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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    立ち食いそばで朝といたします。

    9f892eac.jpg小諸そば。

    立ち食いそばのチェーン店には、そこそれぞれにこだわりがある。
    麺へのこだわり。
    出汁へのこだわり。
    値段であったり、ボリューム感であったりと店それぞれの特徴があり、ココは天ぷら。
    出来る限り揚げ立てで。
    揚げ立てでなくても店でひとつひとつ、手揚げしているというコトにこだわっている。
    だからココの商品で季節商品、あるいはキャンペーン商品といえば、基本、天ぷらがらみであることが多いのですね。

    お店の外にのぼり旗。
    みれば「秋の天ぷらキャンペーン」と銘打っている。
    空は青空、秋の空。
    お腹の中も秋色にって、それでたのむコトにする。
    サンプルケースもあるのだけれど、そこはスキップ…、お店の中にまず入り、食券販売機とにらめっこする。
    さてさて何にしようかなぁ…、と。
    文字をたよりにイマジネーションフル稼働させ、結局、秋の天ぷらそばと鮭のご飯のセットのボタンをポチッとおした。
    たまたまそれがコインのための挿入口の横にあって目立ったのです(笑)。
    時に運を天にまかせるような注文も、悪くないさとそれで待つ。

    8700711a.jpgちょうど麺がきれたところ。
    これから麺を茹ではじめますので、お待ちください…、と。
    良いタイミングでございます。
    グラグラ沸いた大きな釜に、パラパラ、蕎麦を手で振りながら落として茹でる。
    棒でグルグル。
    かき混ぜながら茹で具合をみながら、えいやとザルですくって水掛けザブザブ洗う。
    手の感覚で蕎麦がしまってくるのがわかるのでありましょう。
    大きなザルの上に蕎麦をズラッと並べそこに氷水をザザッとかけてつやをだしてく。
    あぁ、あれがボクのところにまもなくやってくるんだなぁ…、と。
    見ながら思わず喉がなる。

    再びそれをお湯にくぐらせあっためて、スープの中に泳がしていく。
    かまぼこ、それから天ぷらのせる。
    見れば舞茸天ぷらじゃございませんか!
    実は、舞茸、あまり得意じゃないのです。
    キノコはわりと好きな食べ物ではあるのだけれど、舞茸のあの独特のかび臭さだけはどうにもこうにも得意になれない。
    秋味天ぷらは舞茸天ぷらだったわけです。
    サンプル見ずにたのんだ今日は、ちょっと不運な朝となる。
    とは言え、麺はさすが茹で立て。
    ヌルンと蕎麦の独特な粘り気のある表面が、唇なでて口の中へと滑りこんでくる。
    艶かしくて肉感的で、しかも出汁の香りがフワッとたって、朝のお腹があったかくなる。

    2e884d9f.jpg舞茸天ぷらの他に一枚、さつまいも。
    実はこれもつい最近まで苦手だった。
    さつまいもだけじゃなく、かぼちゃのように甘い野菜を天ぷらにして食べるというのにかなり抵抗があったのですね。
    同じ芋でもジャガイモを天ぷらにしてウースターソースをつけて食べるのが好物だったりしたのだけれど、それがなぜだか最近、かぼちゃやさつまいもの天ぷらの、やさしい甘さがおいしいなぁ…、って思うようになってきた。
    50歳を過ぎた頃から食欲が、かなり変わってきたような…。
    今日の芋の天ぷらも、甘くてホックリ。
    そこに蕎麦のツユがからむと、適度な塩味が甘味を引き立て、なおさらおいしくみずみずしくなる…、オゴチソウ。

