夜を居酒屋。
週末がきたぁ!って思う瞬間。
四谷三丁目の居酒屋で、ボンヤリ、夜を迎えるこの瞬間。
今日は紅とん…、友人と一緒に集まり、黒ホッピーとアジの串揚げ、あれこれつまみをたのんでのんびり過ごす。
月末金曜、給料も出ているはずなのになぜか今日はココはひっそり。
空席の方が多く感じる…、懐が豊かだから新宿だとか、にぎやかな街に出て酒でも飲みましょうってコトなのかなぁ、どうなんだろう、ちょっと不思議な今日の夜。
その分、何かをたのむとスパッと料理がでてくるところがありがたい。
メニューが豊富にありはするんだけど、通い続けているうちにたのむ料理は決まってきます。
絶対たのむのは赤ウィンナさん。
メニューにも堂々と「赤ウィンナ」と書いてある、昔懐かしい赤いウィンナ。
切り目を入れて串をさし、油で揚げたお弁当さんにそのまま入れたくなるようなコレ。
プチュンと歯切れて、そのまま食べても当然おいしく、サイドにケチャップがついているので、それをつけるとますます弁当のおかずになってく。
これがたこさんの形をしてたら完璧だったのになぁ…、っておじさん思う(笑)。
それからハムカツ。
薄い四角ロースハム…、周りが赤くなってる奴ネ。
細かなパン粉をギッシリまとわせてガリッと揚げた、歯ごたえたのしむオゴチソウ。
そろそろカキのフライの季節で、とは言え年中、ココには冷凍のカキフライが用意されてる。
それも季節にさきがけて食べてるんだと思うとめでたい。
タルタルソースをタップリつけて、パクリと食べるとまもなく冬の味がする。
こうした料理がステンレスの小さなバッタに網のせてやってくるのが、哀愁そそる…、大衆的!ってニッコリします。
ポテトサラダにベーコンビッツをタップリまぜて、オニオンスライスと一緒に食べる新商品…、ネットリとしたポテトサラダはかなり濃厚。
その濃厚を、シャキシャキとしたオニオンスライスの辛みとみずみずしさがサッパリさせて、次の一口さそってくれる。
豚のロース肉で大葉をくるんだ串焼きや、ささみにホルモン、激辛ソースで食べるイカの南蛮揚げとあれこれたのんで夜のはじまり。
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家でパスタを作って〆る。
ここしばらく。
居酒屋ではつまんで酒を飲む程度。
友人なんかと一緒のときは、〆は別のお店で食べる。
自分だけなら家に帰って〆にする…、っていうのが習慣になってきている。
今日の気持ちは本当はラーメン。
それも細麺。
とんこつ系のけれどスッキリしたのをどこかで食べたいなぁ…、と思ったけれど、近所にそうしたお店はなくて、それで渋々自宅に戻る。
それでパスタ。
12分ほど茹でてどうぞというスパゲティーニ。
それを10分半ほど茹でる。
塩をタップリ、加えたお湯で茹でてる間に具材を準備。
ニンニクと赤唐辛子をオリーブオイルの中で煮て、香りと味をうつす。
そこに玉ねぎ。
色が変わらぬように炒めて、カニの缶詰。
ほんの少しの生海苔をいれ、カニからうま味。
海苔から風味を引き出しておく。
パスタが固めに茹で上がったら具材をいためた鍋にいれ、茹で汁、それからオリーブオイルを注ぎつつタプンタプンと濃度をつけて出来上がり。
ハフっと食べれば、パスタの中にカニのうま味がシッカリ入ったなかなかの出来、オキニイリ。
2020年のパリを舞台にした短編フィルム「Lost Memories」…、若干、みにつまされる内容で、けれど物語のメインの部分と違ったところで気になることがちょっとあり。
LOST MEMORIES (French, English Subtitles) from Francois Ferracci on Vimeo.
今以上にネットに依存している社会。
恋人と一緒にいるにもかかわらず彼女の顔をみつめることなく、ネット世界に没頭している…、そんな人たちが当たり前の世の中なんでしょう。
彼女はポラロイドで写真を彼の写真を一枚撮ってさみしく手渡す。
直後にサイバーテロが起こってすべてのデータが損壊しちゃう…、そんなとき、あなたは大切な人の顔、思い出を思い浮かべるコトができるでしょうか?という。
ネット依存はほどほどにというメッセージではある。
けれどそもそも、こんな醜いパリの姿はみたくないなぁ…、サイバーテロより景観テロまがいの都市開発だけはしちゃいけないって、そっちの方が気になった(笑)。
この週末、バーチャル世界との付き合いはほどほどにって思ったりした夜のコト。
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