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2025/03/16 (Sun)
春が生まれる今日のコト
祝日の朝…、今日から春という火曜日のコト。
ちょっと寝坊をし、それで新宿の街まででます。
ずっと家でユックリしていたかったのだけども、冷蔵庫の中にほとんど食材がなかったのです。
先週末を家で自炊をしなかった。
スーパーマーケットだとかにもしばらく行ってなかったために、まずは買い出し。
ユックリするにはそれなりの、準備が必要。
それが一人暮らしというモノ。
まずは軽く食事をします。
朝の代わりのカプチーノ。
新宿の街。
なぜだかいつもの休日ほどには人出がなくて天気もいいからみんな郊外に行っているのかもしれません。
大抵混雑しているこのセガフレードも空いていて、すんなり座れる。
ポッテリとしたカプチーノ。
ココのミルクの泡は重たい。
トロンとした存在感がしっかりしていて、少々揺らしても時間が経ってもそのポッテリが持続する。
エスプレッソの苦味も強い。
酸味をほとんど持たずにうま味と甘みが強くて、砂糖をちょっと足しているのか?って思うほどに甘くてそして飲みやすい。
パニーニ焼いてもらいます。
6種類ほど具材があって、一番人気はカルボナーラなんだっていう。
日本の人って、なんでこんなにカルボナーラが好きなんだろう。
スパゲティーでも人気の味を挙げるとかならずカルボナーラが上位に出てくる。
クリーミーな食感が好き。
それ以上に、卵が世界で有数に好きな国民性じゃないかって思ったりする。
コッテリとしたカルボナーラソースで食べるパニーニもおいしんだけど、やっぱりボクはハムチーズ。
ロースハムとゴーダチーズ。
ちょっと渋めのチーズがとろけて、ムッチリとしたパニーニの食感に合う。
しかもスベスベ。
口の中でとろけてスキッと消えて行く。
バジルペーストがタップリ入って、それが香りのアクセントをなす。
旨いです。
バジルが香りを添えてることで、イタリア料理の味がする。
テロンととてもなめらかなチーズの食感がボリューム感を演出してくれ、分量以上の充実感を口が味わい、お腹がたのしく満たされる。
それから少々散歩して、折角だから昼を軽くすませてそれから帰りましょうか…、と。
長らくいってなかったお店を覗くことにする。
スパゲティーの専門店で、昔からある炒めて仕上げるスパゲティーが売り物の店で、ずっとほとんどおんなじメニューでやっている。
和風系の味のスパゲティーが人気で、中でも「タラコとしめじのスパゲティー」っていうのが売り物。
ボクも大好きな味だった。
柚子の風味が軽く漂う醤油ダレで麺を一緒に炒めて仕上げる。
それで香りと味を麺の中まで入れるという焼きそばみたいな作り方。
具材もタラコの端材にペースト。
玉ねぎ、それから海苔という贅沢なモノはなんにもない、具より麺を味わいお腹を満たす趣向のなつかしパスタ。
なのだけど一年程前、某食品メーカーが買収し業務用のパスタの実験の場のようになってしまったのです。
特に今は生パスタに注力しているようで、ムチムチとした断面まん丸の麺に変わってしまってる。
ムッチリしてて芯がなくけれど歯ごたえしっかりしている、まるでラーメンみたいな麺が今はブームのようであります。
でもそれをパスタにするにはソースやタレを濃い味にしなくちゃいけない。
茹でてる間に麺に味が入ってくれる乾麺と麺の組成が違うから…。
ソースやスープで味を調えるのにはいいのだろうけど、ココのように炒めて仕上げる調理法には合わないってボクはやっぱり思ってしまう。
タレの味が昔どおりで、だからどうしても水っぽくなる。
この前も違和感感じた…、けれど今日は違和感どころか嫌悪感を軽く味わう。
オキニイリのお店がひとつなくなっちゃった…、ってボンヤリ表にでて思う。
