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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    朝のお腹はまだまだ重い…、今朝もそんなにお腹がすいてはいないのだけど絶対来ようと決めてたお店にやってくる。
    3de034ae.jpg有楽町の「パーラーはまのや」。
    今年いっぱいで閉店する…、と聞かされた。
    もしかしたらば22日で終わっちゃうかも…、ってFacebookで教えてもらってどんなことがあっても今日はこなくちゃと。
    どこかでしようと言ってた今日の打ち合わせを、有楽町ですることにして、そのついでにとやってくる。
    店じまいの準備をしているムードがあるか?というと決してそんなことはなく、いつも通りに「おはようさん」と挨拶されてお店に入る。

    9d7f3d9e.jpg古いビルのお店です。
    インテリアだって昔のまんま。
    昭和な喫茶店的雰囲気。
    三菱村のこの界隈も、そのうち丸の内だとか大手町だとかと同じように次々、新たなビルに変わっていくのでしょう。
    そしたらこうした古いお店は跡形もなし。
    しかもお店の人ももうみんな、おじぃちゃんやらおばぁちゃんやら。
    悠々自適の生活を、たのしむ年齢になってしまってる。
    だからいつかは…、と思ってた。
    けれどまもなく…、って思うとさみしい。
    哀しくってしょうがない。

    ここのサンドイッチの作り方をいつか教えてくださいネ。
    いいけど、うちの修行は辛いよ、なんて互いにゲラゲラ笑っていたのが1年くらい前のコト。
    それもまもなく永遠の、思い出話になってしまう。
    ブレンドください…、ってお願いすると小さなカップに熱々の、酸っぱくて濃くビリッと苦い昭和なコーヒーがやってくる。
    ピカピカに磨き上げられたシュガーポットにミルクピッチャー。
    小さなお水用のグラスに青い灰皿に、見慣れた景色にホッとする。

    e2d7c70c.jpgサンドイッチを作ってもらう。
    ハムと玉子。
    トーストで。
    厨房の中からカシャカシャ、玉子をほぐす音がしてまもなくそれがジュジュっと焼ける音に変わってジリジリ、焦げる音で玉子が仕上がっていく。
    トースターがチンとなり、しばらくするとザクリザクリとパンを切る音がやってくる。
    いつもリズム。
    そしてメロディー。
    やってくるのはウットリするほどおいしげでウットリするほどおいしい見事なサンドウイッチでござります。

    この店でサンドイッチを注文するとき。
    最初にボクが、ハムと玉子と口にすると、それから先はお店の人との合唱になる。
    焼いたパンで作るんでしたよね…、ってボクはおなじみ気分。
    それだけじゃない。
    ビルの階段をタンタンおりて、お店の入り口につくまで20歩くらいかなぁ…。
    お店に近づくボクの姿を見つけると、お冷を片手にボクをお店の人が待つ。
    ボクだけじゃない。
    お店に近づく人を見極め、入り口のとこに近づきながら「いらっしゃいませ」。
    みんなの顔を覚えてるんですか?って一度聞いたことがあり、そんな芸当できないけれどうちにやってきそうな人の顔は見てればわかるんだ…、って。
    ニコニコしてて、舌なめずりしているように見える人はみんなうちのお客様…、って冗談めかして教えてくれた。

    hmny.jpgいつも以上に今日のサンドイッチはおいしげだった。
    玉子はタップリ、
    ちょっと中身がシットリしてて、オムレツ風に出来上がってる。
    葉っぱも青々。
    歯ごたえシッカリしていておいしい。
    贔屓目なのか。
    トーストだってこんがり、カサっとよく焼けている。
    好きだなぁ…、大好きな味。
    そして食感。
    やっぱりココのこのサンドイッチの作り方をしっかり教えてもらうんだった。
    そう思いながら、一切れ、そしてまた一切れと味わいお腹におさめてく。

    いろんなモノを一緒に飲みたい。
    例えばシェイク。
    例えばソーダフロートや、バナナジュースを一緒にコクリと。
    けれど今日は、やっぱりコーヒー。
    そこにタップリミルクを入れて、砂糖をタップリ、ゴクリとやった…、ほろ苦くって、甘くっていろんなコトを思い出す。

    お店をしめてしまうんですか?
    いつまでおやりになるんですか?と、そんな質問をするのは野暮と思ってそれでなんにも言わずにお店をあとにすることにした。
    なんて、切ない。
    積年の恋人と長の別れをするような気持ちになった…、ニュースが噂であればいいのにって思いもします…、サヨナラじゃなく、シーユーアゲインといたしましょう。



