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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    最近、かなりのオキニイリになった「トゥッカーノ」。

    b944d77e.jpeg渋谷と秋葉原に2店舗あって、特に秋葉原の方は気軽でランチをとるにピッタリの場所。
    最近、肉を食べてない!っていう、友人と一緒に来ます。
    肉ランチ。

    脂の乗った和牛もある。
    けれどほとんどの人がたのんで食べるのが赤身のランプ。
    オーストラリア産まれのガシッとひきしまった肉であります。
    それを基本150g。
    それを300gとかとい1キロだとかとグラム指定で食べられる。
    食べ方、簡単。
    シンプルで、しかも生のまんまをドサッと鉄板の上にのっけて焼きつつ食べる。
    野趣満点…、と申しますか。
    ブラジル風というこの食べ方。
    たしかに肉をぜいたく品ではなくて日々の日常食としてずっと親しんでいた人たちが、結局こうして食べるのが一番おいしい食べ方よ…、って思った食べ方。
    間違いない。
    今日はドサッと300g。
    分厚く切られた肉の上には、タップリの塩。
    それから胡椒。
    ひっくり返しながら好みの焼き加減に仕上げて下さい…、と。
    みてるとみるみるうちに肉肌がシットリ、淡く濡れてきて肉の表面の塩粒ぬれて肉の繊維の中にユックリはいってく。

    c922f8bf.jpegまずはサラダとご飯がきます。
    肉がやけてる間に食べる。
    レタスにコーンに刻んだオニオン。
    それにトマトというこの上もなくシンプルサラダ。
    ビネガードレッシングもとてもシンプル。
    シャキシャキ食べて、お腹が肉を受け入れる準備をいたす。

    サラダを半分食べる頃合いで、焼けた鉄板と触れてた部分がほどよく焼ける。
    一切れ。
    形がキレイでしかも、脂をほんとどもたないちょうど真ん中あたりの肉を残してヒックリかえす。
    レアとミディアムの中間ぐらいの肉を味わいたのしみましょう…、と。
    パクリと一口。
    ひんやりとしたレアの内側が、ピトッと奥歯にはりついてみずみずしさを感じる食感。
    肉の酸味を若干感じ、肉々しさを味わえる。
    ご飯とパクリ。
    お皿にコンモリ、まるでエアーズロックのような形に盛られたこのご飯。
    軽く塩味がついていて、それだけ食べても十分おいしい。
    ここの肉。
    分厚く、しかも歯ごたえ十分。
    だから口に入れるとずっと、モグモグモグモグずっと噛んで噛み続けなくちゃお腹の中にはいっていかない…、肉と一緒にご飯を食べるという食べ方より肉は肉、ご飯はご飯で食べる食べ方がふさわしい。

    3062d4f5.jpeg西洋的なるステーキの食べ方って、基本は肉は肉で黙々食べ続けてく。
    そもそも「おかずと主食」って考え方があるわけじゃない食の文化が作った料理。
    だからこうした工夫がおいしく、分厚い肉を食べる食べ方。
    そうじゃないか…、ってそう思う。

    2度ひっくりかえし、そして出来上がったほぼ300g。
    赤身の肉はレアやミディアムで食べるより、よく焼いてから食べるほうが不思議とおいしい。
    肉がカチッと硬く、丈夫になっていく。
    顎にガツンと。
    噛む楽しみを味わえるよう、だからかなり強めに焼く。
    ほんの少しだけ肉に貼りつく、筋や脂がキッチリやけてそれがうま味に変わってる。
    それにしても塩の力は見事です。
    ほぼ塩だけで食べるのに、まるでソースをかけたがごとく味わいで、ウットリします。
    そこにサルサをのっけて味を自分好みにしながら食べるのが、ここの流儀で、そうして残り半分試して食べる。
    生のオニオン。
    ピーマン、それから赤いパプリカ。
    塩とライムで浅漬のようにしたもので、それを乗っけると酸味が肉をサッパリさせる。
    他にもガーリックをタップリくわえた醤油風味のビネガーや、グレービーが用意されてて一切れごとに味をあれこれ足して加えて食べてくと、あっという間に300gがお腹に中にスパッと消える。

