ほどのモノ。
    長方形にカチッと仕上げた餃子で、それが石のお皿でやってくる。
    さわるとかなり熱々で、けれど鉄板みたいにジュウジュウするほど熱くはなっていない。
    調理ではなく保温のための石の皿。
    遠赤効果もあるのでしょうか…。
    食べ終わるまで、それでもシッカリ温かかった。

    焼けたメンはこんがり、カリカリ。
    噛むとバリッと前歯で壊れる。
    壊れた途端に中からジュワッと肉汁が出る。
    透き通っててうま味が強く、けれど雑味がない、ちょうど小龍包の中のスープのような肉汁。
    オモシロイのが肉以外の他の素材の味がほとんど感じ無いコト。
    ただ純粋に肉を皮で包んだような素直なおいしさ。

    皮はモッチリ。
    薄いクセしてかなり弾力、歯ごたえがありしかもスベスベ。
    コース仕立ての最初の熱いお料理が、餃子というのが分かりやすくてしかもおいしい。
    いい趣向だなぁ…、って思ったりした。
    タレやラー油もすべて手作り…、どちらもスキッと雑味がなくて餃子のうま味を邪魔しない、身の程知ったおいしさがよし。

    4592dfb4.jpegここのコースはかなりフランス料理のコースを意識していて、冷たい前菜、熱い前菜、魚の料理に肉料理と、プロトコル通りの順で料理がやってくる。
    こうした配慮。
    自分が今、どこまで食べて、これから何が出てくるのかって分かりやすくてありがたい。

    魚の料理はエビのお料理。
    クルンと丸まり仕上がった、小指大のぷりぷりしたエビ。
    力強い歯ごたえで、しかもプチュンと甘みが強い。
    一緒に合わせる具材のメインは、今の季節の野菜。
    瓜であります。
    カリカリとして、しかもクチュっとみずみずしい。
    油通しして色鮮やかな状態で、香り、味わいどちらも爽やか…、夏の味。

    丈夫なシメジ。
    それから新鮮なスナップエンドウ。
    これが甘くてシャクシャクしてて、どれが主役で、どれが脇役かわからぬほどにひとつひとつがシッカリしてる。
    辛味は控えめ。
    オイスターソースの甘みを引き立てる程度の酸味があって、味がキリッとひきしまる。

    5639153d.jpeg肉の料理は豚肉料理。

    味の基本は塩の味。
    オイスターソースという、濃厚味のソースの次に塩のお料理。
    味のメリハリとしてはオモシロイ。
    けれど味がぼけてやしないかと心配したけど、これがどうして。
    豚の脂のうま味がドッシリしてて、だから塩のおいしさだけでオイスターソースに負けぬ味になっている。

    胡椒が味のアクセント。
    しめじのうま味と、エノキのとろみをひとつにしたような、白いシメジの食感たのしく、30センチほどの長さのあるモロッコインゲンがカリカリ、軽快。
    ムチュンと歯切れる、豚は当然、味わい深い。
    豚にあらかじめ施された塩がカチッと、これ以上使うと塩辛くなってしまう寸前まで塩を効かせた、酒が飲みたくなる一品。

    84f1e6ec.jpeg厨房の中の力はかなりシッカリしているのでしょう。
    これだけの料理がテキパキ。
    こちらの食べるタイミングにて、キチンと出てくる…、見事なり。

    本来これに〆の麺がひとつつく。
    けれどその前に、前回食べた冷たい坦々麺がどうにもこうにも食べたくて、それも一緒にお願いしますと。
    どの順番ででてくるのかしら、と思っていたらばコースの〆の前に来る。
    今日のコレも先日通りに見事な出来栄え。
    冷たくしてもなおもポッテリした胡麻のスープに、コリコリさえする歯ごたえ見事な麺がからんで食べはじめると止まらぬおいしさ。