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    ひさしぶりに有楽町の内側で朝…、「はまのや」にくる。
    かなりご無沙汰、ひさしぶり。
    仕事の中心が青山、渋谷といった東京の西に向かって移動した…、それで山手線の東側。
    銀座や有楽町、あるいは丸の内界隈で、朝を迎える機会が減った。

    d11f35d9.jpg好きなエリアでありますのにネ。
    落ちついた街。
    変っていくコトが当たり前の東京の街の中にあって、この界隈。
    変化がおだやか。
    特に有楽町の皇居側から丸の内と呼ばれる場所のちょっと手前の小さなエリアは、ずっと変わらずそのままでいる。
    昭和の風情。
    サラリーマンが日本をしょって立っていた猛烈時代の名残がほんの少しだけ残ってる。
    喫茶店や居酒屋、あるいは食堂という昔ながらの飲食店がまだ残ってるステキなエリア。
    「オジサン」と呼ばれるコトに居心地良さを感じる年頃になってしまったからでしょうか…、なんだかココに来るとシックリ、落ち着く(笑)。
    フッカリとしたボックスチェア。
    パソコン打つにはまるで適さぬ中途半端な高さで出来た、お洒落に言えばラウンジテーブル。
    当然のようにどのテーブルにも灰皿置かれて、禁煙だとか、分煙だとか、あるいは嫌煙だとかと無粋なコトは言いっこなしよ…、の鷹揚さ。

    ホットコーヒーがおいしい季節になりました。
    小さなカップ。
    コーヒーカップはストンと直線的に裾がすぼむ形状。
    ポッテリとした女性的な形のティーカップとは、まるで違った形であるべき。
    昔ながらの喫茶店の作法がココには残ってる。

    82f9a183.jpgサンドイッチをたのんで食べます。

    「ハムと…」って言いはじめたら「焼いた玉子」とお店の人が言葉を引き継ぐ。
    そして最後は「トーストサンドで」と、二人一緒にしめくくる。
    たのしい朝を迎える呪文のようでたのしい。

    次の瞬間。
    タプタプ、玉子を溶く音がする。
    それと一緒にカシャカシャ軽い金属音がやってきてステンレスのボウルで玉子を溶いているんだなぁ…、って。
    厨房の中の景色が見えるようで、喉がゴクリと思わずなった。
    パンが焼ける甘い香り。
    ジュジュッと玉子が焼ける音。
    そしてまもなく、お皿にズラッとサンドイッチが並んできます。

    丸いお皿にギッシリと。
    ハムとレタスのサンドイッチに、焼いた卵のサンドイッチ。
    ボクがサンドイッチを切り分けるとき。
    大抵、二切れ。
    よほど注意をして3切れに切り分けるのがせいぜいなのに、ココは4つに包丁をいれ、それで崩さずきれいに仕上げる。
    プロの手際ってスゴいよなぁ…、ってうっとりしながらまずはパシャリと記念撮影。

    722b5c15.jpgお店の人と目があってニッコリしながら、いただきますとパクリとします。
    挟んだ具材とパンのバランスが絶妙で、パンも中身も等しくおいしく、存在感もほぼイーブン。
    ムッチリとしたハムの食感、レタスの歯触り、どちらもシッカリ感じる上に、パンのカサリと乾いた感じも損なわれない。
    玉子の方はそのバランスが一層顕著で、フッカリとした玉子の食感を感じるためには焦げたトーストのサックリ感が絶対必要。
    そう思いこんでしまえるほどに、その関係は親密、濃密、フレンドリー。

    よく焼けた色。
    パンをじっくり観察すると、網目は見えずパン全体がコンガリ焼けてる。
    遠火の直火で焼いてる証拠。
    そのトースターが欲しいと思う(笑)。

    サンドイッチをお腹におさめ冷たい水をゴクリと口をサッパリさせて、さて仕事!。
    退散準備をしていたら、若いスーツの男の人がお店にやってきて、こう言います。
    サンドイッチを20人前、予約をしていたものですが…、って。
    はい出来てるよ…、って包みをズッシリ渡されて、お金を払って飛び出してった。
    朝の会議のご褒美でしょうか?
    いいなぁ…、ココのサンドイッチがテーブルの上に並ぶ会議。
    どんな早起きも苦じゃなくなるネ。
    いいアイディアも自然とでてくるに違いない。
    こうしたお店があるオフィスビル。
    あるいはビジネスエリアって人間らしい潤いがある場所なんだって、そんなコトを思ってちょっとうらやましがる…、さてさて仕事と、いたしましょ。

     