気持ちを暗くしたままだと、折角の祝日が台無しになっちゃうよね…、って思って空をパチパチ、カメラに納めて気持ちを明るくします。
新宿の街、歩行者天国、超高層ビル、そんな人工的な景色の中にも生の木がそこここに。
冬になると葉を落とす。
厳しい環境に自らあわせて生き残るため、大切なモノを自ら捨てて厳しい姿をさらし、けれど春から夏へと再び昔の姿を取り戻す。
自然はしぶとい…。
連続性を持った変化でみずみずしさと逞しさをなくさず生き抜く術をしってる。
人間が作ったモノは一度、壊れてしまうとよみがえるのがむつかしくできてしまっているのがなんだか切なくて、つらいコトがときおり起こってしまうのもしょうがないかと思ったりする。
季節が巡り春がまた来る今日という日に思うコト。
ところでボクが使っている「SONY Nexシリーズ」の最新カメラ「Nex7」。
レビューなんかでもかなり絶賛されてるミラレス一眼…、それでこんな動画が撮れるってサンプルムービを発見しました…、スゴいです。
ソニーの公式サイトでもいろんな作品を掲載しているプロカメラマンが撮ったモノだから、ボクが撮ってもこんな風にはならないんだろうって思いはするけど、やっぱりスゴい。
ボクのはこのシリーズの一番最初のカメラだから、スペック的にも数世代前。
余裕があれば買いかえたいって気持ちを一気に増幅させるスゴいサンプル…、にもかかわらずこの動画、今日の4時ちょっと過ぎの段階でたった1100人ほどしか見に来て無いのでありまして、ソニーがなんらかの形でこれの拡散をしている気配もまるでなく、なるほどこれが今のソニーなんだろうなぁ…、って思ったりする。
勿体ないくて悩ましい。
[0回]
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2012/03/20 (Tue)
FF・デリ
Comment(8)
金曜の朝、おむす人
さてさて、ニッコリ、おむす人。
最近、朝からずっと手を動かしていないと昼が乗り切れないの…、と昼のお弁当の準備に必死なおばさんたちが、だからの元気で「いらっしゃいませ」。
四ツ谷駅のアトレが改装中で、そこにあったおむすび屋さんが営業してない。
だからそこにいってた人たちも、うちで買い物するようになったみたいなのよね…、ありがたいけど準備が大変、うれしい悲鳴って。
それでキャッキャと、まるで少女のように笑顔をで働いている。
ステキでこっちもニッコリします。
おむすび2個と、ウィンナさんをたのんで待ちます。
お店の中は3人一組。
レジでボクのお金を受け取った人が大きな声でボクのオーダーを読む。
すると残りのふたりが「ハイッ」ておむすび作り始めてくれる。
ひとり一個。
お米がジャッジャっと最初は湿った音がして4つの手のひらの中で徐々に形をなしてく。
湿った音がしなくなり、海苔でくるむ気配がしてくる。
あぁ、ボクの料理ができていく…、って。
なんだか気持ちが盛り上がってく。
注文を受けたおばさんが「ウィンナーも出来ました」っていいつつお皿をおむすび作るところに持ってやってくる。
お店の中の3人が、よってたかってボクのメニューだけに全力投球。
なんてステキでありがたい。
さぁ、出来上がり。
四角いお皿に2個、よりそうように並べておいて、そこにウィンナ。
おまたせしましたってやってきたのが今朝のこれ。
おむすびの具はツナマヨ昆布と、梅おかか…、二種類の具材を自由にあわせて作る「縁むすび」ってココではよんでるカスタマイズおむすび2個でございます。
具材の相性がよければおいしくできる。
特にクセの強い食材。
例えばツナマヨ。
それだけくるんでもらうとちょっと油っこくて、マヨネーズの味が前に出てしまう。
おむすびがちょっと洋食料理のようになってしまうと台なしです。
そこに昆布の佃煮を混ぜて作ると、あら、不思議。
ツナの脂の風味が昆布の香りにまぎれ、マヨネーズの酸味が昆布の甘みでとてもおだやかになる。
