忍者ブログ
サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
2024 . 11
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • カレンダー
    10 2024/11 12
    S M T W T F S
    1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    カテゴリー
    最新TB
    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
    バーコード
    ブログ内検索
    アーカイブ
    P R
    アクセス解析
    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    ボクの街、四ツ谷三丁目のコトをもっと探検してみましょう…、と、前からちょっと気になっていたお店に来ます。

    htm.jpg「花てまり」という店。
    ちょっと贔屓にしていた「紅とん」って居酒屋の2階にある店。
    かなり真面目な信州料理を出す店で特に鶏の山賊焼きという郷土料理がおいしいという。
    ランチタイムには、その定食でかなりの賑わい呈しているとも聞き、一度は経験したくてそれで…。
    外階段をトントン上がって、入り口の前に立つと「あれっ?」。
    信州料理がおいしいという前情報から、居酒屋風の店なんだろうと勝手にボクは思い込んでた。
    けれどドアはまるで赤坂あたりにあるバーみたいなしつらえ。
    どうしようかとちょっと迷ったけど、まぁ、いいやとドアを開けると、お店の中はスナック風でありました。

    ソファー席にブース席。
    何しろテーブル同士の仕切りがステンレスの細かな鎖をのれん状に仕立てたモノです。
    鎖の向こうに小林旭がくわえタバコで座っていても、決して不思議じゃない空間。
    一番奥にはカウンター。
    カウンターの中に女性がひとり。
    彼女が多分、お店の女主人なんだろうと思うのだけど、60半ばのつやっぽい人。
    常連らしきおじさんたちとの会話の仕方。
    内容も、飲食店というより飲み屋さん的感じでありまして、「あぁ、やっちゃったか」と最初は思った。
    けれどそのオジサンたちが食べてた料理が、どれもなかなかおいしそうで気を取り直し、料理をたのんでためしてみます。

    c1431fb6.jpg信州の新鮮な山芋を使った料理が自慢だという。
    とろろご飯や、サラダドレッシングにとろろを使ったモノだとか。
    山芋の刺身にそれから竜田揚げと、いろんな山芋料理が全部で20種類近くも揃ってる。
    料理のどれもが魅力的。
    しかも創作料理っぽさのない、本格的な和食的なる名前がついてて、ちょっと安心。
    しっかりとした調理人が作ったメニューのように感じて、ホッとする。
    そんな中でも一番の売り。
    メニューの一番、最初のページにのっていた「お好み焼き」をたのんで食べた。

    楕円形の大きな鉄板。
    そこにタップリ、たしかにお好み焼き状のモノが隅から隅まで満たして焼けてる。
    グツグツ。
    上に乗っけた鰹節がヒラヒラ揺れる。
    お好みソースの味や香りが香ばしく、食欲そそるまさにお好み焼きなんだけど、箸で掴むとツルツル滑る。
    粉をまるで使っていない。
    超千切りにしたキャベツだけが具材で混じって、だからトロトロ。
    口の中に入れるとしたたか熱くって、ハーハーしながらしばらく味を味わうと、みるみるうちにとろけて消える。
    スベスベ。
    しかもなめらかで、食べても食べてもお腹がもたれぬオモシロさ。

    いいんじゃないのと、思っていたらばやってきたのが今日のお目当て「山賊焼き」。

    d80ec57c.jpg「焼き」というのに揚げている。
    もともと最初は、フライパンにタップリの油をいれてそこで揚げ焼きしていたんだというモノで、だから今でも山賊焼き。
    鶏のもも肉。
    大きな鶏のモモでしょう…、それを薄く開いて伸ばし、タレに浸け込み味、染み込ます。
    かなり特徴的なタレであります。
    ニンニク風味がタップリで、若干甘い。
    味醂甘さがコッテリとした風味をつくり、醤油と混じって香ばしくなる。

    片栗粉をタップリはたいて、それでサクッと揚げていて、表面サクサク。
    噛むとザクッと歯切れるおいしさ。
    肉はシットリ。
    タレを吸い込みみずみずしくて、しかも風味がかなり良い。
    「This is KARAAGE」って味がする。
    噛めば噛むほどタレのうま味と脂のコクが口いっぱいに広がって、クチャっと肉が潰れて歯切れる。
    これをおかずにご飯を食べたら旨いだろうなぁ…、って。
    だからランチがにぎわって当然だなぁ…、って納得します。
    一緒にやってきた友人なんて、一口食べて「こりゃ、ハイボールと一緒に食べなきゃ勿体無い」ってお店の人に追加の一杯、注文してた。
    いやいや、旨い、感心しました、この料理には惚れました!