    ココは薬味がほぼ別ぞえ。
    柚子胡椒や、柚子七味。
    わさびに七味といろんな薬味がテーブルの上に揃ってて、中でもネギが別のせなのがありがたい。
    せいろやザルのためにわさびが使い放題。
    ボクはこれをかき揚げ天ぷらや、ご飯の上にのっけて食べるのが好きなのですね。
    今日のサイドの鮭ご飯。
    塩味かなり強めの鮭を、蒸してほぐしたモノがたっぷりのっかっていて、鮭の脂の匂いが強い。
    そのまま食べると蕎麦の風味を台無しにしてしまいそうで、わさびを混ぜる。
    魚の脂と一緒になるとわさびの辛味は控えめになる。
    代わりに緑の香りがフワッと際立って、さわやかご飯にしてくれる。
    ほどよき今日の、朝ご飯。
     

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    ロイヤルホストが珍しく、テレビコマーシャルをやっている。
    イタリア料理フェアーというモノで、スパゲティーがおいしくなったというコトを熱っぽく、かなり強烈にプッシュしている。



    「食べてみた人じゃないとわからぬ衝撃」なんて、あまりにキャッチーにして攻撃的な内容で、かつてのロイヤルホストは絶対使わぬフレーズでしょう。
    それだけ必死になっているのか…、ならば食べてもみましょうか…、とやってきてみた。
    ロイヤルホストでスパゲティーに類する料理を食べるのって、ひさしぶり。
    ココに来るとたいていは、ステーキあるいはハンバーグ。
    特にやってきたのは九段下にあるロイヤルホストグリルでして、だからなおさら、スパゲティーは蚊帳の外にて注文したことすらない始末。

    ae2848cd.jpgかつてスパゲティーはファミリーレストランの花形料理のひとつだった。
    けれど今ではまるで様変わり。
    若い女性に、今食べたい料理は何ですか?って聞くと、答えの中に、必ずあるのがスパゲティー。
    ところがファミリーレストランで食べたくはない料理は何?って質問の、答えの中にもスパゲティー。
    技術を使わずシステムで料理を作ろうとするとハンバーグだとかステーキだとかはおいしく作れる…、けれどスパゲティーはシステムなんかじゃおいしくできない。

    しかも他の料理に比べてあまり値段がとれない。
    だから片手間料理になってしまう。
    大飯店で食べるラーメンがおいしくないように、ファミレスみたいなお店のキッチンでできるスパゲティーはおいしくできない。
    そんなコトが業界標準になってしまった今であります。

    さてさてどんな具合でしょうか?とやってきてみる。

    フェアーメニューのパスタは4種。
    トマト系が二つとそれからオリーブオイルで仕上げるモノが2種類あって、中でも一番、味のバランスがむつかしそうな「魚介のラグー、アドリア海風」っていうのをとって試してみます。
    ちょっと意地悪…、業界的(笑)。

    acc33cb8.jpg魚介のラグー。
    海の幸が豊富なイタリアの南の方では、魚介類。
    特にイカを細かく刻んでミートソースのようにする。
    魚介の旨みを引き出して、それを例えばトマトソースで煮こんでミートソースのようにすることがある。
    これはそのまま。
    オリーブオイルとニンニクと、魚介の出汁で味ととのえる。
    アサリをたっぷり。
    贅沢仕様のボンゴレビアンコみたいな風貌、そして味わい。

    香りたかくて悪くはないです。
    特にこのパスタのコシにハリ、歯ごたえたのしく、しかも肉感的な噛み心地は他に類をみない見事なモノ。
    たしかにこれは「食べてみたくちゃわからない」新食感でござります。
    聞けば「ヴェリーニ」っていうブランドの低温乾燥熟成パスタを使って作ってるという。
    これってかつて壁の穴が使っていたスパゲティーと同じ製法…、だからムッチリ、日本人好みの噛んでたのしい仕上がりになる。
    しかもそこにシーフードのうま味がシッカリしがみつく。
    かなり沢山のミンチ状の魚介がポロポロ、そぼろのようにちらかってアサリの殻にたまるほど。
    その食感もホツホツコツコツ、軽快にして味わい濃厚…、ぜひこれで明太子とか醤油味の和風スパゲティーを作ってほしいと思いもします、オキニイリ。

    c9d449aa.jpgセットもためしにたのんでみます。
    野菜のスープ。
    トマトサラダにフォカッチャ、グリッシーニというセットの内容。
    たしかにイタリア料理っぽい内容で、それぞれそこそこ。

