神保町でガッツリランチ…、ひさしぶりの「キッチン南海」!
この界隈にはドスンとお腹においしいモノを放り込む、野郎系の洋食店が沢山あって、中でも一二を争う野郎な感じが濃厚なお店であります。
なにしろ厨房の中には4人ほど、髭面で屈強なおにぃさんたちが大きな鍋をガンガン振って料理を作っているのであります。
お客さんもほとんど男性…、ただ、オモシロイコトに料理を運ぶスタッフは若き女性でそのニコニコが殺伐としがちなオトコなお店の空気をやわらげている。
時間は一時過ぎであります。
忙しいランチのピークには注文できない、単品メニューを注文できる。
カレー+揚げ物単品という組み合わせ。
ピークどきにはカツカレーしかたのめないんだけど、好きなフライをたのめるところがウレシクて、それでワザワザ、ピークタイムを外してきます。
とは言えお店は大混雑。
運良く待たずに座れたけれどそれでも相席。
ボクが座った直後に満席、そのあと行列ができちゃった。
まずはカレーがやってくる。
小高い連峰的なる造形のご飯が山盛り。
そこにタラリと黒いカレーがかかってて、湯気がもくもく。
油がツヤツヤ輝いていて、ほどよきうま味とカイエンペパーのビリッと舌をつねるような鋭い辛さが脳天突き抜け、汗となる。
スッキリしていて、舌が一気に熱くなり、しかもご飯もかなりの熱々。
舌がお手玉するような「ホットでホットな」威勢のよい味…、体に元気がやってくる。
カツカレーだと、当然、ご飯の上にとんかつ、そしてサイドにキャベツがのっかりワンプレートですべてが完結するスタイルで、けれど追加で単品メニューをたのむとカレーはカレーだけにて提供される。
熱々状態が持続する上、単品メニューには千切りキャベツだけじゃなく、マヨネーズ和えのスパゲティーも一緒についてやってくるのがお得でステキ。
フックラとしたチキンカツにソースをかけてバクリと食べると、口いっぱいにパン粉がちらかり噛めばフワッと鶏の繊維がほぐれて消える。
そこですかさずカレーを食べると、ソースの味や揚げた油がカレーのうま味を引き立てて奥行きのある味になるのがなんともウレシイ。
キャベツをソースやドレッシングで汚さずそのまま、シャキシャキ食べるとみずみずしさに口がよろこび、野菜の甘みにホっとする。
福神漬けにサイドのスパゲティーをカレーソースと一緒にまぜて、御飯のお供に食べるとこれがまたおいしくて笑っちゃう…、ハフハフ勢い良く食べてお腹を満たしてゴチソウサン。
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時間に少々余裕があって「さぼうる」に来る。
暗闇喫茶とでもいいますか…、ココに来て写真を撮ってキレイに写ると「あぁ、いいカメラを持っててよかった」って実感する(笑)ほど、暗くて昭和な感じがします。
名曲喫茶な時代の雰囲気。
山小屋風のレンガを積んでつくった内装…、そのそこここに落書きがあり、よき味出しになっている。
学生街の喫茶店って、こんなお店だったんだろうネ。
酸っぱく、しかも苦味がキッチリしたコーヒーをフウフウしながらユックリたのしむ…、ついさっきまでいた店のおいしい油の香りがフッと、ボクの服から立ち上がりランチの余韻を味わいながら飲むコーヒーもまた乙なもの…、そろそろ仕事といたします。
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