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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    映画を觀ます…、「かぐや姫の物語」。
    ジブリの映画は得意でなくて、しかも高畑監督という人に対するなんの思い入れもなくてそれでどうしようかと思っていたけど、友人に誘われそれで。



    サブタイトルが「姫の犯した罪と罰」…、かぐや姫が何かの罪を犯してその罰として地球に飛ばされた、その顛末を詳らかにという内容だというのだけれど、まぁ、その謎解きの部分はあまりに平べったくて、あまりに未熟。
    何かサプライズが用意されているかもしれない…、と思って行くと拍子抜け。実際大きないびきをかいて眠ってらっしゃるおじさん続出(笑)。
    とは言え、すべてがボクがしっている竹取物語に準拠していて、だから物語に破綻もなければ安心しながら観られるところがとりえでしょうか。



    映像の力はスゴい。
    何しろ、輪郭線をもたない絵がものすごい勢いで動き回って流れだす…、今まで経験したことがない映像世界にはビックリしました。
    ただそれも、動きを止めてしまうとどこかの美大生が卒業作品で作ろうとして、時間がなくて失敗したような作品みたいにみえてしまう。
    10分おきに感動があり、10分おきに失笑するような、ちょっと厄介な作品でした…、ちょっと悪意がございましょうか(笑)。
    ただ、そういう作品を2時間半にもわたって見せつけて、これもありかと思わせるブランド力には感心します。



    衝撃的だったのがオープニング直後にかぐや姫を見つける翁が出てきた瞬間、西原理恵子が作画協力したんじゃないかと思うほどの絵だったコト。
    ちなみに翁の声優を地井武男さんがやっていて、これが遺作なんだそう。
    爆笑したのは帝の顔が要潤にそっくりで、しかもイッセイミヤケのプリーツプリーズみたいな衣装を着ているコトで、案外これはDVDが出るまでまって、みんなでそういうツッコミドコでゲラゲラ笑って見るのがいいかもしれないなぁ…、ってボクは思った。あくまで私見でございます。



    久石譲さんの音楽も空回りかなぁ…、センチメンタルな久石節で泣けない理由は主役のかぐや姫が本当にわがままで嫌な子だからに違いない。
    やっぱりジブリの映画はどうでもいいやと思う今日。

    ちなみに、竹取物語といえば断然「1987年公開沢口靖子版」でありましょう。



    ピーター・セテラが主題歌を歌ってしまった、日本のいい時代の遺産でござる。
    三船敏郎や若尾文子、岸田今日子に中井貴一と芸達者さんを集め、脇をかためたはずなのに、沢口靖子の惚れ惚れするような大根っぷりに、みんながグイグイ引きずられ、へんてこりんな映画になってしまった作品。
    でもそのへんてこりんなところがなんとも魅力的にて、そういえば、今日の映画もこの「沢口靖子版」を下敷きにしたんじゃないかと思ってしまう…、そんな哀れなボクでござんす、さぁ、寝よう。

    拍手[7回]

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    リメイク版の「キャリー」がとうとう、公開される…、それで早速、みてきます。



    1976年公開のあの名作ホラーを、シシー・スペイセクをクロエ・モレッツに置き換えてリメイクしたモノで、その制作が発表されたときからみたくてしょうがなくって、待ち遠しくて。
    それでやっとの今日であります。
    キャスティングが正式発表になったときの、クロエ・モレッツ。キック・アスの小生意気でチャーミングな演技が注目されてはいたけど、当時はやっぱりまだ子供。
    「性の目覚めと本当の自分の覚醒」を描いた、こんなおどろおどろしき役柄に振り回されなれずに踏ん張れるかとおもったんだけど、いやはや、見事でありました。



    シシー・スペイセクは日本の少女漫画のイジイジキャラのように見え、いじめ抜かれた末の暴走すらがジットリしていて怖ろしかった。
    一方、クロエ・モレッツの方はというと、少年漫画のボーイッシュ系女性キャラにみえ、最初から、何かをしでかしそうな感じがプンプン漂う。だから覚醒してからの暴れっぷりが堂に入ってて胸スク感じ。
    そうだねぇ…、萩尾望都が書いた漫画を、大友克洋が書きなおしたような感じとでもいいますか。同じ原作をもとにしながら、そのテイストとカタルシスの発露のあり方がちょっと違って、どちらもそれぞれオキニイリ。

