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2024/11/27 (Wed)
そばがき雑煮、志な乃にて
最近、ハマり気味の
新宿御苑のそば屋「志な乃」
。
夕方、友人と食事することになりそれでやってきてみることにした。
今まで何度かきたけれど、いつも一人。
食べたいモノがたくさんあって、けれどひとりじゃ限界がある。
ココの商品は盛りがいいので、一度にいくつもたのめなく、それで今日。
格好のパートナーができたいわい、とそれできてまず、大盛りのざるをたのんでみる。
普通でさえ盛りのいい…、そこの大盛りがどんな量かみてみたく、それで大盛り。
たのむとタレが二つきます。
二人だから二つかというとそうじゃなくて、ひとりで大盛りたのんでもタレは器にたっぷり二個分。
それだけ量が多いというコト。
薬味もタップリ。
小さな皿からこぼれおちんがばかりにやってくるのがステキ。
厨房の中があわただしく動き始めて、それでまずはこれがやってまいります。
まず天ぷらの盛り合わせがくる。
天ざるを注文したのではあるけれど、まずは天ぷら。
正しいそば屋の楽しみ方としてはコレでまずはお酒を飲んで待っててね…、というコトなのでありましょう。
実際、近くのテーブルで白人のおば様が、天ぷらつまみにビールをユックリ飲んでいた。
なんて粋!
かっこいいなぁ、って思いながらもボクらは今日は無粋にお茶。
ちょっとした丼ぐらいの大きさの器になみなみ天つゆがきて、それにタプタプつけながらお茶を片手に天ぷらつまむ。
麺の盛りは大盛りだけど、天ぷらだけは普通の分量。
野菜がメインで、大葉に人参、ピーマンと天ぷらのタネとしてはちょっと変わったモノが揃うたのしさ。
サクッと揚がりも上等でそれを半分ほども食べたところで、たのんだざるがやってくる。
「このために来ていると言っても過言ではない合い盛りのざる」の大盛り。
うどんと蕎麦でそのどちらもがおそらく普通のお店の1.5人前くらいの分量でしょうか。
つまりこれひとざるで十分3人前はある。
ツヤツヤ。
とてもみずみずしくて、食欲そそる。
うどんに合わせて生姜や胡麻や大葉が用意されてる。
一方、蕎麦のためにわさびに白ネギ。
いつもはそば猪口がひとつだけ。
だから薬味がまじらぬように、どう食べようかとちょっと難儀するのだけれど、大盛りたのむとそばダレふたつ。
しかも二人で食べるのでしょう…、とそば猪口二つ。
だから一つをうどん用に。
もうひとつをそば用にして食べようかと。
うどん用の猪口に生姜を入れて、タレを注いで目印として、胡麻をパラリと。
そば用の猪口はそのままで、そばにわさびをちょこっとのっけて、ズルリとやります。
やっぱりおいしい。
ココの蕎麦は太くてしかも歯ごたえ見事。
食べてるうちにトロトロとろみがやってくる。
うどんは一転、ツルツルなめらか。
ほんの少しの塩味が小麦の風味に混じって味わい豊かでしかも、喉越しが良い。
ズルズル、大きな音を立てて食べながら、お隣にいる外人さんにこうした音はご迷惑?って、ちょっと思ってそちらをみたら、なんと彼女もとても上手に音を立て、うどんをズルズル啜ってた。
お鍋に入った鍋焼きうどんを、ちょっと引き上げふうふうしたら、あとは一気に、惚れ惚れするほどズルズルズルンと麺を上手にたぐって食べる。
かっこいいなぁって思いつつ、ボクらも負けずにつるつるズルズル。
食べてみたかった料理をひとつ。
「そばがき雑煮」という料理。
以前、きたとき他のお客様が注文をしてたべていて、どんな料理なんだろう…、と思ってやっとありついた。
大きな丼。
なにもここまでと思うくらいになみなみタップリ。
透き通った色の浅いスープの中に、これまたタップリ野菜がはいる。
三つ葉にほうれん草に人参、白いネギ。
出汁をすするとうま味が広がる。
ここのつけダレも出汁がシッカリきいていてとてもおいしい。
醤油の味をかりないで、イリコにカツオ、それから昆布をふんだんに使いとった出汁。
それに塩で味整えて、醤油は風味をつけるだけ。
コクがあって、ずっしり舌の付け根にうま味をのこしつつ、けれどスキッと後味が良い。
温かくして味わうと、風味も味も引き立って体の芯まで滲み込む感じ。
餅のかわりにそばがきが、くるんと二口大ほどにまとめられてゴロゴロ入る。
噛むとムチュンと粘り気があり、蕎麦の香りがとても強烈。
