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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    焼鳥の食べ放題を食べたあと、どこかで〆をしたよねぇ…、と。
    「焼鳥の達人」なるお店…、いいお店ではあったのだけど、〆の料理がほとんど無い。
    60分、90分、120分と食べ放題の時間は選べるのだけど、ほとんどの人が60分で帰ってくってお店の人もいっていた。
    だから〆に力を入れても仕方がないってことなのでありましょうネ…、それで近所のタイ料理の店、「クルンテープ」に行こうと思った。

    9af97658.jpeg新宿御苑の近所の名店。
    他のタイ料理店であまりおかぬ料理が結構、そろえられていたりして気さくなサービスもオキニイリ。
    ところがお店のドアを開けたら、ごめんなさいね、今日は満席。
    それで支店を紹介される。
    本店ができて3年くらいでもう3号店までできちゃって、どこもそこそこ繁盛している。
    紹介されていったのは、一号店の向かい側にある3号店。
    小さなお店で1階と地下に分かれてる。
    1階部分はもう満席で、それで地下に案内されてフルプライバシーの中でユックリ、〆をたのしむ。

    エビのグリーンカレーをたのんで、蒸したもち米を一緒にたのむ。
    かごに入ったタイのもち米。
    長細くって日本のもち米のほどネバネバしてはいなくて、香りがとても良い。
    指でプチュンとひとつまみ。
    それを軽くにぎっていくと、ニョッキみたいな形にくっつき団子のようになっていく。
    それをカレーに浸して食べるのですね。
    ツルンとしたもち米にココナツミルクがしがみつき、最初はカレーの辛味がビビッと舌をつねるようにやってくるけど、どんどん甘みが増してくる。
    ムチムチとした食感も、とても独特。
    タイのカレーはこうして食べるのがボクは一番オキニイリ。

    933c1072.jpegそれからエビのトースト食べる。
    タイの料理はエビの料理。
    トムヤンクンもエビのスープでありますくらい、エビのうま味を上手に使う。
    例えばエビのさつま揚げ。
    あるいはエビのすり身を春巻きの皮で包んで揚げたモノとかあれこれ。
    中でもボクが好きなのが、エビのトースト。

    エビのすり身を食パンの上にこんもり塗って油で揚げる。
    中華料理の点心にもあるお料理で、タイ料理のこれにはコリアンダーがタップリ入ってエキゾチックな香りがするのがいいのであります。
    プチュンとエビのすり身の食感。
    サックリとしたパンの揚がった表面と、フッカリ、中がフワフワしているその食感のコントラストがクセになる。

    68b4806b.jpegガパオライスをたのんで、ハフハフ。
    ジャスミンライスがパラパラしてて、しかも香り豊かで旨い。
    口の中でカサカサ、カラコロ。
    転がりまわるそれと一緒に、タイの醤油で煮こんで炒めた豚の挽肉とバジルがタップリ。
    ガパオライスのコトを英訳するときに、アメリカの人が一番好む呼び方は、バジルライスなんだっていう。
    ハーブの香りがおいしい料理…、ってそう思い込みたいのでありましょう。

    それからここの名物料理、カオソーイ。
    タイ風カレーラーメンで、赤いチキンカレーをスープに中華ラーメンを茹でて沈める。
    煮込んだチキン。
    揚げた白菜。
    それから酸っぱいタイの漬物を刻んでタップリ放りこみ、パクチー、最後に揚げたラーメン。
    それらをワシワシかき混ぜて、ズルズルハフハフ食べる料理で、揚げた麺がカレースープを吸ってサクサク、ネットリなるのがなんともたのしい。
    スッキリとした辛味とどっしり、鶏のうま味がお腹にやさしく広がっていく。
    汗をかかぬ程度の辛さがウレシくて、いつもココに来るたび食べる。

    それにしてもこのお店。
    お昼に行ったヒルトンのバフェと同じくお客様のそのほとんどはニコヤカ女子で、けれど外人グループさんの姿も目立つ。
    アメリカにいたときもそうだったけど、アメリカ人やヨーロッパの人。
    オモシロことに中国料理よりもタイとかベトナムのスッキリとした味が好きな人が多くてだからそうしたお店も多い。
    特にこれから蒸し暑くなる亜熱帯の東京にいてタイの料理はどんどんおいしさ募るはず。
    また参りましょう…、今度は昼に。
    ここのお昼は申し訳ないほどのお値打ちです故、また来ます。