    そしてもひとつ、気になったモノ。

    de1eac33.jpg「野沢菜漬けのかき揚げ」っていう、料理があって、これまた試す。

    名前の通り、かき揚げです。
    千切りにんじん。
    それから野沢菜漬けが具材で、箸で崩すとまさに漬物。
    噛むとホロッと衣が壊れる。
    中から漬物が転がりだしてやってくる。
    野沢菜漬けの塩味と、ほんの少しの酸味をたよりにたべるのだけど、シャキシャキカリカリ。
    歯ごたえたのしい。
    これをうどんにのっけたら。
    あるいは冷たい蕎麦にのっけて、それで食べたら旨いだろうなぁ…、って。

    オモシロイのが、おそらく漬物パワーでありましょう。
    発酵酵素が油を相殺しているようで、沢山食べても胃もたれしない。
    それがなんだかたのしくて、パクパク食が進む夜。

    今日は週末…、女子会かなにかでありましょうか?
    30代は前半の女性のお客様がグループ成してやってくる…、高級料理店にありがちな堅苦しさが無い上にお洒落でちょっと変わってて、会合使いにはいいかもネ。
    そういえば、ずっとアシッドジャズがかかっていたのだけれど、コレって一体、誰の趣味でこうなったんだろう。
    趣味の問題って聞き流すにはあまりに濃厚…、コッテリとした濃厚空気に満たされた不思議な空間…、オモシロイ。



    関連ランキング:ダイニングバー | 四谷三丁目駅曙橋駅信濃町駅

     

    拍手[0回]

    PR
    夜、軽くすませる…、そば食べる。

    842ca083.jpg永坂更科布屋太兵衛というお店。
    新宿西口メトロ街。
    お昼にドーナツがまんしたように、ちょっと現在、食事を控えるコトにしている。
    量はあんまり我慢しない。
    体に残らぬ健康的なモノをタップリ。
    なるべくユックリ噛んで味わい、それからお水を沢山飲むようにしている感じ。

    実は昔。
    体重が100キロ以上あったとき。
    お医者様から「あんた死ぬよ」と忠告されて、それでもなかなか食餌制限に気持ちが向かっていかなかった。
    食べるもののすべてがおいしく、しかも体を大きくするようなモノばっかりを選んで食べていた。
    痩せる気なんてなかったわけです。
    ところがそのうち、オシャレが出来なくなってくる。
    着たいものは沢山ある。
    なのに着れるサイズはほとんどなくて、挙句の果てに洋服屋さんで試着を拒否され、お店の中に入っても無視されるようにすらなったのでして…。
    一念発起でダイエット。
    過激な内容。
    食べるものはレタスにお蕎麦、コンニャク、豆腐とローカロリーなモノばかりにて、しかもほとんど調味料を使わず過ごす。
    脂や油はほぼ完璧にカットした。
    ひもじくなるとお水を飲んで、たった3ヶ月で20キロは痩せたでしょうか。
    お肌ボロボロ、いつも不機嫌、人間関係ボロボロでとうとう倒れた。
    お医者様に栄養失調でございます…、と。

    07969cf4.jpg8年ほど前。
    この時ほどではなかったけれど、かなりしっかりしたダイエットと運動をして半年かけて10キロきれいに痩せたこともある。
    そのときは、お医者様にも褒められた。
    慶応病院の発行する雑誌にだって紹介されたことがあるのでございます(エヘン!)。
    だからいつでも痩せられるだろう…。
    そう思いつつ、過食にまかせてかなりのおデブになっちゃった。
    年をとると新陳代謝が悪くなる。
    同じものを食べてるつもりが、どんどん脂肪が増えてくる。
    こりゃ大変だ!
    痩せなくちゃ…、っていうより、体の健康考えなくちゃ。
    そんな気持ちで油や脂を控える日を週の半分くらいは作ってみましょうか…、と無理にならない程度の試み、やってみる。