体にとてもいいんだろうなぁ…、って思うとますますおいしく感じる。
そうそう、玉子が一個落とされていて、白身はシッカリ火がとおっている。
けれど黄身がまだ生で、だから触らず残してしまった。
次からこれをたのむときには玉子を固めにってお願いしよう。
今日も満足、また来ます。
[0回]
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2011/04/26 (Tue)
丸の内リム:和
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四ツ谷、尾張屋、カツ丼の夜
四谷三丁目にてご飯をします。
きしめんの尾張屋。
幹線道路が交差する、目立つべき場所にあってまるで目立たぬ隠れ家風の小さなお店。
というか、別にお店としては隠れてるつもりはないと思うのだけど、意識の中から隠れてしまっているお店。
少なくともボクにとってはそんなお店で、ところが先日はじめて入って、「この店、スゴイ!」って感心しました。
一度、そうして受け入れちゃうとそれからずっと気になってしまう。
飲食店ってオモシロイなぁ…。
それまでまるで縁がなかったお店が突然、とても身近な存在になる。
身近になると気になって、何度も通う。
するといつしか好きになってしまってる…、ってそんなコトがこうして起こる。
先日来たとき、お店の人と常連さんが、バイトしていた中国人のお嬢さんが地震で帰国しちゃったのって言ってたけれど、今日は多分、そのお嬢さんがお店に立ってた。
おかえりなさいってココロの中でつぶやいた。
カツ丼、食べます。
実は先日、ここの日記をブログにアップしたところ、この店のファンの人からコメントもらった。
いつもカツ丼食べてます…、って。
そりゃ、こなくっちゃと。
カツ丼という食べ物にはいろんな作法があるのですよね。
サクサク系とか、シットリ系。
肉が主役のカツであったり、衣が主役のモノであったり。
それぞれおいしく、けれど一番、ボクにとってうれしいカツ丼。
それは「パン粉の衣がタレをゴクゴク吸い込んで、玉子と一体化したようなカツ」。
とんかつ屋さんのカツ丼じゃなく、蕎麦屋のカツ丼にたまにそうした流儀のモノがあったりするので、もしかして…、って。
食べたら「あぁ、ココにあったんだ!」って感激しました。
細かなパン粉がギッシリ貼りつく、程良く分厚い豚の肉。
脂が十分のっていて、しかもスジをシッカリ切ったやわらかカツ。
それがタレを吸い込んで、とじた玉子の色と区別がつかないほどに一緒になってる。
良く煮込まれた玉ねぎも食感ほのかで、すべてがカツの衣とひとつになっている。
甘めで出汁のうま味がきいたタレがおいしくボク好み。
唯一残念だったのが、カツがタレを吸込みすぎて、ご飯にしみる余裕のないとこ…、でもそれこそがウマさの秘密と思えば納得す。
せっかくだから、先日来たとき出会ってたちまち「オキニイリフード」のひとつになったきしめん、もらう。
味噌煮込みきしめんって言うお料理で、はじめて食べたときにはおそるおそる。
どんな味なんだろう…、って思って味見感覚で味わった。
けれど二度目はもう大丈夫。
鉄鍋の中でグツグツ煮こまれた、大量の野菜の姿をみた瞬間に、おいしく感じる。
人間の食欲って「経験」と「習慣」によって出来ている。
そしてこの世には、食べ続けるとよりおいしく感じるモノと、食べ続けるとおいしくなくなるモノがある。
前者のコトを、食べ慣れる。
後者のコトを、食べ飽きる。
そう区別するんだろうけど、この煮込みうどん。
多分、食べ慣れて、どんどんおいしくなり続けるんじゃないかなぁ…、って、思ったりする。
甘い味噌。
関西風の白いお味噌をメインに味を作っててだから名古屋の味噌煮込みうどんとはまるで違った味わいスープ。
きしめんも名古屋の名物。
味噌煮込みうどんも名古屋の名物なのに、それを四ツ谷で一つにするとこうしてまるで別の料理になっちゃうって言うのがたのしい。
ベロベロとした薄い麺で、なのに煮こんでも決してグダグダになったりしない。
煮込んだ野菜のシャキシャキとした食感と一緒になって、喉にツルンとすべりこむ。
やっぱりココはオキニイリ。
[0回]
2011/04/25 (Mon)
丸の内リム:和
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〆の定食、信濃町
信濃町で定食、食べる。
