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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    馥園というお店で夕食。



    台北を代表するレストランと言ってもいいでしょう…、中国の伝統的な建築様式で作られた見事な建物。
    その建物が顔を赤らめ恥じらうほどに見事な料理をたのしめる、日本で言えば料亭というようなカテゴリに分類されるべき店でしょう。
    実はここの女性オーナーと父の代からのお付き合いで、今日なとてもひさしぶり。



    昔、台湾に旅行したとき彼女の家に招待されて、ワザワザその日のために屠った豚を一匹、中身も全部味わうもてなしを受けたことがある。
    行く度お礼に何がいい?って聞くと、日本のどんこ椎茸の乾燥したのがほしいのよネ…、というので持っていくのがそれからずっと習慣づいてた。
    なんだかスゴくなつかしい。
    典型的な台湾風の建築様式…、大きな円卓を囲んで立場に上も下もない仲間同士のたのしき食事。
    まずは前菜…、ローストダックや中国ハムやカラスミを薄切り大根、薄焼きの皮などでくるんで味わう創作料理的なる一品。



    ここの料理は女主人が世界中で食べておいしいと思った料理のエッセンスをくわえて作った中国料理というのが売り物。
    ダックにつけて食べるソースにワサビが混じっていたりと創意工夫に溢れてる。

    フカヒレスープはスープというより、フカヒレのシチューと言った方がいいんじゃないかと思うほどに濃厚。
    シャクッとハリのある食感のほどよきサイズのフカヒレに、ポッテリとしたオイスターソースの風味が深いスープがからむ。
    ハリがあるのになめらかという歯ごたえ、喉越し、味わいをじっくりたのしみお腹を芯からあたためる。
    彩りにと添えられたチンゲンサイが甘くて青くておいしくて、日本で食べるチンゲンサイが水っぽい別の野菜のように感じるオゴチソウ。

    フランス料理のコース料理よろしく料理が次々続く。



    魚の料理はタラの揚げ焼き。切り身の厚さをみるとどれほど大きなタラを使ってるんだろう…、ってビックリするような見事な一品。
    表面カリッと揚がって仕上がり、中はブリッとナイフを弾くような力強さに満ちた食感。鮮度ゆえでしょう、カッチリとした食感で味わい濃厚。
    スライスポテトをオーブンでやき、それをベッドにソースをちらす。
    オイスターソースかと思ったそれは、オイスターソースにタマリンドや胡椒をきかせて作ったモノで、舐めるとお好み焼きソースみたいな味がするのがオモシロイ。



    小さなかぼちゃに詰めたシーフードのクリームシチューや、脂分厚い豚肉をじっくり煮込んで作ったトンポウロウと料理が続き、お腹もかなり満たされる。
    〆の料理はクリームヌードル。
    フェトチーネかと思ってしまうような姿で、ほうれん草をまぜて作った翡翠麺。
    貝の旨味を煮詰めて作ったクリームソースであえた味は中国料理以外の何物でもないという、不思議な体験。
    杏仁豆腐にマンゴーソース。
    メロンにパパイヤ、ドラゴンフルーツと食後の料理もどれも見事で味わい深く、丁寧に作った料理は人の心をシアワセにする…、って思ったりした、夜のコト。

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    夕食の前にちょっと腹ごしらえをと、1時間ほどバスに揺られて滝をみました。



    十分滝という滝で、トロッコ列車が走っていたりちょっと歩くと盛大に揺れる吊り橋をわたって向かうという、小さな冒険気分の時間をたのしむコトができる場所。
    ここ数日間、山の方ではずっと雨が降っていた。
    だからいつも水が少々濁っていたけど、水量豊富。
    この日も小雨で、だからいつもは滝壺にかかる虹が見えなかったのが心残りではあるけれど、滝壺覗くとそこに気持ちが吸い込まれそうな不思議な気分を味わうことは充分できて、胸がすく。