    関連ランキング:タイ料理 | 新宿三丁目駅新宿御苑前駅新宿駅

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    午後からの外出前に近所でランチ。

    c9a7bdef.jpegベトナム料理のティンフック。
    四ツ谷三丁目の雑居ビルの中の一軒。
    目立つ店ではないのだけれど、おなじみさんでいつもにぎわうたのしいお店。
    おいしい。
    それから安く感じる。
    特にランチの安さは見事で、10種類ほどあるランチ商品のそのほとんどが550円。
    高いものでも650円でありますからして食べてて申し訳なくなるほどのコストパフォーマンスを実感できる。

    例えばココでボクが一番好きな料理の「春巻きソウメン」。
    ライスペーパーでくるんで揚げたベトナム風の春巻きを、ベトナム風の細い米の麺にのっけてスイートチリを混ぜた酸っぱいソースで食べる。
    たっぷりレタスとキュウリを添えて、サラダ感覚でさっぱり食べるコトができるこれからの季節においしい料理。
    食べても食べてもなかなか減らぬサービス精神旺盛ボリューム…、ニッコリとなる。

    de50c4e1.jpeg量は沢山あるのだけれど、消化に良いモノばかりなのでしょう。
    お腹いっぱいになってもその後、シッカリ一日仕事をし夕方がくるとお腹が空いてしょうがなくなる。
    あぁ、今日のお昼は体にいいものを食べたんだなぁ…、ってあとになって実感できるのがありがたい。
    ツルツルしてはいるのだけれど、口の中に入るとモサモサ。
    米粉で作った麺独特の食感と、パリパリ砕けて脂をにじませ消えていくベトナム春巻のコントラストに何度食べてもウットリします。

    ここの名物が鶏を煮込んだサイゴン風のスープカレーで、それにしようかと思ったんだけどちょっと変わった料理をひとつ。
    あんかけチャーハン。
    ここのチャーハンは実は絶品。
    ジャスミンライスにキチッと熱を加えて香りパラパラ感を思う存分引き出した、口の中でちらかる感がいいのであります…、そこにあんかけ。
    勿体無いような、贅沢なような、どんな料理になってるんだろう…、と。
    お皿の真ん中にこんもりチャーハン。
    キッチリ付いた焦げ目も見事で雄々しくて、そこにチキンスープをベースに塩で味ととのえた野菜のあん。
    ちょっと緩めで、だからでしょうか、ご飯と一緒に食べてもお米のパラパラ感を損なわないのに、かなり感心。
    一緒にここのカレーをチキンスープで伸ばしたスープをもらってお腹を整えた。
    ふたつ食べても1100円で、元気で鍋ふるおかぁさんの笑顔ももれなくついてくる。



    関連ランキング:ベトナム料理 | 四谷三丁目駅曙橋駅新宿御苑前駅



    ところでティンフックで知人にばったり遭遇します。
    近所にたまたま用事で来て、それでこの店に来たんだという…、なんだか今日は人との出会いがたのしい一日。
    そんな気がして、にこりとします。
    表にでると、雨がポツポツ降ってくる…、冷たい雨でちょっとブルルと震えちゃう。
    ココしばらく、雪駄で移動をしていたんだけどさすがにそれでは足が冷たい。
    家に帰ってビルケンシュトックに履き替えて、両手を振って街をゆく。

    移動と移動の途中でちょっと寄り道おいしい寄り道。
    oniyanma.jpgおにやんま。
    昨日、はじめてやってきてちょっと感激した、讃岐うどんの専門店。
    かつて東京で讃岐うどんと言えばかなり珍しく、どんなにお金を出しても食べたい人は食べにいってた。
    けれど今ではいろんなお店ができて、讃岐うどんそのものは珍しいものじゃなくなった。
    にもかかわらず讃岐うどんはまだまだ高い。
    たかがうどんの値段じゃない店がほとんどだったりするのだけれどココは値段も本場並。
    しかも立ち食いスタイルというのがこれまた本格的で、知ってたちまちオキニイリ。