    一緒にやってきた友人に、是非にと食べてもらったチキン。

    89ab1e63.jpeg鶏もも肉のガレットいうという郷土料理。
    ロースターでコンガリ焼いた、フランス的にはロティセリチキン。
    自分の脂で焼けていく皮がパリッと香ばしく肉のうま味を一滴残さず、中に閉じ込めおいしくなってる。
    鶏肉好きにはたまらぬ一品…、彼はなんともうれしげな顔。
    肉を一緒に黙々食べると、なんだか一緒に元気になって互いの元気を分け合うみたいな気持ちにさせてくれるのがありがたい。

    食事をしてたらラテン系のおじさんに連れてこられた日本の女性。
    彼女なのでありましょう…、こんなところでステーキなんて信じられない!ってやってきたときにはかなりご立腹。
    彼はいいます。
    ステーキなんてこうしたところで立ち食い感覚でササッと食べるのがおいしいんだよ…、って、ビールをたのんで肉を二人で1キロたのむ。
    換気のすぐれぬお店のコト…、脂混じりの煙がとんでやってくるのをしかめっ面して見ている彼女に、君が大好きな焼肉屋産の方がもっと煙くて脂っこいじゃない…、って。
    やってきた肉を一口食べて、彼女がおいしいとゴキゲン直して、それからパクパク、あっという間に鉄板の上を空にしていく。
    ビールを一杯お替りし、ご飯は無しで肉でお腹を満たして帰る…、ラテンパワーにウットリいたす、そんな今日。

    そしてドトール、今シーズンの季節メニューはそろそろ終わりか…、と行く夏惜しんで喉を潤す。
    6717747f.jpegヨーグルンのブルーベリーとレモティーにする。
    ヨーグルンが出立ての頃、出過ぎで多分、固まるまもなくどんどん提供することがあったのでしょう…、やわらかいのがかなり出ていた。
    この飲み物は硬くて冷たく、ストローを吸い上がるのを抵抗するくらいのモノがおいしく溶けるとただただ甘ったるい…、だから柔らかいのはできれば飲みたくないのだけれど、今日は完璧、冷たくシャキッと喉に爽快。
    いい状態のコレを飲むとやっぱりおいしい…、いい感じ。
    それからレモティー。
    緑茶にレモンにはちみつという、ありそでなかったこの組み合わせに今年の夏はかなりはまった…、渋味と苦味と酸味がバランスよくてゴクゴク飲めてしかも印象に残る味。
    今日もゴクゴク…、体をさます、土曜日のヒル。

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    丸の内にてビジネスランチ…、新丸ビルの中にある「ソルト」という店。

    salt.jpgモダンオーストラリア料理というのが売り物の店で、オーストラリア。
    食材の宝庫である一方、新大陸というコトもあり料理文化に欠落している。
    オーストラリア料理ってどれもバーベキューみたいな料理…、っていう人もいる。
    たしかに数年前まではそうだったけど、最近かなりの様変わり。
    だから様々な料理文化を自由に取り入れ、オモシロイ料理を作る洗練された店が増えた。
    特に和食やアジアの料理とフランス料理の自由自在なかけあわせ。
    創意工夫に溢れた、けれど分かりやすい料理が多い。
    このお店。
    本店がシドニーにあり、ワザワザここで食餌をするため旅する人もいるくらいだ…、と言われるお店。
    オキニイリにてヒサシブリ。

    実はココ…、昨日のランチをとった「トゥッカーノ・グリル&バー」ってお店と同じ会社が運営している。
    ココは洗練されたファインダイニング。
    向こうはガツンと気軽にお腹いっぱいになるカジュアルな店。
    そのどちらもをキチンと経営できるのって、なかなかステキ…、と思ったりする。

    ランチは前菜とメインを選べるプリフィクス。
    今日から料理がかわりました…、とひとつひとつの料理を説明するサービススタッフの言葉遣いも初々しくて、どれもがおいしく聞こえて困る(笑)。

    a6e191fe.jpeg前菜として選んだのが、鮎のお料理。
    鮎をコンガリ、焼き上げたモノ。
    食べやすいよう、骨を抜き、2枚に開いた切り身を2枚貼りあわせ一尾分の形に仕上げた見た目かわいい、まさに鮎。
    ハーブの香りをまとわせて、味は塩で整えただけ。
    店の名前が「ソルト」という、それにちなんでココの塩は種類豊富で、しかもおいしい。
    パンにオリーブオイルに塩をとかして召し上がれ…、という、ローズソルトがまたおいしくて、そういえば塩って料理の基本の基本なんだよなぁ…、って思う。