    それにしても滝とは不思議な存在で、静かでなめらかな水の表面が一瞬膨らみ、次の瞬間驚くほどの勢いではじけて白い壁になる。
    水の表情がこれほど豊かに雄弁に、そして多彩に表現される場所って他にないと感じる…、オモシロイ。

    滝壺をみつめるように白い神様の像がズラッとたちならび、池の鯉を龍が見つめる公園があり、布袋様がニコニコ笑う。
    ただそれだけでめでたく感じる大きな滝に、めでたいモノをこれでもかと重ね並べる極彩色的サービス精神旺盛に、シアワセに対する欲求が素直でしかも強烈な中国の人の気持ちを感じる…、そして再び移動してトロッコ電車の駅の街。



    線路の両側に店が並んで、そこで沢山の人たちがキャーキャー、たのしく騒ぎながら何かをしている。
    袋状になった紙に願い事を書き、袋に釣られた燃料に火をつけそれを空に飛ばして願掛けをする。
    恋愛成就や商売繁盛、健康祈願と紙風船の色の違いでかなう願いの種類が違うという仕組みにて老若男女、いろんな国の人たちがワイワイしながらたのしんでいる。



    ボクらもしましょと四面構造の風船の一面ごとにひとりずつ、都合4人の願い事をのせた風船が見事、めでたく空の彼方に消えていく。
    ちなみにボクのネガイゴト。
    いつも笑顔でありますように!…、この旅はあまりにゴキゲン、だからしばらくこのネガイゴトがかなうことは間違いなしでございましょ。

    風船あげて時間があって、そしてちょっと甘いモノ。



    プラスティックでできた玉子のような容器…、2つにパカッと割れる構造。
    その片方には穴があいててそこから木の棒を突っ込んで、ジュースを注いで凍らせる。とても単純な構造だけど、下半分が先に溶けて棒を伝って垂れ落ちるようなコトがないから食べてて快適。
    マンゴー、ソーダ、ボクが食べたぶどう果汁など、日本でもよくある味のモノに混じって「とうもろこし」ってフレーバーがあってそれ。
    コーンポタージュを凍らせたモノ。
    ゼラチン分が結構つよくて、なめてるうちにどんどん唇がツヤツヤしてくる。シャキッとしてるのに舌の上でネットリしてくる食感も、独特にしてオモシロイ。

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    昼を鼎泰豊で小籠包を、食べるコトにする。
    本店に行きたいところ小さなお店で大人数では席をとるのも難しく、なので幾つかある支店の一軒にくる。



    あいかわらずも長い行列…、ランチタイムもスッカリ過ぎた時間ではある、けれど次々お客様がやってきて名前を呼ばれるのを待っている。
    10分ほど待ち中に入ると、飾り気のない食堂的なるたたずまい。
    これがいいのよ…、日本のお店はどこも気取ったおすまし顔で、余計な期待をしてしまう。だから同じ料理、同じレシピでたとえ作っていたとしても物足りないって思ってしまう、もったいない。



    小籠包を待つ間、家庭料理風の野菜の料理をいくつか。
    茹でたもやしの和物や、切り干し大根の台湾風の煮付けなど、どれもシャキシャキ野菜の食感鮮やかで、やさしい味にお腹がそっと口を広げてメインの料理の受け入れ準備を順調にする。
    厨房2つ、一つはこういう料理を作っている厨房。
    もう1箇所では小籠包やシュウマイ、餃子が次々くるまれ蒸し上がる、そこはガラス張りで中の様子が見えてお腹がウキウキしてくる。

    まずはココが世界に名を轟かせた小籠包がやってくる。



    ほとんどの人がこれを目当てにやってくる。
    厨房の中でも一番多く作られてるのが小籠包で、だからずっと蒸され続けているのでもありましょう。いつもよりちょっと余分に蒸されていたのか、ちょっと中がバサッとしちゃってちょっと残念。
    昔、開店前にお店に入れてもらってそれこそ正真正銘の出来たて小籠包を食べさせてもらったコトがあるんだけれど、あれこそ体がとろける味でありました。
    とはいえこれも充分おいしく、あっという間にお腹の中にかなりの量の小籠包が飛び込み、収まり、気持ちを明るくしてくれる。

