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2025/04/22 (Tue)
日本橋のロータスの朝
思い立って日本橋。
高島屋の脇に一軒、とても気持ちのいい喫茶店がある。
そこで朝。
「ロータス」って店。
窓が大きく明るくて、キャメルの四角いテーブル、それから黒い合皮のカッチリとした椅子が並ぶインテリア。
明るく、けれど落ち着いている。
オフィス街の真ん中でもあり、けれどちょっと遅めの時間だったからでしょうか?
静かでヒッソリした感じ。
ドアが大きく開かれて、しかも角地にありながら、隠れ家っぽい風情がステキ。
東京都心でこうした場所の一階に、まだ残ってる喫茶店ってもう珍しく、アリガタイ。
窓に近い明るいテーブルを選んで座る。
テーブルの上には灰皿。
この近所ではオフィスでタバコを吸うのも難儀するんでしょうネ…、サラリーマンへのこれも配慮のひとつと思う…、ワルクナイ。
朝の時間にはゆで卵が一個、サービスになる。
だから何も言わなくても、お冷やと一緒に玉子と塩がやってくる。
それからふっかり。
分厚いタオル生地のおしぼり。
これら全てが、おじさん仕様の昭和喫茶のデフォルトですな。
ボクのすぐあとにやってきたアラカンおじ様が、パンっとおしぼり袋を割って、おしぼり開いて顔をズバッと押し当てる。
日本男児に生まれたシアワセ。
ゴシゴシ顔の脂を拭って、耳の後ろをクルンとふき取る。
加齢臭の素が集中的に分泌する場所ゆえそこは丁寧に…。
首から上を入念に拭るくせして、手はおざなりと言うのはいかが?と、実況中継、頭の中で入れながら、ボクもザザっと顔をふく。
カンカンカカンとテーブル叩いて玉子を割って、プチュンと食べると、なんたる見事。
黄身がシットリ、みずみずしくもけれど確かに火が入ってる。
白身のプチュンとした食感を、覆い尽くすがごときなめらか。
黄身独特の貼り付くような粘りけと、甘味強烈。
ボクが出会ったゆで卵の中でもかなりの最高クラス。
もしこの状態で、いつもゆで卵が出てるとしたら、これはかなりの手練のモノでらっしゃいましょう。
焼きサンドイッチがココの名物で、それをたのんで待つことにする。
注文をした女の人。
ニコニコとても笑顔のキレイなご婦人スタッフで、その彼女がすぐさまお店の奥に飛び込んでいく。
「焼きサンドイッチのオーダーです」と、小さな声で伝えると、白髪の顎のシッカリしたおじさんがよっこらせ…、とやってくる。
真打ち登場!って雰囲気ですか。
かなりの時間がかかります。
厨房で料理を作る気配がするわけでなく、けれどかなりの時間をかけて、そしてやってくるのがコレ。
大きなお皿に、アルミフォイルを折って器のようにして、そこにギッシリ。
焼いて仕上げたサンドイッチが詰め込まれてる。
ハムとトマトとキュウリのサンドイッチ。
それと、ハムとトマトとチーズのサンドイッチが半分半分。
互い違いに並べられてる。
ウットリするほどの薄切りパンで、ウットリするほどキレイに焼けてる。
食べるとカサリと前歯にさわるパンが軽やか。
ほんの少しのマヨネーズが、味のアクセントになってはいるけどあまり調味料は使っていない。
味の基本のほとんどは焼けたトマトの酸味と甘み。
ほんわかあったか、しかもクチュっと潰れてトロリとソースのように流れだす。
あぁ、ゴチソウだ…、目が覚める。
サイドに付いたフルーツたち。
スイカにキウイ。
オレンジ、バナナにパイナップル。
どれも鮮度がシッカリしてて、しかも甘くてみずみずしい。
特にスイカのシットリとした味わい深さ。
体の中が潤っていく。
何年ぶりぐらいでしょうか…、この店に来るのはひさしぶり。
ココの近所のCOREDOっていうビルができたときにかなりよく来てた。
