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2024/11/22 (Fri)

朝のバフェ

海外で５年ほど過ごしてやっと日本に帰ってきた…、そんな友人とひさしぶり。
朝を一緒にたのしみましょうと、西新宿のヒルトンホテルのバフェにくる。

日曜日の朝ということもあるのでしょう…、ビジネスマンはほとんどおらず、日本観光にやってきている海外からのお客様に混じってひととき、小さな旅行気分をたのしむ。
洋食、アジアン、日本料理とバランスの良い品揃えのオキニイリのバフェ。
そういえば、かつてここのアジア料理コーナーには必ずキムチがあったんだけど最近みない。代わりに肉まんや焼売、中国人好みの豚のバーベキューと、バフェの内容が変わってしまった。世界が見えるバフェであります。

ココにくるとまず大皿の真ん中部分に白ご飯。
まわりにその日の気分であれこれおかずを盛り込む。インドネシアのガドガドみたいな感じでしょうか…、スライスキュウリに炒り卵。厚揚げ豆腐を醤油風味に焼いたのがあり、それにかまぼこ、ベーコン、グリルソーセージ。ハッシュブラウンは忘れずに、ご飯の上にネギを散らして醤油を垂らす。
いんげん豆に、白いんげんのチリソース煮をケチャップ代わりにして食べる。
醤油をかけると不思議なコトに、何を合わせても和食のような味がするのがオモシロく、朝のお腹の基本を作る。

小さく焼けたパンケーキ。ソーセージをのせメイプルシロップをタップリかけて一緒に食べる。
甘いシロップがかかったソーセージとかベーコンとかって、旨いんですよネ。
豚の脂の旨みが一層引き立つ感じでもあって、塩の風味も膨らんでいく。フックラとしたやさしい甘みのパンケーキと、焼けたソーセージの香ばしさとか辛味とかもが一緒になって、情報量が豊富な味わい。オキニイリ。

ライブレッドをトーストにして、ハムとチーズをのっけて丸めて、サンドイッチのようにする。
穴あきチーズのボソボソとした食感に、軽い渋味がパンの甘みを引き立て旨い。こういうチーズがなかなか気軽に手にはいらないのが残念至極で、まとめてもらって帰りたくなる（笑）。
それにしても欧米系の人たちの、トーストの焼き加減に対する執着心は驚くべきモノ。トースターの前でじっと焼き色みながらベストな色を待っている。ボクも一緒によき焼き加減を手に入れた。

お腹にちょっと余裕があって、それでご飯を茶碗に少々。海苔の佃煮をポッテリのっけて、味噌汁かけて汁かけご飯をサラサラ食べた。
スープ代わりでござんしょう。
おかずにかまぼこ、鮭の塩焼きを一緒にとって、ついでにベーコン。パクリとやってジュワッと焼けた脂が滲んだ口の中へと、サラサラ、汁かけご飯を流す。
ホテルのロビーでお行儀悪く振る舞うたのしさ…、オモシロイ。

ちなみに５人で囲んだ今日の朝食。みんなそれぞれ、違った景色のお皿を作ってバフェから戻ってやってくる。それをパチリと写真撮影。

オモシロイなぁ…、性格判断ができるんじゃないかと思うほどにたのしい。
海外から帰ってきたばかりの友人が、何を食べてもおいしくて、しかもサービスコストの安いコトにビックリしたって。
日本で当然のコトが世界じゃ当然じゃない。そのシアワセを無自覚に貪っている人が多いということが、日本の不幸ってみんなで話す。
なんだかちょっともったいないなぁ…、ってしんみりもした、今朝のコト。

マーブルラウンジ

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[3回]

2014/09/07 (Sun) 丸の内リム：他 Comment(0)

やさしい中華

新宿伊勢丹本店のキッチンステージで「JEETEN」の料理が食べられる。

それで今日はご挨拶。
まだ神泉という街が今ほど、賑わってはいなかった頃、「文琳」という伝説的な中国料理のお店があって、そこで料理を作っていた人が独立をして作ったお店。
化学調味料を一切使わず、素材の持ち味で味を構築するという当時の中国料理の世界では異端とも言われた店で、その文琳は今は閉店。
独特な料理世界を受け継いだお店の料理でございますゆえ、お腹を鳴らしてテーブルにつく。
箸にレンゲにナプキン、おしぼりと垂直的にしつらえられてて中華的というより日式。まぁ、それも良し。

