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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    四谷三丁目の「山星」。

    3sei.jpg先日、はじめてやってきてかなりハートわしづかみにされた店。
    焼肉の店。
    決して便利な場所にあるでなし。
    しかも雑居ビルの地下という目立たぬ場所にある。
    …、にもかかわらずいつも満席。
    今日もグループ客が4組にファミリー一組。
    一組帰ると間髪入れずに次のお客様がやってくる…、てな感じでにぎやか。
    カウンター限定ということで、やっと予約をとってもらってやってきました。
    ビールにキムチ。
    サラダをたのんで今日のお薦めのおつまみをとる。

    カリカリキュウリ。

    deb487c8.jpegキュウリ一本丸ごとに辛子味噌をつけて食べるという、韓国版のもろきゅうみたいなまっこと簡単でシンプルな一品ながら、キレイに筋をつけたうつくしい様。
    ウットリします。
    この切り方。
    昔の洋食レストランのコンビネーションサラダに入れるキュウリはみんなこの切り方。
    なつかしい。
    ただのキュウリがこれで立派な料理になった。
    そんな気がしてうれしくなっちゃう。
    切り目のところに前歯を当てて、パキっとやるとポキっと折れる。
    歯に真っ先にみずみずしさが伝わってくるのがとってもたのしい。
    おもしろい。

    塩カルビ三種盛り。

    62b62971.jpeg牛に豚、それに鶏のカルビの部分。
    クチャっと歯茎にまとわりついてくる牛肉の、肉汁ほとばしり出る赤身のおいしさ。
    ムッチリ、とろんと脂がおいしい豚バラ肉に、サクっと軽い食感の鶏の引き締まった身の味わい。
    サラっと軽い塩ダレが肉の旨味をひきたてる。
    肉が吐き出す脂が炭に当たってジュワッと蒸発。
    焦げた香りがお肉に貼り付く。
    香ばしい。

    とはいえココ。
    タレも旨いし、特に辛子味噌がまぁ、旨い。
    辛味、甘味にニンニクの風味のバランス絶妙で、塩焼きをした肉にチョコっと置くようにしてパックリいくと、味が変わって飽きず肉を食べられる。

    ホルモン焼きます。

    6da6cc8e.jpeg脂ののったきれいな内臓。
    これを食べると自分の中身もこんな具合に脂を抱いちゃう…、ってわかっていてもそのおいしさには抗しがたい。
    もともとほんとは内臓肉は好きじゃない。
    けれどここの、このホルモン。
    どっきりするほどおいしくて、この前はじめて食べたときから虜になった。
    今日、ココに来たのもこのホルモンを食べにきた…、ようなものであります。
    口に含むと脂が滲む。
    ムニュンとなんとも艶っぽい、舌に貼り付く脂の濃厚。
    舌が一瞬、ひんやりとして、それと引き換えに体の温度がジンワリ、徐々に上がってく。
    百獣の王、ライオンが食べるところであります。
    王者の味わい。
    元気を出した。

    ミノやハラミを焼き上げて、〆にお粥。

    b68511fd.jpegテールスープを使って炊いたお粥を石釜でグツグツ仕上げた、熱々の。
    コレもビックリするほどに濃厚な味。
    肉のコクある濃厚な味。
    テール肉ならではの、ゼラチン質を含んだスープがご飯を包みスベスベにする。
    熱々以上に熱々で、ハフハフしながら舌がご飯をお手玉するように食らいつく。
    なのに旨味を舌が感じる。
    まるでミルクで炊いたみたいなコッテリとした見事な味わい。
    カクテキ、ポリポリ齧りつつ、一気呵成に食べ上げた。

    料理は旨い。
    けれど、おいしさ以上に網の交換をお願いすると、間髪入れずに飛んできて、ササッと変えるスピーディーで確実なとこ。
    席に座ってすぐに熱々のおしぼりが出て、肉焼き終わり〆に入る寸前に、また一本。
    最後に全部を食べ終わったら、冷たいおしぼりがやってくる。
    元気で笑顔のサービスが、このお店の一番魅力的なところじゃないかなぁ…。
    久々見つけた正真正銘、オキニイリ。