コンビニで売ってるツナマヨおむすびは、やっぱりツナの匂いが強くてそんなときにはこれを真似して、「ごはんですよ」を乗っけたり、あるいは麺つゆちょっと垂らすとおいしくなってくれたりします。
それから胡麻。
これがプチプチ、歯ごたえたのしく奥歯で潰れて油を吐き出す。
その香り、それから風味がツナの香りを別の香りで豊かにさせる。
これもときたま自分でもする、コンビニ料理をおいしくたのしむひと工夫。
梅とオカカは昔から、相性よくて当たり前。
だって、そもそも「おかか梅」ってあらかじめ梅干しにおかかをまぶしたモノが売られていたりしますもの。
ここの梅干しはかなりガツンと酸っぱくて、塩の風味もシッカリしてる。
そこに鰹節のコクと旨みが混じって、酸味につかれた舌をたのしく紛らす。
なによりココのおむすびは、ギッシリ沢山、具材が入っているのがステキ…、どこからどう食べてもかならず具材がタップリ口に入ってやってくる。
今日もタップリ、口をご飯とおいしい具材で満たしてお腹も満たされる。
ところで、まもなくすんごいインド映画が日本公開になるんだそうな…、トレーラーをまずはご覧いただきましょうか…、唖然クラスのオモシロさです。
マサラであります、インド的。
ココロを与えられたロボットが人に恋をすることからはじまるドラマ…、っていうのはもう描き尽くされた感のある物語でありながら、インド的なるサービス精神で描くとこんなふうになるんだってビックリしながらワクワクドキドキ。
なにしろ愛を告白したロボットに「絶対に無理!」って言い放つヒロイン。
正直すぎます。
37億円というインド映画史上の制作費をかけたというVSFもスゴいというかハチャメチャというか…、ヒンドゥー神がごときロボットのトランスフォーム具合にハリウッド完敗だなぁと。
ダンスシーンもゴージャスで、公開予定の5月中旬が待ち遠しくてしょうがない。
タイトルはズバリ「ロボット」、
公式ホームページ
に行くとテーマソングがかかるんだけど聞くと一日、耳の奥に貼り付くクセになる不思議な魅力をもっております、ココロシテ(笑)。
[0回]
2012/03/09 (Fri)
FF・デリ
Comment(2)
マックドッグのモーニング
マクドナルドで朝を食べるという今朝のコト。
ホットドッグを食べたくなりまして。
たまに無性にたべたくなる。
マクドナルドはもともと好きなブランドなんだけど、今の日本の外食のあんなコトとかこんなコトとか、悩ましい現実を作った張本人の一人なんだと思うとあんまり寄り付きたくない。
でも今日は、朝早くからちょっと移動の仕事があった。
便利を求めて、それでマクドナルドにやってくる。
実はボクが大学生の頃。
ボクのとても親しい友人のお父さんが、マクドナルドの上級役員をやっていた。
まだ今のように日本を代表する外食企業ではなく、アメリカからやってきたばかりのベンチャー気質とやる気、情熱に道溢れている若い会社。
自身がしている仕事を、家族にも伝えたくてしょうがなかったのでしょう。
いろんな話を彼から聞いた。
計画通りを実現しないと、働く人がシアワセになることなんて出来ないんだ。
働く人の努力が正しく報われるよう、働くコトを「科学」する。
おそらく今の日本で一番、合理的に働きながらお客様を喜ばせるコトを、マクドナルドは知っている。
従業員を大切にする気持ちも一流で、例えば店長の奥さんの誕生日にはバラの花束が送られるんだぞ…、って、たしかにそんなコトをやってる飲食店は当時はなかった。
そして当時のマクドナルドには「アメリカの夢と誇り」があったようにも感じられてた。
けれど今では、「アメリカの夢の歪」のように見えちゃう。
かつて、アメリカの白人中産階級の人たちが集ったマクドナルドも、ニューヨークみたいな大都市圏びマクドナルドは治安よろしくない場所の目印みたいになってしまった。