    スープはポッテリ。
    イタリア家庭料理の代表的な食材でもある白いんげ豆を沢山いれて、その澱粉で自然なトロミがついている。
    しかもそれがホツホツたのしい歯ごたえがあり、スープというより豆のお料理みたいな感じに仕上がっている。
    舌にドッシリのって広がる。
    お腹をやさしくあったかにする食べ応えのあるスープ。

    トマトサラダにはバジルの香りのドレッシングがかかってて、イタリア的なる香りがしてる。
    けれどサラダのベースになっているのはカットレタスだったりするのがさみしい。
    せめてルッコラあたりを使って作ってくれれば、イタリア気分も盛り上がろうモノ。
    フォカッチャ、グリッシーニは出来合いのモノ。
    アリタリア航空の機内食ででてくるような感じで、それもイタリア気分といえば言えなくもなく、けれどちょっとさみしい感じ。
    とはいえかなり頑張っているって感じます。
    パスタは絶品…、他のレシピも試してみたいと感じる味わい、けれどパスタ単品で1000円半ばという値段にていまどきかなり有名なイタリアンレストランでもそのお値段でサラダにコーヒーついたセットをだしてるのよね…、ってその点だけはかなり残念、なやましい。



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    昼、お米ご飯を食べたくて、それでやよい軒に来ることにする。

    f5445722.jpg家から10分少々の散歩でじんわり汗かく陽気の日曜日。
    何にしようか?…、そう思いつつ、サンプルケースの中をのぞくと季節の限定商品。

    鶏天とだご汁のセットっていうのがあった。

    どちらも大分名物で、なんだかよさげでそれをたのんだ。
    皮を剥いだ脂の少ないむな肉を二口程度のサイズにきって、衣をつける。
    サクサク、フックラ。
    焦げたところはバリバリしてて、ちょっとフリッタみたいな仕上がり。
    衣に塩がかなり入っているのでしょう。
    ザクザク歯ごたえたのしくて、しかも下味がシッカリしてる。
    一緒についてくるのがつけダレ。
    天つゆにちょっとポン酢を足したみたいなほのかな酸味。
    揚げた油をサッパリさせて、鶏肉のやさしい旨みを引き立てる…、これは上出来、ご飯がすすむ。

    だご汁の方もなかなかよく出来。
    平たい小麦粉面を団子と呼んで、それを汁にいれる文化が瀬戸内挟んだいろんなところにあってこれもそのひとつ。
    汁そのものは豚汁のようで、甘くて白い味噌の味わい。
    ごぼう、にんじん、しめじに大根、それから豚と鶏肉と具材豊富でこれそのものでおかずになる。

    4d7347d2.jpgこれに奴とご飯、それから薬味がいくつか。
    練った芥子と柚子胡椒。
    どちらも鶏天につけてもおいしく、けれどだご汁に柚子胡椒をたっぷりいれるとスキッと辛い。
    しかも風味がさわやかになり、九州料理の味になる。

    そういえばこのだご汁のだんごだけ湯で、きな粉と砂糖をまぶして食べる。
    「やせうま」って郷土料理があるけれどかつて田舎でおやつがないとき。
    うどんを茹でてきな粉をつけて食べてたコトを思い出す。
    お腹にもたまる生活の知恵…、なつかしい。