    17e7de49.jpegで、そのコトを友人に言ったら絶対、行ってみたいと。
    それで寄り道。
    うどんをおやつにすることにした。
    実は昨日、カメラのレンズを標準画角のマクロレンズだけしかもたずにやってきて、お店の中の様子を撮ることができなかった。
    今日は広角レンズでパシャッと、臨場感を絵にしようと、それでウキウキしながらやってきたワケ。
    カウンターの隅からパシャリ。
    人間二人分ほどのミッチリとした空間に、茹で場に揚げ場に出汁取り場とうどん屋さんに必要なモノがギッシリ詰まっているのにウットリ。
    客席側の隅にはうどん粉詰めた袋がドッサリ積み上げられてて、まさにうどんのための空間。

    今日は熱いうどんを食べる。
    とろろ昆布をのっけたうどんで、天かす、ネギをタップリのせて生姜の風味でズルンとやります。
    冷たいうどんに比べてムチッと麺がなめらか。
    喉に貼りつく食感が、一層、引き立ちボクはこっちの方が好きかもしれないなぁ…。
    出汁の風味もストレートにて、最後の最後の一滴までをゴクゴク飲んでしまうほど。
    とろろ昆布の味わい、風味も結構強くて、なのに出汁の風味がまるでこわれない。
    それほどシッカリ頑丈な、出汁なんでしょう。
    できればゴクゴク、それだけもらって飲みたくなるほど…、オキニイリ。

    24fcdeff.jpegうどんと一緒に天ぷら二つ。
    ひとつは竹輪の磯辺揚げ。
    練り物を天ぷら衣をつけて揚げると、フックラ、食感軽やかになる。
    竹輪が持ってる粘り気が、油の中でフワフワ方向に変化するのでありましょう。
    空気をタップリ含んだ感じもたのしくて、うどんと一緒に食べる天ぷらの王様だよな…、って納得します。
    ハツの串天というかわり揚げ。
    ザクザクとしたハツ独特の食感が、あぁ、これはお酒のつまみにしたいなぁ…、って思わせるのがなやましい。
    それにしてもこのお店。
    おやつどきというのに次々、お客様がやってくる。
    ボクが入ったときには3人。
    それからどんどん増えてきて、結局満員。
    4人、5人と待ちの行列ができるほど…、雨というのに見事なにぎわい、来れば来るほど好きになる店、また来よう。

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    夕方、軽く麺、たぐる。

    trr.jpg今日はひさびさ仕事をがんばる。
    なんとか一日、体がもった。
    歩くとやっぱりちょっとフラフラするけれど椅子に座って仕事をする分にはほとんど問題ないところまで体力回復。
    熱もちょっとづつ下がりはじめているようでもある。
    今日は先週さぼった分、時間を取り返すつもりで必死に仕事をします。
    一生懸命になりすぎて、お昼を食べるの忘れちゃうほど。
    普通だったら、そんなコトなんて絶対ないのに、やっぱり調子が本調子じゃない(笑)。
    それで早めの夜をとる。

    新宿地下街。
    壁の穴なんかが並んでる、京王モールの中に一軒。
    今月に入ってできたばかりのラーメンの店。
    「東京老拉麺」という名前がいささか仰々しい、いわゆる普通のラーメン屋とはまるでうちは違いまっせって感じのお店。
    赤坂璃宮の譚料理長がプロデュースしたという、上等な中国料理レストランの上等な麺を気軽にどうぞ…、という趣向。
    英語で店名を表現すれば「Tokyo Authentic Noodle」とでもなるんでしょうか。
    古典的で正統派の麺を売る店。
    ちょっと期待が高まります。

    b1aa7bc2.jpeg入り口脇に食券機。
    チケットを買いテーブルにつくという趣向。
    ただ、普通のラーメンと違ってちょっと特徴的なメニューが並ぶ。
    料理の写真が小さくボタンの上に貼られてるものの、ボタンを押すの2ちょっと勇気がいりますか。
    お店の前に大きな垂れ幕。
    そこに大きな料理の写真が掲載されてはいるけれど、それを見つめて商品名を頭の中に叩き込み、それからボタンをプチッと押す。
    安いお店じゃないんだから対面販売すればいいのに…、勿体無い。

