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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    昨日に続いて映画を觀ます…、ブラッド・ピット主演の映画「ワールドウォーゼット」なるゾンビモノ。



    アメリカではもう2ヶ月ほども前に公開されていて、なのにいいとも、悪いとも映画に関する情報、評論が入ってこない。一体どうしたことなんだろうと思ってやってきたのだけれど、なるほどこれじゃぁ、しょうがない。
    ゾンビ映画であると同時に、パンデミックモノであり、パニック映画の様相もあり謎解き映画でもあるんだけれど、それらどれもが中途半端でこうした映画に不可欠な「カタルシス感」がまるでないのに困ってしまう。
    誰に感情移入をすればいいものやら、まるでわからずイライラしながら、気づけば映画が終わってしまっておりました(笑)。



    良くも悪くもブラッド・ピットの映画でござろう。
    人がゾンビ化してしまう、その原因を探しに世界中を旅して回る…、行くとこ、行くとこで次々悲劇的なる事件が起こってしまう、まるで名探偵コナンくんのごときさまにて、もしボクが副題をこれにつけるとしたら「ブラッド・ピット漫遊記」って絶対するに違いない。

    ブラッド・ピットが危険を顧みず、妻と子供のために世界を飛び回るんだけど、その妻っていうのがアンジェリーナ・ジョリーじゃないのよ。
    まぁ、正確に言えばアンジェリーナ・ジョリーは彼の奥さんじゃなく、永遠の婚約者という立場なんだけど日本のプレミア試写会にも一緒にやってきておりました。
    この熱愛はブラッド・ピットがよき夫役や父役をリアリティーをもって演ずる機会を奪ったのじゃないかしら…、って思ったりもする、どうだろう?



    原作はかなり重厚なる作品で、いいセリフがところどころに散りばめられてる。
    それにオモシロいエピソードが沢山用意されている。なのにそれらをバッサリバッサリ使い捨て、舞台だけがアメリカ、韓国、イスラエルと次々移動をしていく。どんだけ予算使ったのよって思ってしまう。
    さすがブラッド・ピットが出るって言えばお金が沢山集まるんだネ…、ってそれが映画の一番の感心しどころなのかもしれない。
    後半なんてまるでビデオゲームみたいになっていましたもん、観るのやめてしまおうかって途中で思ったほどでござった。

    ちなみに上のパンフレットに書かれてるさまざまなる疑問はすべて解決されることなく映画は終わってしまう。



    この予告編以上のコトはなく以下でもなくて、3Dもかなりしょぼいです。
    DVDになるのを待ってみても充分。
    ブラッド・ピットがニッコリすればそれでいいわと言うファンならば、この限りにあらずって映画でござろう…、毒を吐く(笑)。
    それにやっぱりゾンビが走る映画ってあんまり好きじゃないんだなぁ…、ロメロにゴメンって言っといて!

    拍手[2回]

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    映画を観ました…、夏休みというこの時期に次々映画が公開されてて、しかもどれも観なくちゃいけなさそうなオキニイリ感ただよう作品。
    まずはその一作目として「パシフィック・リム」を観て来ましたぞ!
    怪獣が暴れまわってさぁ、大変…、巨大ロボットで迎え撃つという、東宝映画とアニメが合体したような内容なんだけど、すごかったぁ!
    泣いちゃったモノ…、感動しちゃって。
    映画のタイトルが登場するまでの5分間…、つまり導入部分で優に映画一本分に相当する内容が惜しみなくも披露されるという贅沢にまずはビックリ。



    今までのいろんな映画のモチーフが随所に散りばめられている。
    怪獣が「KAIJU」と呼ばれるところ。
    その怪獣の血が青色であること。
    彼らがみんな、ニューヨークやサンフランシスコ、香港などの超高層ビルや背の高い構造物があるところを好むとこ。
    それから彼らが海の中からやってくるコト、そしてはじめて彼らを発見するのが嵐に翻弄される漁船に乗った船員であるというところ。
    あぁ、あの映画、あのアニメのオマージュなんだと思わせるシーンが沢山あるのだけれど、今まで観たことのない映画になっているのがスゴい。



