天金で朝としました、移動の途中の新宿西口、駅の前。
改札口から西新宿に向かって一直線に進んでいくと、ロータリー広場があってそこが吹き抜けになっている。
完全に地下の改札口からズンズン歩くとこの店の前で一旦、地上にでたような明るい光が差し込んでくる…、空は青くて高くてもう秋なんだなぁって思ったりする。
お店の中はひっそり静か。
街にはそれぞれリズムがあって、たった１０分、ときには５分で街の景色は変わってしまう…、当然、街にある店も景色がかわって今日はしんみりした朝になる。
そういえば、いつも元気に働いているいつものおじさんとおばさんが今日はみえない。
もう３０年以上もココでガンバっている、多分、ご主人とその奥さん。
どうしたのかなぁ…。
もしかして…、って思っていたら、食事をしていたようであります。
元気な顔で戻って来ました。
この歳になって、むかしから馴染みのお店にやってくると、たまにヒヤッとすることがある。
今年に入ってからも「加齢閉店」に陥るお店がかなりあり、それがしみじみ寂しかったりするのであります。
ここはまだまだ大丈夫！
いつもの朝の定食もらう。
焼き鮭定食が一人前で５３０円。
焼いた鮭にしらすおろしが小鉢について、ご飯に味噌汁、味付け海苔に漬物がつく。
それに追加で冷奴。
手間がかかったわけではないけど、朝のお腹をやさしく満足させるのに必要十分。
特にしらすおろしが大好物で、どんどん甘みを増してくる大根おろしがシットリ、フワッと喉からお腹をやさしく潤し、お腹を満たす…、オキニイリ。
いただきますをいう前に、まずは鮭の皮をぺろんと剥いておく。
それから骨を取り除き、身を一口大にほぐしてあとは食べるだけ！って状態にして食事をはじめる。
鮭をご飯の上にのっけて海苔でくるんで食べると、鮭おむすびを食べてるみたいな気持ちがしてきて、そのまま食べるよりもずっと旨いよね、って一人悦に入る。
それにしても、冷奴って不思議な料理。
自分で作るとありがたくもなんともなくて、タダの豆腐に薬味をのっけて醤油をかけただけの料理以前に思ってしまう。
それがこうして誰かに作ってもらったモノは、不思議とおいしくありがたい。
さてさて、仕事といたしましょ。
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