まずは前菜。野菜が並ぶ。

蒸した茄子に胡麻の風味のタレをまとわせ、味わい一品。皮を削ぎ、若干厚めに筒切りにしてたった３分。だから芯の部分は生だった頃のコトを忘れぬ歯ごたえたのしい。
茄子というのは熱の入り具合で味わい、食感が劇的に変わる素材でそれを、見事にコントロールしている技にウットリします。胡麻の風味に軽い酸味を持つタレがなすの甘みを引き立て旨い。
ズッキーニはよく火を通されてトロンとなめらか。醤油の風味と山椒の痺れがそのなめらかを引きしめる。

しいたけ、トマト、オクラを炒めて水をはり煮浸しにした、これはトマトの酸味を味わう料理になってて、中国料理っぽさよりも野菜自体の味をたのしむ、素直でやさしい味にウットリ。あぁ、ジーテンだってニッコリします。

そしてメインがやってくる。白いお皿の上にズラリと、ご飯にスープ、おかずがあれこれ。ほぼテーブルの大きさで手前に箸とレンゲがあると収まり悪く、右手に縦に並べなおして居心地良くする。やっぱり中華はこの並び。

メインのメインは肉団子。豚バラ肉を粗く切り調味料をくわえてグイグイ揉み込み肉の粘りで団子の形に仕上げる。それを揚げずにそのまま煮込む。
噛むとパラリと口にちらかり、ホツホツ肉の食感鮮やか。
蕪のあんかけ煮込みは干しエビ、干して戻した貝柱と、味出し素材をそのまま一緒に味わう趣向。
エビを叩いて細かくし、プチュンと爆ぜる食感たのしい焼売に蕪の葉っぱすりながしにしたスープに雑穀ごはんでひと揃え。

どれもやさしい味わいで、おいしい工夫をしすぎた料理に慣れた舌には一味足りないように感じる。
けれどじんわり。
舌の隅々駆使しつつ、味わいながら食べるといろんな味を探り当てることができるのですネ。「味わう」というコトは受け身ではなく、味を探すことでもあるんだと思ったりして、たのしく味わい、気持ちを満たす。
ただ、最後にやってきたデザートの、亀ゼリーが入ったミルクプディングがびっくりするほど甘くて、このメリハリもいいんだろうなぁ…、と思ったりした。

ちなみに来週から銀座の六雁。これは来なくちゃと今からウキウキしております。

ジーテン

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[3回]

2014/09/06 (Sat) 丸の内リム：他 Comment(0)

カフェのバフェ

昼をひさしぶりの贅沢バフェ…、西新宿のセンチュリーハイアットにあるカフェというレストランにて華やかに！

この数週間、来たくてずっと予約をするもなかなかとれないで、やっとのコトで今日の昼。
今日まで８月。夏休みの人たちも多いのでしょう。小さな子供を連れたファミリーや大人ファミリー。女子会っぽい人たちもいて、レストランの中はにぎやか。
料理の種類は決して多くはないけれど、なるべく出来立てのモノを食べてもらおうと、オープンキッチンの周りにバフェのカウンター。
料理をとるのはセルフサービス。けれどサービスを身近に感じてもらおうと、飲み物だけはお店の人がサーブする。ナイフフォークの交換も頻繁で、気配りされてる感じがステキ。

Caffeと書いてカフェであります…、つまり基本はイタリア料理。
だから料理の基本はイタリア系のモノが多くて、特に前菜はベリーイタリアン。
モッツァレラチーズにジェノベゼソースをまとわせたものと、小さなトマトのカプレーゼ風。茹でたジャガイモとタコのジェノバ風とか、サラミにボローニャソーセージ。
魚介類のマリネがスキッと酸味さわやか。エビのムチッとした食感が食欲さそうオゴチソウ。スモークサーモンにロメインレタスをのっけてそこにグラノパダーノチーズをたっぷり。一口ごとに食欲が湧く。

野菜がたっぷりはいったミネストローネがおいしげで、オリーブオイルをかけまわしフウフウ食べると、これがおいしい。
野菜の味がとけだして、お腹もやさしくあったまる。
薄く仕上げたピザが２種類。
チーズだけのピザは胡椒の風味がキリッとしてて、それがチーズの旨みを甘みにかえておいしい。トマトソースはサラッとトマトの風味が活かされ爽やかな味。
イタリア風というよりも、ニューヨークなんかでピース単位で売っている薄焼きピザに似た味わいで、ボクは好き。