この界隈にはスタバやドトール、それからイリーのお店が沢山あって、最初はそれらのお店を重宝してた。
気遣いもなく便利で気軽で、それにコーヒーもおいしく感じた。
けれどそのうち、もっと気軽で落ち着いて、しかもエスプレッソじゃないコーヒーで、お腹をやさしく満たしたく、それで探して見つけたのがココ。
高島屋の中にもおいしいコーヒー屋さんがあったんだけど、改装をしてあんまり好きじゃなくなった、直後のコトでずっと変わらずいてほしいなぁ。
そんな願いのまんまにそのまま。
とてもうれしい。
薄いグラスにタップリ氷をともなって提供されるアイスコーヒー。
ビシッと苦みばしった大人の味に、さぁ、ガンバロウって元気が出ます。
ステキな朝のオゴチソウ。
日本橋ロータス
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[1回]
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2011/05/18 (Wed)
銀座イースト:喫カバ
Comment(0)
銀座で朝を始める日
ひさしぶりに銀座ではじまる今日の一日。
丸の内線を乗り換えず、そのまままっすぐグルンと皇居の下側をなめるようにしてやってくる。
ここ数日は毎日天気がおだやかで、徐々に春になってくるのがわかるよう。
吹く風おだやか。
空が青くて明るいというのは、なんともステキでありがたいコト。
今週末はお花見日和になるのでしょうネ…、今からちょっとウキウキします、金曜日。
それにしても丸の内だとか西新宿とか、最新式の超高層ビルが林立している街はこれから大変でしょう。
構造的に窓が開かないようになってる。
冷暖房と言う以前に、換気、給気のすべてが電気でまかなわれていてこれから暑くなったらどうなるんだろう?
その成り立ちからして電気を大量に使うことが前提のビル。
仕方ないからとそこだけ優先的に通電するのも不公平だし、その点、古いせいぜい10階建てくらいのビルはこうしたときにしぶとい。
窓を開ければなんとかなるかもしれないくらいが本当は、人にやさしいビルに違いない。
ボクの部屋も7階建ての4階で、その気になればなんとかなりそう…、ありがたい。
「はまのや」に来る。
ここもなんだかひさしぶり。
三菱地所的几帳面で面白みのない、けれど構造しっかりとした古色蒼然たるビルの階段タンタン下におり、お店に向かって一本道を近づいてくと、お店の人がお冷グラスを片手にニッコリ、待ってくれてる。
この時間。
こうして地下に下りてくる人はほぼ間違い無くここのお店にやってくる。
だからニッコリ、「おはようございます」って待ってくれてる、うれしい限り。
いつものようにサンドイッチをたのみます。
ハムと玉子。
パンはトーストしてくださいな…、と。
シャカシャカ、玉子をとく音と、それに続いてじゃじゃっとそれが焼ける音。
厨房の中がにぎやかになり、そうしてこれがやってくる。
いつもの通りにニッコリします。
シャキシャキとしたレタスとムチュンとハムの食感。
朝の口にみずみずしい。
玉子はフックラ。
塩とバターのうま味がシッカリ玉子に入って、口の中が潤う感じ。
今日は不思議とサンドイッチの注文が、たてこんでいてそれでちょっと忙しかったのでありましょう。
サンドイッチの一切れ一切れの幅がちょっと不揃いだった。
それもにぎやか…、オモシロイ。
ところでこの店。
メニューをみると、サンドイッチの表記がなんと「サンドゥイッチ」になっている。
サンドイッチと平坦な日本語式のアクセントじゃなく、「サン」の部分に一番強いアクセントがある。
英語的なるサンドイッチをカタカナにするとたしかに「サンドゥイッチ」になる。
昔から、この表記法なんですよ…、って。
さすが日本のハイカラタウン。