    一緒にお店に付き合ってくれた人がたのんだ鯖の味噌煮。
    季節の限定料理がどうも期間小刻み。
    商品ポスターには秋刀魚の塩焼きと肉豆腐って料理があって、それを食べようと券売機にて必死にさがす。
    ところがこの券売機が見づらくってなかなかわからぬ。
    お店の人が横でじっとみてるんだけど、それならチケット売ってくれればいいのになぁ…、って。
    券売機って人出を減らす工夫なのか、人を信じぬシステムなのか。
    どっちと思ってここにおいているんだろう…、って思うとちょっと切なくなっちゃった。
    たのんだ鯖の味噌煮は上出来。
    フックラ、シットリ。
    しかも一緒に揚げ豆腐がつく…、茹でてほっかり温かく、それに味噌をたっぷりつけて食べるとプルンとご飯のおかずに健康的でおいしく感じる。

    24c65b57.jpg一緒になにかおかずになるものほしくって、それで玉子焼きをもらった。
    ココのシステム。
    ほとんど全ての料理がご飯とセット価格。
    そのそれぞれを単品として注文できれば、もっと多彩でたのしい食事ができるのだろうけど、お願いするとかなり面倒くさくなる。
    一旦、定食注文しご飯分を払い戻してもらうことになる。
    店長さんでないとなかなか対応できず、勿体無いなと思っちゃう。

    単品としてたのめるモノは、奴や唐揚げ、ゲソ揚げなどの酒のつまみか、この玉子焼き。
    よく焼いて硬くしあげて下さいネ…、って。
    お願いすると、厨房の中に注文うけたおばさんが、大きな声でそう通す。
    承知しましたという厨房の中のスタッフの声も女性で、よく見れば、働いてる人みんなが女性。
    一方、お店のお客様は全員男性。
    しかも年齢層の高いおじさんたちで、なんだか不思議な感じがします。
    甘く仕上げた玉子焼き。
    たのんだ通り、固めでシットリ。
    周りがこんがり焦げていて、こうばしくってなかなか旨い。
    お皿の端にはたっぷり、ねりねりマヨネーズ。
    ウスターソースをちょろんと注ぎ、そのマヨネーズをのっけるみたいにほどこし食べる。
    ご飯のお替りおいしくなります。
    それにしてもこのお店、ご飯が本当においしくなった、お替わりするのがたのしくてしょうがなくなる、満腹の昼。

    ところでこんな動画を発見…、マヨネーズを2分以内に作りますって内容のモノ。



    マヨネーズを自家製にするのは時間がかかって面倒くさいって言う人が結構いるけど、ブレンダーを使うとわりと簡単なのです。
    使う材料も単純で、卵黄、お酢に油でできる。
    ここではちょっと贅沢に、お酢のかわりにレモンの絞り汁、風味をつけるためにディジョンマスタードを使っているけど基本はおんなじ。
    それにしてもこうしてビデオで確認すると、使う油のおびただしいほどの分量に、やっぱり量は控えなくっちゃ…、ってビックリしちゃう。
    今朝はサンドイッチにたっぷりつかい、しかも玉子を食べるのにまで使った暴挙…、夜は油を控えた食事にしなくっちゃ。
     

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    それはそうとアップルさまの昨夜のイベント。
    iPhone5が出てくるなんていわれておりましたけれど、現行機種のiPhone4をブラッシュアップしたiPhone4Sの発表という、ちょっと薄目の内容でした。
    aiphone4s.jpgプロセッサーのスピードがアップして、カメラ性能がよくなった…というのがめぼしい内容で最大のニュースはソフトバンクだけでなくauからも発売されるコトになったというものかなぁ…。
    どちらかと言えば、iCloudの方がニュースとしては大きく深いモノだったかも。
    考えてみれば、iPhone4も、iPhone3が3GSになった後からやってきた。
    だから新世代はこの次ってことなのでしょう…、今日の気持ちはかなりおだやか(笑)。
    まだまだ今のiPhone3GSでなんとかなるさ、って思っております、なんとかなるさ!