パスタをいくつか…、注文してから茹で上げ、ソースにからめて作る。パスタはスパゲッティーニとフェットチーネ、それから蝶々の形のファルファッレ。
ペペロンチーノにカラスミ味、それからトマトソースの３種類とを組み合わせ、自分の好みを選べる趣向。短時間で仕上がるように、一度固めに茹でたパスタを使うのだけど、そこそこおいしくできるところに感心します。
スパゲッティー二をカラスミで、ショートパスタをトマトで仕上げてもらったところにチーズをたっぷり。ポッテリ味のラザニアも一緒にたのんでお腹を満たす。

ちなみにずっとココにきたくてしょうがなかったのは、これを食べたくってしょうがなかったからでござんす！

ローストビーフ。赤身の肉を外はこんがり、中はキレイなロゼ色に仕上げて、ドサッと大きな塊のままバフェテーブルの上に置かれる。
それを好みに切ってもらって食べるスタイル。
まずは薄く２枚切ってください…、ってワガママ言ってお願いをする。
肉の旨みを煮詰めて作ったグレービー。ホースラディッシュもたっぷりそえて、パクリとやると、ネットリ、前歯や歯茎、奥歯を撫で回す。
肉感的な食感がステーキなんかと違って特別。
軽い酸味とじんわり口に広がっていくゆたかな肉汁。薄切りだからこそのなめらかととろけの良さにウットリしながら、一口、そしてまた一口と。

それから今度は分厚く一枚。２センチ弱ほどの厚みに切ってもらったものを一口カプリ。
ズッシリ前歯が沈んでいくような歯ごたえと、ムチュンと歯切れて肉の旨みをジュワッと吐き出す力強さに、薄切り肉では味わうことができない肉々しさにこれまたウットリ。
口の中を満たすシアワセとでもいいますか。ご飯をお皿の端にのっけて微塵に刻んだ茹で卵。一口大にカットした分厚い肉を並べたところにカレーをかけて、ローストビーフカレーで味わう。
スパイシーなカレーをたっぷりかけてもなおも肉の旨みと食感が、口いっぱいを満たして気持ちはなんともゴージャス。

ゴージャスついでにデザートまでもキッチリ食べる。
マンゴーシャーベットと和栗のジェラート。
実は昨日の夜、ハーゲンダッツの季節限定の和栗のアイスクリームが食べたく、けれど近所のコンビニでは全部売り切れ。それで迷わず、栗のジェラート。
若干の粉っぽさを感じさせる舌触り。
栗の香りが鼻から抜けて、舌にドッシリ秋の旨みが居座るおいしさ。
一口大の小さなカスタードシュークリームにパンナコッタをお腹に収め、気がすみました。腹いっぱい！

カフェ

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[2回]

2014/09/01 (Mon) 丸の内リム：他 Comment(0)

スシにエビ

昼に新宿西口のヨドバシカメラでちょっと買い物。まもなくこの界隈も再開発となるらしく、まずは駅前のモバイル売り場が入ったビルが取り壊し…、超高層ビルになるんだという。
ビルフェチとしてはちょっとウレシク、けれど地下に入ってる回転寿司の沼津港がどうなるんだろうってかなりドキドキ、なやましい。

その沼津港で寿司をと思ったのだけれど、かなりの混雑。それで近所の「魚がし日本一」にやってくる。
立ち食いの店で、店を覗くとこちらはしずか。
カウンターの中の職人さんをほぼ独り占めにできる状態…、アリガタシ。
それにしても西新宿は中国系の観光客の多いコト。買い出しツアーの雰囲気をガンガン発散しているグループ、あるいは家族連れ。みんな心から買い物をするのをたのしんでいる…、なんたるシアワセ。うらやまし！

寿司を次々。

ココの寿司はシャリが小さくおそらく３貫で普通の寿司の２貫分ほど。お腹にたまらずいろんなネタをたのしめる。
ハマチにカンパチ、数の子、つぶ貝。ホタテに赤貝、シャコに漬け。コハダに炙ったゲソ、ウナギ。シャリがキリッと酸っぱくて、食べてるうちにお腹がすいてくるようなウレシイ悲鳴の寿司のさまざま。
分厚く粒ひとつひとつが頑丈な数の子が今日の一番のネタ。お腹に余裕をタップリ残して、ごちそうさまとあとにする。

魚がし日本一新宿西口店

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寿司を食べると不思議と麺が食べたくなる。熱々のスープ麺で、大抵、それは蕎麦とかだった。けれど最近、ボクの中ではラーメンブーム。どこで熱々ラーメンをと新宿界隈を歩くも、かなりのお店が休んでる。
お盆休みの最後の最後。店舗が休んでるだけでなく、地下街丸ごと休みだったり思い出横丁も丸ごと休み。それでちょっと足を伸ばして「一幻」にくる。