勉強になる、って思うなり。
ピカピカ、キレイに磨き上げられたシルバー類。
シュガーポットにミルクピッチャー。
サンドイッチ用の塩の容器の頭の部分も見事にピカピカ。
ただよくみると、細かな傷が無数にビッシリ入ってる。
使い込まれて、磨きこまれて、それで付いた刷毛状の傷。
それが本来冷たいステンレスのその表面に表情与えて、キラキラしてるのに冷たい感じがしないのですね。
コーヒーカップもよくみると、細かなひっかき傷が無数についている。
くすんだ感じ。
決して汚れているのじゃなくて、ここでこうしてずっと頑張ってきた証。
いとおしいなぁ…、ってふと思う。
酸味を帯びた昔ながらのここのコーヒー。
カップも熱々。
中も熱々。
やってきてすぐ、口を付けると思わずやけどをしてしまいそうなほどに熱々。
熱さも過ぎると味を損なう。
なにより風味が損なわれる…、ってこうした熱さを嫌う人もいる。
考え方はさまざまで、昔ながらの飲み方をなぞってみれば、この熱々の必然性がわかったりする。
砂糖を入れます。
スプーンで二杯、あるいは三杯。
ちょっと多めに入れてそれを、グルグルグルグル。
ずっとしばらくかき混ぜる。
なにか考えごとをしながら混ぜると尚よし。
グルグルグルグル…、今日のお昼はなんにしよう…、と思いながらもグルグルグルグル。
ほどよく手首が疲れたところで、ミルクをススッと注ぎこむ。
遠心力で渦巻くコーヒー。
そこにたちまちクリーム色の渦巻きができ、その渦巻きがキレイにコーヒーに溶けてなくなるくらいまで、ジッとカップの中を見つめる。
そしてやおら、カップを持ち上げ、フウフウしながら飲むとほどよく熱く感じる。
昭和のコーヒーは、ひとすすりまでの時間をたのしむ飲み物だったのでありましょう。
今朝もそうして砂糖をいれて、ミルクタップリ、ススッとすする。
酸味と苦味が口いっぱいに広がって、昭和の味が気持ちをなんだか華やかにする。
こんなコーヒーがおいしく感じる、今更ながら大人になったような気がする、さて仕事。
[0回]
2011/04/07 (Thu)
銀座イースト:喫カバ
Comment(2)
野菜の朝バフェ
打ち合わせを兼ねて朝食会。
銀座にある「ホテルコムズ」っていうホテルのコーヒーショップ…、
キャッツアンドドッグ
にてバフェをたのしむ。
農産物の生産者との仕事をしている友人から「野菜にものすごいこだわりをもってるシェフががんばっているバフェ」が銀座にあるんですよ、って言われてきました。
たしかに最近、野菜のおいしさを売り物にするレストランが結構、増えてる。
そのほとんどが産地を明記したり、野菜をつくっている人の名前や写真をメニューに乗せて「うちの野菜はキチンとしてる」というコトをアピールしている。
この店も、バフェの料理の前に生産者の顔写真や産地の画像をピンナップする。
料理名をかいている札にも産地や、作った人の顔のイラストが書かれていたりする。
ここまでならば結構、いろんなお店が同じくやっている。
けれどここは野菜の食べ方の提案がとても多彩で、しかも的確。
洋風、和風とタレやソースで味付けをした料理もあるけど、なるべくそのまま食べてください。
そんな提案がシッカリしてる。
しかも切ってそのまま並べたサラダバー…、なんて適当なコトはしない正直。
たしかに生の野菜も旨い。
けれど野菜は正しく熱をくわえることで、うま味、香りがよくなっていく。
良い素材こそ、良く調理して食べてあげなくちゃ勿体無い。
作ってくれた人にも申し訳ない。
そんな提案が随所にあって感心します。
例えば焼く。
カウンターの上にホットプレートをおいて、そこでただただレンコンだったりかぼちゃを焼く。
油も脂も必要とせず、野菜が自分の水気をだしつつ焼けていく。
