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2024/11/26 (Tue)
グリル&イタリアン by ロイヤルホスト
ロイヤルホストグリルに来ます。
ひさしぶり。
九段下にある超高層のオフィスビルの1Fの店。
正式名称が「グリル&イタリアン by ロイヤルホスト九段下店」というのがちょっとお笑い種で、だからずっとボクの中ではロイヤルホストグリルになってる。
だって、by ロイヤルホストというからにはお店の名前は「グリル&イタリアン」なはずなんだけど、メニューはほとんどロイヤルホストでなんでワザワザ、へんてこりんなお店の名前にしちゃうんだろう…、って。
もっともココには高価なグリラーがあり、それで焼きあげるステーキなどのグリル料理はここオリジナル。
それから朝食セットも若干、他の店とは違った内容。
ここの朝に来る目的は、この一皿です。
ハワイアンモーニングっていう、ご飯にスパム。
目玉焼きに生野菜という、たしかにハワイのコーヒーショップに、必ずおいてある朝のプレート。
日本とアメリカの真ん中にあるハワイならではの和洋折衷。
和朝食って気持ちじゃないけど、朝にはお米を食べたいんだよ…、って気持ちにピッタリくるオキニイリ。
玉子を両面焼いてください…、とそうお願いしてかなり待つ。
お客様はボクともひとり。
なのに厨房の中はてんやわんやの大騒ぎにて、仕込み作業をしながら片手間調理の朝と相成った。
出てきた料理は、そのてんやわんやを盛り込んだような無残な様で、かなりガッカリ…、気持ちが凹む。
だって玉子の黄身と白身が、バラバラですもん。
フライパンに玉子を落として、ヒックリ返すまでに白身がスッカリ焼けてしまったのでありましょう。
しかも恐らくフライパンの温度が高かった。
だから白身がペタリと貼りつく。
黄身の重みで薄ぅく伸びてしまった白身が、ヒックリ返すときにペロンとめくれて剥がれた。
それを構わず、再び熱い鉄板に置き、反対側の白身も剥がして出来上がり。
朝ご飯にこんな目玉焼きを作ったら、焼き直しでありましょう。
そのまま出したら、「お前、目玉焼きもろくに焼けないの?」って言われてしまう、そんな出来栄え。
成れの果て。
それに比べてスパムは生焼け。
スパムは中の脂を十分、吐き出させつつ自分の脂でカリッと揚げるように焼く。
そうでないと、ブヨブヨ、脂っぽさが残っておいしくはない。
何かがココで起きてるんでしょう。
料理の細部に魂やどらせ、お客様を歓喜させよう。
そんなロイヤルホストの昔が、スパッとなくなり普通のファミレスであって当然…、という何か。
ナイフフォークのナイフがなんと、肉を切るようのギザギザの歯のステーキナイフ。
間違えじゃない?って聞いても、それでいいんです…、って。
卵料理にこのナイフって、一体どうしたコトなんだろう。
玉子もどきの玉子を使うジョナサンの朝に続いて今朝も、なんだか哀しい、暗い朝。
好きなチェーンでありました故。
どしてもいろんな悪いところが目についてしまう。
例えばナプキン。
こう書いている。
ロイヤルホストグループはお客様と共に「エコ活動」に勤しんでおります…、的なプロパガンダ。
お客様と共にって文言になんだと思い、エコ活動を真剣にやりたいならば、貴重な紙資源に包んだ砂糖を使うのでなく、昔ながらのシュガーポットに砂糖を入れて出せばいいんだ。
詰め替えたり、ポットを掃除したりする手間を惜しまぬコトこそが、飲食店にとっての地道なエコ活動。
ケチャップだって昔はジャーでやってきた。
今では小分けの袋入り。
今朝のボクのテーブルで、何がエコになってるんだろう…?