    お店の中は結構大きい。
    間口は狭くて、もっと小さいお店だろうって思って入ると、奥へ奥へと広がっている。
    客席部分はカウンターだけ。
    カウンターの中はズラッと調理器具が並んだ厨房。
    その厨房の一番奥にはスープをとるための専用釜が2つ見事に備えられてて、そこでスープをとっている。
    本格的でありまする。
    黒を貴重にしたインテリアや、とても清潔な厨房、それからカウンター。
    男的なるラーメン店ではありえぬゴージャス。
    キレイな厨房で出来上がる、キレイな料理を期待させます。
    お店の人もキビキビ、ニコニコ、手を休ませず具材の仕込みやスープの仕上げに一生懸命。
    気持ちがとてもいいお店。

    ネギとチャーシューのスープ麺をもらって食べます。

    a1f48136.jpeg驚くほどに見た目麗し、うつくしいのがまず素晴らしい。
    透明感をもった磁器の豪華な丼。
    赤坂璃宮のランチの麺が盛られて決しておかしくはない、瀟洒な器にウットリします。

    透き通ったスープの中には細い麺。
    細かく縮れて、ユッタリそれが揺れるよう。
    具材はシンプル。
    千切りにした白いネギ。
    それに細切りにした香港風の焼いて仕上げたチャーシューを油と辛味調味料と一緒に和えたモノが山盛り。
    香港の汁そばの基本の基本なレシピで、食感、味わい、風味とどれをとっても旨い。
    千切りとはいえザクザクとした食感残したネギの歯ごたえ。
    ムッチリとした甘めのチャーシュー。
    それらの味と和えた辛子ダレがスープに滲んで、上品な味に深みをくれる。

    基本的に脂ギトギトのラーメンよりも、こうしたスキッとうま味がシッカリしたスープがボクは大好きで、だからココのコレは合格。
    かつて渋谷に「チャーリーハウス」って香港風のスッキリとしたスープ麺を売る店があった。
    やってる人が年をとり、それでいつしかなくなっちゃったけどそこに変わってココがこれから、ボクのオキニイリお店になってくれそうなステキな予感。
    細いけれども頑丈で、スープにずっと浸かっていてもザクザクとした歯ごたえを決してなくさぬ麺も良し。
    スープの最後の一滴までも、飲み干せるほどのオキニイリ。

    4d1d9c71.jpegしいて言えば、量が些か少ないですか…。
    これ一杯で満足しなさいって言う、日本的なるラーメンのよく言うならばサービス精神旺盛さ。
    悪く言えば押し付けがましさがなくて、その分サラッとお腹に入っちゃう。
    だから実際の量以上に少なく感じる。
    メインの麺というよりも、〆の麺になってしまっているのかも。
    ただ個人的には、そんなお腹に負担をかけぬところが好きかな!
    小腹満たしのおやつ的麺。
    食べ終わってもちょっと物足りないほどで、横で食べてた人の前にあるこの細麺で作ったあんかけ焼きそばを追加で食べてみようかなぁ…、と思ってしまうほどの上等。
    長いお付き合いになってくれそう。
    新定番をひとつ発見…、また来よう。

    それにしても「プロデュース」というこの手法。
    レシピを作って商売の仕方までには関与するけど、実際の営業に関してはご自由にという最近、流行りの、まぁ、悪く言えば「名前貸し」。
    しかもこの店。
    名前だけでなく暖簾に大きく顔写真まで使ってて、良ければ良し。
    もしこれで商品レベルにバラつきや、もし不手際があったら取り返しの付かないコトになるのになぁ…、料理というアートな世界をビジネスにする危うい手管にちょっとドキドキしてしまう。



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    昼を四ツ谷の嘉賓にします。

    de1bda99.jpeg広東料理のお店でとても実質的。
    食堂風の雰囲気で、決して豪華な店ではないけど、味は本物。
    本格的。
    昼間は近隣のサラリーマンでにぎわうここも日曜になるとガラッと客層が変わってまるで違った店の風情になる。
    のんびりとして、ひっそり静か。
    お客様は近所のお馴染みさんたちで、子供づれのファミリー客も結構目立つ。
    一番奥の厨房から、料理を作る音が響いてくるのもたのいい。
    お得なランチセットはなくなるけれど、代わりにすべてのメニューが2割引きになるのもちょっとうれしいサービスで、それでお馴染みさんがつくのでしょうネ。
    ご近所さんに好かれるお店は、いいお店。