スペインバルで軽くつまんで、軽く飲み、〆をどうしようかと思ってた。
セニョールどいちゃんの鉄板パエリアの時間はずっとあとのコト。
焼きそばだったり、スペインおじやもありはしたけど、それで済ませるのはちょっとたよりなく思いもします。
そもそもバルって、お腹一杯にするための店じゃないワケでだから場所を変えましょうと。
それで信濃町に来る。
「あいざわ」という定食屋さん
。
かつて広尾。
西麻布の交差点近くに大きなお店を持ってた。
そこの支店でココができ、今は広尾の本店が閉店をして、ココが唯一のお店になった。
広尾のお店はほぼ24時間に近い営業時間でいろんな料理があった。
刺身、天ぷら、焼き魚。
洋食メニューも充実しててタクシーの運転手さんのいこいの場所のようになってた。
時代は変わって、タクシーの運転手さんがそうしたお店で食事をたのしむコトが今は普通じゃなくなった。
路上駐車の規制は厳しく、昔に比べて実入りも減ってだからファストフードやコンビニ弁当を車の中で食べたりするので我慢して、定食屋さんとかを必要としなくなってしまったのかなぁ…、なんだかちょっと切ない感じ。
信濃町の駅から数分。
小さなお店で、全部で30席くらいでしょうか…、カウンターの中にオープンキッチンがあり掃除がシッカリ行き届いた清潔な店がなんともステキでいい感じ。
メニューは全部で50種類くらいでしょうか。
焼いた魚と揚げ物と、炒め物がほとんどでそれにちょっとした小鉢料理が、サイドディッシュとして控えてる。
定食屋として必要最小限の便利があって、まぁ、それはよし。
値段はチェーン店の定食屋さんに比べればちょっと高めで、それも食べてみてから判断いたしましょうか…、とさて食事。
トロ鮭塩焼き定食と言うのがあって、それを選んだ。
5分ほどで出てきましたか…。
テキパキ魚が焼き上がり、手際の良さがありがたい。
脂ののったハラスの部分を残して切った、分厚い切り身。
強めに塩を打って焼いてる。
だから焼いてる途中に塩が脂とくっつき、焼き上がる間に白く塩がふいたようになっている。
良く焼けてるから、身は固め。
キチッとしまって一口食べると、塩のうま味が広がっていく。
それを追っかけ魚のうま味。
鮭独特の脂の風味と、ムッチリとした噛みごたえ。
昔の鮭の味がする。
大根おろしも甘くタップリ…、ご飯がすすむおかず風。
お味噌汁を豚汁にかえるコトができるんですが…、と。
ただ追加料金が200円。
それってかなり強気だなぁ…、と思いながらもたのんでみたら、これが正解。
ご飯丼位の大きさのお椀になみなみ。
しかも大根、人参、ごぼうに豚肉、具材タップリ。
まるでそれで一品分くらいのボリューム感と充実感。
野菜や肉のうま味が溶け出し、しかも酒粕がほんの少々、風味とうま味を添えていて奥深くって味わい豊か…、200円以上の価値を十分感じて納得。
他の料理もかなり丁寧。
細かなパン粉をギッシリまとったミックスフライ。
プリプリのアジ。
スベスベとしてネットリ噛みごたえがたのしいイカ。
トロンとなめらかでクリーミーなクリームコロッケとどれもシッカリ、具材がおいしい。
エビがちょっと貧弱でそれだけ残念。
けれど仕事が的確で、とても正直。
油の切れもしっかりしてて、お腹にもたれぬ料理上手の奥様的なる料理な感じ。
野菜炒めをたのんだら、肉タップリでビックリします。
キャベツにモヤシ、人参、きくらげと野菜の種類も多様で多彩。
しかも分量タップリで、シャキシャキとした食感たのしい。
ご飯がすすむいい料理。
付け合せの肉じゃがも、メイクイーンを丸ごとそのまま煮込んでしかも煮崩さず、中までシッカリ味を染み込ませなんだかなつかしい味になってる。
自家製の浅漬けも正直な味。
なによりご飯の炊きあがり方が、固めで風味豊かでもあり、これはいい店みつけたぞって小躍りしながら味わった。
お店をでると外はまだ雨。
これからますます本降りになり、一晩ずっと降り続くんだというニュース…、風邪引かぬよう気をつけよ。
[0回]
2011/04/23 (Sat)
丸の内リム:和
Comment(4)
志な乃の合い盛り
四谷四丁目で蕎麦にする夜。
「志な乃」っていう店。
入り口の横にある「手打ちそば」という看板の照明が今日は消えて表もちょっと薄暗い。
こんなふうに夜、照明が消えていたりするのはかつて、やる気がないとか、管理が行き届いていない証拠だとかってすぐに思った。