    さて、西新宿でちょうどランチタイムを迎えることになり、それならあそこと新宿西口の方に向かった…、「カヴェノアーナ」でございます。

    d3401a9c.jpg徹底的な改装で、お店の雰囲気は垢抜けました。
    カフェのような雰囲気と、ワインバーのような色気を持っている。
    軽くてとても明るくて…。
    ちょっと田舎臭さとでもいいますか。
    近寄り易さが演出されててかなり良く出来。
    ココがかつて昭和の空気で満たされた、あの壁の穴があった場所とは思えぬ見事。
    スパッと過去を切り捨てるというのも、ときには必要なことなのでしょう。

    お店は結構、混んでいます。
    ランチタイムのセットは二つ。
    パスタがメインか、ピザがメイン。
    それぞれ全部で10種類ほどの選択肢があり、それにサラダとソフトドリンクがつくというモノ。
    壁の穴の時代はランチも、全てのパスタが選べたのにネ…。
    当時は何種類くらいあったんだろう…?
    具材とソースとトッピングの組み合わせで出来上がる、無尽蔵なバリエーションを今はたのしむコトができない。
    あぁ、やっぱりココはカヴェノアーナで壁の穴じゃない。
    サラダとブラッドオレンジジュース。
    サラダはチーズの風味がコッテリ、シーザーサラダ風の味付けでハーブ野菜がなかなかオシャレ。
    ただパン皿にやってくるから、お皿をテーブルの上に置いたままお行儀よく食べられなくて、途中でお皿を持ち上げちゃった。
    オシャレなお店でオシャレな食べ方できぬ悔しさ、しょうがない。

    02e40a2f.jpg明太子と大葉のスパゲティー、っていうのがあって、やっぱりココにきたらば魚卵系を押さえておかなくちゃ…、と。
    やってきたのは、いわゆる普通の明太子と大葉のスパゲティー。
    楕円のお皿がまるでプロントみたいじゃないの。
    量もほどほど。
    喫茶店的分量で、あんまり気持ちが盛り上がらない。

    食べる。
    モチモチ。
    そしてムチムチ。
    歯ごたえ強くて、噛めども噛めどもなくなってかない。
    アルデンテ的歯ごたえじゃない。
    外がやわらかく、芯に向かっていくにしたがい徐々に硬くなっていく。
    それがスパゲティーの歯ごたえであって、これは全部に同じ歯ごたえがある。
    麺の表面から芯まで同じ硬さでまるで、つけ麺の麺のような出来栄え。
    ココと同じ経営の楽釜製麺所のうどんも同じで、おそらく彼らは歯ごたえでもって差別化しようとしているのでしょう。
    ボクはあんまり好きじゃない。
    だって唇をスベスベとした麺が撫でていくのがたのしく、その食感がまるでないからできてすぐというのにモサモサしてる。
    味わう前にその食感にあきちゃって、全部食べるのに難儀する。
    好き嫌いではありましょう。
    ボクの好きなスパゲティーとはちょっと違うなぁ…、でもそれはそれで個性的だというコトで、ありかもしれないと思いもします。
    どうだろう。
    そうそう、明太子のスパゲティーとブラッドオレンジジュースの相性…、これは最悪、魚卵の苦味がオレンジジュースで強調されて、ちょっとガッカリ、気がすんだ。

    cacc.jpg場所を移して食事の時間を軽く打ち合わせ。
    クリスピー・クリーム・ドーナツにくる。
    かつては行列ができた場所。
    1時間待ちも当たり前だったのに、今ではすんなり。
    2階にある日当たりの良いダイニングルームも、今日はガラガラ。
    お昼なのにねぇ…。
    ドーナツをつくる甘い匂いをデザートがわりに、ドリップコーヒーを熱々で飲む。
    今日は朝から肌寒い。
    だからあったかコーヒーがとてもおいしく感じます。

    カヴェノアーナに行ってきたんだ…、ってみんなに伝える。
    伝わりきらず、そうだ、そろそろウェブに情報がのってるだろうと、iPadをかり検索をする。
    けれどどこにもないんですよね…、情報が。
    食べログすらもまだページがなくて、勿体無いなぁ…、って思ったりする。
    だって今。
    ウェブ上に痕跡が無いということは、まだ本格的にお店があいていないのとおんなじことって思うんだけど。
    まだ試運転中ってコトなのかなぁ。
    わからない。