    その鮎が下に従えてやってくるのがスイカのグリル。
    西瓜と書いてすいかのスイカでござる。
    熟して甘く、酸味もシッカリしているスイカのシャリッと歯ごたえ固めのところ。
    それを四角く拍子木に切り、オリーブオイルで焼きあげる。
    鮎と一緒に召し上がれ…、という、なんともたのしく不思議な食べ方。

    そういえば、落鮎はスイカの匂いがするんだよ…、とよくそう言われ、それをリスペクトしたシェフの創作っていうのですネ。
    オモシロイ。
    鮎とスイカを一緒に口に放り込むと、シットリ鮎の身がほどけ、クチュっとスイカのみずみずしさが口の隅々ゆきわたる。
    スイカの甘みと鮎の塩味。
    舌が一体スイカと鮎のどちらに気持ちを向けるべきか、ちょっと悩んで一生懸命考える。
    それがとってもたのしい料理。
    蓼酢のように見える緑のペーストはサルサソースで、それがピリッと辛味を添えてバリバリ揚げた背骨もおいしい…、お腹の入り口、パカッと開く。

    5bd682a1.jpegメインも魚。
    真鯛を2つの調理法で用意しました…、という料理。
    どういう2種類なんですか?って聞いたらこういう説明。
    まずは真空調理で魚の中に味をシッカリ染み込ませ、それを炭で焼きあげる。
    皮目をパリッと…、中はフックラ。
    しかも味が身の奥の奥までシッカリ入っているので他に、味をあんまりつけずともおいしく食べれる。

    お皿の底にはまずタマリンド。
    酸味と甘みのバランスとれたソースをひいてそこに焼いた鯛をのっける。
    鯛の切り身にほんの少しのタマリンド。
    柑橘っぽい酸味と香りが、鯛にからんでエキゾチックな味になる。
    魚らしさが台無しになる…。
    そう評価するコトもできるだろうけど、魚の味をそのままでなく別の味に向けていく。
    西洋料理の常套手段。
    魚臭さが苦手なボクには、むしろかなりありがたい。
    エビをバジルと一緒にパスタのシートで巻いて揚げたモノ。
    一本それが添えられていて、シットリとした鯛の食感に、真逆のパリッとした歯ごたえがとてもたのしい。
    コリアンダーをタップリのっけて、アジアな気持ちにドップリ浸れる…、窓の外にはまるでスコールみたいな雨がバシャバシャ吹き付け、そんな景色もアジア的。

    f5e1a4b8.jpeg一緒にいった人がたのんだパンケーキ。
    メイン料理にパンケーキ。
    と、そう言うところがオーストラリア的といえばいいかなぁ?
    リコッタチーズを混ぜ込んで、ポッテリ焼けたパンケーキ。
    口に含むと、ジュブッとまるで泡がはじけるように潰れる。
    粉をまとめて焼いているのに、粉の重たさをまるで感じぬ軽やかさ。
    まるでスフレを食べてるみたいで、気持ちがパッと明るくなっていきさえします。
    バナナを一本。
    カラメライズして香ばしくって、しかも噛むとパリッと崩れる。
    ネットリとした焼けたバナナの食感が、そのフンワリにまとわりついて、口の中がクリーミーになる。
    香りも甘く、味も甘くて、それ以上に気持ちを甘くさせてくれるのがなんともウレシイ。
    サンデーブランチかなにかにコレと、一緒にシャンパン。
    どんなにステキ?と思ったりする。

    6ac20b71.jpegデザートそれから飲み物がつき3000円前後というのが値ごろなところ。
    サービススタッフ、ひとりひとりの働きぶりが見事で、見ていてとても気持ちいい。
    サービスが好きな人が働いている。
    しかも、お客様のためになるアドバイスだったり、お客様がしてほしいことを前もって感じ取ってしてくれる。
    気がきいていて、気持ちいい。