    まずは目当てのこの一品。

    db7c34b0.jpegカキの和えそば。
    焼きそばのような姿形ではあるけど、炒めてはない。
    調味料と沸かした油で麺をあえただけ。
    ここ数年。
    流行って定着しはじめている、油そばの原型といえば原型かな。
    細い麺を好む中国の南の方では、炒めずあえる。
    麺のコシや食感を損なわずに味をピタッと決められるから、いいのでしょうね。

    蒸した直後のムッチリとした麺の食感。
    小麦の香り。
    バサバサ歯切れる小気味良さ。
    これをもしも炒めていたら麺と麺とがくっついて団子のようになってしまうに違いない。
    カキ油が麺の一本一本をコーティングしてすべすべムチムチ。
    具材はネギだけ…、白いところと緑のところを半分半分。
    たったそれだけ、けれどそれで十分おいしい。
    他に無駄な味がない分、口が麺そのものの味に集中できるのがむしろおいしく、ウットリします。
    日本のそばもそばそのものを味わいたければセイロが一番。
    うどんもぶっかけ、あるいは生醤油。
    それとおんなじ。
    具材が無いのじゃないのですね…、具材が必要無いというのが見事なところ。

    それからお粥。

    a9e8d06b.jpegトロトロ、ポッテリ。
    食欲のないときにでもスルンとお腹に入ってきて、しかもシッカリ栄養がある。
    中国のお粥は滋養に満ちたお米のスープ。
    そんな感じの料理でしょうか。
    日本のお粥は滋養というよりやさしさに満ち溢れていて、食べて元気がでるというより癒される。

    和えそばがおかずでお粥が主食か。
    それとも、和えそばが主食でお粥がスープなのか。
    気持ちの持ちようでどちらのようにも感じるステキを繰り返す。

    醤油と生姜で下味つけて、粉をはたいて茹でた牛肉。
    バラの部分を揉んで揉んでやわらかにして、表面ツルンと口に飛び込みクチャっとほぐれて味が染み出す。
    千切り生姜。
    刻んだネギと風味も豊かで食べててとてもたのしくて良い。

    一品、メインを取りたいね…、と、それで酢豚をとることにした。

    42a049b4.jpeg肉も食べられる。
    野菜も当然食べられて、しかも酸味が食欲わかせてくれるだろう…、と。
    ここの酢豚はクラシック。
    ケチャップ。
    それから米の麹で作った赤酢を使って味を整える。
    甘くてしかも酸味がスキッと鮮やかで。
    けれど熱をシッカリ加えて焼ききっている…、だからコホッと咳き込むことがないのがウレシイ。

    ガリガリ、クシュクシュ、中の水分をほとんど無くすほどに揚がった豚の塊。
    ちょうど一口分の大きさ。
    噛むとジュワっと脂が滲み肉の風味もはっきりしてる。
    タケノコ、玉ねぎ、ニンジンそれからピーマンと野菜それぞれの歯ごたえもありナツカシイ上、おいしくてたちまちお皿が空っぽになる。
    そういえば、アメリカの中華料理のお店で食べる酢豚ってみんなこんな味。
    それで尚更懐かしく、ココのお店の新定番になっちゃいそうな予感に満ちたオゴチソウ。
    食事を終えて、ササッと移動で打ち合わせ…、ひさびさ仕事をいたします。



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    新宿の「しゃぶしゃぶダイニング・エムケイ」で昼。

    1abba551.jpegタイに本店のある、しゃぶしゃぶと名前がついてはいるけど「タイスキ」的なる鍋の店。
    チキンスープをベースにした透明スープで、しゃぶしゃぶ。
    牛肉、豚肉、チキンに野菜。
    ワンタン、春雨と多彩な素材に熱を通してタレで食べる。
    ポン酢、ごまだれと普通のタレもあるけれどここオリジナルのオイスターソースをベースにしたタレがおいしく、クセになる。
    しかもオーダーバイキング形式の食べ放題が昼は1280円からたのしめる。
    あまりにも良いコストパフォーマンスに、たまに来たくなるお店。

    ひさしぶりにホームページを見てみたら、辛いスープの新商品がでているという。
    今日は朝からまるで夏。
    それでこんな辛いお鍋もいいでしょう…、とやってきました。