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    白山下の「幸楽苑」っていう焼肉屋さん。

    korakuen.jpg先日、会社の人たちがここで小さな会食をして、なかなかにクオリティーの高い真面目な店でよかったですネ…、って。
    肉も旨いが、タレやサイド商品もしっかりしてて、何よりコストパフォーマンスが高かったです。
    …、とそう言うので、まずはランチを、とやってきてみる。
    昼の焼肉。
    なんだかちょっとドキドキします。
    ちょっと贅沢で、背徳的すらある「ヒルヤキニク」という言葉の響き。
    両手をブンブン、大きく振ってストライドまで大きくなってくる。

    到着します。
    明るいお店。
    古くはあるけどタイルの一つひとつまで、きちんときれいに磨き込まれてキラキラしてる。
    いい感じです。

    サービスカルビという1050円のランチセット。

    f0197d59.jpeg大きなお皿に肉とサラダ、キムチとナムルがのってくる。
    これにご飯とタレ、スープがついて一人前。
    赤身と脂がほどよいバランス。
    タレでもまれて、テカテカ輝くみるからに美味しげな見事な肉。
    ロースターに乗っけて焼きます。
    ジュジュっと鈍い音をたて、タレをフツフツ、肉の周りで沸騰させつつキュキュッと切り身が縮んでく。
    甘い香り。
    それがユックリ、焦げた香りに変わっていって肉がクリンと反っくり返るようになる。
    ひっくり返す。
    ロースターの網に焦げたタレがペットリこびりつきカラメル状になったところに、肉の裏側押し付ける。
    たちまちジュジュっと音がして、肉が焼けてく。

    一口食べます。
    ああ、おいしい。
    クチャっと潰れる肉の食感。
    滲みだしてくる肉の旨味と、タレの味わい。
    ご飯のおかずにこれほどステキな牛肉料理って、なかなか他にはあるいまい…、って、そう思えるほどの昼のご馳走。

    醤油ダレ以外にたのしい工夫もあって、例えば「ネギタマ」。

    08738db0.jpegこまかく刻んだ白いネギ。
    それだけならばどこにでもあるネギの薬味。
    だけどもここのこれには小さく刻んだタマネギが一緒に混じる。
    だから甘くて、みずみずしくて、肉の脂をサッパリさせる。
    ごま油の風味も豊かで、スープと塩でしっかり味がついているので、これだけご飯に乗っけて食べても十分おいしい。
    薬味を超えた、まるで刻んだサラダみたいなたのしい味わい。

    お皿にのっかるサラダもおいしい。
    葉っぱもシャキッと新鮮だけど、ドレッシングがまたおいしくてゴクゴク飲んでしまえるほどにスッキリしてる。
    なのに味わい、しっかりしててサラダでご飯を食べることもできるほど。

    せっかくだからとチゲをたのんだ。

    dbb9e5b8.jpeg豆腐チゲ。
    熱々に焼いた石釜にフツフツさせてやってくる。
    表面にタップリ、唐辛子の粉や味噌の粒が浮かんだ勇姿。
    豆腐タップリ。
    キムチに豚バラと具沢山ではあるけれど、何よりスープがしっかりおいしい。
    このチゲだけじゃなく、ランチの定食についた普通のネギのスープもとってもおいしい。
    塩で味を整えただけ。
    なのに牛の風味と肉の旨味がズッシリお腹に響いてくる、滋養に満ちたすんごいスープ。
    真面目に手作りしてるんだなぁ…、って。
    ウットリとなる。
    いいお店。

    キビキビとしたサービスも良し。
    なにより家庭的で気軽な雰囲気がほっこりしてて、いい付き合いができそうな。
    そんな実感。
    おごちそう。

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    会食をかね、神楽坂の韓国料理店「南山」で昼。

    nanzan.jpg本当はフランス料理かイタリア料理を食べたいなぁ…、と思っていたけど今日は日曜。
    不思議なほどに神楽坂レストランは日曜休みのところが多い。
    昔ながらの和食のお店は日曜営業が多いのに、何故だか西洋料理のお店は日曜休み。
    何故なんだろう。
    おもしろい。