    コッテリとした濃厚な香り豊かなココのコーヒー。
    飲むとやっぱりドーナツが欲しくなっちゃう不思議の味で、だからパパっと仕事をすませ次の場所へと移動する。
    食欲の秋に本格的なる突入前の体の具合を調える…、無理ないダイエット気分でござる、ニッコリと。
     

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    東京まで帰ってきて、ちょっと勉強。

    sr.jpg典型的なるチェーン居酒屋の現状を、勉強しましょう…、と、それで白木屋。
    家の近所にある一番、一般的なチェーン居酒屋といえばココしか無いのでございまして、それでやってまいります。

    サイゼリアのあるビルの地下1階。
    目立たぬ場所で、それほどこんではないだろう…、って、思ってきたらばそこそこにぎやか。
    ビックリします。
    考えてみれば今日は給料日後の金曜。
    しかも月末。
    4月はじまりの企業において、半期が終わった日でもある。
    そういやここ数日、道路が車でこんでて大変だったんだよ…、って友人もいう。
    ボクらの後も、次々お客様がやってくる。
    にぎやかなコトも居酒屋の、大切な雰囲気のひとつであります。
    いい感じ。

    飲み物たのんでお通しがくる。
    茹でた枝豆。
    蕎麦を茹でるときのテボウにいれて、これが見事につやつやしてる。
    ホツホツとした程良く茹だったたのしい食感。
    プツリプツリと鞘から豆をはじきながら食べると時間の間がもてる。
    居酒屋のとりあえずには程よきお通し…、へんてこりんな出来合いの料理をだすより気がきいてるなぁって思ったりする。

    68e53307.jpgそれにしても枝豆。
    アメリカ界隈のおしゃれなダイニングバーなんかでは大人気。
    一説によるとジョージ・クルーニーが冷えたシャブリと一緒に枝豆を食べるのが好きって言った、というので流行ったという話。
    料理の名前もズバリ「Edamame」。
    テリヤキ、スシ、テンプラについで英語化しちゃった日本の料理の一つでござろう。
    オモシロイ。

    あれこれ気になる料理をたのむ。

    最初にやってきたのがなぜだか、鉄鍋餃子。
    時間がかかるだろうと思って注文したのだけれど、あっさりすぐにやってきた。
    博多風にて小さな一口大の餃子を丸い鉄鍋にギッシリ詰めて、コンガリ焼けたらヒックリかえす。
    パリパリの羽のついた焼け面を上にも一度鍋に戻して、熱々のままハフハフどうぞ…、という名物料理。
    それをそのまま、かなり忠実に再現してる。

    野菜タップリ、皮プリプリでツルツルとした食感たのしい博多餃子らしい味わい。
    多分、冷凍なのだろうけどよくてきている。
    ポン酢に赤い柚子胡椒。
    ちょっぴり乗っけて食べるとビリッと鋭い辛味が味をひきしめる。
    自分の家で作ろうとしてもなかなかできないこうした料理…、お外ご飯にあるとなんだかうれしくなります、いい商品。

    4260423e.jpgところが餃子がやってきた途端に他の料理がピタッとでなくなる。
    お客様が次々やってきてほぼ満席。
    厨房の中は作れど作れど間に合わない、かなりの混乱を極めているのでありましょう。
    調理だけでなく、たのんだ飲み物もなかなかでない。
    見れば100席以上はある店にサービススタッフが2人だけ。
    いつもは多分、その人数でも程よきサービスができるのでしょう。
    異常事態にお店の中が殺気立つ。
    待つ身としては、つもる話をたのしくしながら、旧交タップリ温める日と覚悟を決めてたのしく待ちます…、それも良し。