    デザートにパンナコッタを選んでためす。
    レモン風味のパンナコッタ。
    ブラマンジェのようにプチュンとプリンタイプのモノが多いけど、ココのはトロンとクリーム状。
    それだけ食べるとかなり酸味が強くて、サッパリするけど舌が疲れる。
    それと一緒にレモンシャーベット。
    コレがなかなかみずみずしくて、甘みが程よくこれと一緒にパンナコッタを食べると、おやまぁ…。
    レモンの酸味が穏やかになり、溶けたシャーベットがクリーミーなパンナコッタをキュッと引き締め、プリンタイプのパンナコッタがとろける瞬間の食感になる。
    それぞれ別に食べてもおいしい。
    けれど、一緒に食べて始めて味を完成させる、ステキな料理、堪能す。

    お勘定をお願いします…、とそう言ったらば、ひとり一枚ずつの伝票がやってくる。
    お一人様づつ作っておきましたので…、っていう。
    そういえば、予約するとき、いくつかされた質問に「領収書を用意いたしましょうか?」というのがあってそのとき「多分、スプリットすることになると思うので」と答えてた。
    だからひとりに一つの伝票で…、と気を使ってくれたのでしょう。
    とてもウレシイ。
    しかもスマート…、ココを選んだボクがなんだかちょっと上等な大人にみえる。
    そんな贅沢、オゴチソウ。



    関連ランキング:フレンチ | 大手町駅二重橋前駅東京駅& lt;/p>

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    秋葉原にて肉喰らう昼…、「トゥッカーノ・グリル&バー」って店。

    f6acad0a.jpegヨドバシカメラアキバ店のドテッパラに開いた洞穴みたいな小さなお店。
    夜はシュラスコ。
    ブラジル風のステーキハウスで、昼は安く肉が食べられる。
    鶏や豚肉はシュラスコ用の機械でローストされていて、それをそのまま。
    牛肉は生のまんま、焼けた鉄板にのっけてそれを焼きながら…。
    300gのランプをもらって昼とした。

    ドサッときます。
    脂をもたないランプ肉。
    しかも筋をキレイに切り取って、おいしいとこだけ正味300gが鉄板の上でジュウジュウしてる。
    肉であります、まさに肉。
    赤身のキレイな塊肉を目に飛び込んでくるとそれだけでお腹がすいてく。
    バチバチ、焼ける音がして食べる前にまず塊肉をヒックリ返す。
    裏の部分はこんがりやけてて、1・2・3と3つ数えてまず一口分切り分ける。
    ベリーレアで赤身がひんやり冷たくて、ピトッと奥歯に貼りつく感じ。
    肉々しくてなんともおいしい。
    しかもココのステーキは、ブラジル式にかなり強めに塩と胡椒が聞いている。
    塩のうま味が実は肉を一番おいしくさせる秘密で、タンパク質と塩が一緒になると甘みになってく。
    うんまい、旨い。
    程良く固く、歯ごたえがあり、顎をワシワシ使いつつ味わう肉の旨いコト。

    3分の1ほど食べたところで、サルサソースをタップリかける。

    22fc3073.jpegタマネギ、ピーマン、パプリカとハラペニョ刻んでライムジュースとあわせたモノで、メキシコ料理やブラジル料理によく使われる。
    肉にのせるとライムジュースが下にたれ、焼けた鉄板とキスしてジュワッ。
    大量の湯気があがってく。

    ライムの酸味が肉の脂をスキッとさせる。
    強く感じた塩がやさしくおだやかになり、これなら肉をいくらだって食べられるって感じる味わい、ハマります。

    他にガーリックソースや醤油ベースの和風ソースもテーブルの上に用意されてる。
    けれどそれを使って食べるのも勿体ないほど、サルサと肉と塩と胡椒がおいしくて、セットにつけたライスを食べるのを忘れてただただ、ひたすら肉を食べ続けちゃう。
    ここの鉄板の蓄熱具合はとても絶妙。
    ベリーレアからレアを経由してまずミディアムまでの、いろんな焼け方をたのしめる。
    ほどよき熱さで、絶対、ウェルダンにはならなくて最後の最後までみずみずしいまま肉の味わいたのしめる。
    肉があらかたなくなったとこで、ご飯を鉄板に移して野菜とグリグリ混ぜて〆のピラフにして食べる。
    腹一杯がとてもたのしい、いいお店。

    e1605644.jpegそれにしてもこのお店。
    とてもゴキゲン。
    まずロケーションがなかなかたのしい。
    だって安さ爆発(って実はカメラのさくらやのキャッチだけれど)的大型家電店の土手っ腹に喰らいついてる、旨さ爆発の肉の天国。
    目の前で肉が焼かれる。
    大きな塊肉から、注文するに応じて肉が切り分けられる。
    ジャジャっと破裂するような音がしながら肉が焼かれて煙が出てくる。
    肉の香りに、煙の匂い。
    これから肉を食ってやるぞ、とナイフフォークを握りしめ、前かがみになるようにして自分の料理を待ち構える人。
    たのしそうに肉を焼いてる、肉をもりもり食べそうなお店の人の笑顔も明るい。
    ただただ肉を喰らいゴキゲンになるために最適化された小さな空間。
    もう虜です。