    ちなみにこの店、年中無休。
    ここの名物は全部で3つ。
    サムギョプサルに冷麺、それからいろんな種類のマッコリで、中でも冷麺。
    盛岡風の冷麺としては、ボクは東京ナンバー1だと信じる絶品。
    細ストレート麺に酸味のきいた平壌風の冷麺ならば、赤坂のチョンギワ別館。
    けれど、盛岡冷麺@東京ならば、ここの店…、ってそう思う。
    シットリとした神楽坂には不似合いな、ちょっといかがわしい雑居ビルのその2F。
    ビルの外からでは思いもつかぬ、清潔な店が以外でまずはオゴチソウ。

    ランチのセット。

    6f7c4f95.jpeg名物冷麺に丼がいくつか選べるようになっていて、今日はマグロの漬け丼にする。
    フルポーションの冷麺に、小さな丼。
    キムチに食後の杏仁豆腐がついてくる。
    しかも冷麺。
    無料で大盛りにまでしてくれて、迷わず、大盛り、お願いをした。

    透き通ってきれいなスープ。
    濁り一つなくまるで水のように見え、なのに一口、ススっとすすればおやまぁビックリ。
    口すみずみに牛の旨味がドッシリ広がる。
    旨味タップリ、コク存分で、しかも嫌みや雑味が残らない。
    鮮やかにしてきれいな味わい。
    太い麺。
    歯ごたえモッチリ、歯触りコリコリ。
    上唇と下唇をなでまわすようにやってくる、ツルツルスベスベのその表面。
    スベスベなのに不思議なほどにスープが一緒に口の中にたぐりよせられ、やってくる。

    サイドに別添えになっているキムチをのせる。

    d5e8d429.jpegまるでコンソメスープのようなコクのある、濃厚スープにキムチの風味が混ざってく。
    ほのかな酸味。
    自然な甘み。
    生姜の香りがフワッと鼻から抜けていく。
    キムチをシャブシャブ、スープの中で洗うようにして食べればシャキシャキ、野菜の繊維を感じて前歯がちょっとくすぐったくなる。
    ムッチリとした麺の食感がひきたちもする。
    やっぱり旨い。
    オゴチソウ。

    丁寧に煮込まれた牛スネ肉のしょうゆ漬け。
    噛むとホロっとまるでマグロの甘露煮が口の中で崩れてくように、壊れて旨味をスープににじます。
    ピリ辛コチュジャン醤油ダレにて食べるマグロもまたおいしくて、スープの最後の一滴までもシッカリ食べる。
    ハライッパイ。

    場所を変えて打ち合わせでも…、と坂道途中の喫茶店。

    kkissa.jpgほの暗い落ち着いた店。
    もしかしたらその昔、カフェラミルとして生まれたんじゃないのかなぁ…、って思わせる店のしつらえ。
    ドッシリとしたカウンターがあり、座り心地の良いベンチチェアーの前にテーブル。
    磨りガラス壁に仕切られた、個室感覚の落ち着くコーナーが奥にある…、という店の構造。
    土壁、それから太い梁。
    店の名前は違っているけど、ラミルの気配を濃く残すこうしたお店が東京都内には沢山まだある。
    落ち着くお店。
    昔ながらの喫茶店の、正しく上等な進化形で打ち合わせをするには程よき静かな空間。
    壁にかかるクラシックな額。
    間接照明の光をうつし、シットリとした濃厚な影でボクらをもてなすコクある土壁。
    クロスを貼ればそれでおしまい…、って今の流行の合理的な店作りでは得ること叶わぬ目にゴージャスな店の雰囲気。
    落ち着いた。

    ドリップで落とした酸味の強い熱々コーヒー。

    7bb47046.jpeg陶器のカップ。
    ブレンドとアメリカン、あるいはカフェオレとたのむコーヒーでカップの大きさ、形が変わる。
    しかも人にあわせてカップの色や模様が変わる…、というこれまた喫茶店的もてなしに、ニッコリとなる。
    なつかしい。
    次々、入ってくるお客様。
    街歩きに適したズックにリュックを背負って、肩からデジいちカメラをぶら下げたシニアの人がとっても目立つ。

    ほどよき坂道。
    ほどよき道幅。
    そして歩くに疲れぬ長さの「神楽坂」というこの街が人をこうして引き寄せる。
    商業施設や娯楽施設ばかりが集客装置じゃないってことを、なんだかじんわり思い知る。
    空は青空。
    いい天気。