安さに溺れた結果なんだと言われたりする。
今日も、ビバリーヒルズバーガーとブロードウェイバーガーの告知のチラシを手渡されたけど、そこにビッシリ、クーポン券が印刷されててもうココは、「夢を売るより安さを売る」のが得意な店になっちゃったんだと。
そもそもマクドナルドのハンバーガーがビバリーヒルズとかブロードウェイとかを名乗る不自然。
ちなみにビバリーヒルズの周辺にはマクドナルドはあるけれど、ビバリーヒルズそのものにマクドナルドなんてありゃしないしネ…。
ボクがビバリーヒルズだったら名前を勝手に使うなよって怒っちゃうかも(笑)。
とは言え、不思議なほどにココのホットドッグは独特で、ムチュンとおいしい。
パンがフックラ。
蒸したように仕上がっていて、シットリしてる。
同じくシットリしたソーセージは、噛むとプチュンとやさしく歯ぎれる。
きめ細やかなひき肉が、肉で作ったかまぼこみたいな感じがするのがオモシロく、パンと一緒に食べるとひとつに馴染んで旨い。
ケチャップ、それからマスタード。
マスタードの中にはプチプチ、刻んだ玉ねぎの食感があり、ニューヨークの屋台で売ってるホットドッグに近い感じがしてオキニイリ。
ハッシュブラウンも、ジャガイモがなんでこんなにおいしくなるんだろう…、ってウットリするほどおいしく、朝から油を飲むように。
体に悪いと思いながらも、やめることができないおいしさ。
ホットドッグのケチャップを、少々借りてパクっと食べる。
カリッとたのしい食感と、中のスベスベしたとこのコントラストがおいしくて、焦げた苦味が目をさまさせる、オゴチソウ。
ミルクを飲みます…、ロナルドがにこやかに笑顔ふりまく四角い箱に入ったミルク。
ストローさして、チュチュっと飲むと朝の元気がお腹にススッとやってくる。
今日の朝のひと揃え。
ボクの向かい側に座った紳士。
ぬんめりとした見るからに上等そうなダブルブレストのチェスターコートを脱いだらラベルはダンヒルで、それを無造作にポンッと椅子の背に置く。
体にぴたっとよりそうように仕立てられたスーツも上等。
フランス鞄に機械式のスイス時計と、裕福を絵に描いたような紳士でだから、別にマクドナルドで朝ごはんを食べなきゃいけない経済的な理由はないのだろうけど、とてもうれしげにエッグマフィンを食べていた。
値段を超えた価値がある…、と考えればいいのか、安さをムジャキにたのしむ自由と思えばいいのか。
あるいは日本人の「無階級的ライフスタイル」のあらわれと思えばいいのか。
なんだかちょっと不思議でそしてオモシロイ。
ところでちょっとした気付きの今日。
マクドナルドのトラッシュボックス。
不燃・可燃に分かれているんだけどその表示がちょっと変わってて「燃やすゴミ・燃やさないゴミ」って区分になってた。
普通は燃える・燃えないなんだけど、確かに世の中のモノってその気になればたいていのモノは燃えちゃうワケで、ゴミの分別は明確な意志をもって、燃やさないかどうかを判断する行為なんだと、そんな当たり前を教えてくれる。
前からずっとこうだったのか…、それとも最近こうなったのか?よく分からないけど感心しました、今朝のコト。
[0回]
2012/02/22 (Wed)
FF・デリ
Comment(10)
フレッシュネスのオムレツ・ビスク
ひさしぶりにフレッシュネス。
1階が禁煙席、2階が喫煙。
1階に注文用のカウンターとキッチンがある…、だから1階部分が禁煙席というのは合理的な判断ではある…、けれどここは2階が広々してて明るくとても気持ちいい。
この界隈は路上禁煙、しかも喫煙所がほとんどない街。
だからタバコを吸う人にやさしくありたい…、ってお店があってもいいのでしょうネ。
それに不思議とこの店は換気が良くて、だから煙が気にならない。
タバコを吸わぬボクも2階で明るい外の光をたのしむ…、それが常にて今日もそう。
