ヤエチカのアメリカ…、バビーズで朝。
不揃いな木材で作られたテーブルに大きなケチャップ、マスタード。
床も木材、トタンの屋根にレンガを積んだ壁にノスタルジックな額が飾られ、革張りのソファに曇りガラスのランプシェードと、つまりアメリカのカントリー風の民家の造り。
なぜだかこれにホっとする。
面白いもので、日本の民芸風の昔民家にはエキゾチックを感じはするけれど「心底ホっとする」ようなコトがない…、実は生まれてこの方ずっと洋館住まいでありましたゆえ。
ボクにとってはこういうアメリカ造りの空間が、なつかし空間だったりする。
ちょっと不思議にオモシロイ。
ポッテリとした陶器のマグ。
やわらかい生地の陶器で、ミスタードーナツがずっとこうした肉厚陶器を使ってた。
彼らもアメリカのカントリー風に憧れてずっとイメージ作っていたから。
ステンレスのポットにコーヒー。
これもアメリカのコーヒーショップの流儀でウレシイ。
先日やってきてたちまちオキニイリになったココ。
オムレツ食べて、トーストブレッドの正しくアメリカ的なる痩せて薄くて前歯にカサカサする食感に感心しました。
今日は一層、アメリカ的なるモノを食べてやろうとそれでビスケット。
ホットビスケットのセットをたのむ。
ケンタッキー・フライド・チキンでも売られてるあのビスケット。
粉と玉子とショートニング。
バターをタップリ含ませて焼いた見た目はマフィンブレッドみたいにみえて、ズッシリ重たくかじるとボロボロ前歯で崩れ、脂が口の中に滲んでトロンととろける。
ショートニングの香りが切なく、バターがコッテリ、口いっぱいに広がっていく…、そして唾液を容赦なく奪ってトロンとクリームみたいになっていく。
メープルシロップがボトルでドンッとやってくる。
それをトクトク、タップリかけるとビスケットの生地がゴクゴク、メープルシロップを吸い込んでシットリしてくる。
脂の香りとメープルシロップの焦げたような甘い香りが、もうどうしようもないほど食欲そそり、パクリと口へ…、噛むとジュワッと虫歯にしみこみ飛び上がる(笑)。
でもおいしくてしょうがなく、それでいちごのジャムをのせたりバターを追加でとかし込んだりいろんな味をためしつつ、パクリパクリと朝のゴチソウ。
サラッとビターなコーヒーと一緒に食べると頭の中においしい甘みが染み出してきて、脳細胞が次々目覚めて動き出す!
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アメリカな一日のテーマソングにピアノマン。
最近、何かのテレビCMで使われている曲で聞くたび、ちょっと気持ちが甘酸っぱくなっちゃうボクのオキニイリ。
ライブの映像なんだけれど、これがなんと「上を向いて歩こう」からスタートするというステキなアレンジ…、どんなコトがあっても自分が好きで愛することに正直に。
そして一生懸命、ガンバロウ。
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