    そんなときにありがたいのが蕎麦でござる。
    そばそのものの風味が好きで、毎日食べても絶対あきない。
    熱いの、あるいは冷たいの。
    具材をかえればいろんな味をたのしめる。
    天ぷらモノさえ手を出さなければ、栄養過多から無縁の食べ物。
    そういえば、赤坂にある砂場にいくと黒塗りカーで運ばれてくる大企業の重役さんたちばかりだったりすることがある。
    責任のある立場になったら健康管理。
    だからお昼は毎日蕎麦に決めている…、っておじさんたちがかなりいる。
    蕎麦は大人のゴチソウだ…、って思いこみつつ、せいろを食べる。

    d1bdb6f7.jpg生粉打ちそば。
    太くて角張りしっかりとしたハリのある麺。
    ツルツルすすると喉につっかえてしまうほど存在感がドッシリしてて、だからモグモグ噛むことになる。
    噛まずに食べると満腹感を得られない。
    お昼の蕎麦はまだいいとして、夜のご飯はアゴを使ってしっかり食べたという情報を頭の中に叩き込みたい。
    そんな食事にこれがピッタリ。
    ツユにタップリ、トプンとつけて、モグモグモグモグ、味わった。
    噛むとトロミがトロンと出てくる。
    ココのタレには辛口、甘口と2種類あって、今日は辛口。
    かえしの醤油がスキッと風味が濃厚で、御前そばのような細くてはかない麺にはちょっと重たく感じる。
    けれど生粉打…、太くて蕎麦の風味がしっかりした麺に、からんでなかなかに良い。
    わさびを麺にのせてズズッとすするとスキッと風味も豊か。
    大人な感じでニッコリとなる。
    そば湯をツユにトポっと注ぎ、仕上げにのむと驚くほどにカツオを昆布の香りがたってお腹もぽっかりあたたかくなる…、ほどよき満足、ありがたい。

    ところで、デンマークで食品に含まれる飽和脂肪に対して課税を開始したのだという。



    「脂肪税」。
    たしかに国民の健康のコトを考えるならタバコに税金をかけるのと同じ理論で、脂肪に税金かけましょう…、とこのロジックはまさに正しい。
    スマートだなぁ…、と思うのが、禁止するのじゃなくて税金。
    あとは個人のリスクでどうぞというやり方で、だってやっぱりおいしいモノをたまには食べたくなりますものネ。
    ちなみにデンマークの肥満率って日本のだいたい5倍くらいで、理由のひとつがバターとチーズの摂取量っていうコトでもある。
    食欲の秋を笑顔でニッコリ乗り切るためにも、脂質の摂取は計画的に!
    そんなコトを思う夜。
     

    拍手[0回]

    昼を移動途中の池袋にて。

    mimatsu.jpg「美松」に来ます。
    ご飯がおいしい定食屋さん。
    池袋駅の西側出口。
    バスロータリーをすすっと横切り、西へ西へと向かって歩く。
    かつてはとても静かな通り。
    駅の反対側の喧騒とは無縁なちょっと寂れた感じが、ステキだった通りもズラッと飲食店が並んでしまった。
    それらどこもが安売り系で、街の風情がなくなっちゃった。
    インド料理や安売りステーキ。
    ラーメン店から流れだしてくる過剰なほどの匂いの情報。
    酔っ払って溺れそうになってしまうのを気丈に耐えて、たどり着きます。
    小さなお店。

    日除けの蔦に藍染めのれん。
    ぼんやりしてると通りすぎてしまいそうなほど、さりげなくって店の看板も最小限。
    昔の飲食店はみんなこんな姿だった。
    「ココにいるよ!」と大声で主張するような店は粋じゃないと言われた。
    ココにあるのを探してもらう。
    そんなお店がズラッと並んだ当時の街並みはもっとやさしく、うつくしかった。
    ランチタイムも終り向かう2時ちょっと前。
    それでもお店はほぼ満席で、こんにちはとのれんをくぐってカウンターのひと席に、案内されて腰、落ち着ける。

    c8fc2d25.jpg定食の中の半分ほどがもう売り切れで、けれど目当ての麦とろ定食はまだあった。
    麦とろ定食お願いします…。
    そう言ったらば、ごめんなさいね。
    ご飯は普通のご飯になります。
    麦ごはんも雑穀ごはんもなくなりましたと。
    忙しかったのでありましょう。
    ここのご飯はピカピカご飯。
    それでいいです、お願いしますと、たのんで待った。