そう思いつつ、じっと観察してみると。
なるほど、なるほど。
セットドリンクでたのんだトロピカルアイスティー。
中にスライスオレンジが入っているのがここの伝統…、スタンダード。
来るたび、スライスオレンジが薄く、小さくなっていく。
こんなところがエコなんだ…。
グラスを氷でカラカラならし、ゴクリと飲んだアイスティーは昔のまんま。
ホールスタッフは一生懸命、ランチに向けてのテーブルセットをやっている。
お水のお替りもらおうと、そっと手を上げ彼女を呼ぼうとするのだけれど、彼女は作業に必死の形相…、たまらずピンポンとボタンを押した。
思い出の店が壊れていくのを、看取る気持ちになる今朝のコト。
気分を明るくしましょうか…、と歌うたいつつテクリと歩く、さぁ、仕事。
ところで。
「写真を撮る」ということが、アナログでなくデジタル化してしまった今。
撮った画像をPCの画像加工ソフトで修正して使うコトが、ほぼ当たり前化してしまってる。
頭の中にあった画像が、うまくキチッとよみがえったときのうれしさったらありゃしなく、けれど反面、加工しすぎて一体何がなんだかわかんなくなっちゃうコトがあったりする。
まぁ、使い方はほどほどに…、ってことなんだけど、こうした動画をみるとあまりの「やりっぷり」に爽快感すら覚えます。
背景から、邪魔なものは取っ払いましょう。
ビルだって、雲だって木だって何なら全部いれかえて、ついでに空の色までかえてしまいましょうか…、と、こんなことまで出来ちゃうんですと。
見事な手際と、この見せ方にかなり感心してしまう。
実はこれ、「Black Moon Studio」って言うこうした画像加工を専門にしている会社のプロモーションを兼ねたビデオで、なるほどとても分かりやすい。
何でもできちゃうと、しちゃいけないのハザマがちょっと心配になる…、オモシロイ。
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2011/07/26 (Tue)
丸の内コア:洋
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ベルクがさらに.
ベルクの価値が更に重要に思えますね
佐藤はサカキさんの
‘好客三年店を変えず,好店三年客を変えず’
を胸に,
細々と常連を作る方向性でやって来ております
佐藤Rさん / 2011/07/26(Tue) /
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最近のロイヤル
わたしも最近のロイヤルにはちょっとガッカリすることが多いです。好きだったのになあ。朝食のトーストも、あの、イギリススタイルの薄いやつではなくて、厚くなってしまったし。
切ないですよね。
桃さん / 2011/07/26(Tue) /
編集
石の上にも
> 佐藤Rさん
ほそぼそ、気長に。
大切なコトです。
地道で、ときに気持ちが折れそうになっちゃいますけど、それこそが王道。
がんばらなくちゃですね。
サカキシンイチロウさん / 2011/07/26(Tue) /
編集
選べるトースト
> 桃さん
そう。
昔は選べたんです。
薄いトースト。
ロイヤルホストを始めた創業者の方は絶対、薄い英国風のトーストでなくてはならない人だったから、トーストに対するこだわりはハンパじゃなかった。
残念です。
普通のファミレスに自分たちはなりました…、という宣言だろうと理解します。
サカキシンイチロウさん / 2011/07/26(Tue) /
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若い子の感性
うちはコンビニを経営しています。
看板こそ大手のFCですが、中身は地味な個人事業主。近所に競合もたくさんありますし、地域にしっかり根を張って少しでもお馴染みさんを増やしたい!と、接客については妥協しないよう心がけているのですが。
最近の若い子たち、もちろん個々に差はありますが、自ら先回りしてお客様に何かをして差し上げ、喜んで頂こう、という意識が薄い気がします。
レジと他の作業を平行してする時も、お客様に呼ばれたら恥ずかしいんだよ、呼ばれる前に動けるよう、常に目は配ってと注意しても、どうやらどうしてそこまでしなきゃならないのかが解ってない様子。
ひどい子になると、どうせ買い物するなら、感じ悪いお店より気持ちよいお店で買い物したいと思うよね?と問いかけたら「そうですか?」と!(ショック~)
何でだろ、私が高校生でバイトしてた時もこうじゃなかったような、と、常々考えてましたが、このサカキさんのロイヤルホストの話を読んで、「ピンポン」で店員さんを呼ぶのが当たり前になってしまったのもひとつの原因かな?と思い当たりました。
用がある時に呼び出して、それ以外は良く言えば邪魔されない、悪く言えばほったらかし、が、今じゃ普通ですもの。
外食したりした時に、お店の方の機転で嬉しいサービスをしてもらって感激した、という思い出が少ないんでしょうね。きっと。本当に良いものを知らない人に、それを想像してやってごらんというのには限界があるのでしょう。
誰かに喜んでもらえる、喜び。
どうやって教えたらいいんでしょうね…。
そういう社会を作ってしまった、私たち大人の責任の大きさをも改めて感じてしまいます。
Nimamepandaさん / 2011/07/27(Wed) /
編集
喜んでもらうシアワセ
> Nimamepandaさん
外食産業が今、まさに悩んでいるのが、若い人達とどう付き合うか…、というコトです。
働く人だけじゃないんですね。
お客様としての若い人達も「感謝されることのシアワセ」を教わってないように感じます。
気持いいことを誰かにしてあげる。
ありがとうと言われる。
そして笑顔を交わし合う。
そんな当たり前な人間関係がなかなかうまくできないでいる。
若い人達だから…、とあきらめないでなんとかみんなの気持ちを動かそうとする努力をしますけれど、なかなかに難しい問題です。
そういう人たちの「ココロの温かさ」を取り返すための工夫。
ボクも一生懸命考えてみようと思います。
サカキシンイチロウさん / 2011/07/27(Wed) /
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無題
たびたびすみません。
サカキさんの仰っていること、わかります。人付き合いが下手というか、不器用な若い人、多いなぁと感じます。
お客様の中にも、こちらが話しかけても、両耳のイヤホンの片方すら外してくれなかったり、まともに返事もしてくれなかったり、携帯で喋るの中断してくれなかったりする方が…。
私たちは自動販売機じゃな~い!と悲しくなります。とても人間同士が向かい合ってるようには感じられません。
レストランでも、可哀想…と同情しちゃう店員さん、よく見かけます。
せめて自分の子供たちには「嬉しいことをしてもらったら、自分の口でありがとうを言おう」を実践させるようにしていますが、恥ずかしいのか、なかなか進んで言えないんですよねぇ。母ちゃんガックリ。
ただ、ゴキゲンなお店にはゴキゲンなお客様がついてくれるものだと信じております!