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    青い空。

    746b9dd7.jpeg高くてスコンと上へ上へと抜けてくような、秋の空。
    日差しは強くもカラっとしてて、とても気持ちいい…、そんな昼。
    四谷三丁目の小さなベトナム。
    ティンフックにて飯、とする。

    四谷三丁目というこの街は、東京都心でもとても不思議な性格の街。
    オフィスの集積も結構ある。
    同時にマンションがたくさんあって、ある程度の数の人が住んでいる。
    住宅地でもありオフィス街でもあってだから、一週間のどこを切っても人がいる。
    けれど新宿至近ということもあり、大型商業施設だけはない。
    つまり一見客のいない街。
    特徴のある、気軽な値段の正直な飲食店にとってはとても商売をしやすい場所…、っていう特徴。
    今日、土曜日は会社ランチと、住民ランチのどっちもがココで賄われる忙しい日。
    すんごい満席。
    ワクワクします。

    基本的に550円のランチ商品。
    それに200円でセットにできる。

    生春巻きと冷たい飲み物をセットにできて、迷わずたのむ。

    85be2f49.jpegベトナムの生春巻きって、まさしく「アオザイ」みたいな料理…、ってそう思います。
    水で戻したばかりの薄皮。
    その中に青々とした葉っぱ。
    そしてエビ。
    生々しい自然の色がうっすら透けて、色っぽいったらありゃしない。
    剥き出しじゃないコトの艶っぽさ。
    ピーナツオイルにオスとニュクマムで味付けをしたペーストつけて、バリバリクニュンと食べていく。
    つまんでたのしむサラダのような、サッパリとしたたのしい味わい。

    そしてここの名物、鶏カレー。

    0014964d.jpeg木曜日の夜のカレーうどん。
    金曜日の昼にカレーラーメン。
    三日続けてのカレーをたのしむ。
    しかもどのカレーもがいわゆる日本の「ライスカレー」と違っているのがまた面白い。

    それにしてもここの鶏カレー。
    スッキリとしたチキンスープにカレースパイス。
    ほんの少しの酸味と甘みが、なんとも旨い。
    スプーンをあてるとホロっと崩れる、ほどに煮込んだ鶏肉にジャガイモ。
    私的カレーランクにおいて、スープカレー部門があったらまず間違いなくここの鶏カレーがナンバー1。
    今日はいつも以上にどさどさ具材が入ってて、かなり得した感じになっちゃう。
    ああ、おいし。

    もひとつここでのオキニイリがこれ。

    313db63c.jpeg春巻きそうめん。
    揚げた春巻き。
    生春巻き用の薄い皮でひき肉をくるんだ細めの春巻きを、ピーナツオイルでカラっと揚げて、刻んだ野菜。
    菜っ葉の下にはベトナムそうめん。
    聞いたら「ブン」って名前なんだそう。
    ツルツル、口の中をすべるようなハリのある、日本の素麺とはひと味違った…、そうだ、ちょっとカッペリーニのような食感の細麺と、スイートチリソースとニュクマム、チキンスープで味つけられたのがタップリ、ドッサリ。
    パスタサラダ、ベトナム風…、って感じの一品。
    食欲なくてもこれならどんどん食べられる。

    セットドリンクはマンゴージュース。

    64486f51.jpeg不思議なほどに東南アジアの料理にマンゴージュースって合う。
    甘み。
    やさしい酸味に、ちょっと生っぽい緑の香り。
    トロンと濃厚、なめらかで、ポッテリお腹にはいってく、その食感もかなり独特。
    その独特がスッキリとして重さを持たぬ軽いベトナム料理にピッタリ。
    例えばハワイの料理のグワバ。
    アメリカの田舎の料理にクランベリージュースだったりと、それぞれの土地の料理にあう飲み物ってあるんだなぁ…、って思ったりする。
    おもしろい。
    お水のグラスも汗をかく。
    ボクも汗かき、バッサバッサとご飯を食べる。
    ハラ一杯。

    アイスクリームを一個買う。

    d63da627.jpegアイス最中、バニラ味。
    普通の最中は嫌いなお菓子。
    粉っぽい皮。
    あんこの甘み。
    前歯にべたべたはりつくような皮の食感がなにより嫌い。
    けれど何故だか、アイス最中は好きなお菓子のひとつではある。
    最中といいつつ、皮も中身も普通の最中とまるで違って、手づかみできるアイスクリームの形としては完成型。
    サラダも手づかみ。
    食後のお菓子も手づかみで、カジュアルスタイルな昼とした。