野菜のうま味を野菜が自ら閉じ込めてギュッと凝縮されていくので、当然旨い。
甘味が違う。
風味も香りも一段上で、野菜そのものの味をたのしく味わえる。
ホットプレートの横にはお湯がクツクツ沸いていて、そこで野菜をしゃぶしゃぶ茹でて食べてください…、と。
ココは葉野菜が中心で、箸でつまんでお湯に軽く泳がせると、途端に色が鮮やかになる。
眠ってた野菜がお湯にビックリして目をさますような、そんな感覚…、オモシロイ。
茹でた野菜をお皿にもって、そのまま食べても当然おいしい。
けれどテーブルの上にはオリーブオイルやおいしい塩が並んでる。
まずはオリーブオイルでドレスして、みずみずしさを野菜が失わぬようにする。
そこに塩や醤油をかける。
焼いた野菜にもオリーブオイル。
そこに塩やパルミジャーノチーズを削ってかけると、あっという間に野菜が料理になっていく。
同じ緑の野菜でも菜花にチヂミほうれん草。
からし菜、それからブロッコリ。
苦味があったりシャキシャキしてたり、あるいは茹でるとトロミが出たり。
野菜によって味、食感がまるで違って感じるステキ。
野菜って、なんでこんなに多彩な味わいがあるんだろう…、ってうっとりします。
それから野菜をまるごとオーブンの中に放りこみ、こんがり焼いたモノもズラッと。
例えばかぼちゃ、さつまいも。
皮の付いたままの里芋や、あるいは玉ねぎ。
それがそのままゴロンゴロンとカウンターの上に並んだ姿が、目の食欲を誘います。
特にうっとりしたのがロースト玉ねぎ。
紫色した皮の小さな玉ねぎが、焼かれただけで中がトロトロ。
甘ぁくなって口の中でトロンととろける。
豆に芋、ニンジンにネギ。
どれを食べてもとっても甘い。
甘いは旨いというけれど、その甘いのが人工的な甘さじゃなくて自然な甘さというのが一層、旨さにつながる。
ホテルのレストランの料理というのに、不思議なほどにどれも素朴。
高野豆腐や野菜の煮物。
ひじきやこんにゃく、練り物なんかと一緒に煮たり、焼いたりしたもの。
まるで田舎の家庭料理のような色合い。
地味だけれど、ひとつひとつをみると色とりどりで、カウンターの前に並ぶたび何を食べようかと迷ってたのしい。
実際食べると、味もシンプル。
調味料がしゃしゃり出ない、だから素材の味がそのまま口に広がる。
土からもらったオゴチソウ…、って感じがとってもウレシイ感じ。
この店の料理長。
自分で素材を吟味して、産地にまで言っておいしい野菜を仕入れてるという。
夢は料理のプロじゃなくて、野菜を作るプロが作る料理でバフェのカウンターを埋め尽くしたい。
野菜でお客様が喜ぶ顔を見るのが好き…、と言うことなんでしょう。
時折、料理の状態を見に厨房の中に戻りはするけど、ほとんど客席の真ん中にたち、自分が作った料理をすすめる。
おいしかったですか?
どちらからいらっしゃったんですか?とお客様に声をかけ、野菜のおいしい食べ方の説明をする。
その情熱がとても爽快。
野菜の料理以外にも、例えばカレー。
野菜のうま味が移ったスープに、スパイス、それからトロトロに煮た鶏と大根。
或いはパスタ。
麺を味わうパスタじゃなくて、自家製のジェノベゼソースやベーコンの脂を味わうために用意された麺。
定期的に焼き上がるクロワッサンもパリパリサクサク。
バターの風味がシッカリしてて、口でトロトロになっていく。
ジュースまでもがおいしくて朝の元気がズッシリお腹の中から湧き上がります。
久しぶりに力みなぎる料理を食べた。
地味なホテルの地下の店…、その環境がちょっと残念。
また来ましょう、ココロに元気がほしいとき…、また来てみましょう、ごちそうさま。
[0回]
2011/03/05 (Sat)
銀座イースト:喫カバ
Comment(4)
はまのやの朝
そう言えば、今年に入ってまだお外サンドイッチを食べてなかった!
