東京駅の近辺で夜の食事をしましょう…、と、それで東京フォーラムの向かい側にあるオフィスビル、東京ビルディングの地下に来ました。
チェーン店を入れないように。
大阪の知る人ぞ知るブランドをメインにしながら、癖ある飲食店を配置する。
かなり大胆なテナント構成が、開業当時は注目集めた。
中でもお好み焼きの「きじ」や、高級うどんのつるとんたん。
どちらも慢性的に行列ができているお店で、けれど今日は土曜日でそこそこ程度だろうと思ってやってきたらば、いつも以上の長蛇の行列。
東京フォーラムでなにかイベントでもあったのか…、って思いながら居酒屋にくる。
「どいちゃん」というもともと中央線の沿線でカフェや居酒屋を経営していた若い会社が経営してる。
鉄板焼き用の分厚い鉄板が厨房の中においてあり、そこで居酒屋料理が作られていく。
その鉄板の前には立ち飲みコーナーがある。
お店の壁はスペイン風のタイルが貼られて、おしゃれなんだか泥臭いのかわからぬところがまたオモシロイ。
居酒屋料理をあれやこれやと。
まずは牛すじ煮込みをたのむ…、たのむとそれほどまたずしてフライパンに入ったまんまクツクツしながらやってくる。
煮込みのようなモノはたのんですぐにやってきてほしい料理で、だってこれ一皿でお酒がグイグイすすむもの…、飲む人にもお店の人にもウレシイWin-Win料理でござる。
それからトンペイ焼き。
お好み焼きほど重たくはない…、粉は少なめ、玉子とキャベツと豚肉で作っているからお腹にたまらずたのしめる。
お好み焼き用のソースが甘い香りを発してお腹に直接的に働きかけて、空腹感を駆り立てるのもまたオモシロイ…、ユラユラ揺れる鰹節もなんだかめでたい、オキニイリ。
昔はスペイン料理のお店でないと楽しむコトが出来なかった「エビのアヒージョ」…、オリーブオイルで炊いて味わうエビというシンプルにして美味しい料理。
いつの間にか居酒屋の定番メニューのようになってしまってココにも発見いたす。
バゲットがついてやってくるのでオリーブオイルをタップリ飲ませてカプッと食べる。
オリーブオイルで煮込んだエビもプリンと旨い。
けれど、塩と脂のうま味を含んだバゲットのシットリとした食感、味わい格別で思わずバゲットお替りしちゃう。
鉄板で焼いたホルモンっていう料理があって、とってみたらばムチュンとはじけて焼きあがるホルモン見事で口の中で脂がとろける。
それと一緒に揚げ茄子がついてくるのがおいしくて、良く揚げられた茄子の内側はトロトロまるで野菜で作ったクリームみたいでニッコリしました…、味わい深い。
どれもほどよくおいしくて、何より熱々であるのがうれしい。
味はときにたよりなかったり、芯まで味がはいってなかったりするのだけれど熱々以上に熱々なのが、何を食べてもおいしく感じる秘訣なんでしょ。
ただどれも量が少ない。
それに比べて値段が高く、これが丸の内という場所の宿命?って思ったりする。
しょうがない。
そもそも最近、若い人達があまり食べたり飲んだりしなくなっちゃったっていろんなところを話しを聞きます。
だから居酒屋なんかでは、量をタップリつけちゃうと一皿だけでお腹いっぱいになっちゃう人もでちゃうんだという。
ボクらみたいな大食い族は絶滅危惧種なのかもしれない(笑)。
いろんなモノを食べた中で一番おいしく、これいいなぁと思ったのがこのピザでした。
薄焼きのピザ。
焼いたところにとろけるチーズを乗っけてそこにタップリとネギ。
トマト系のピザソースじゃなく、焼肉系の塩ダレ使って味をととのえていてまるで、香りも味も牛たん塩を食べてるみたいな気持ちがしてくる。
なのに生地の食感フッカリで、周りはパリパリ。
鼻と舌が別々のモノを食べてるような右往左往がオモシロクッて、生のネギがシャキシャキ、辛味をちょっと吐き出して口の中をキリッとたのしくひきしめる。
家で試してみようかなんて思ってそれから、移動。
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食事もおえて、けれどまだまだ帰りがたくって、それでお茶を飲むことにする。
お茶と言っても今日は豆乳…、シンガポールからやってきているミスタービーンというアジアンファストフードのお店で、豆乳、それから豆乳で作ったスイーツをあれこれ味わうことにした。
豆をあまり加熱することなく抽出した、ここの豆乳はとてもなめらか…、緑の香りとでも言いますか、大豆の香りが口いっぱいにひろがっていくとてもさわやか。
その豆乳を使って作ったソフトクリームは、食感ザラッと素朴な感じ。
シャリシャリとした氷の粒を感じるところはジェラートみたいで、これまた口の中でフワッと豆の香りが立ち上がる。
口がヒヤッと瞬時に温度が下がっていって、サラッとやさしくとろけて消える。
スッキリとした後味たのしく、そのあと味のスッキリとしたところは「ソイケーキ」って呼ばれる大判焼きのようなお菓子の味わいも同じコト。
フックラとした焼き上がりにて、甘み控えめ、フワッとほぐれてなくなっていく、儚い食感オモシロイ。
隣の席でデートしていた若い男女が、一人一皿づつパンケーキをたのんで食べてた…、これがかなりの分量でベリーソースがタップリかかってかなり甘そう。
女性はかなりゴキゲンで、けれどオトコの人はときおり厳しい表情で、なかなか口に入っていかない…、甘いものをデートで食べるって愛を試すコトに等しい行為なのかって思ったりした、今日の夜。
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