    今日はこれから一仕事。

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    東京駅にて頂上麺。

    cjm.jpg仙台で仕事を終えて取って返して、遅いランチになんとか間に合う。

    暦の上ではもう秋といい、今日から9月という火曜日の午後。
    昨日は台風。
    今日はうってかわって夏の戻りの厳しい暑さ。
    水滴ビッシリ貼り付いたお冷やグラスが涼しげで、ふっくらとしたおしぼりタオルの分厚いさに、ウットリとなる。
    ありがたい。
    キャラメルをキュキュッとくるんだ包装紙のごと、ひねって閉じたおしぼり袋がかわいらし。
    ポンっと叩いてあけたくなるとこ、しばし我慢。
    ここの熱々。
    しかも容赦なき熱さが相当持続する、とろぉり麺を食べ終わったらお世話になろう…、とそのままにする。
    額の汗は自分のタオルでぬぐってスッキリ。
    料理を待ちます、ゆったりと。

    麺にシュウマイ、ご飯にデザート。
    ささやかながらもフルコースのよな昼をたのしむ。
    まずはシュウマイ、ご飯が来ます。

    e52252ba.jpegせいろに入った熱々シュウマイ。
    一緒にタレと練り芥子。
    餃子は皮を味わう料理。
    けどシュウマイは皮で包まれた中の具材をたのしむ料理。
    肉の香りがドッシリとして、噛むとプチュンと肉汁吐き出し口を旨味で満たしてく。
    豚ひき肉がメインでありつつ、肉団子でもハンバーグでもソーセージでもない。
    ムチュンとまるで魚のすり身の練り物みたいななめらかと、奥歯にホツホツ、肉が潰れる食感が共存しているおもしろさ。

    ご飯を一口。
    口がまみれる肉汁を、拭い取ってシュウマイ一口。
    繰り返す。
    ほどなく麺がやってくる。

    3b8b7ef3.jpegオイスターソース味の濃厚スープ。
    トロントロンのスープの中に沈むようにまた浮くように。
    ひっそりと身を潜めた細麺。
    チリチリとしてついさっきまでは硬くてハリがあったであろう茹で立てで、けれどスープにあっためられてみるみるうちにネロンとやわらか。
    麺表面をおおった小麦のでんぷん質が、スープと混じってなおさらトロトロ。
    口の中をすべすべにする。

    そこにフカヒレがツルンと混じる。
    ネロネロとした玉子麺と、シコっとハリ持つフカヒレが互いに互いを引き立てあって、とてもたのしい食べゴコチ。
    何にも増してうれしかったのが、フカヒレの量。
    一時期ここの頂上麺は、フカヒレの量が極度に減って、ヒレの名残りを感じるだけの麺になってた。
    けれど今日。
    土鍋の上にタップリ、フカヒレ。
    ランチ用の小さなサイズだったというコトも手伝っていたのかもしれないけれど、本当にタップリ。
    目においしくて、食べて当然、ありがたく、ご機嫌な麺でリバイバル。
    黒酢をかけて、コクと風味をたしてズルズル。
    満腹以上の満足を得る。

    食後の甘味。

    9d4150e7.jpeg杏仁豆腐。
    アーモンド風味が必要以上に香らない、素直な豆腐。
    香港デザートに、温かい豆腐に白蜜をかけて食べるデザートがあるけど、まるでそんなやさしい食感。
    そして味わい。
    スプーンですくってしばらくすると、ホロンとちぎれて匙からこぼれ落ちてしまうほどのはかないなめらか。
    唇、プルンとそっと撫で、口にフルンと涼しさくれる。
    舌と上あご、くっつけるよにそっと近づけ押し付ける。
    蜜の甘みをチュルっと吐き出し、あとかたもなく消えていく。
    その儚さがいとおしい、喉のご馳走。
    ほっとする。

    キャンディー状のビニール袋をペキっと破り、おしぼり取り出す。
    額から首。
    滝のように溢れてこぼれる頭一面の汗をぬぐって、今日のお昼の〆とする。

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