エビの旨味で味わうラーメン。
しかも味のベースはとんこつスープという趣向のお店。最近流行りの背脂コテコテ系は苦手なんだけど、こういうひねりのあるラーメンはちょっと好きにて、オキニイリ。
やってくるとお店の中に１０人ほどの待ち客で、とは言え涼しい店内で座って待てる。しかも回転が以外にはやくて、１０分待たずに順番が来る。
屋外で並んで待たせて平気なお店が多い中、待ってもらうコトに謙虚でやさしいお店はいいお店。

スープのベースが３種類。とんこつの濃度と脂の加え具合で「そのまま」「ほどほど」「あじわい」と粋な名前がついている。味は塩と醤油と味噌と、これまた３種類。麺が太麺、細麺と２種類あって、都合全部で１８種類の組み合わせ。
ほどほど味の味噌の太麺。
そのまま味の塩の細麺と２種類たのんで食べ比べ。
どちらも見た目はほとんど同じで、キレイな味玉、チャーシューにピンク色した物は天かす。エビの殻を粉砕した粉をくわえてこれそのものがエビの香りで味わい深い。エビの味噌を凝縮させた海老味噌のっけて、出来上がり。

食べると麺の違いはそれほど感じぬ。どちらもザクッと歯切れ感のいい仕上がりの麺。塩はスッキリ、エビの風味をそのまま感じる。
味噌といっても味噌の風味は強烈でなく、脂多めのスープとあわさりポッテリとしたポタージュっぽい飲み口が、塩のスープと違うところ。
エビの旨味や香りを素直に味わうならば、塩味。それに「そのままスープ」をあわせるがいいのかなぁ…。
サラッと後味さわやかで、お腹も軽く満たされる。

それにしてもこのお店。女性の姿がかなり目立つ店でもあります。エビの力とキレイで快適なお店のしつらえ、それに働いている人も女性がメインで、そういうところを女子は評価するのでしょうねと思ったりする。オキニイリ。

えびそば一幻新宿店

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[3回]

2014/08/17 (Sun) 丸の内リム：他 Comment(2)

中村屋

新宿で昼…、中村屋にてのんびりと。

中村屋のビルが現在改築中で、隣のタカノフルーツパーラーの中に作った仮店舗にて営業中。フルーツの甘い香りと一緒にエレベーターで最上階まで運ばれて、降りるとカレーの匂いが漂うレストラン。
そういえば、かつてココは高野ワールドレストランっていう各国料理のお店が並んだフロアーだった。本格的なインド料理を生まれてはじめて食べたのも、ココでござった。なつかしい。

前菜代わりにクリームコロッケをたのんで食べる。

お一人様用というスモールポーション料理というのでとってみたらば、これが案外シッカリとした分量で、千切りキャベツがタップリのっかる。まずは野菜をとそれをむしゃむしゃ食べてお腹の準備をします。
ソースが一緒にやってきて「お好みでどうぞ」と言われる。
つまりソースをつけずに食べても十分おいしいですよ…、というコトなんだと思ってそのまま味わうと、ベシャメルソースの味わい濃厚。サックリとしたパン粉にタップリ入ったエビと、そのまま食べても見事なおいしさ。

そしてメインがやってくる。「ナポリターノ」っていう名物料理。

土鍋の中に真っ赤なスープ。平打ち麺にトマトが浮かぶ。缶詰マッシュルームも彩り添えて、いつも見るたび、これは何料理として分類されるべきなんだろうって思って食べる。
土鍋部分は和食でござろう。けれどスープはイタリア料理的。麺がタリアッテレならば和洋折衷というところなんだろうけど、実はこれが伊府麺。平打ち卵麺を油で揚げたモノが入っているから「和洋中折衷」というコトになる。
まぁ、おいしければいいのであります。いただきます。

油で揚げられ小さな穴がタップリあいた麺にスープが染み込み馴染む。酸味がスキッとしたスープ。トゥルンと口にやってきて、歯切れてツルンとお腹にとびこむ麺は滑らか。色っぽい。
アサリがタップリ入っているから、ボンゴレロッソ風とでもいうのでしょうネ。そこにタップリパルミジャーノをかけて食べると、イタリア風味が一気にアップ。汗をかきかき、味わい食べる。お腹がやさしく満たされる。

ちなみにココの仮店舗。あと２週間ほどで閉店となる。
１０月後半には新たなビルで、新たなお見がオープンするというのであります。できたらまたまた来なくちゃね…、って思ったりした。さぁ、帰ろ。

新宿中村屋レストラン仮店舗

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[5回]

2014/08/10 (Sun) 丸の内リム：他 Comment(2)

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