    人と人とが理解し合い、ひとつのことに向かっていくコト…、それが愛。
    そういうテーマが息づいていて、すべてのキャストがあるべき仕事をしっかり果たす。怪獣やロボットもがんばってるけど、これは人が主役の映画。
    だから感動するんでしょうネ。
    芦田愛菜もガンバった、菊地凛子もガンバった。
    ユーリズミックスみたいなロシアの男女混合チームも必死にガンバった。
    そして観てるボクも必死にガンバったよ…、としまえんのIMAXで観たんだけれど3D効果があまりにスゴく一緒に戦った気持ちになったもの。
    そしてなにより、感動したのが「菊地凛子に泣かされる」日が来たんだというコトでござった…、次は吹き替え版を観てみようかと真剣に思案するほどオキニイリ。

    ちなみにこれを撮ったデルトロ監督も日本の特撮、あるいはアニメに対するオマージュって言っていて、それを受ける形でファンが作った予告動画がステキ。



    つくづく本多猪四郎監督と伊福部昭の音楽ってすごかったんだと感心します。
    「人をビックリさせてやろう」と映画が必死に思うココロにあふれていた時代の名作…、観る人の感動よりも作り手の満足に引きずられている今の日本映画。
    「オタクが日本が世界に誇るコンテンツ」ってへんてこりんな能書きに守られながら、観る人の気持ちと真剣に向き合おうとしない作品がもてはやされる今の日本の映画のコトを思ってちょっとさみしさ感じます。

    拍手[7回]

    映画を觀ます…、「イノセント・ガーデン」というアメリカ映画。
    inocentgarden.png東京で4館ほどの映画館で上映されてる、けれどそれらがほぼアート系の小さい箱で、ニコール・キッドマンが出ていながらの地味な扱い…、理由はわかる。
    監督が韓国の鬼才と呼ばれるパク・チャヌク氏で、彼の初のハリウッド映画という、興行側にしてみればかなりリスキーな映画であるに違いない。
    韓流映画とも呼べずハリウッド大作とも呼べぬ宙ぶらりんなポジションで、しかもサスペンス・スリラーという地味さであります…、観る人選ぶ映画でもある。

    7e934786.jpegつい最近まで、飲食店だけが入ったテナントビルの地下。
    ビアホールがあったところを改装し、作った小さな劇場、映画館。
    低い天井というハンディキャップをもろともせずに、傾斜をシッカリとった客席。
    すわり心地の良い椅子にまずは感心。
    劇場の中はちらりほらりと10人ほどという入りですか。
    大々的な宣伝もしていないから、しょうがないかと思うんだけど、これがどうにもいい映画。
    個人的には、今年一番。
    いやいや、ここ数年で5本の指にはいる名作と思うほど。

    オープニングから、目が離せない。
    小さな音、スクリーンの中の小さな動き、文字にセリフとすべてに意味がありそうで、息を詰め見ているうちに胸が痛くなってくるほど、話の中にのめりこんでく。
    もしかしたらと思う予測が次々見事に裏切られ、まさかと思う結末に雪崩をうって転がり落ちる。
    「落ちる」という表現がピッタリとくる内容で、エンドロールも下からせり上がってくるのでなくて空から文字が落ちてくる。

    inocent1.jpgニコール・キッドマンが儚く憐れで、しかもあまりにうつくしく、それがなおさら憐れを誘うよい役柄を演じてる。
    主演の女優さんが、グウィネス・パルトロウがトビー・マグワイアのお面をかぶったみたいな表情してて、その不自然が実はこの物語の一番の見どころだったりするのもスゴい。
    もっといいたいコトがある。
    けれど、言ってしまうとネタバレになる。
    だから言わずにおきましょう。
    機会があったら是非みてください…、絶対、損はしないから。