    ほどよく待ちます。
    おいしいモノを食べるときに、ほんの少々我慢する。
    それがとてもうれしくて、しかもお腹がどんどんすいてくるのがたのしく、待ってる時間がおいしく感じる。

    10分ほど。
    待ってきたのはお膳の上にズラッとならんだキレイな料理。
    ご飯に麦とろ。
    お汁にお新香、それから小鉢。
    鯖の塩焼きが半切れのって、どれもがピカピカ。
    手作り、できたて、うつくしい。
    鯖の塩焼きなんてジリジリ、お皿の上で音をたててるみたいに見える。
    脂ののった切り身から、焼いてるうちに脂がでてきて皮をバリッと揚げるように焼いていく。
    ブクブクおいしいあばたが出来て、皮がコンガリ、香ばしい。

    b7d33c67.jpg追加で作ってもらった玉子焼き。
    ここで玉子焼きをお願いすると、味付けはどうしますか?って聞かれます。
    砂糖で甘くしてくださいな…、と。
    砂糖使わずとか、あるいは甘辛、醤油を入れてとかいろんな注文をつけて好みに焼いてもらえる。
    砂糖をタップリいれた玉子焼き。
    コンガリ焼けて、まるでパンケーキのような甘い匂いがしてくる。
    フックラ、シットリ。
    ご飯のおかずにもいいけれど、これで焼酎のお湯割りを飲むと本当においしいのです。
    夜にも使える定食屋。

    ピカピカご飯に山芋とろろ。
    焦がした味噌と醤油と出汁で味を整え、だからそのままズルズル旨い。
    ムッチリとした食感と、固めにたけたご飯の相性抜群で、多めご飯があっという間にお腹の中に収まっていく。
    ごぼうの香りがおいしい味噌汁。
    大根、にんじん、キュウリのぬか漬け。
    どれひとつとして変わったものはないのだけれど、どれひとつとして手を抜いた粗末な料理が無いのがステキ。
    普通の料理をおいしく作れる。
    それが本当の料理人の技量であって、普通の料理をおいしく感じる。
    それが本当の食べ手のシアワセ。
    そんなコトを思ったりした…、ココロがみちるオゴチソウ。
    こうしたお店がなくならないコト…、ありがたいコトって思います。



    関連ランキング:定食・食堂 | 池袋駅要町駅

     

    拍手[0回]

    朝を会社の近所のお店…、立ち食いそばの「ゆで太郎」。

    ydt.jpg会社のはじまる時間にそれほど余裕がなかった。
    早起きはした。
    十分、間に合う時間に起きて髭もあたった、シャワーも浴びた。
    月曜日だからちょっと早めに部屋を出よう。
    そう思ったのに、なんと今朝。
    NHKの朝の連続ドラマが今日から新シリーズ。
    先週までの「おひさま」は、なんだかみんながヘラヘラケラケラ、何かしゃべると笑って済ませる。
    笑う門には福来る、ってテーマだったのだろうけれど、怪しいキノコをみんなして食べたの?って思っちゃうほど薄気味悪くて、後半ほとんど観ていなかった。
    今度はどうか?と見始めたらば、なんと。
    椎名林檎の主題歌が…。
    それで思わず見入ってしまう。
    さすがに初回は力が入っているのでしょうけど、カメラがよくていい感じ。
    結局ラストまで見届けて、ぼやぼやしてたら次の番組が「収納のカリスマ主婦」ってのが出てきて彼女がなかなかスゴイ。
    それまでみそうになって急いで家を出た。

    水道橋の駅の前。
    富士そばがあり、その向かい側にこのお店。
    存在はずっと知ってはいたけどなかなか試す機会がなくてそれで今朝は、エイヤと入る。

    7f679d7c.jpg自家製麺にこだわるお店。
    だからお店に必ず製麺機がおいてある。
    当然、厨房は大きくて、この店なんて店舗面積の半分くらいが厨房として割かれてる。
    家賃の高い都心のお店。
    この店だけじゃなく、千代田区だったり港区だったり都心も都心。
    東京の中の東京みたいな場所に集中的に展開している。
    小諸そばとおんなじ街を選んで出店。
    けれど大きな場所を確保するため、目立たなかったり、ビルの二階だったりとちょっと良くない立地を選ぶ。
    それでもファンができればワザワザ来てくれる…、とそう言うことなのでありましょう。
    それにしてもうなぎの寝床のようなお店の、入り口横から奥の奥まで、ズズッと続くカウンターの長くて大きく、立派なコトに圧倒される。