    半分ほどを食べたところで、〆の麺がやってくる。
    平打ちの米粉を使ったムチムチの麺。
    山椒をきかせた辛くて酸っぱいタレとからめて、スルスルすすると最初は甘い。
    次に酸味がやってきて、辛味がピンッと主張する。
    けれどそこまでであれば、どこにでもある甘辛酸っぱい麺で、ところが、それから痺れがやってくる。
    山椒の痺れ。
    舌がよじれるほどではないけど、口の中が腫れぼったいようなたのしい違和感を十分感じる味わいで、なるほどこれを食べたら坦々麺を味わう余裕はなくなるわいな…、と。
    思いながらもズルズルするする。
    紅芯大根のシャキシャキとしたみずみずしさと、大きく砕いたピーナツが味に変化をつけて舌に勇気をくれる。

    fa8f1628.jpegああ、おいしいと言いながら、汗がドップリ噴きだしてくる。
    それをなだめる最後の一品。

    杏仁豆腐でございます。
    ムチュンとしてて、スプーンを入れると離れてなるものかと抵抗をするネットリ感。
    口に入れるとそれがツルンと滑るようにして喉の奥へと消えていく。
    杏仁スープもスキッとさわやか。
    舌がほっと、おだやかになる、オゴチソウ。

    やはり見事な料理の水準。
    何を食べても、このように食べて欲しいという分かりやすさがある上に、料理と料理の連続線に必然性が感じられるのがとてもウレシイ。
    年中無休。
    しかも土日もランチをやってる。
    専門店にしてはとても珍しく、気軽なセットも用意されてる。
    当然、麺だけたべても良しで使い勝手が本当に良い。
    もっと近所にあればいいのに…、そう思いながらもまた来ちゃうだろう…、って思いもします、また来ます。

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    神楽坂をちょっと上がったところで昼食。

    98a6c08a.jpeg南山と言う店。
    韓国料理の専門店で、夜はサムギョプサルと生マッコリ。
    〆の冷麺がおいしい、で有名な店。
    昼は〆の冷麺だけを気軽にたのしむことができる。

    しかも韓国冷麺じゃなく、盛岡冷麺と言ういささか変わったこだわりで、結構、人気があるお店。

    ここ数日の暑さは異常。
    朝からすでに暑く感じる。
    毎朝、ベッドルームの窓が火照って、それでめざめてしまうほど。
    慢性的な睡眠不足。
    食欲不振と言うワケじゃない。
    けれどなんだかスッキリとしたモノを食べたく、それでたまたま神楽坂上でちょっと打ち合わせがありフラリと来ます。
    坂の上から飯田橋駅の方を眺める。
    するとユラユラ、陽炎みたいに空気が揺れる。
    くらくらしそうな昼のコト。
    お昼時も終わろうかという、そのタイミングにてお店に入ると、まだ満席でちょっと待ってテーブルにつく。
    選んだお店がにぎやかなのは、まるで選んだボクまで誉めてもらっているようで、ニッコリします。

    1b469930.jpegそして名物、盛岡冷麺。
    なんともキレイで、姿スズヤカ。
    スキッと見事に透き通ったスープがまずは美しく、そこにクルンとツヤツヤとした麺が静かに横たわる。
    迷い一つなくきっぱりと、クルンと丸まるその様に、目を細めつつ喉ならす。
    具材は清楚に最小限。
    煮た牛スネ肉。
    茹でた玉子に刻んでゴマとあえたネギ。
    スイカが夏の色合いをなす、目に鮮やかなうつくしさ。

    刻んだキムチや、煮込んでほぐした牛バラ肉や、あるいは辛味を加えるための、カクテキ漬けた漬けダレが一緒についてくるのだけれど、それらで汚してしまうのが勿体なくてそれでそのまま。
    まずはスープをススッと啜る。