それで有楽町の「はまのや」に来る。
そういえばもう一ヶ月も来てなかったんだ…、ってそう思ったら、急になつかしくなっちゃった。
丸の内線の地下鉄をおり、銀座の駅からテクリと歩いて山手線のガードを潜る。
ガードをくぐった途端にそこはオフィス街。
銀座の駅の空気と違って、ちょっとピリッと緊張感に包まれる。
オフィス街の古いビル。
当然、オフィス用のビルであります。
オフィスビルの一階に大きなホールや吹き抜けがあり、そこから伸びる通路にはいろんな商店が立ち並ぶまるで商店街のようなにぎにぎしさで、地下には飲食店がテナントをなす。
そんな古き良き時代の「外に向かって開かれた街の一部」のようなビル。
今のオフィスビルはとても冷たく、用の無い奴は入ってくるな…、って感じのところがほとんどで、セキュリティーのコトもあるのでありましょうけど、こうしたやさしい昔のビルはなんだかウレシイ…、ホッとする。
サンドイッチをたのみます。
注文を聞いてはじまる調理の気配。
カシャカシャ玉子をほぐす音。
ジャジャッとそれがフライパンの中に流しこまれて、チュンチュン水気が絞り出される音と一緒に、徐々にボクのサンドイッチができあがってく様子を感じる。
テーブルの上のキラキラきれいな、シュガーポットにミルクピッチャー。
おじさんたちが新聞めくる乾いた音に、タバコの煙。
この店ができたときからこの風景は変わらずずっと、このままだったに違いない。
いつもの時間。
いつもの匂いに続いて、いつものサンドイッチがやってくる。
ハムと玉子のサンドイッチ。
みずみずしくてシャキッとレタスの葉っぱがたのしい、ハムサンド。
ふっくらとした玉子の食感。
シットリしてて、なのに中まで火が良く通って玉子臭さがまるでない。
バターの風味と塩の味。
最小限のマヨネーズ。
作り方はわかるんだけど、やってみるとなかなかこうは出来ないココにくる価値のあるオキニイリ。
ちいさなカップになみなみ一杯。
熱いコーヒー。
お腹にたまりすぎる量は粋じゃない…、とそんな気概の昔ながらのコーヒーカップ。
お腹を温め、目を覚まさせるに充分の量。
酸味がスキッと飲んだ後口ひきしめる、ほどよき苦さに頭が動く。
それはそうと隣の席でかなり年嵩のビジネスおじさんが、ふんぞり返って煙草を吸いながら40そこそこの部下風の人にマルチ、マルチ、これからはマルチが大切…、みたいな話をずっとしゃべってた。
朝からマルチ商法の話なのかと、野次馬気分をそそられて、ジッと聞いてた。
なんのこたない、マルチメディアのマルチのようで、今更マルチメディアっていう言葉自体にびっくらこいた。
朝から神妙な顔してこんなコトを聞かなきゃいけないサラリーマンって本当に大変な仕事でござる。
ちなみに話を
聞いてた人の電話はiPhoneだった、さて仕事。
ところで、ちょっとオモシロかった絵をひとつ。
「the Bermuda Triangle of Productivity」と題された一枚の地図。
訳せば「生産性バミューダトライアングル」とでもなるのでしょうか。
このトライアングルの中に入ったが最後、生産性が行方不明になってしまうという意味なのでありましょう。
Twitter。
Gメール。
それにFacebookというのが、そのトライアングルの三つの頂点。
たしかにメールチェックはかなり労力を費やす仕事。
Twitterのタイムラインを眺めていると、時間がいくらあっても足りない。
Facebookは、アカウントを持ってはいるけど取り散らかったインターフェイスが、あまり好きでなくそれほど使いこなしているわけじゃない。
ただ、一時期、mixiにハマってしまったコトがあるので、Facebookもわかり始めたら多分、はまり込んでしまうだろうなぁ…、って予想はできる。
これらのサービス。