仮にちょっと暗い気持ちでご来店されたにしても、こちらがニコニコしていれば、いつまでも不機嫌でいられないと思うのです。
どうせお客さんだって無愛想だもん、とこちらまでふてくされてしまったら、こちらがご機嫌でも不機嫌でも気にしないお客様しか来ない、悪循環なお店になってしまうのでは、と。
ご機嫌が循環すれば、お互いに感謝し、される機会も増えて、若い人たちにも分かってもらえる日が来る…んじゃないかなぁ。だといいなぁ(笑)
まずは私自身がフテないでいること、頑張ります。
サカキさんに良いアイデア、浮かびましたらぜひご教示くださいませ。
長文失礼いたしました。
Nimamepandaさん / 2011/07/27(Wed) /
編集
ありがとう
> Nimamepandaさん
ボクたちはなんのために働いているんだろう…。
ボクは、かかわりをもった人たちをひとりでも多く、シアワセな気持ちにしてあげて、ありがとうと言われるために働いているんだ…、と思いたい。
そう考えれば、ただひたすらお金の勘定をしたり、PCの画面を眺めて利益をひねりだす仕事より、人と人とがふれあうことで始めて仕事が始まる、外食や物販業界で働いているということはすばらしいことなのだ、と思います。
なのにそうした仕事が、なかなか評価されない悔しさ。
人と人とのふれあいを、なるべくならばしないで済ませたいと思う臆病。
そんな嫌なムードが今の日本を覆い始めている。
どこかで止めねば…、と真剣に思います。
今日、何回、ありがとうと言われたろう。
今日、何回、ありがとうと言ったろう。
毎日、日記のどこかにその具体的な数字を書き続けること。
ただそれだけで、なんだか気持ちや働き方が変わるような気がします。
サカキシンイチロウさん / 2011/07/27(Wed) /
編集
ヒトにモノを売るシゴト
って、本当に難しい。あっちを立たそうとすればこっちが立たなくなるし、この人に気を遣えばあの人が気分を害する。ひとつの「空間」にいる人々を満遍なく満足させようと思っても、それは果てしなく無理があるコト・・・。そういう風に思ったりもしますね。
先日、例の行きつけの店の代わりに新規オープンの某ステーキハウス系ファミレスに行ったんですが、結構サービスが行き届いているように感じました。・・・が、こういうサービスがずっとこの先、何時行っても受けられるのかなぁ・・・とも思いました。と同時に、「あの行きつけだった店」も、もうちょっとこういったサービスやらメニューやらがあったら良いのに・・・とも。
特定のお客様を手放したくないばっかりに、昔からのお客様をないがしろにするようなコトはあってはならない・・・でもそれが結構難しい、悩みどころだったりするんじゃないでしょうかね!?
りりこりあさん / 2011/07/28(Thu) /
編集
継続
> りりこりあさん
サービス業というのは、耐久戦。
瞬発力よりも継続力。
毎日、同じことの繰り返しを退屈と感じ無いココロが必要になってきます。
大変な仕事ですよね。
みんなが心地良いと思う環境。
少なくとも、安売りだけが差別化のようでは実現できないに違いないと思います。
サカキシンイチロウさん / 2011/07/28(Thu) /
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箱根そば
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