    それから次々、点心類がやってくる。



    エビのシュウマイ…、プリプリとしたエビを帽子のように頂いた姿がとても愛らしくって、しかも口に広がる肉と海鮮の旨みの見事でおいしいこと。
    餃子を2種類。
    エビと豚肉で作った餃子は、口いっぱいに豚コラーゲンが広がり、舌にネットリ粘りつく濃厚味で気持ちがあがる。
    野菜餃子は口の中でバサッと青菜の繊維がほぐれ、緑の香りがなんとも爽快。
    スーラータンにチャーハンが来て、お腹がどんどん満たされていく。



    玉子と刻んだほんのすこしの具材で作ったなのに、驚くほどにおいしいのはパラッと仕上がったご飯の食感と油の風味があればこそ。
    そこに炒めた空芯菜をタップリのっけて食べるとお腹がたのしく満たされる。

    デザート用の甘いあんこの小籠包。
    これだけはちょっと苦手な料理でござって、それで一口、食べてお茶をゴクリとのんで昼の食事といたします。

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    故宮博物院にやってくる。
    みたいものだけチャチャとみたら、レストランに腰落ち着ける。



    博物院は3階までしかないことになっていて、展示室の奥にあるエレベーターが一機だけ、4階というボタンをもってる。
    それ押しユックリ、大きなステンレスの箱が上がると扉が開く。
    そこにはココが博物館の中とは思えぬ瀟洒な空間。高い天井、ユッタリとした椅子にテーブル、外には緑が迫ってみえる。なにより博物院の喧騒が嘘のようにひっそりとした隠れ家的なる雰囲気が好き。
    お茶と点心、軽い食事のお店で軽く食事をします。



    麺とお茶をたのむとまずは、小さなおかずが三種類。
    お茶のお供にするもよし、麺のお供にするのもいいという料理たちで、茹でたピーナツ、押し豆腐、切りこんにゃくを焼いたもの。
    どれも気軽な家庭料理で、軽い緊張感を持った空間がピリリと逆にひきしまる。
    薄く削いだ木の板を編んで作ったお盆の上に、白い陶器の茶碗が置かれお茶がやってくるのを待ってる、テーブルの上の景色は凛々しい。

    麺がほどなくやってくる。



    ニュウロウメンでございます。牛肉麺と書いてニュウロウメン…、発音通りに書けばニュウロウミエンとなりますか。
    ジックリ煮込んだ牛スジ肉をタップリ具材に、煮込んだ煮汁をスープのベースにしたスープ麺。台湾の麺の代表のひとつであります。
    このニュウロウがどうしようもなおいしく困る。
    かなり大きな塊が、ムチュンとあっけないほど簡単に歯切れて、口に飛び込んでくる。
    ゼラチン質がネットリからみ、肉の繊維がたちまちほぐれて中華スパイスの風味に満ちた肉の旨みがほとばしり出る。
    やわらかい…、なのにほどよく歯ごたえがあるそんな牛肉がゴロゴロスープに沈んでる。



    平打ち麺はつるんと唇撫でて飛び込み、スベスベしててなのにムッチリ歯ごたえがよい。けれど決してモチモチしてはいないちょっとよそよそしさがあるのが独特。
    牛肉の旨味をたたえたどっしりとしたスープを弾き、ほどよき味に口の中を保ってくれてアリガタイ。

    ロータスティーをお茶に選んだ。
    ガラスの茶器の中でユックリ花を開いていく優雅さと、その優雅さに負けぬ優雅な味わいに集合時間を忘れてしまいそうになる。
    世界のいろんな博物館やn美術館にステキなレストランがあまたあるけど、なかでもここは指折りの場所と思ってニッコリ、伸びをする。