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    銀座で朝を始める今日、地下鉄銀座一丁目の駅の近くにある「銀座みゆき館」っていう喫茶店。
    bec54405.jpegテントにテントを重ねて張った、不思議な迫力に満ちた外観。
    この界隈はもともとオフィスビルばかりが並ぶ銀座のはずれというよりも、八重洲の始まりみたいな地味な街並みだった。
    沖縄物産館や高知の県産品を扱う店が出来て、ずいぶん色気も出来はしたけど、パリな感じのコノ店のこの外観はかなり異色で、待ち合わせの場所には結構、重宝いたす。
    ちょっと価格が高めの設定、だから余程のことが無い限り必ず座れる安心感がココを待ち合わせの場所にするいい口実になってたりする。
    朝ははじめて、今日のコト。

    6ee8b464.jpegお店の中は、厚化粧のカフェラミルとでもいいますか。
    あるいは、コージーコーナーからギラギラを引きパステルカラーのベイルをかけた、とでも言いますか。
    パリにないパリ…、それはそれでヨシでありましょう。
    ビロード貼りのピンク色した椅子に座ると、座面は浅めで自然と背筋が伸びるようになっている。
    さて朝ご飯。
    クロワッサンが朝の売り物。
    …、のようではあるけど、昨日、ほぼ完璧なクロワッサンのサンドイッチを食べてしまった。
    それで今朝は別のモノ。
    スクランブルエッグがメインの朝食にする。

    ちょっと待ちます。
    ヨーロッパ的なる時間軸にて支配されてる店なんでしょう…。
    急いだ朝には向かぬ店。
    今朝はタップリ時間があって、ボンヤリ、銀座の朝を眺めて待たせていただく。
    有楽町に電車が着く度、人がザザっとこちらに向かって迫ってやってくる。
    間欠泉のごとき規則をもった人の流れに、街が活きてるってコトを感じる。
    オモシロイ。

    やってきたのが、この一皿です。
    大きなお皿に、スクランブルエッグ。
    厚切りベーコンとグリーンサラダで一揃え。
    サラダの上に赤いトマトをいろどりにして、まずうつくしく食欲そそる。

    e2d5c121.jpegフライパンの中でやさしく、流した玉子のかたまる端をたぐって寄せて、そして固めたスクランブルエッグ。
    玉子の芯まで熱が入って、外はカッチリ。
    中はフックラ。
    上手にやけてる。
    ところどころにこげ色がつき、そこが甘くて香ばしい。

    基本的に塩の味だけ。
    そこにケチャップをポテンとのっけて、酸味と甘みをくわえて食べる。
    朝の味が口の中へとやってくる。
    厚切りベーコンは日本的なる焼き加減にて、脂がジュワッと口に広がる。
    それを野菜がぬぐってスパッと、朝の口をさわやかにする。

    そしてトースト。
    ほんの少しのシナモン臭がふんわりただようバタートースト。
    モッサリとして粘りけのある甘いパン自体は得意じゃない。
    しかも生焼け。
    食べてるうちにネトネト歯茎にからみつく。
    耳が硬くて、絶望的においしくないのがなさけなく、だから最初に外して食べる。
    お行儀悪くてごめんなさい…。
    パンの中まで染み込んだ、ひんやりとしたバターの風味にちょっと救われ、なんとか一枚、食べきった。

    2f645fcc.jpegそれにしてもこのお店。
    テーブルの上がとても賑やか。
    ナイフフォークにシュガーポット。
    ナプキン、オシボリ、グラスの下にはオリジナルデザインのコースター。
    かつて喫茶店に入れば必ずこれだけのモノが当たり前のように出てきた。
    今では稀。
    それをキチンと守ってる…、だからこうして生き残っていけるんだよね…、って思ったりする。

    特にアイスティーにレモンをしぼるための道具。
    鳥の形で尾っぽの部分を押すとジュワッと、レモンの汁がたれだしてくる。
    昔、喫茶店で唐揚げなんかをたのむとこうしてやってきた。
    最近、まるで見かけなくなり、なのにこんなところでこうしてシッカリ、生き残ってる。
    紅茶にレモンを入れる習慣はない…、けれどなんだかうれしくてお水にチュチュっと搾って飲んだ。
    ちょっとオシャレな味がした。

    もともとコノ店。
    モンブランで有名な店。
    ボクのあとにやってきたアラ還紳士が、モンブランにカフェオレたのんで、新聞片手に朝としていた。
    モンブランは苦手なボクも、そのかっこよさにウットリしました。
    しかもモンブラン。
    朝の頭に必要な糖分、それから良質の食物繊維が豊富でもある。
    案外、朝のご飯として理にかなってるかも…、って思ったりした、さて、仕事!