    ところで、ボクの後にやってきた人。
    かなりの常連さんでしょうか…。
    入ってくるなり、メニューも見ないでスラスラ食べたいモノを言う。
    その注文がまたオドロキで、1ポンドのランプステーキにガーリックチップをのっけてついでにバターソースをかけて頂戴。
    ライスはハーフ。
    生のビールをまずください…、と。
    どんな大食いさんだろうと、横顔みたらこれがスキッと痩せたイケメン。
    羨ましいったらありゃしない(笑)。
    肉を全部ペロッと食べて、けれどご飯をちょっと残した…、気持ちばかりの体いたわる思いやり、歩いて仕事に向かいましょ。



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    ロイヤルホストグリルに来ます。

    fbd3423b.jpegひさしぶり。
    九段下にある超高層のオフィスビルの1Fの店。
    正式名称が「グリル&イタリアン by ロイヤルホスト九段下店」というのがちょっとお笑い種で、だからずっとボクの中ではロイヤルホストグリルになってる。
    だって、by ロイヤルホストというからにはお店の名前は「グリル&イタリアン」なはずなんだけど、メニューはほとんどロイヤルホストでなんでワザワザ、へんてこりんなお店の名前にしちゃうんだろう…、って。
    もっともココには高価なグリラーがあり、それで焼きあげるステーキなどのグリル料理はここオリジナル。
    それから朝食セットも若干、他の店とは違った内容。

    ここの朝に来る目的は、この一皿です。
    ハワイアンモーニングっていう、ご飯にスパム。
    目玉焼きに生野菜という、たしかにハワイのコーヒーショップに、必ずおいてある朝のプレート。
    日本とアメリカの真ん中にあるハワイならではの和洋折衷。
    和朝食って気持ちじゃないけど、朝にはお米を食べたいんだよ…、って気持ちにピッタリくるオキニイリ。

    玉子を両面焼いてください…、とそうお願いしてかなり待つ。
    お客様はボクともひとり。
    なのに厨房の中はてんやわんやの大騒ぎにて、仕込み作業をしながら片手間調理の朝と相成った。
    出てきた料理は、そのてんやわんやを盛り込んだような無残な様で、かなりガッカリ…、気持ちが凹む。

    71be667f.jpegだって玉子の黄身と白身が、バラバラですもん。
    フライパンに玉子を落として、ヒックリ返すまでに白身がスッカリ焼けてしまったのでありましょう。
    しかも恐らくフライパンの温度が高かった。
    だから白身がペタリと貼りつく。
    黄身の重みで薄ぅく伸びてしまった白身が、ヒックリ返すときにペロンとめくれて剥がれた。
    それを構わず、再び熱い鉄板に置き、反対側の白身も剥がして出来上がり。
    朝ご飯にこんな目玉焼きを作ったら、焼き直しでありましょう。
    そのまま出したら、「お前、目玉焼きもろくに焼けないの?」って言われてしまう、そんな出来栄え。
    成れの果て。
    それに比べてスパムは生焼け。
    スパムは中の脂を十分、吐き出させつつ自分の脂でカリッと揚げるように焼く。
    そうでないと、ブヨブヨ、脂っぽさが残っておいしくはない。

