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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    なぜだか最近、東京駅界隈からはじまる朝が多い。
    昨日に続いて今日もそんな一日で、それで前から来たかった店を覗いて見ることにする。
    bubby.jpg「バビーズヤエチカ」っていうお店。
    マンゴツリーを経営している会社がやってる、アメリカンスタイルのダイナーレストランで、もともとニューヨークのトライベッカにある有名店。
    その日本の支店という位置づけ。
    本場のお店はトライベッカに一軒だけ。
    にもかかわらず、横浜、アークヒルズにこのヤエチカと日本に3軒という状態でつくづく日本人って勤勉なのか強欲なのか本家よりもお店が増えてしまうなんてコトがよくある。

    d95f5274.jpeg行列パンケーキのエッグスンシングスだってハワイに1軒だけなのに日本じゃ3軒。
    場合によってはもっとこれから増えてくんでしょう。
    オモシロイといえばいいのか、なやましいのか、ボクもちょっとよくわかんない(笑)。

    そしてこの店。
    雰囲気は良い。
    レンガ造りの壁に木の床、開店してから半年ほどしか経っていないはずなのにもう何年もココにあったかのような古びた感じ。
    にもかかわらず空気が明るく居心地が良い。
    アメリカの料理のコトを「おいしい・まずい」で表現するのはお門違いだとボクは思ってる。
    アメリカの料理は「たのしさ」だったり「居心地のよさ」だったりで判断すべき。
    だからなによりたのしむ環境ができているかどうかがとても重要。
    雰囲気抜きのアメリカ料理は「ジャンクフード」。
    荒っぽい言い方かもしれないけれど、そうじゃないかとボクは思う。

    テーブルの上に大きなケチャップ、マスタード。
    ティン缶の中にギッシリ、袋に入った砂糖。
    ステンレスのポットにお替り分のコーヒーが入ってやってくる…、昔のファミリーレストランがキラキラしていたときの当たり前。
    今となってはナツカシク思うほかないアメリカ的が目の前にあるのがなんともステキ。
    24bc91d7.jpeg朝食メニューも充実してて、パンケーキだったりサンドイッチだったりが10種類ほど。
    中でも典型的なるアメリカンブレックファストな「ヤエチカプレート」を選んでたのむ。
    これもアメリカ。
    オーバルの洋皿にほうれん草のスクランブルエッグにじゃがいも、トースト。
    パイナップルにオレンジ、いちごがついているのがカフェっぽくって、できればコレが野菜サラダだったらもっと良かったのにって思いはするけど、ウツクシイ。

    1914cc17.jpegスクランブルエッグの中にリコッタチーズ。
    フックラ仕上がり、ほうれん草がみずみずしい。
    塩の加減。
    玉子の仕上がりも上等で、食べるとトロンとチーズがとろける。
    チーズのコクで玉子がおいしく仕上がてくアメリカ的なる朝のゴチソウ。
    それだけでも十分おいしく、けれどやっぱりケチャップをプチュっと搾って食べたくなっちゃう。
    朝の彩り。
    目のオゴチソウ。

    じゃがいもがいい。
    ゴロゴロ切ってローストにしたじゃがいもをカラメライズした玉ねぎとベーコンと一緒に炒めたモノで食感、ホックリ。
    よく焼き玉ねぎの甘みの上に、脂のコクやじゃがいも時代のうま味が混じって、これがメイン?と思えるほどにゴチソウ感が高くてウットリします。

    それからトースト。
    オールウィートのパンの薄切りをコンガリやいて、サクサク歯ざわりがよくて香ばしい。
    トーストまでもがアメリカなのにますますウットリ。
    食べ物もほどよくいいけど、なにより伸びやかな空気と雰囲気、朝は静かなこの環境が東京という街に得難く、また来なくちゃって思います。
    東京駅ではじめる一日が、これからしばらくたのしくなるなぁ…、って思ってニッコリ、さて、仕事。



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