けれど今では節電のため、まるで当たり前の景色になった。
目もチョットづつなれました。
地下鉄の駅や地下街が、一日中、こうこうと明るかったというコトがそもそもおかしかったんだって思うと結構、ココロ穏やかになるものです。
電力不足はしばらく解決しないのでしょう。
そもそも電気やエネルギーを湯水のように使う社会はおかしい社会…、とそう常識も変わるんでしょう。
お店の外壁がほとんど内照式の看板のような店作り。
看板だらけで、そこがギラギラ光ってないと営業中だと分からぬ店舗。
そんなお店の作り方そのものを、これから考えなおさなくっちゃって思ったりする。
昔はそんなお店は日本になかったんだモノ…、やろうと思えば電気をそれほど使わずそれでも魅力的な店舗はできるに違いない。
さて、むつかしいコトはちょっと忘れて、食事にします。
合い盛りって言う、うどんとそばが冷たいせいろでやってくるココの一番人気の料理。
たのむとまずは薬味が出てくる。
生姜とわさび、刻んだ胡麻とネギと大葉という盛りだくさん。
しかもどれもがタップリで、それを小さなお皿にギッシリ、見た目はちょっと乱雑だけどその雑然にサービス精神旺盛なのを感じるステキ。
うどんは生姜、そばはわさびで食べるというのが定石ですから、この盛りだくさんはありがたい。
鉄瓶でわかしたお湯で入れたお茶。
分厚いおしぼり。
ツユと割り箸でひとそろえ。
テーブルの上がにぎやかになり、それからしばらく料理を待ちます。
厨房の中でザザッと水が床にぶつかる音がして、ザブザブ、何かを選択するような音がしてくる。
茹だった麺を水でしめてる音であります。
まもなく料理ができてやってくる合図でもある…、思わずおなかが、キュンとなる。
ここの料理はどれも盛りがいいのが特徴。
この合い盛りも、うどんはうどんで普通の店の一人前。
そばも同じく一人前ほどの量があり、食べてやるぞと闘争心をかきたてる見事な姿。
しかもどちらもツヤツヤしていて、みずみずしくて、食欲誘う。
そばはかなりのガッシリ系で、ズルズルたぐるというよりも、口に押しこみ噛み、味わうというタイプ。
ヌルンとちょっと粘り気のある蕎麦独特の食感がかなりの迫力。
カツオの出汁をベースにしたうま味がどっしりしたタレを、麺と一緒に飲むようにしてズルズル食べるのがまた旨い。
実はここでうどんを食べるのは今日がはじめて。
その「はじめて」を残念に思ってしまうほどにこれがおいしい。
歯ごたえのある、讃岐系ではない四角く角のたったうどんで、なのにツルンと表面なめらか。
チュルチュルたぐり寄せるのがたのしくなるような感触で、口の中から喉をやさしく撫で回す肉感的な味わいがいい。
塩の味わい、小麦の風味もまたすばらしく、これはハマってしまうかも…、ってひそかに思う、オキニイリ。
夜の7時ちょっと過ぎ。
結構、にぎわっているようで半分ほどの席が埋まってる。
近所のサラリーマンや住民がほとんどで、ひとテーブルでは同じ職場の同僚が天ぷらつまみに酒を飲んでる。
のんびりとした雰囲気も、なかなかよくて気持ちがほっと、おだやかになる。
それにしても隣の人が食べていた「蕎麦がき雑煮」って言うお料理が、おいしそうで気になってまたこなくっちゃって思ったりした。
テクテク歩いて帰りましょう。
家についたらお風呂を炊いて、体をあっため休みましょう。
[0回]
2011/04/21 (Thu)
丸の内リム:和
Comment(2)
ふた晩続けて串揚げの夜
昨夜に続いてなぜだか串揚げ。
新宿御苑の「月光」なるお店にやってきて、夜を堪能。
実は昨日、はじめてやってきたこの店でもっとしっかり食事をたのしみたかったのでありますけれども、仕事を残して食事にでたので途中で帰るはめになった。
後ろ髪をひかれつつ、お店を後にしたのであります。
カウンターの中にはいろんな種類の串揚げの、木札がズラッと並んでてあれも食べたい、これも食べたい…、そう思いながらの中座のリベンジ。
まずは串揚げ。
見繕って適当に、おいしいところを10本ほども揚げてはくださいませんでしょうか?とお願いをして、ズラッと並ぶ。
同じように注文をした昨日とおんなじモノはウィンナ。
チーズをハムで巻いたモノとかレンコンなどなど。
おそらく今の季節のココのオススメ料理なんでしょうね…、今日もおいしい。
他にはオクラにベビーコーン。
鶏のツクネにイカにタコ。
多彩なネタを細かなパン粉でカリッと揚げる。