    何かがココで起きてるんでしょう。
    料理の細部に魂やどらせ、お客様を歓喜させよう。
    そんなロイヤルホストの昔が、スパッとなくなり普通のファミレスであって当然…、という何か。
    ナイフフォークのナイフがなんと、肉を切るようのギザギザの歯のステーキナイフ。
    間違えじゃない?って聞いても、それでいいんです…、って。
    卵料理にこのナイフって、一体どうしたコトなんだろう。
    玉子もどきの玉子を使うジョナサンの朝に続いて今朝も、なんだか哀しい、暗い朝。

    f79a020d.jpeg好きなチェーンでありました故。
    どしてもいろんな悪いところが目についてしまう。
    例えばナプキン。
    こう書いている。
    ロイヤルホストグループはお客様と共に「エコ活動」に勤しんでおります…、的なプロパガンダ。
    お客様と共にって文言になんだと思い、エコ活動を真剣にやりたいならば、貴重な紙資源に包んだ砂糖を使うのでなく、昔ながらのシュガーポットに砂糖を入れて出せばいいんだ。
    詰め替えたり、ポットを掃除したりする手間を惜しまぬコトこそが、飲食店にとっての地道なエコ活動。
    ケチャップだって昔はジャーでやってきた。
    今では小分けの袋入り。

    今朝のボクのテーブルで、何がエコになってるんだろう…?
    そう思いつつ、じっと観察してみると。
    なるほど、なるほど。
    セットドリンクでたのんだトロピカルアイスティー。
    中にスライスオレンジが入っているのがここの伝統…、スタンダード。
    来るたび、スライスオレンジが薄く、小さくなっていく。
    こんなところがエコなんだ…。
    グラスを氷でカラカラならし、ゴクリと飲んだアイスティーは昔のまんま。
    ホールスタッフは一生懸命、ランチに向けてのテーブルセットをやっている。
    お水のお替りもらおうと、そっと手を上げ彼女を呼ぼうとするのだけれど、彼女は作業に必死の形相…、たまらずピンポンとボタンを押した。
    思い出の店が壊れていくのを、看取る気持ちになる今朝のコト。
    気分を明るくしましょうか…、と歌うたいつつテクリと歩く、さぁ、仕事。

    ところで。
    「写真を撮る」ということが、アナログでなくデジタル化してしまった今。
    撮った画像をPCの画像加工ソフトで修正して使うコトが、ほぼ当たり前化してしまってる。
    頭の中にあった画像が、うまくキチッとよみがえったときのうれしさったらありゃしなく、けれど反面、加工しすぎて一体何がなんだかわかんなくなっちゃうコトがあったりする。
    まぁ、使い方はほどほどに…、ってことなんだけど、こうした動画をみるとあまりの「やりっぷり」に爽快感すら覚えます。



    背景から、邪魔なものは取っ払いましょう。
    ビルだって、雲だって木だって何なら全部いれかえて、ついでに空の色までかえてしまいましょうか…、と、こんなことまで出来ちゃうんですと。
    見事な手際と、この見せ方にかなり感心してしまう。
    実はこれ、「Black Moon Studio」って言うこうした画像加工を専門にしている会社のプロモーションを兼ねたビデオで、なるほどとても分かりやすい。
    何でもできちゃうと、しちゃいけないのハザマがちょっと心配になる…、オモシロイ。

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    昼を秋葉原で肉にする。

    cb.JPG秋葉原発の移動で仕事。
    午前中に仕事を終えて、秋葉原にてMacBookのACアダプターの予備を買いましょうとうろうろしてたら、お腹が唸る。
    ギュルギュル、骨を伝って頭の中にに響きわたるほどの空腹。
    それでお昼を近所で食べよう…。
    ヨドバシカメラの入ってるビルの1階脇にあるお店。
    「トゥッカーノ・グリル&バー」ってお店に来ます。

    立派なビルにあいた洞穴みたいな小さなお店で、扉も無い。
    お店全面が全部空いてて、中を覗く半円状のステンレス製のカウンターがあって奥には大きなキッチン。
    夜はスタンディングバーのようになってて店の表までにも人があふれる。
    昼は秋葉原ならではの体の大きなおにぃさんたちが、次々やってきてはランチをたのしく食べてニコニコ、帰ってく。
    7ca8b9d9.jpegブラジル料理のお店であります。
    厨房の真ん中に、大きなシュラスコ用のグリラーが置かれてて、豚バラ肉を串に刺したのを昼から焼いていたりする。
    夜になると、シュラスコ片手にビールやテキーラ飲んでわいわい、大騒ぎ。
    だからドアがあるのも邪魔だから…、って感じであります、勢いあってラテン的。
    昼は牛肉、ポークにチキンのグリルやロースト、あるいはステーキをご飯と一緒にワシワシ食べて腹一杯になってって…、っていうのがテーマで肉付き万歳のたのしいお店。

    c72920b6.jpegここの売り物が「チキンのガレット」。
    フランス料理でガレットといえば、そば粉を使ったクレープのコト。
    けれどブラジルに行くと、チキンを丸ごとコンガリローストしたものをガレットという。
    ロティセリチキンのようなお料理。
    ガレッテリアとかって呼ばれるローストチキンの専門店が、サンパウロなんかに行くとたくさんあって、ガレット通りなんて言われる街もあったりするくらい。
    夜は丸焼きのガレットがある。
    けれどお昼はもも肉を一本ローストしたのが売り物。
    そのガレットとランプステーキのコンビネーションを選んでたのむ。