    テーブルの上はいつも通りのセッティング。
    あらかじめスープをはった鍋が置かれて、箸におしぼり、そしてソースが並んでる。
    辛い鍋にしたいんですけど…、とお願いすると、「ハイよ」とばかりに鍋を交換。
    蓋をあけると中には赤いスープが入ってて、徐々にそれがあったまっていくにつれ、底からユラユラ、真っ赤な油が浮き上がってく。
    試しに味をみてみると、ドッシリとしたスープにニンニク、生姜や山椒の風味がくわわり最初はそれほど辛くない。
    ところが後から、ユックリうねるような辛味がおいかけ舌がポワンと熱くなる。
    かなり上出来のスープであります。

    9ebd389a.jpeg肉に野菜。
    春雨、ワンタン、フィッシュボールと次々ぶち込み、クツクツ煮ていく。
    しゃぶしゃぶという体裁を取ってはいるけどそれほどデリケートな食材がある訳ではなくて、つまり寄せ鍋。
    真っ赤なスープに溺れるように煮上がっていく。

    さてさてそれをそのまま食べる。
    と…。
    ちょっと物足りない味。
    スープ自体が飲むとちょうど良い塩梅で、だからそれをタレにつけて食べるコトになるわけですね。
    ポン酢につけると、これはちょっと合わないかなぁ…。
    ポッテリとしたごまだれに浸してやると、まるで坦々スープのようになっておいしい。
    ここの特製タレにつけると、酸味が混じってトムヤンクンのようになってく。
    オモシロイ。

    059761e5.jpeg不思議なもので、いつものチキンスープで煮込んでおいしい食材。
    それがそのまま辛いスープで煮ておいしいとは限らない。
    肉はどちらで煮てもそこそこ同じ。
    持ち味自体がシッカリしてているからでしょう。
    豆腐は風味が飛んでしまう。
    ワンタンなんかは、全てが辛いスープ味になり何を食べてるかわかんなくなる。

    一方、キノコ。
    オモシロイほど香りがたって甘みさえでる。
    エノキなんか煮込んでトロトロ、とろみを出しつつどんどん辛くなってって、これをご飯にのっけて、ザブザブ食べると旨いに違いない…、って。
    それからなにより一番、あっていたのがシュリンプボール。
    エビのすり身と魚のすり身を合わせて作った練り物で、そこに辛味が入ってオモシロイほど甘みが引き立つ。
    エビの香りは頑丈で、唐辛子の辛味に負けずおいしくなってく。
    それから麺。
    ココのラーメンはコシが強くて若干バサバサしている麺線。
    茹でず粉が付いた生のまんまでスープに入れて、沸騰させて仕上げるとほどよく見事なアルデンテ。
    ゴマだれ混ぜて食べるとこれが、坦々麺になっていく。
    こりゃ、おいしい。
    これだけ食べに来てもいいかも…、って思うほどのオゴチソウ。

    56fda2ea.jpegほどよくお腹が一杯になり、それでも残ったスープがタップリ。
    肉のアクがまるで目立たず、そこに今まで食べた全てのうま味が混ざって残ってる。
    あぁ、これをこのままにしておくのって、あまりに勿体無いなぁ…。
    これでオジヤを炊いたらおいしいだろう。
    そう思って、ご飯と玉子をたのんで作る。

    まずはスープを一旦、フツフツ沸騰させる。
    湧き上がったスープの上に細かな泡ができるのを、すくってスープをキレイに準備。
    火を弱め、スープを沈めてそこにご飯。
    それからスープをしゃもじですくって、ボウルに移す。
    煮込むスープが多すぎるとボケた味に仕上がるのです。
    ご飯の頭が覗いてヒタヒタになるまでスープを減らし、中火でフツフツ煮こんでく。
    お米の澱粉がでてきたのでしょう。
    スープにトロミが付いてくる。
    プクンプクンと小さな泡が鍋の表面に噴きだしてくる。
    さて、仕上げ。
    強火に変えて一気にスープを沸騰させて、そこに溶いた玉子をツツっと糸のようにして流す。
    火を止め、1から10をユックリ数えてグルンとかき混ぜて、それでハフハフ。
    ポッテリ仕上がり、まるでリゾット。
    辛味、うま味のバランスが良く、スープのうま味を全部ご飯が吸い込んでお腹一杯、よき〆となる。
    それにしてもこの店の昼…、心配になってしまうほど静かで予約もなしでたのしめる。
    それはそれでお客様としてありがたく、しかもおそらく今のところ、この東京で一番コストパフォーマンスの良い食べ放題…、今日も堪能、ゴチソウサマ。




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