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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    性別:
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    1960/01/26
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    四谷四丁目で蕎麦にする夜。
    「志な乃」っていう店。
    入り口の横にある「手打ちそば」という看板の照明が今日は消えて表もちょっと薄暗い。

    5a4ea166.jpegこんなふうに夜、照明が消えていたりするのはかつて、やる気がないとか、管理が行き届いていない証拠だとかってすぐに思った。
    けれど今では節電のため、まるで当たり前の景色になった。
    目もチョットづつなれました。
    地下鉄の駅や地下街が、一日中、こうこうと明るかったというコトがそもそもおかしかったんだって思うと結構、ココロ穏やかになるものです。
    電力不足はしばらく解決しないのでしょう。
    そもそも電気やエネルギーを湯水のように使う社会はおかしい社会…、とそう常識も変わるんでしょう。
    お店の外壁がほとんど内照式の看板のような店作り。
    看板だらけで、そこがギラギラ光ってないと営業中だと分からぬ店舗。
    そんなお店の作り方そのものを、これから考えなおさなくっちゃって思ったりする。
    昔はそんなお店は日本になかったんだモノ…、やろうと思えば電気をそれほど使わずそれでも魅力的な店舗はできるに違いない。

    さて、むつかしいコトはちょっと忘れて、食事にします。

    694ca99f.jpeg合い盛りって言う、うどんとそばが冷たいせいろでやってくるココの一番人気の料理。
    たのむとまずは薬味が出てくる。
    生姜とわさび、刻んだ胡麻とネギと大葉という盛りだくさん。
    しかもどれもがタップリで、それを小さなお皿にギッシリ、見た目はちょっと乱雑だけどその雑然にサービス精神旺盛なのを感じるステキ。
    うどんは生姜、そばはわさびで食べるというのが定石ですから、この盛りだくさんはありがたい。
    鉄瓶でわかしたお湯で入れたお茶。
    分厚いおしぼり。
    ツユと割り箸でひとそろえ。
    テーブルの上がにぎやかになり、それからしばらく料理を待ちます。
    厨房の中でザザッと水が床にぶつかる音がして、ザブザブ、何かを選択するような音がしてくる。
    茹だった麺を水でしめてる音であります。
    まもなく料理ができてやってくる合図でもある…、思わずおなかが、キュンとなる。

    885c3269.jpegここの料理はどれも盛りがいいのが特徴。
    この合い盛りも、うどんはうどんで普通の店の一人前。
    そばも同じく一人前ほどの量があり、食べてやるぞと闘争心をかきたてる見事な姿。
    しかもどちらもツヤツヤしていて、みずみずしくて、食欲誘う。
    そばはかなりのガッシリ系で、ズルズルたぐるというよりも、口に押しこみ噛み、味わうというタイプ。
    ヌルンとちょっと粘り気のある蕎麦独特の食感がかなりの迫力。
    カツオの出汁をベースにしたうま味がどっしりしたタレを、麺と一緒に飲むようにしてズルズル食べるのがまた旨い。

    実はここでうどんを食べるのは今日がはじめて。
    その「はじめて」を残念に思ってしまうほどにこれがおいしい。
    歯ごたえのある、讃岐系ではない四角く角のたったうどんで、なのにツルンと表面なめらか。
    チュルチュルたぐり寄せるのがたのしくなるような感触で、口の中から喉をやさしく撫で回す肉感的な味わいがいい。
    塩の味わい、小麦の風味もまたすばらしく、これはハマってしまうかも…、ってひそかに思う、オキニイリ。

    夜の7時ちょっと過ぎ。
    結構、にぎわっているようで半分ほどの席が埋まってる。
    近所のサラリーマンや住民がほとんどで、ひとテーブルでは同じ職場の同僚が天ぷらつまみに酒を飲んでる。
    のんびりとした雰囲気も、なかなかよくて気持ちがほっと、おだやかになる。
    それにしても隣の人が食べていた「蕎麦がき雑煮」って言うお料理が、おいしそうで気になってまたこなくっちゃって思ったりした。
    テクテク歩いて帰りましょう。
    家についたらお風呂を炊いて、体をあっため休みましょう。

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    照明
    間接照明が好きでほとんどスタンドの明かりだけで暮らしている私には大歓迎です。
    夜間の衛星写真でも日本だけずば抜けて明るかったんですから・・・・
    MOTTAINAIの精神でこのまま行ってくれないかなぁ。
    蛍光灯3本も入れた看板なんて必要ありませんLEDの赤ちょうちんやスポットで
    看板を照らしてメリハリを付ければ雰囲気も良くなると思うのですけどね。
    れきさん / 2011/04/22(Fri) /
    新しいさまざま
    > れきさん
    日本はもともと陰影礼讃の国だったのですから。
    今までが異常な状態だったと思えばいいのだろう、とボクも思います。
    ヨーロッパの街に行くと、どんな大都会でも夜は暗くなりますもの。
    お店全体が照明を使うことを前提とした設計がずっとされていた、そんなところをこれから改めて行くと新しい日本ができるように思います。
    サカキシンイチロウさん / 2011/04/22(Fri) /
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