    ツヤツヤとしたチキンのガレット。
    ウットリします。
    皮の中。
    あるいは皮と身の間にタップリ含んだ脂でコンガリ焼けている。
    だから皮はパリパリで、まるで焦げたパラフィンみたいに薄くなってる。
    ナイフを当てるとペキって固い音がするようなそんな感覚。
    中はシットリ。
    ナイフを入れると湯気が中からポワッと飛び出す、まさに熱々。
    ヨダレが出ます。
    これに赤身がおいしいランプ肉を棒状に切って生のまんまで鉄板の上に置いて出す。
    この鉄板が分厚く重たく、だからバチバチ容赦無いほど熱さが持続して肉がコンガリ焼けていく。

    e21bd0ea.jpegこれと一緒に普通はご飯。
    かなり山盛りで、フォークで食べやすいようにこんもりお椀を伏せたような形でやってくる。
    一番小さい商品でも180gほどの肉。
    そのサイズの料理をコンビネーションにしたり、あるいは肉を300g、1キロとかなり大盛り系の店。
    だからこれでもご飯が足りなくなるかもしれない…、ウレシイ悲鳴。
    これにサラダ、あるいはフェジョアーダがついてセットをなしてる。

    フェジョアーダ。
    豆と豚肉、それから牛肉を煮込んだブラジルの国民食とでもいいますか。
    固めに炊いたご飯と一緒にモリモリ食べるのがブラジル流。
    フェイジャンっていう黒いんげん豆を使ってつくるので、まるであんこのように見える。
    けれど味は肉のうま味と塩味でできあがっているので、はじめて食べると、舌と頭が混乱しちゃう。
    けれどなれるとなぜだかハマる。
    肉のゼラチンが豆のでんぷん質と一緒になってトロトロ。
    カレーほどではないけれど、とろみがあってご飯にからむ。
    風味ゆたかなスパイスをタップリつかって、食べれば食べるほどお腹がすいてくる感じもする。
    豆の甘みがほどよく味のアクセントになり、特にココのこのフェジョアーダはよく出来ている…、ハマリそう。

    b7359ebd.jpeg肝心の肉…、なかなかなモノ。
    硬くて、けれど味わい深い、ランプの赤身がジュワッと旨い。
    ところどころに筋があり、それがゴリっと奥歯にあたりはするけれど、顎を使って噛めば十分噛み切れる。
    筋の周りのゼラチン質が、舌にネットリからみつきうま味、風味を発していくのが肉を食べてる…、って実感になる。
    生で鉄板の上に乗っかり、自分の好みの焼き加減にて食べられる。
    しかも分厚い鉄板がかなり上出来。
    だから表面、カリカリになる寸前にまでコンガリやける。
    味は塩。
    たったそれだけ。
    肉の脂と塩で十分、肉は美味しく食べれる。
    かなり強めの塩を使って、だからご飯もおいしく感じる。
    脂とまじると甘みさえも感じるように、ソースいらずでオゴチソウ。

    ただブラジル的なる調味料がいくつか揃う。
    中でもニンニクとオニオン使って作ったソースと、タマネギ、パプリカ、ビネガー使って作ったサルサがなんともおいしい。
    チキンガレットの骨を掴んで、ナイフで骨にこびりつく肉をチャチャッとこそげとる。
    サイドのコーンと一緒にあわせて、そこにサルサをタップリのっける。
    余熱がまだある鉄板の上で、それをグルグルかきまぜて温めたものをご飯にのっけてワシワシ食べる。
    酸味、うま味がほどよくバランスとれたピラフを食べてるようで、口の中もスッキリします。
    この店かなりの上出来な店…、肉天国の最高峰のひとつであります、また来よう。



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