    旨いのです。
    スッキリしてる。
    雑味ない、肉のうま味と甘味がそのまま口の中に広がっていく。
    塩と肉のうま味以外に余分な味がまるでなく、なのにとても複雑でコッテリとした味わいがある。
    滋養が体のすみずみに行き渡るような力強さに力がみなぎる。
    舌の上を転がしながら、スープの味を染み込ますようにしながら味わって、目を閉じゴクンと飲み干すと、呆気ないほどサッパリ味が引く。
    切れのいい味とでもいいますか。
    あまりに潔い幕切れに、次の一口が待ち遠しくなる、そんな味。

    5cfc7594.jpegスープも見事なら、麺も見事でうろたえるほど。
    手打ちの麺でゴリゴリするほどコシがある。
    ツルンとなめらか。
    粘り気がなく、だからひときわそのツルツルが際立って、勢い余って口になだれ込んでくる。
    前歯でかめず、奥歯に当たってまとわりついて、噛むとバスっと歯切れてく。
    歯切れた麺が舌をツルツル撫で回し、スープのうま味をまき散らす。
    この東京で、ボクはここのこの冷麺が一番うまいと思ってる。
    来るたびヤッパリここが一番うまいと思い、今日も今日とてそう思う。

    ムッチリ煮込んだ牛すじ肉のムチュンと歯触り肉感的で、甘辛味がとても濃厚。
    その味わいもスゴいのだけど、それにまけないスープの味わい。
    その肉感的な食感に負けぬ麺のたくましさ。
    カクテキのタレをちょっと使って試してみたけど、おいしいスープが雑になるのが勿体なくて途中でやめた。
    それほど味の基本が見事。

    ランチタイムはミニビビンパがセットになる。
    あまり期待をしてなかったけど、これもきちんと作られている。
    もやしにゼンマイ、小松菜と5種類ほどのナムルが乗っかる。
    どれもしっかりそれぞれの味がのせられていて、とても丁寧。
    なかでも大根ナムルがおいしく、ちょっとビックリ。
    あんまり好きじゃなくって大抵、残してしまう。
    けれど知らずに食べたらこれがおいしくて、食わず嫌いがなくなりそう。
    かためのご飯もまたおいしくて、何を食べてもやっぱりおいしい、オキニイリ。



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    ベトナムに結構な数のお店を展開しているフォーの店。
    「pho24」って言うお店の日本進出一号店が、今月はじめに新規オープン。l

    pho.jpg場所は市ヶ谷。
    しかも提携したのがイトーヨーカドーグループのデニーズだっていうので興味津々。
    やってきました。
    そもそもイトーヨーカドー。
    デニーズを唯一最大の例外として、あまり海外ブランドとの提携を好まぬ会社でなのに何故にこれ?
    かなり不思議に思ってそれで、やってきたらば、なるほど、ふむふむ。

    場所はもともとデニーズがあった場所。
    もともととは言え、今でもデニーズはそのままあって、その一部分。
    通りに面した部分をフォーのお店に改装して使ってる。
    この店、かなりの大型店で最近はあまり満席になることがなかったお店。
    店を外からみると前面の4分の3がPho24。
    デニーズは入り口部分が見えるだけでまるで店全体がPho24の看板みたいになっている。
    デニーズは認知されてるから入り口だけがわかればいい…、ってコトなんでしょう。
    賢い、とてもオモシロイ。
    洋風ファミリーレストランはそもそも今は飽和状態。
    大きなお店が必要なくなる。
    だったら一部を別のお店にすりゃいいじゃない…、って賢い選択。
    こうしたお店がこれから増えてくるかもネ…、って思ったりする、さて試食。

    6550fa9f.jpegニューはほどほど絞りこまれているけど、選ぶたのしみは用意されてる。
    メインのフォーは三種類。
    ビーフにチキン、それから野菜とトッピング違いで分かりやすい。
    それにサラダ。
    あるいは点心。
    おこわがあったりとサイドディッシュが多彩でたのしい。
    フランスパンでサラダをはさんだバインミーも用意されてて、そのうちこれらはテイクアウトも出来るようになるんだという。