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    食事を終えてコーヒーを飲む。
    9956efcf.jpeg銀座ウェスト。
    数寄屋橋から新橋に向けて伸びる外堀通りに面して、ひっそり店を構える小さな喫茶店。
    創業1947年。
    ボクより一回り以上も高齢のお店だけに、床は傾きところどころが古ぼけている…、けれどきちんとメンテナンスがゆきとどいていてとても気持ちのいいお店。
    入り口の横。
    古い大きな棚の中にクラシックのSPレコードがギッシリ閉じ込められてて、スピーカーの横には大きなベートーベンの胸像がある。
    閉じ込められているのはレコードだけじゃなくて昭和な時間も一緒にそっとそこにある。

    アイスコーヒーをコクリといきます。

    6c192a69.jpeg小さなグラス。
    氷がタップリ。
    そして下皿。
    銀のマドラーととてもにぎやか。
    しかもそれらどれもがピカピカ、きれいに磨かれテーブルの上がまぶしく光る。
    白いテーブルクロスもパリッとしてる。

    コーヒー自体は飛び上がるほどおいしいワケではないのですネ。
    ほんとうに普通。
    風味はシッカリ、味は少々、ぼんやりしててむしろいくらでもゴクゴク飲める素直な味わい。
    お替り自由…、なのですね。
    それもとてもエレガント。
    グラスの中が不如意になるとお店の人がやってきて「お客様、お替りはいかがですか?」と聞いてくる。
    えぇ、お願いしますと言うと、言うとしばらくお待ちください。
    恭しくお辞儀して、厨房の中に一旦、戻る。
    そして新たなグラスに新たな氷と、新たなコーヒーを注ぎ直して持ってくる。
    中身がお替りになるだけじゃなく、グラスもお替り。
    氷もお替りというのがステキ。
    しかもボクがストロー使わず飲むのをみると、2杯目からは、ストローはよろしゅうございますか?と聞いてくる。
    見守られてる。
    ボクの飲み方、楽しみ方を見守って、ボクが飲みたいように飲ませてくれる…、それがなんだかありがたく、好意に甘えて次々、お替りしてしまう。
    コーヒーを味わうためにくる喫茶店とは違ってココは、豪華な時間をたのしむために来る喫茶店…、今の東京には希少なお店でオキニイリ。

    d3c30e0e.jpegこのエレガンスを可能にしてるのが、シュークリームと言う圧倒的な物販商品を持ってるところ。
    お店がどんなに小さくっても。
    場所が少々外れにあっても。
    ワザワザ買いに来るだけの価値のあるモノを用意してれば、それで商売になる。
    しかもそれがまとめ買いに適したモノなら、なおさら売り上げ作ってくれる。
    銀座のこの場所。
    家賃のコトを考えるなら850円でも、利益を出すのは難しい。
    しかもお代わり自由で、気持ちの良いサービスと、ユッタリ瀟洒な空間にパリッと糊のきいたレースのカバーがかかった椅子をずっと用意して、笑顔でいらっしゃいませとドアを開け続けるのは至難の技。

    中が透けて見えるんじゃないか…、と思えるほどに薄くって、しかししたたか頑丈で中のクリームやさしく支えるココのシュー生地。
    儚く見えて、けれどしぶとくがんばっているこのシュークリームとこの店は、とても似ているって思ったりする。

    表に出たら土砂降りの雨。
    これから駅まで行かなくちゃいけないんだけどどうしよう…、って途方にくれた。
    そしたらお店の人が出てきて、隣のビルの地下駐車場から直接、地下鉄の駅の通路に出られますよと。
    言われる通り地下に降りてみたらばビックリ。
    先が見えぬほど大きく長い地下道が、真っ直ぐ伸びてその両側に車がギッシリ。
    真っ直ぐ真っ直ぐ歩いていくと、いつも見慣れた晴海通りの地下を貫く地下道にストンと出ました…、めでたく濡れず駅までたどり着くこと叶う。

    この東京、地下には別の東京がある…、そんなコトをふと思わせるこんな画像をご紹介。

    Tokyo_Arteria01.jpg2009年の作品らしい。
    東京大学の大学院で作成された「東京動脈」なるインスタレーション的なる作品。
    東京の地下鉄路線図を3D化した模型。
    オモシロイのが、各路線の高低差まで忠実に再現されてるというところ。
    深さ方向だけは通常の75倍に引き伸ばしているのでかなりの急勾配になっている。
    実際はこれほど顕著な高低差はないのだろうけど、実際、地下鉄に乗ってると今、上に向かっていってるなぁ…、って加速度感じるコトがある。
    特に一番最後にできた大江戸線なんて、上がって降りてまた上がり…、ってスゴイコトになっている。