ベーコンオムレツバーガーを選びます。
ベーコンエッグハンバーガーや月見バーガーのように、玉子を「添えた」ハンバーガーは数知れず。
けれどパテを使わず玉子がメインのハンバーガーというのはおそらくココの独特。
オムレツというにはちょっと無理のある。
グリドルの上で焼いた具沢山の玉子焼きのような玉子が、結構、ボクは好きでして朝な夕なに食べたくなっちゃう。
韓国にはエッグトーストという食べ物を売る屋台がある。
結構人気の屋台料理で、鉄板の上でパンを焼き、そこに同じく鉄板の上で焼いた卵焼きをペロンとのっける。
そこにバターとマヨネーズ。
それから驚くことに砂糖をふりかけて、ケチャップのっけてパンで挟んで食べるというモノ。
甘さがおいしい癖になる味で、そのトーストにココのこれがちょっと似ている。
当然、こちらの方が贅沢料理ではございます。
分厚い卵焼き。
中には刻んだニンジン、玉ねぎ、ピーマンが入ってシャキシャキ、歯ごたえたのしい。
カリッと焼いたベーコンとシャキシャキレタス。
甘いケチャップ、ちょっと酸っぱいフレンチタイプのマスタードが玉子の香りをひきたておいしくさせる明るいアクセント。
フックラとした甘いバンズとシットリ甘いオムレツが、顎をいたわるやさしい食感、食べ心地。
安く売るため、原価がかかってしまうファストフードの商品で、これはおそらく優等生。
価格が安く、しかも安定している玉子。
それから野菜で原価がかかってしまいそうなのはベーコンくらい。
それらでこうしておいしくできる。
値段はほとんど技術に対するコストでしょうネ。
その分、ちょっと時間がかかる。
グリドルの上に乗せれば自然に焼けてくハンバーガーや、フライモノなんかと違って作るのにつきっきりにならなくちゃいけない料理で、注文が立て込んでいるときには後回しになってしまうことがある。
今日がそんな日。
ちょっと待ちます。
それは良し。
けれど一緒にたのんだビスクが、ちょっとぬるくなっていた。
スープはフウフウするくらいが出来立て感を味わえる。
しかもココのビスクはエビの香りが特徴的で、香りも熱い方が際立つ。
今日のはやってきた段階で、ほどよき飲み頃。
だからカップを口に近づけても香りがほのかで口にいれるまで、ビスクな感じがしなかった。
味はそれでも見事にエビ。
クリーミーでポッテリしてる。
エビの殻からとった旨みや、エビの味噌のコクが、ほんの少しのエグ味と一緒に容赦無く舌から喉から鼻を襲ってウットリします。
エビの頭をチュウチュウ吸ったときのあの味…、それがズーッと持続しているそんなステキを味わえる、今一番のオキニイリ。
[0回]
2012/02/08 (Wed)
FF・デリ
Comment(2)
朝マック
マクドナルドで朝にしました。
早朝、打ち合わせのため少々、遠出。
目的地に到着してから朝食の場所を見つけよう…、と電車の中ではほぼ爆睡。
駅近辺の喫茶店があればいいな、と思ってさがすも見つからず…。
駅前の喫茶店という存在は、地方であったり郊外だったりでは無くなる宿命。
マクドナルドやモスがそれに置き換わるというもう止めようもない、これが現実。
日本どこでもほぼ共通の朝のメニュー。
メニューを見ずともだいたい、何があるかはわかってる。
チェーン店のこうしたところは便利だけれどイマジネーションを働かせるコトを忘れてしまう人を怠惰にさせる魔力ももってる。
野菜を食べよう。
そう思って、ツナマフィン。
去年、マクドナルドが新しく登場させた商品の中で、これが一番好きだったかも。
それでなければ期間限定で出してたチリドッグ。
どちらも朝食メニューというのは、ボクが朝しかココにこなかったから…、つまりボクにとってマクドナルドは朝食レストランってコトになる。
便利で安くて、朝の商品はそこそこおいしい…、だからな感じ。
マフィンをメインにセットにしたら、黄色い立て札一枚もらう。