    みんなの近況報告がほぼ終わるタイミングにて、ワラワラ料理がやってくる。

    玉ねぎのステーキ。
    皮が付いたままの玉ねぎをオーブンの中にいれてただただロースト。
    焼きあがったら皮を剥き、そのまま食べるというモノで、塩と胡椒だけでも十分おいしくたのしめる。
    玉ねぎの甘みと風味が存分に出て、他に調味料を必要とせぬおいしい食べ方。
    例えばそれにハーブをふれば洋食風。
    ココのは和風の醤油ダレと削りガツオでお好み焼き風に味をつけてる。
    これがなんともおいしくて、空いたお腹が喜んだ。
    ししゃもはほどよく普通の味わい…、まぁ、こんなモノ、しょうがない。

    b0b2efe9.jpgそれからピザ。
    最近、和風の居酒屋でピザを出すのが流行ってる…、よう。

    テング酒場がおそらくさきがけ。
    薄いクラスト。
    パリパリで、ピザというよりクラッカー。
    テング酒場ではそれにパラリとスライスガーリック。
    ネギにそれから赤唐辛子でペペロンチーノ味にしてお酒のつまみに…、と売ってかなりのヒットをみました。
    お腹を満たすためじゃない。
    酒のつまみに程よように「お腹にたまらぬ」軽さを目指せば、別に本格的なイタリアピザでなくともいいじゃん、と。
    こうした気軽なピザが最近、いろんなところでやってくる。

    コレはカリカリジャコとネギのピザ。
    醤油の風味。
    ほんの少しのチーズとトマトソースを塗って、そこにタップリ煎ったジャコ。
    白髪ネギと青ネギをちらして最後に海苔で風味と彩り添える。
    生地の端っこはバリバリ、かわいて歯ごたえ軽快。
    極薄生地は存在感が希薄で具材の、カリカリ、シャクシャク、歯ごたえ邪魔せずたのしい味わい。
    舌においしいというよりも、歯ごたえおいしい。
    考えてみればこうした食感や味のモノって日本料理にあんまりなくて、だからなんだかありがたい。

    1fcd8320.jpgココの近所にある「紅とん」。
    そこに比べて、かなり多様な客層でしかも4人、5人のグループ客が多く感じる。
    ファミリー客もあるくらい。
    向こうの方が安いのに、お店の雰囲気がいいこともある。
    けれどなにより、メニューの種類が多彩で豊富。
    焼鳥、揚げ物、和洋中といろんな人の食べたいものがもれなくあるのがいいのでしょう。
    ただ刺身には頓着しない。
    炙りサーモンや甘エビ、マグロと回転寿司の人気のネタが揃ってるだけ。
    そんなところもこの客層にあっているのに違いない。

    揚げ物ちょっと食べたくて、メニューの中からフィッシュアンドチップをとってみる。
    やってきたのは、たしかにフィッシュフライとチップス。
    つまりじゃがいも揚げたモノ。
    けれど英国名物のフィッシュアンドチップスとは似て非なるもので、なんだか笑う。
    イギリスには、フィッシュアンドチップスという食べ物があって、魚を揚げたモノにじゃがいもを揚げたモノが付いてるんだよ…、と聞いた知識から推察しながらありあわせ食材を使って作った。
    そんなたのしさ。

    世界中にはそんな料理がたくさんあって、例えばシンガポールのニョニャ料理なんて、マレーシア系の奥さんが中国人のご主人のため見よう見まねで作った中華料理が元祖。
    本物じゃない…、けれど食べると案外これがおいしくて、日本人であるコトに思わず感謝しちゃう夜。
    新たな料理はこうしてできるものなのかもネ…、って思ったりする、オモシロイ。

    結局、かなりの時間をかけて、けれど周りの人達は怒るわけでなくあきらめ顔で料理がくるのをボンヤリまってる…、これが今のチェーン居酒屋の現実なのネ、と思ったりした。
    ボクらがずっと大切に思ってがんばっていた、常識、定石、おもてなしするスタンダードが期待もされぬ飲食店があるというコト。
    それも現実…、なやましい。

     

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