    入り口のとこで食券買って、店長らしきおじさんに、蕎麦でお願いいたします…、と。
    渡すと即座に、蕎麦をテボウに移してチャチャッと釜に落として温める。
    茹で上げという訳ではないのですね…、スピード勝負の業態だからしょうがないとこ。
    それでもうまきゃ、文句なし。

    3b6612db.jpg選んでたのんだのは朝の定食。
    小さなかけに小さな丼がセットになるというモノで、カレー丼か明太子丼が選べてそれで朝から魚卵を選ぶ。
    それにコロッケを追加して、朝の贅沢。
    オモシロイのがここのメニュー。
    サイドでコロッケはあるのだけれど、コロッケ蕎麦というメニューはない。
    かき揚げだったりイカ天、ちくわ天と天ぷら系の蕎麦のラインアップはしっかりあって、コロッケなんぞを乗せて食べるのは推奨してないのかもしれないネ。
    蕎麦屋的なるこだわりだったらオモシロいと思ってたのむ。
    お盆の上に蕎麦の丼、飯の丼、そしてお皿にコロッケが別添にしてやってくる。

    いい匂いが漂います。
    立ち食いそば屋の店先に、胸焼けするような化学調味料の匂いが立ち込めるコトがある。
    チェーン店では結構多くて、けれど不思議なコトにココはそんな匂いが無縁のお店。
    透き通ったキレイなスープ。
    一口すすると、あぁ、おいしい。
    鰹節の香りが強くて、スッキリとしたコクがある。
    もしかしたら蕎麦の上に、ネギと一緒に鰹節でもふりかけてるのか?って、思うほどにカツオの自然な味がする。
    コクはある、けれそスッキリ後味がよく、ゴクゴク飲める見事な出汁。
    かえしの味は最小限で、だから蕎麦の風味がスキッと引き立つステキ…、これは悪くないなと思う。

    0be5b7d1.jpgあまりに出汁の風味が見事で、たしかにコレにコロッケのせて食べるのって申し訳ない。
    そうも思って、半分ほどをそのまま食べる。
    食べれば食べるほどにおいしさつのる見事さに、ウットリ、ニッコリ。
    このまま全部、食べてしまおうかと思いもするけど、カウンターの上にはソースも醤油もなくて、そのままコロッケ食べるにはいささかなにやらモノ足りぬ。
    それで勇気をふりしぼり、そっと乗っける。
    お蕎麦の上にコロッケを!

    油がジワリとにじんできます。
    恐る恐るその部分の出汁をすすると、ほのかな雑味を口が感じる。
    コロッケ一口齧るとシットリ。
    上等な出汁を含んでおいしくなっていて、けれどあんまり出汁を油で汚したくない。
    箸でコロッケ、軽く沈めて温めて、そして引き上げお皿に戻す。
    出汁の風味をまとわせたほの温かいコロッケをクチュっと食べて、ご飯のおかずにしてすます。
    食べずにいたのがもったいないほど、出汁がおいしく麺の儚さ帳消しにする。
    腹一杯になるのではなく、小腹満たしにココにきてズズッとかけをすすって帰る…、そんな粋な食べ方がにあったお店、とそう思う。
     

    拍手[0回]

    先のスケジュールがまるでよめない今日の午後。
    食べれるときに昼を食べとこうと10時半をちょっと過ぎた時間に何かを探す。
    そうだ…、「カヴェノアーナ」が今日オープンのはずだったと、お店の場所に行くと表にダークスーツの関係者的おじさんたちがすずなりで、写真も撮れず。
    お店に入ると、ナチュラルテイストの居心地の良いカフェな雰囲気、よい改装。
    パスタを食べようとメニューを見たら、まだランチ前…、だからフォカッチャやピザトーストみたいな料理だけでパスタはまだ出来ません…、と。
    それで後日くることにして、蕎麦をたぐります、新和そば。

    f6af9fa6.jpg新宿西口をでてすぐの場所。
    小田急エース街っていう地下街の中。
    小さなお店で、立ち食いの店。

    これから言うコトは、読み方によればかなりの悪口。
    モサモサしてて、なめらかさがない。
    ツルツルすすろうにも、唇のとこで抵抗をしてなかなか中に入っていかない。
    蕎麦の風味もかよわくて、蕎麦を食べてるって実感がほとんどないのがここの蕎麦。