    それにしてもまたもや邦題。
    イノセント・ガーデンって一体、ナンジャラホイ。
    配給元はこれを文芸映画として売りたかったの?
    わけわかんない。
    困っちゃう。

    原題は「ストーカー」。
    つきまとう人としてのストーカーではなく、苗字としてのストーカーで、そのあたりを混同されたくないからなのかもしれません。
    けれど、この映画。
    ストーカー家の物語。
    ストーカーという苗字をいただく人に流れる禍々しい血のなせる業が大切なテーマなのだから、もっと邦題の付け方があったろうに。
    特にパク・チャヌクという監督はずっと「血」を描いてきた人。
    代表作に復讐三部作っていうのがあって、「復讐者に憐れみを」「オールドボーイ」「親切なクムジャさん」と、どれも人の体の中に流れる愛と憎しみの血がドクドクほとばしりでる様を描いた、コッテリとした作品ばかり。
    「乾き」なんていう吸血鬼映画を描いた作品も、当然ながら「血」がテーマ。
    だからこの作品も「庭」がテーマじゃなくて、「血」の物語としてイメージづけをしてほしかった…、まぁ、個人的なる希望ですけど。


    そもそも「純真無垢」って訳されて、なにやら前向きな意味で日本では使われるイノセントって言葉…、本来、世慣れていないとか罪の意識もない半人前と言った後ろ向きなニュアンスを持った言葉で、例えば「あなたってイノセントだね」って大人が言われたら喜べない。
    罪から無縁というコトは褒め言葉じゃなく、罪も意識できない人、と言われたコトって思え!というのが西洋世界の理なのです。
    罪深いとは人間的というコトで、ボクはとっても人間的(笑)。
     

    拍手[5回]

    映画を觀ます…、トムクルーズ主演の「オブリビオン」。
    oblivion.jpgポスターを見てもわかるように、オブリビオンという店名と同じ重さをもって「トムクルーズ」の名前が併記されてる。
    今のハリウッドで主演俳優の名前が一枚看板として成立できる俳優って今はそれほどいなくなっちゃった…、好きか嫌いかは別として、トム・クルーズって数少ないそういう人たちの一人でしょうな。
    いつも全速力で、一生懸命で、サービス精神旺盛でちょっと苦手なんだけどなぁ…、と思いながらもやってきてみて、なんと深くにも泣いてしまった。
    サカキシンイチロウがトム・クルーズで泣く日がくるとは、ビックリです。

    oblivion1.jpgいい映画なんです。
    ところどころがトムクルーズのプロモーション映画のようになったりはする。
    その部分をとっぱらってしまうと、20分くらい短く、キュキュッと引きしまって、もっといい映画になるんだろうなぁ…、って。
    そう思いはするけど、でもいい映画。

    貼ったトレーラーを見ていただくと、なんだかそういう内容かなぁと、うっすら思う。
    確かにその方向に話は迷わず突き進んでいくのだけれど、その予想をはるかに超える事実がやってくる。
    すごく大きな物語。
    地球が終わり、人類も終わってしまうかどうかというすごく大きな課題の映画で、なのに登場人物がすごく少ない。
    しかもどこか嘘っぽく、その嘘っぽさの理由が実はこの物語の一番大きなテーマであったりするのであります。

    あぁ、ネタバレをしないようにこの映画を説明するのがむつかしい(笑)。
    アメリカ映画の割に深くて、アメリカ映画の割に複雑。
    にもかかわらず、アメリカ映画的に痛快、明快で、なにより物語自体の力が極めて強い。
    だから観るならなるべく早く、大きなスクリーンでこの独特な世界の中にどっぷりつかってめくるめく、サスペンス的なる時間をたのしんでいただきたいなぁ…。
    映画の主題に関係のないところで感想を言うならば、アップルが作ったiPhone的なるインターフェイスやデザイン世界が近未来的世界を描写する際の今やデフォルトになったんだなぁっていうことと、やっぱり戸田奈津子様の翻訳は、映画というモノに対する愛に欠落しているというコトだったりいたします(笑)。