    それにしてもジュリアン・ムーア。



    予想通りにコワくていいねぇ。眉間のシワとうつろな眼差し、ホルマリン漬けの人体標本のような血の気のない肌と、こんな女性が電信柱の影からそっと覗く夜道に遭遇したら、多分、そのまま気を失ってしまうレベルにウットリします(笑)。
    オリジナル版が公開された1970年台の空気がただよう設定、映像、キャラクターの人物描写もなかなか良くでき。
    実の母から憎まれながら生まれ落ち、友人たちから嘲られることで新たな自分を自分で産み落とす…、そんな部分がオリジナル版に比べて丁寧に、しかもコッテリ味の演出で表現されてる。
    オリジナル版とリメイク版を比べてどっちがいいかと言われれば、実はやっぱりオリジナル版…、あれは稀代の名作ですもん、しょうがない。



    で、初代版「キャリー」といえばブライアン・デ・パルマの長回しを多用したコッテリとした映像表現と、そののち、数多くの模倣者を出した、「あの」エンディング…、ボクも恥ずかしながら声を上げて飛び上がったひとりだけれど、そのエンディングが果たしてリメイク版でも用意されているのか、いなか。
    観てのおたのしみで、ございますぅ…。

    ところで以前、紹介したことがあるけれどニューヨークで行われたこの映画のプロモーションの動画を再び貼っておきましょう。



    映画の中の出来事…、つまり絵空事だと思っていたコトが、実際、目の前で繰り広げられたらやっぱりビックリしますわなぁ…。
    しかも当然、すべてがアナログ。
    CGと違った「リアリティーを持った嘘」に、人が驚く様が新鮮。
    観客としてのお店のお客様の表情、反応がこれまたよくて「映画の始まりは舞台をフィルムにおさめたモノ」だったんだなぁ…、と思って見ると。またオモシロイ。
    C’est Americains!…、アメリカ人って奴って感じでございます。

    拍手[4回]

    映画を觀ます…、ひさしぶりに映画館で大泣きするのもいいだろうと「42」。



    アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描いた作品。
    タイトルの「42」は彼がつけていた背番号。
    現在、アメリカのプロ・アマ問わずすべての野球チームにおいて、永久欠番となっている、そんな伝説的な選手の物語にて、「肌の色の違いが故に受けるいわれのない差別と迫害」が主題ではある。
    まぁ、いやらしいんだ…、あからさまな上に陰湿ないやがらせ。
    「妬み・嫉み」は女性の性とかって言われるけれど、男のそれの方がずっと根深くいやらしい。社会的な体面と誰かに対する絶対的な優越感が妬み、嫉みに加わると迫害だったり差別だったりが生まれるわけで、「勝ち負けを商売」としているプロスポーツの世界はまさに、そういう妬み嫉みのパラダイス。



    そこでひたすら「耐えるコトで戦う人」を描いてて、なんでそこまでして頑張れるだといえば、それは簡単なコト。
    大切な人のためを思えばガンバレル。
    その大切な人のために、できるコトをただ淡々とし続けるコトが生きていくこと。
    自分の好きで得意なことで人から評価され、それでお金がもらえて大切な人と一緒にシアワセになることができる。
    それが「仕事に恵まれる」ということで、そんな仕事ができるのならば、どんなコトでも耐えられる。耐えれば必ず、努力はいつか報われるんだ…、とそうボクらの背中を押してくれる映画のような気がします。



    人種差別がどうだこうだということは、おそらくこの物語が描きたかった主題ではないと、そうも思った。いい映画。
    キャストひとりひとりが活き活きしてて、あまり有名な人が出ていないのもドキュメンタリー・フィルムをみているみたいな気がして、没頭できる。
    ただ一人。
    ハリソン・フォードがいい役やってて、しかも見事な老けっぷり…、インディージョーンズのイメージをすっかり払拭していてビックリ、感心します。
    ちなみに上の野球場での肩組むシーン。
    ここでダバダバ、涙がでました…、笑っちゃう、53年も生きてきたのに涙の止め方、わからない。



    もうこのトレーラーだけで泣けてしまいます。
    今の自分につかれていたり、繰り返される毎日のコトにうんざりしてたり、あるいは自分の努力がなんで報われないのかと、気持ちがさみしくなったときには、こういう映画。
    勇気がでます…、愛する人はボクを絶対見捨てないと、そう思ったら元気と勇気がでてきます。

    拍手[8回]

    映画を観ました…、悪魔祓いなホラー映画の「死霊館」。



    見ようかどうか最初は迷った。
    死霊館っていうなんかおざなりなタイトルと、血まみれ映画「ソウ」の監督が撮っているというのでなんか見る気がおきなかったのだけど、トレーラーを観て、これはちょっといいかもネ…、って思ってそれで。

    舞台は1971年のアメリカ・ロードアイランド州の田舎町。
    古ぼけた一軒家に移り住んだ家族を襲った、実話をベースとした物語で、その土地や家に取り憑いた霊が悪さをするというのは洋の東西を問わず使い古されたモチーフで、ただ「これが実話なんだ」という描き方がとても入念。