    にもかかわらず、ときたまコレが食べたくてしょうがなくなる。
    不思議なことに…。
    麺好きではある。
    けれど、この麺じゃなきゃ駄目ってこだわりはあまり無い。
    やわらかかろうが、かたかろうが、コシがあろうがなかろうが…。
    麺そのものの味わい、食感よりもタレやスープやソースとの相性の方が気になる性格。
    例えば鍋焼きうどんなら讃岐うどんよりも関西風のちょっとヌメッとした麺がいい。
    太くてモサモサした蕎麦も、味わい強めのタレと一緒に食べると旨い。
    ココのおそばがまさにそんな蕎麦でして、醤油の風味が強くてスカッとうま味が強調されたキッパリとしたタレにピッタリあっている。
    だから冬でも冷たい蕎麦。
    熱いスープで食べると風味も味もそのスープに負けて何を食べてるかわからなくなる。

    704fdf1b.jpgエビのかき揚げのっけて、ネギ抜きで。
    揚げ置きしといた、いわゆる立ち食い蕎麦屋的なる普通のかき揚げ。
    しかもかなり固めに出来てる。
    ガッシリとした歯ごたえで、噛むとジュワッと油がにじんでボロッとこわれる。
    おせんべいのような感覚。

    具材は干しエビ。
    ネギとタマネギ。
    揚がった干しエビの風味が豊かで、ネギの甘みが口に広がる。
    タレにしばらく浸しておくと、シットリ、ちょっとやわらかになる。
    プルプルそれが麺にからんで口の中にやってくるのがまたおいしい。
    そういえば、器が変わった。
    今までは熱いお蕎麦も冷たい蕎麦も、どちらもおんなじ丼だった。
    ところが今日は漆風の平たい鉢に冷たい蕎麦だけは盛られてきます…、手にもつ感じもやさしくてなんだかちょっといい感じ。
    器の端にしがみつく、わさびが健気でツンとくる。



    関連ランキング:そば(蕎麦) | 新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅




    ちょっと休憩、気軽に冷たいものを一杯…、カッフェ・ヴェローチェにやってくる。

    f2edc745.jpgウェブサイトには「カフェ・ベローチェ」と書いている。
    ただココのロゴ。
    Caffe Veloceでありまして…。
    そのまま表記すればカッフェ・ヴェローチェになる。
    文字が多くて読みづらく、面倒くさいだけだから別にこだわることはないと思うのだけれど、まぁ書いてみた。
    それだけのコト。

    さてさて何を飲みましょう。
    抹茶オレにしようかなぁ…、と思ったのだけどへんてこりんなメニューを発見。
    アイスほうじ茶。
    今年の夏には和系のお茶が流行ってた。
    特に緑茶。
    ドトールのレモティーなんてかなりの名作…、向こうをはってほうじ茶でなにかアイスドリンクを作ったのか?って、思って、たのむ。

    やってきたのはほうじ茶色の飲み物。
    飲めばたしかにほうじ茶の味。
    ほうじ茶の味以外に何か味があるかというとあくまでほうじ茶で、しかも氷でキリッと冷えてるほうじ茶。
    なるほどそれで、アイスほうじ茶。
    すがすがしいほどにひねりのない、真っ向勝負なネーミング。
    他に何か期待をしたの?って、ドヤ顔をして言ってるよな「あまりのまとも」に笑ってしまう。
    もしかしたらば来年あたり、アイス麦茶って冷たい麦茶が商品化されているかも…、って思いもしました。
    表にでたらアイスほうじ茶の告知の幟がたっていて、見れば9月30日までの季節商品となっていた…、ギリギリ間に合う、ラッキーか?
     

    拍手[0回]

    前のページ HOME 次のページ
    Copyright © サカキノホトンブログ All Rights Reserved
    Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
    忍者ブログ / [PR]