    このトレーラーもかっこいいけど、本編はもっとクールでゴージャスでした、
    かなり大好き、オキニイリ。

    ところでほとんど同時公開のもう一本。
    アフターアースっていう、ウィル・スミス親子が主演で「あの」シャマランが監督をする地球の終わりのあとの話を題材にした…、つまりオブリビオンと同じテイストの映画のポスターなんだけど、これが似ていて大笑い。
    oblivi.jpgハリウッドってこれに限らず、同じような映画を同じタイミングで作って公開しちゃうクセがあるようで、例えば一時期火星映画ばかりができた時期があった。
    ミッション・トゥ・マーズとレッドプラネットなんて、未だにどっちがどっちかわかんなくなる。
    ディープインパクトとアルマゲドンや、バグズ・ライフとアンツ、ダンテズ・ピークにヴォルケーノ…、ディザスター・ムービーはかぶり映画の宝庫のひとつ。
    去年は白雪姫の当たり年でもありました。
    なんだか不思議…、もしかしたら似たような映画をたくさん出すことでムードを盛り上げてやろうって魂胆?なのかもしれない、分からない(笑)。
     

    拍手[2回]

    映画を観ました…、かなりスゴくて、かなり不思議な映画でござった。
    antiviral2.jpg「アンチヴァイラル」って言うタイトルで、鬼才、デヴィッド・クローネンバーグのご子息、ブランドン・クローネンバーグの処女監督作。
    名のある監督であれば絶対に手を出さないであろうシナリオ。
    失敗を恐れぬ大胆な冒険心をもった若者でなければ撮ろうと思わぬ、けれどそんなキャリアを持たぬ若者がどんなに撮ろうと思っても、普通、誰も金を出さないであろう作品。
    名監督の息子だから、お金がついて、そしてこうして陽の目を見た…、のかもしれないかなり奇跡的なる映画のようにボクは思った。

    artiviral1.jpgセレブリティーのウィルスが嗜好品のように売買されている世界の話。
    一見、滑稽で気が狂った世界のように思えるけれど…。

    例えば今のボクらの世界。
    有名人が好みの店で、彼らが食べたモノを執拗に食べたがる。
    有名人が笑顔ふりまき売っているモノを買いたがる人たちが、ブランド産業を支えるこの現代。
    有名人の一挙手一投足に熱狂したり、失望したりする社会。

    有名人と同じ体験をしてみたい!
    そう思う気持ちはすでにボクらの世界にもある。
    そしてその体験のひとつとして「有名人が発症した同じ病気にかかってみたい」という気持ちがあれば…、とその仮定を紡いで出来た世界が「アンチヴァイラルの世界」というワケ。

    これ以上のコトは是非、劇場にいかれてその目で確かめて。
    映画の内容が内容だから、単館上映。
    しかも渋谷のシネマライズというデザインばかり上等で、機能、設備は昭和的なる映画館での上映でしかもTSUTAYAのプロデュースにて3週間の限定公開。
    だから来月後半には多分、TSUTAYAレンタルオンリーでDVDがリリースされるに違いない…、でも、この映像のうつくしさ、音の深さに激しさは大きなスクリーンで体験、体感してほしいって思ったりする、オキニイリ。

    トレーラーを貼っておきます。



    それにしてもこの映画…、日本語字幕の翻訳があまりに粗末で、10分おきにもれなくひとつ誤訳があるほど(笑)。
    特に数カ所、まるで意味が違って受け入れられてしまいそうな誤訳があって、スーパー誤訳で有名な「ハリウッドスター大好きナッチ」の訳よりスゴいや…って、感心しました。
    日本の映画の世界って、もしかしたら機能不全になりつつあるんじゃないかと思う…、そのクセ「最近の日本人は映画を観なくなった」と映画産業の不振の原因を消費者サイドに押し付ける。
    外食産業が決してそんなコトにならぬようにと思いもしました、そんなコレ。
     

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