焼鳥の食べ放題を食べたあと、どこかで〆をしたよねぇ…、と。
「焼鳥の達人」なるお店…、いいお店ではあったのだけど、〆の料理がほとんど無い。
60分、90分、120分と食べ放題の時間は選べるのだけど、ほとんどの人が60分で帰ってくってお店の人もいっていた。
だから〆に力を入れても仕方がないってことなのでありましょうネ…、それで近所のタイ料理の店、「クルンテープ」に行こうと思った。
新宿御苑の近所の名店。
他のタイ料理店であまりおかぬ料理が結構、そろえられていたりして気さくなサービスもオキニイリ。
ところがお店のドアを開けたら、ごめんなさいね、今日は満席。
それで支店を紹介される。
本店ができて3年くらいでもう3号店までできちゃって、どこもそこそこ繁盛している。
紹介されていったのは、一号店の向かい側にある3号店。
小さなお店で1階と地下に分かれてる。
1階部分はもう満席で、それで地下に案内されてフルプライバシーの中でユックリ、〆をたのしむ。
エビのグリーンカレーをたのんで、蒸したもち米を一緒にたのむ。
かごに入ったタイのもち米。
長細くって日本のもち米のほどネバネバしてはいなくて、香りがとても良い。
指でプチュンとひとつまみ。
それを軽くにぎっていくと、ニョッキみたいな形にくっつき団子のようになっていく。
それをカレーに浸して食べるのですね。
ツルンとしたもち米にココナツミルクがしがみつき、最初はカレーの辛味がビビッと舌をつねるようにやってくるけど、どんどん甘みが増してくる。
ムチムチとした食感も、とても独特。
タイのカレーはこうして食べるのがボクは一番オキニイリ。
それからエビのトースト食べる。
タイの料理はエビの料理。
トムヤンクンもエビのスープでありますくらい、エビのうま味を上手に使う。
例えばエビのさつま揚げ。
あるいはエビのすり身を春巻きの皮で包んで揚げたモノとかあれこれ。
中でもボクが好きなのが、エビのトースト。
エビのすり身を食パンの上にこんもり塗って油で揚げる。
中華料理の点心にもあるお料理で、タイ料理のこれにはコリアンダーがタップリ入ってエキゾチックな香りがするのがいいのであります。
プチュンとエビのすり身の食感。
サックリとしたパンの揚がった表面と、フッカリ、中がフワフワしているその食感のコントラストがクセになる。
ガパオライスをたのんで、ハフハフ。
ジャスミンライスがパラパラしてて、しかも香り豊かで旨い。
口の中でカサカサ、カラコロ。
転がりまわるそれと一緒に、タイの醤油で煮こんで炒めた豚の挽肉とバジルがタップリ。
ガパオライスのコトを英訳するときに、アメリカの人が一番好む呼び方は、バジルライスなんだっていう。
ハーブの香りがおいしい料理…、ってそう思い込みたいのでありましょう。
それからここの名物料理、カオソーイ。
タイ風カレーラーメンで、赤いチキンカレーをスープに中華ラーメンを茹でて沈める。
煮込んだチキン。
揚げた白菜。
それから酸っぱいタイの漬物を刻んでタップリ放りこみ、パクチー、最後に揚げたラーメン。
それらをワシワシかき混ぜて、ズルズルハフハフ食べる料理で、揚げた麺がカレースープを吸ってサクサク、ネットリなるのがなんともたのしい。
スッキリとした辛味とどっしり、鶏のうま味がお腹にやさしく広がっていく。
汗をかかぬ程度の辛さがウレシくて、いつもココに来るたび食べる。
それにしてもこのお店。
お昼に行ったヒルトンのバフェと同じくお客様のそのほとんどはニコヤカ女子で、けれど外人グループさんの姿も目立つ。
アメリカにいたときもそうだったけど、アメリカ人やヨーロッパの人。
オモシロことに中国料理よりもタイとかベトナムのスッキリとした味が好きな人が多くてだからそうしたお店も多い。
特にこれから蒸し暑くなる亜熱帯の東京にいてタイの料理はどんどんおいしさ募るはず。
また参りましょう…、今度は昼に。
ここのお昼は申し訳ないほどのお値打ちです故、また来ます。
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