東京駅を経由して家に帰る今日の夜…、せっかくだから新しくなった駅舎の写真を撮ってみようと途中下車して改札を出る。
東京駅ができた当時の意匠を忠実に再現しました…、というモノで、特徴的なドームの内側、伽藍のようになった部分までキレイに修復されていた。
ただ、どうなんだろう。
思った以上に明るく鮮やかな色調でロココな感じが、なんだかディズニーランドみたいに感じる(笑)。
重厚なドイツ風なデザインの駅舎自体にそぐわぬように感じるウィンナ風の華やかに、先入観と勝手な期待を反省しつつ、これもあと何十年も経ったら色も落ち着き表と裏のバランスとれていくんだろうなぁ…、と思ったりする。
ミケランジェロの最後の審判も、描かれた当時の状態に戻したら色鮮やかでビックリしちゃった。
当時の照明って今の照明と明るさも色も違うから、おんなじ色に復元すると色の深みや奥行きがまるで違ったものになっちゃう…、だからこんなにノッペリとした色になっちゃったのかもしれないなぁ。
歴史的建造物を修復するって、いろんな意味で難しいってそんなコトを思いつつ、ちょっと歩いて、晩御飯。
インデアンカレーに来ます。
実は先日、銀ブラの〆にココでカレーを食べようとやってきたのが東京駅でイベントが開催された当日で人が溢れてありつくことができなかった。
今日もほとんど満席で、この店以外のお好み焼き屋さんとかうどん、ラーメンの店は夜というのに待ちの行列。
オフィスビルの地下にある。
普通こうした場所にある飲食店は昼は混んでも夜はガラガラ。
こうした状態はかなり珍しい方だと思う…、大阪の名物店舗をワザワザ東京に連れてきた甲斐があったねってニッコリします。
ライスカレーじゃなくカレースパゲティー。
なぜだかココではいつもコレ。
ラードで炒めた太めの麺。
不思議なほどに歯ごたえがあり、バッサリ歯切れてシコシコ、口の中で暴れる。
お米ご飯にかけるより、カレーの風味が濃厚でコッテリ味になるのがうれしい。
それにパスタがまとった脂が甘くて、ここのカレーのスパイシーさをちょっと穏やかにしてくれる。
…、ように感じる、オキニイリ。
スパゲティーの麺はそのまま。
ルーだけ大盛りにしてもらう。
カウンターの上にカラーチップが置かれてそれで、何をたのんだかがわかるようになってるんだけど、ブルーはカレースパゲティー。
黒がルーだけ大盛りという印。
ホジッと硬いグリーンピースがコロコロ、彩り、それから食感くわえてくれるのがちょっとうれしく、今日はひときわ大きな牛の塊肉がゴロンと2個も入ってた!
それにしてもココのルーはとても独特。
最初は甘い。
フルーツジャムと一緒にカレーを口に含んだような感覚。
ところが次の瞬間、舌の奥の方からどんどん辛さがジンワリやってくる。
食べ続けると辛味がズンズン、舌に溜まって辛みというより痛みを感じる…、なのにおいしさゆるぎなく一気にグイグイお腹におさめてく。
疲れた舌をキャベツの酢漬けでリセットしながら、ヒーヒーハーハー。
お腹の中にかいた汗がジンワリ額に移り、最後は頭のてっぺんから汗が噴き出すようになる。
辛いというより、口が熱くてそれと一緒に体も熱く水を飲むとそのおいしさが薄まるような気がして我慢をするのだけれど、我慢たまらずお水をゴクリ。
お水が甘く感じるステキ。
グラスの水が少なくなるとすかさずお水を足してくれたりするのがこれまたステキでウレシイ…、アリガタイ。
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大阪の名物のひとつでもあるインデアンカレー。
恥ずかしながらはじめて食べたのは、東京にできたここのお店で、これは大阪で経験しなくちゃあかんよなぁ…、と出張のついでに堂島のお店に行って、感動新たにしたのです。
いつか発祥の地をとおもいつつ、最近、大阪出張もなく果たせずにいたらこんな動画を発見します。
のほほんとして、インデアンカレーを食べに来ましたって言う旅の記録動画のはずなのにそこのシーンはサラッとほとんどワンショット。
それがなおさらイマジネーションかきたたせるのがステキなところ。
いつか必ず…、そう思う。
[4回]
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