    ところで博物院のそこここにうちわのような札を持ったスタッフがいる。
    真っ正面から撮れなくて、斜め後ろの画像になったけど、札に書いてある言葉に笑う。
    「小さな声でお話ください」…,同じ意味が中国語で反対側には書かれてて、展示室の中ではこれが大活躍。
    中国の人は声が大きい。特に集団になると話している相手に負けぬようにとどんどん声が大きくなってって、展示室に大音量の人の声が響き渡ることになってしまうんでしょう。
    ときに今は国慶節で中国本土からの観光客が怒涛のごとくやってきては喋り散らかし帰ってく。
    すごいなぁ…、っていろいろ感心、今日のコト。

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    そして夜市で今日を〆ます。



    台湾といえば「小吃(シャオチー)」文化…、お腹にたまらぬ程度の分量の食べ物を好む文化が昔からある。
    蒸し暑いから沢山食べると体が辛くなるからなんでしょう。
    小腹満たしの食べ物を一日何度も食べる習慣があって、例えばそれが小籠包とか担仔麵とかって料理を作った。そしてそれらに出会える場所が屋台というワケ。
    しかも昼は暑いから涼しい夜に屋台でたのしむ。
    それこそこれが屋台の料理?って思ってしまうような本格的な料理もあったり、けれど麺とか包んだものとかが主役でいくつかためして食べる。



    オモシロイなぁって思ったのが、イカのすり身とコーンを混ぜて、たこ焼きよろしく油で揚げる。
    それに醤油のタレと鰹節をタップリかけて食べるとサクッと歯切れて、中はフックラ、コーンの甘みとイカの風味がオモシロイ。
    それにしてもやっぱり安い…、マンゴーを一口大に切ったのが大ぶりのモノ一個分で120円くらいしかしないなんて、「迷ったらとりあえず買っとけ」ってな感じでやっぱり危険な国です、そして寝る。

    さて台湾最初の朝であります…、ちょっと郊外にあるホテルということもありホテルのバフェではじめることにしたのだけれど、これがスゴい迫力。
    こんなに人が泊まってたんだってまず人の多さにびっくりし、その人たちの胃袋を満たすために用意されてる料理の多彩にビックリします。



    まずはフルーツ。
    南に来るとスイカがおいしくなるのです。
    日本でスイカを食べることはほとんどない…、けれど台湾だったりインドネシア、シンガポールにくるとなぜだか朝にスイカを食べたくなる。
    体がスイカの潤いや甘さを求めてしまうんでしょう。
    甘くてしかもキュウリの匂いが濃厚で、このスイカから甘みを引けば多分野菜になるんだろうなぁ…、そういや、これも瓜だもんなぁ、なんて思いパクパク。
    スターフルーツの酸味でお腹を引きしめて、それから次の料理に向かう。



    ローカルフーズを中心に、あれこれ選ぶと麺だらけ(笑)。
    アサリとキャベツを具材に炒めた伊府麺…、オイスターソースの風味と焦げたキャベツの香りが朝からお替わり誘うおいしさ。
    白いニガウリがシャキシャキ歯ざわり軽快で、みずみずしい上、やさしい苦味が口に広がり、伊府麺の油をスキッと拭い取る。
    焼いたトマトにセロリにニンジン、小さなコーンと野菜がどれも自分の味を忘れず口にやってくる。

    スープ麺を作ってもらうと、チキンスープにキャベツの甘み…、ネギや黒酢や豆板醤と自分このみの味に仕立ててズルンと食べる。
    上等な味のスープがあぁ、台湾だ!ってお腹よろこぶ。
    肉まん食べて、朝からこんなじゃ一日お腹が持つかしら…、って、柄にもないこと思って笑う。これから台北に向かって移動でございます。

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