ハッシュブラウンはできてないので、出来上がり次第、お席までお持ちしますからお待ちください…、って。
売れすぎちゃって作る速度が追いつかないのか、それともハッシュブラウンがつかぬ割安セットをみんな注文するから作りおきをあまりしないのか、分からないけど珍しい。
考えてみるにファストフードはあんまりファストなフードじゃ今はなくなっちゃった。
たのんですぐに商品が出てくることは、どんなところでもなくなったもの。
立って待つのは当たり前。
かなりのお店で、お持ちしますからって番号札をわたされる。
ファストフードはファストな雰囲気をもったフード、と思った方がいいのでしょうネ。
モッチリとしたマフィン。
ホツホツ、胚芽がちらかる感じもオモシロくマクドナルドの商品としては珍しいほど油臭くないのがステキ。
マヨネーズ和えのツナとレタス、ところどころにシャリシャリとした辛い食感を感じるのはみじん切りにした玉ねぎで、この玉ネギはマクドナルドのハンバーガーにも使われているレリッシュだから、商品開発のときに忘れずというコトなのでありましょう。
その玉ねぎがツナのペットリとした油っぽさをぬぐっておいしくさせている。
トーストをしたマフィンの香りも甘くてたのしく、やっぱりコレはオキニイリ。
マフィンを半分ほど食べたところで、ハッシュブラウンがやってくる。
来た途端、揚がった油の匂いがぷーんっ!
やっぱりコレがマクドナルドの香りだね…、ってニッコリしながらカプリと食べる。
あぁ、おいしい。
サクッと歯切れる揚がったじゃがいも。
パン粉をつけているわけじゃない…、なのにまるでその表面はコロッケみたい。
ところが中は一転、スベスベ、油の中でまるで蒸したように仕上がるじゃがいものホクホクとした食感が、あぁ、芋を食べてるって気持ちにさせる。
やっぱり好きでしょうがない。
ところでマクドナルドのフレンチフライって食品添加物を使って出来ている…、だから腐らないんだって言われてる。
一節によるとトランス脂肪酸がその原因のひとつじゃないか…。
低コストにてカリッと揚がって、しかもその状態が持続する。
けれど体の中に蓄積されると排泄されぬ、食べるプラスチックみたいな悪玉食品なんだよ…、って言う人もいて、例えばアメリカの本家マクドナルドはトランス脂肪酸を使うコトを一切やめてる。
日本にはトランス脂肪酸を規制する明確な法律がないため、マクドナルドはいまだ使っているという。
コレもそれを使って揚げているのかって思うとおいしく感じなくなる。
最近、体をいたわるコトが身に付き始めてる気がします(笑)。
でもしばらくしたら、また食べたくなっちゃうんだけど、それはそれでしょうがない。
一緒にたのんだセットの飲み物は野菜ジュース。
ハッシュブラウンの油をこれで帳消しにできるものなら…、と飲むことにした。
ブリックパックに入ったジュース。
横に貼りつくストローを、ペキっと剥がして伸ばして刺して、チュチュっと一気に飲み干した。
昔の野菜ジュースは野菜の味がしたけれど、今の野菜ジュースはフルーツジュースの味がする…、飲みやすいのはいいけれど、ありがたみに欠け、V8ジュースのセロリ臭さがなつかしくなる。
それにしても蛇腹に曲がるこのストロー。
日本じゃブリックパックにつくストローまでこの形状が当たり前っぽくなったけど、世界にでるとこんな至れり尽くせりのストローなんて滅多に拝めるものじゃない。
日本の人が知らず知らずに享受しているこのハイクオリティ…、その品質に釣り合うお金を果たして払っているんだろうか?って、思うとちょっとなやましい。
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2012/02/06 (Mon)
FF・デリ
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