すべて適度に付き合い、節度をもって使いこなせば生産性を向上させる魔法のツールにもなるんでしょうが、飲み込まれると我を無くしてしまいかねない。
健康のため吸いすぎ注意のタバコのように、生産性のためのめり込み過ぎに注意いたしましょうというコトなのでありましょう。
とそう言いながらTwitterのタイムラインが気になってしょうがなくなる今日の朝(笑)。
[0回]
2011/02/01 (Tue)
銀座イースト:喫カバ
Comment(4)
有楽町
有楽町で朝を迎える。
まるで洗ったような青空。
抜けるようなキレイな空で、朝日が映える。
丸の内寄りのビルの壁には大きなリース。
クリスマスのデコレーションがひとつ、ひとつ増えていく。
街全体をウキウキワクワクが満たしてく。
そのかたわらで、閉店が決まってしまったマリオンの、西武百貨店では閉店セールの大きな看板。
できた当時は、まさにバブルのまっただ中。
「モノではなくてコトを売れるようなデパートメントストア」になるんだ!って実験的なコンセプトのもと、売り場の提案をしばらくしていた。
たしかに時代はモノからコトへ、どんどん人の興味は移り、そうした意味では先見の明があったんだろう。
けど、百貨店がコトの中心になることはなく、負け組街道まっしぐら。
明日は我が身にならぬよう、がんばらなくちゃ。
ガンバロウ。
そして朝は有楽町のオキニイリ、いつものお店の「はまのや」に来る。
そんな外のドタバタジタバタとまるで無縁なビルの地下。
昭和なお店。
ここにくると、自分のペースを取り戻すコトができるようでホッとする。
いつもピカピカ、キレイに光るシュガーポットにミルクのピッチャー。
小さなグラスに青い灰皿。
ボクが通うようになってからずっと変わらぬテーブルの上。
いつからずっと変わってないのか。
もしかしたらばココでこうしてはじまった、その瞬間からココはこうしてこのままかもネ…、って思ったりした。
多分そう。
このビルがココでコノママある限り。
この人たちがずっと元気でいる限り。
ここはコノママ。
ビルの建て替えなんてバカなコトさえ起きなきゃいい…、って思ったりする。
祈っちゃう。
いつもやって来る、オキニイリの馴染みのお店。
気持ちが良くておだやかで、変わらぬステキにただでさえウットリさせてもらえる店に、ある偶然が重なって「奇跡的に素晴らしい状態」になるってコトがたまにある。
今朝ココでそんなステキな奇跡が起こった。
みんな見事におなじみさん。
お店の人が「いらっしゃいませ」じゃなく、「おはようさん」とか「ひさしぶり」とか血の通った言葉でみんなを迎える。
そして互いに見知った人たちが、ココロの扉をあるキッカケで開きあう。
今日は地デジの話がそのキッカケで、お店の中は議論沸騰。
来年になったどうなるんだろう、とか、デジタル双方向ってコトはこっちの情報がテレビ局に筒抜けになっちゃうんだろうかだとか疑問様々、答えあれこれ。
みんなの共通した由々しき問題のナンバー1はテレビ画面の上下にしゃしゃり出てくるうるさいテロップ。
ありゃ、ケシカランと一堂賛成。
つまりみんなまだアナログなおじさん、おばさん。
期せずしての連帯感にみんな笑って、それぞれ自己紹介をはじめたりした…、みんながまるで家族のようになった朝。。
カシャカシャ、玉子を溶きほぐす音。
ジャジャッと鍋に流し込みジリジリ焼いてできあがる焼いた玉子のサンドイッチに、ハムとレタスのサンドイッチ。
どちらも良く焼きトーストで、ボクの好みにできたもの。
今日も見事にいつも通りでニッコリします、打ち合わせ。
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2010/11/19 (Fri)
銀座イースト:喫カバ
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