    悪魔祓いをする心霊学者夫婦の目線と物語。
    悪魔に憑かれる家族の目線と物語が、交互に描かれそれがひとつに交わっていくというストーリー展開がまず異色。
    恐怖に怯える女の子たちがお人形のようにカワイクきれいなコトが、おどろおどろしさに拍車をかけるのも見事なところ。
    淡々と描かれる記録映画のようなドラマかと思っていたら、突然モキュメンタリーのごとき怒涛のドラマが展開していったりと、気持ちがグイグイ引きこまれてく。



    前半の物語の描かれ方が丁寧すぎて、気持ちを集中させるのに少々、難儀をしてしまったけど、それも暗闇中に潜む何者かの登場に、ココロの準備をさせる演出のひとつであったに違いない。
    一旦、コトがおこりはじめるとあとは一直線に終わりに向かって驀進していく。
    ひさしぶりに緊張し過ぎて筋肉痛を覚える映画(笑)。
    エンディングは家族愛ですべてが浄化されていく…、ホラー映画で涙がでたのはひさしぶりでもありました。

    先日ビデオでみた「ポゼッション」っていうホラー映画ととても良く似た内容でどちらが好きか?と聞かれれば、ポゼッションの方がよくでき。
    けれど映画館で見るべき映画はこっちの方かなぁ…、ゴージャスな音、人に集中を強いる環境でみればすべての効果がいかんなく発揮されるようにできてる娯楽作。
    そうそう、エンドロールの秀逸なること、感心しました、オキニイリ。



    ちなみにこのポスティングのトップに貼った画像はアメリカ版のバナーでござる。
    そのタイトルは「The Conjuring」。
    Conjure…、「拝み倒してなんとかしてもらう」って、そんな感じの意味になるのでしょうか。Conjure awayってなると、呪文を使って何かを祓うっていう意味にもなる。
    邦題のおどろおどろしさもよいけれど、原題の人を突き放すそっけなさも悪くはないかと思うなり。

    拍手[3回]

    さて、土曜日の朝、パスタを作る。アラビアータにして食べる。
    オリーブオイルでニンニク、それから赤唐辛子を刻んでいため風味と辛味をうつした油で玉ねぎ炒める。
    トマトの水煮をくわえてクツクツ、アスパラガスとパプリカ、エビを合わせて旨味をととのえディルで香りを作ったら固めに茹でたリングイニを入れてトロンととろみをつける。



    赤唐辛子の辛味がビリリと舌を直撃…、けれど旨味やトマトの酸味、そして香りが口に広がり、辛さに負けぬゴチソウにする。
    それにしても今、食料品店で葉っぱ野菜やハーブの種類がとても少ない。
    最近、ディルばっかり使うのはオレガノだったりスイートバジルがほとんと売り場に並ばないから…、異常気象は食品売り場を異常にさせる。
    なんだかちょっとなやましい。

    ちなみに昨日の夜のコト…、ビデオをみながらボンヤリしてたらお腹がすいて、それでうどんを作って食べた。



    豚と白菜のミリフィーユ鍋の煮汁がどうにもおいしくて、それを使って何か料理を作りたかったのも夜食の言い訳。
    おいしいだけじゃなくてキレイに透き通ってて、肉のうま味と白菜の甘みがどっしりしたスープ。
    冷凍うどんを放り込みクツクツ煮込んで、軽く塩して味ととのえる。
    いやはやコレが驚くほどにおいしくて、変に具材を放り込んだらもったいないような整った味。それでネギを刻んでいれて、最後に溶いた玉子にスープをタップリ吸い込ませうどんの上に浮かしてズルリ。
    スープ一滴残さずお腹に収めて夜更かしたのしみました、週末モードの夜のコト。



    ところで見ていたビデオの中にスゴいの一本。ポゼッションっていうアメリカでは去年封切られたホラー映画でありまして、もうオキニイリ!
    悪魔憑きモノにして、悪魔祓いモノで、結局ファミリードラマでしかも「実話に基づく話」であります。

    今までこういう映画はいくつもリリースされて、出尽くした感があったと、ずっと思ってたんだけど、これ、スゴかった。
    この手の映画で5本の指に入る名作と胸を張ってオススメできます。



    「体の中に自分とは違う悪しきモノがいる」という表現を悪魔憑き映画ではよくするけれど、本当に「モノ」が体の中にいるという映像表現。
    新しいです…、新しいし、おぞましくって目を背けたくなる。なのに目が釘付けになってしまうオソロシサ。
    カメラも良いし、なにより潔く斬新な映像編集に舌を巻きます…、TSUTAYA限定レンタルというのが嫌でなければぜひぜひ、ご覧くだされ、オススメです。

    拍手[3回]

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