    ランチに気軽なセットがあって、それをたのむとあれこれ料理をちょっとづつ。
    まずはハーブ野菜がやってくる。
    フォー用の薬味を兼ねた一皿で、パクチー、ドクダミ、モヤシや赤い唐辛子。
    ライムまでつき、量もタップリ。
    本格的です。
    ベトナムなんかではこれを好きなだけ自分で放り込めたりするけど、コストのコトを考えるとこうしたやり方がいいのでしょう。
    パクチー好きさん的には追加でたのめるようになるともっといいのになぁ…、って。

    サイドに春巻が付くのだけれど、その春巻を生春巻きか揚げた春巻のどちらかを選ぶことができるのもいい。
    健康的には生春巻なんだろうけど、ベトナム風の揚げ春巻きは油のうま味にネッチリとした揚げたライスペーパーの食感が大好きなのでそれにする。
    スイートチリのソースにトプンとつけて食べると、お腹の準備がしっかりできる。

    8a3da6c4.jpegメインのフォー。
    ビーフを選んでたべてみます。
    牛肉のフォーは本当は生の薄切り肉を、熱々スープにのっけてチリチリ。
    しゃぶしゃぶ状にして食べるのが好きなんだけど、さすがに今の日本で生の肉は危険というコトなのでありましょう。
    あらかじめ火を通したのをのっけてる。
    牛筋部分をよぉく煮こんで、脂と筋が透き通るまでにしたのが半分。
    牛バラ肉の薄切りを、スープで煮込んだものが半分。
    かなりの量がフワッと浮いている。
    青いネギのみじん切り。
    それからタマネギを油で揚げてこんがりさせたモノを加えて、香りに風味を足している。

    スープにちょっと色がついてる。
    醤油の色にも見えるけど、これはスープをとるための素材の色がうつったモノ。
    味のベースは塩味で、そこに野菜や肉のうま味がうつってコクがあって、けれどサッパリ。
    ゴクゴク飲めそうな見事な味わい。
    「Pho24」って言う店名の由来は実は、24種類の素材を使ってスープをとってるってとこから来てるんだそうであります。
    味わい複雑。
    油っこさがまるでなく、喉を流れる感触はとてもおだやか。
    一口ごとにうま味がずっしり、口の中がにぎやかになるスープの味わい…、飲んでたちまちクセになる。
    4a1b155f.jpegハーブ野菜を全部のっけて、ぐるりグルリん混ぜて食べると青い香りがスープに混ざってとても爽やか、味わい深い。
    しかも麺のツルツル、ムッチリ感をひきたて体が潤い、よろこんでいく。

    ライムをしぼると、スキッと香りが華やかになる。
    ライムの酸味を感じるよりも、スープが持ってる甘みを引き立ておいしくさせる。
    辛味用のペースト調味料がついてくるけど、それを使って味を買えるのがモッタイナイほど完成された味にウットリ。
    熱々の麺、スープも熱々。
    なのに体が涼しくなってく。
    お腹も体も重たくならない食感、味わい、食べ心地…、日本の夏にはこりゃいい感じ。

    07a78544.jpeg食後にチェーがついてきます。
    芋や穀物を砂糖と煮込んだ、日本の料理に置き換えるならお汁粉なんだ、というのだけれど、味わい独特。
    そして特別。
    冷たくなっているのだけれど、ポッテリとした食感やわらか。
    冷たすぎないやさしい味わい。
    ライチが2個のっかって、みずみずしさを足してお腹を満足させる。

    昼の時間というには早めの時間で、けれどかなりのお客様の入り。
    みんなとても満足気で、こりゃもしかしたら行くかもしれない…、って思ったりした。
    お店の人もとてもニコヤカ。
    何かたのんだりするときに、「お願いします」。
    してもらったときや作業が一段落したときに、「ありがとうございます」ってお店の人同士で声をかけあいニッコリとする。
    なんだかこういうところがとてもベトナム的でいいなと思った。
    満足しました…、また、来よう。



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