    それにしても、よくもまぁ、これだけ複雑な路線を作った。
    こうでもしないと小さく狭い東京にこれだけ多くの電車を走らせるコトはできなかったというコトでしょう。
    人の想像力と創造力、それに確かな技術と情熱。
    そうしたものにボクらは守られてこの東京で生活してるということなのでありましょう。
    動画を一本。
    この立体模型にそれぞれの地下鉄路線のカラーに沿った、色つき水が流されるという趣向の動画…、なかなかほのぼのしております。



    不思議なアクセントの英語がなんだか、サイバーフューチャリスティックなる不思議世界を演出してる…、ちょっとステキなオキニイリ。

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    ひさしぶりの有楽町駅ではじめる朝の日…、はまの屋に来る。
    hy.jpg銀座に日比谷、丸の内。
    有楽町の駅を中心に広がり、まとまる街の数々。
    それらすべてが上等な空気をまとっているのがステキで、気持ちがスクッと伸び上がる。
    背伸びが似合う街とでもいいますか…。
    背筋がシャンと伸びる街とでもいいますか…。
    ときかく気持ちが上へ上へと上がってくような気持ちになれる。
    その上そんな上等が、昨日や今日、でっち上げられたモノじゃなくって、ずっと昔から。
    この東京が近代都市になると同時に…、しかもそれからずっとこうして上等でいつづけているというのがステキ。
    こうしたエリアって、なかなかほかになくってオキニイリ。

    45fb7784.jpeg玉子とハムのサンドイッチ。
    パンを焼いてトーストにして挟んでもらう。
    いつものボクのオキニイリ。

    ひさしぶりに顔を合わせる蝶ネクタイのオジサンに、「お元気でした?」って聞かれてなんだかうれしくなった。
    それで、一言。
    タマハム焼いて!って、ちょっとなじみを気取ってみます。
    するとニッコリ。
    「良く焼きでネ…」ってつぶやき、「タマハムヨクヤキ」って、呪文のような言葉でオーダー、厨房の中に通っていった。
    かなりのゴキゲン…、オキニイリ。

    カシャカシャ玉子をほぐす音。
    じゃじゃっとそれが焼ける音。
    おいしい音に続いてパンが焼けてく甘い香りがやってきて、そしてこれがボクに届いた。

    カサっと焼けたコンガリ茶色い薄切りのパン。
    オムレツとスクランブルエッグの中間みたいに焼けた玉子と、レタスにハムが溢れ出すほどタップリ挟んだサンドイッチ。
    2枚一組のパンを四つに切り分け、それを縦に立てて並べる。
    小さなお皿がギッシリと、サンドイッチで埋め尽くされる。
    その贅沢にお腹がギュギュッとうなります。

    359f8fce.jpegよく焼けてるのはパンだけじゃなくて、玉子もよく焼け。
    いつもはシットリしているのだけど、今日はちょっと乾いた感じで、まあ、それも良し。
    サービス精神旺盛とする。
    塩の味がビリッと聞いて、玉子の甘みを引き立てている。
    プチュっとほんの少し塗ったマヨネーズ。
    それがシットリ、みずみずしさと軽い酸味を与えてくれる。
    ムチュンと歯切れるロースハム。
    シャキシャキ、潰れてみずみずしさを吐き出していくレタスで口を洗われる。
    やっぱりコレはオキニイリ。

    それにホットコーヒーつけてもらって、それを今朝の朝とした。
    酸味がおいしい喫茶店的ドリップコーヒー。
    熱々。
    だから湯気がほんわかゆらゆら揺れて、カップの上の景色が潤い、穏やかになる。
    砂糖を入れると苦味が引き立ち、ミルクを入れるとうま味が栄える。
    時間をかけて舐めるように味わうたのしさ。
    なんだか大人になった感じがするオゴチソウ。

    それにしてもこのお店。
    働いている人がみんなシニアというのにふさわしい、熟年スタッフ。
    だからかとてもユッタリしてる。
    いらっしゃいませ、ありがとうという言葉もなんだかやわらかで、若い人達がやっている元気な店とは違った空気。
    ココロがやさしくおだやかになる。
    こうしたお店がちょっとでも長生きをして元気でずっといてくれること…、今の日本には必要なコトって思ったりした、さて移動。
    今日は半日、南に向かって移動をします…、日帰り出張、行ってきます。



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