具材に衣をまとわせて、揚げるという行為そのものは天ぷらと同じではある。
けれど具材の種類が多彩。
ウィンナの天ぷらなんて当たり前の天ぷら屋では絶対作らぬ料理でござろ。
串を打ったウィンナやハムやツクネを天ぷらにして、揚げてくれるようなお店があったら結構いいんじゃないのかなぁ…、って思ったりした。
「串」に打つ…、だから手づかみで気軽に食せるというのが肝か?って思ったりもする。
それからおつまみ。
昨日、たのんでおいしかったマカロニサラダをまずとって、そうだ、油のモノをおいしく食べるために玉ねぎ。
新玉スライスっていうのがあって、それをたのんでシャクシャク食べる。
今の季節の玉ねぎは、生でも甘い。
香り鮮烈、甘みすらも感じるおいしさ。
噛めば噛むほど、トロンと粘り気でてくるところも、体にいいんじゃないかと思わせる。
かつお節をパパっとかけて、そこにポン酢で健康的を盛り上げる。
そういえば、おじさん系の居酒屋に、かならずあるのがオニオンスライス。
若い人達相手の店にはほとんどみない。
血がドロドロになるのが怖いメタボな人たちが、オニオンスライスを呼ぶんだろうなぁ…、って思ったりする。
ボクもそう。
それかもつ煮。
激辛もつ煮っていうのがあって、それをたのんだ。
なんだか辛いモノが食べたくてしょうがなくって…。
やってきたのは真っ赤なスープに沈んだ牛モツ、それからこんにゃく。
まるで韓国料理のユッケジャンのような色合い。
味もそれに似ていて濃厚。
モツのような癖の強い食材の、癖を封じ込めうま味にかえるのに唐辛子パワーはとても有効…、いい感じ。
二回目にしてもうボクの店…、そんな感じになるのもたのしい。
それにココ、女性だけのグループ客が飲み、食べ、喋り、高笑いという客層選ばぬお店でもある…、なんだか長い付き合いになりそうな予感で店を出る。
〆をどこかで…、と思いつつ、新宿御苑の街をテクリと。
朝、オキニイリのグレースで喫茶店的スパゲティーを食べて〆とも考えた。
けれどズルンと。
喉にやさしいみずみずしいモノを食べたくてそれでうどんをたぐることにする。
最近、できたばかりの丸亀製麺所。
かつてこうしたお店は、昼にははやるけど夜はサッパリというのが通り相場だった。
けれど最近、夜もうどんをズルズルと、ってお客様が結構いて、ここもたしかに流行ってる。
仕事を終えた人たちや、あるいはこれから夜の街へとくり出す人たち。
軽くお腹を整えるのに「食べる量を自分好みで選べる」こうした店は、便利なのでありましょう。
うどんの本場の讃岐では、うどんは夜には食べぬモノ。
けれどココは東京の街。
「安くてお腹一杯がたのしく実現できる」というココは、今の時流にあっているのかもしれませぬ。
冷たいぶっかけ。
そこにネギを山盛りにして、生姜をタップリ。
胡麻をパパっとふりかけてズルズルたぐると、まぁ、おいしい。
とびきりおいしい訳ではないけど、ヌルンと喉を駆け下りる食感なめらか。
みずみずしくて、喉越しゆたかで肉感的。
ぶっかけ用のタレは甘めでコクがあり、イリコの香りがプンとする讃岐風のタレとは違っているけれど、これはこれにておいしくていい。
さっきまで串揚げ食べていたというのに、天ぷらいくつか。
カツと天ぷらは別の食べ物でござりますゆえ(笑)。
玉ねぎ、ニンジン、ごぼうと野菜がタップリの大きなかき揚げ。
それから鶏の天ぷらをとり、うどんと一緒に食べることにする。
天ぷら衣の油がうどんをおいしくさせる。
ネギのシャキシャキ。
生姜の風味がスキッとしてて、まるでネギのサラダを食べてるみたいな感じでもある。
それからおでん。
玉子とスジをもらってつまむ。
讃岐ならば自分でとって、あとで串の本数でお勘定する。
けれどココではお店の人にとってもらわなきゃいけないという…、セブンイレブンのおでんすら自分で取れるというのに不思議。
おでんと一緒にパックに入った芥子をくれる。
いやいや、讃岐のおでんには芥子じゃなくて味噌ですから…、っておでん鍋の横においてた味噌をタップリかけて頬張る。
讃岐のおでんのような味になるのたたのしい…、お腹も満たされさておうち。
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2011/04/15 (Fri)
丸の内リム:和
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