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2025/06/17 (Tue)

御茶ノ水と神田の間。
淡路町というところにある、すばらしいスクランブルエッグがたのしめる朝食を用意してくれる喫茶店。
くれば必ずおだやかな元気と、幸せな気持ちをもらえることがわかってはいるのだけれど、ちょっと足が遠のいていた。
引越しをして、遠くなってしまったような気になって。
前の家からは電車で一本。
その便利さがなくなっちゃったから…、って思い込んでてでもなんと、今の部屋がある街からも電車で一本。
路線は変わり、ちょっと遠回りをすることになる。
けれど、決して不便になったワケじゃない…、ってことに昨日、気がついて、それでフラッとやってくる。

朝の光につつまれるために作られたような、明るく清楚なたたずまい。
テーブルにつき、そこにならんだキラキラとしたカトラリーやソルタンペパの容器をみると思わずニッコリ、してしまいます。

あいかわらず、ふんわりやさしいスクランブルエッグ。
バターをタップリ吸い込ませ、しっとりとした焼き上がり。
他の店ならばスクランブルエッグにはケチャップ…、とお願いするのが常なのだけど、ここのスクランブルエッグはそれそのものに味がキチッとついていて、しかもそれが玉子の旨みを引き立てる最小限にして最高の、見事な塩味。
だからそのまま。
ケチャップかけるのも勿体無くて、ただそれだけをひたすらいただく。
舌の上にて、バターまじりの玉子の味をジュワッと吐き出し、スルンとやさしく喉、かけおりてお腹にストンと居場所をみつける。

バターにトースト。
パリパリレタス。
どれをとってもほどよくおいしく、朝のお腹をたのしくさせる。
なんだかやさしい飲み物を手元におきたく、それでアイスティー。

キリッと冷えたアールグレーをストレートにていただいて、朝の水分補給とす。

刺激的でこれみよがしのサービスがあるわけじゃない。
当たり前のことを当たり前にただし続ける。
それが飲食店では一番大切なことなんだけど、同時に一番むつかしいコトだったりもする。
それをこうして笑顔で普通にしている人が、たしかにここにもいてくれること。
うれしいなぁ…、ってホッとする。

おごちそうさま、ってお店をでると、「行ってらっしゃいませ」ってご主人が玄関先で頭を下げる。
一人暮らしの朝は無口で、部屋をでるとき「行ってきます」と部屋に一言、置いてくるのが精一杯。
その行ってきますの返事をこうして、ここでもらえる。
ありがたい。

たのしい寄り道。
またいたしましょう、また、来ます。

それにしても梅雨のようで梅雨のようでない東京の梅雨。
一足先に夏がやってきてしまったのか？
今日も暑い一日になってしまうようでありますが…。

東京の夏ってちょうどこんな感じかもしれないね…、って思わずそう思ってしまうＣＭフィルム。

街が溶けてしまいそうになるほどの暑さ。
ペリエくらいでおさまるとはなかなか思えず、それでも炭酸水の細かな泡はただの水よりありがたい。
体の中に涼しい水気が直にシュワッとしみこみ、やさしくほてりを癒してくれそうで…。

涼しい顔してまいりましょうぞ…、さあ、仕事。

[0回]

2009/06/25 (Thu) スターバックス的 Trackback() Comment(4)

バナナなスタバ

夕方近く。
ちょっと疲れたような気がして、スタバにきます。
アイスアメリカーノを買って、レジ横にあったバナナをもらう。

バナナが転がるスタバのテーブル。
なんだか健康的に見えたりします。
果物って不思議なこと、冷やしてないのにひんやりした涼しい感じがするのですね。
リンゴやみかん。
みずみずしくてジューシーな果物が涼しい感じなのはわかりそうなもの。
でもバナナみたいにもさもさしている、でんぷんっぽい感じの果物でさえ皮を剥き、食べるとなんだかひやっと舌が涼しい。
おもしろい。
彼らの体温が人間のそれよりちょっと低い…、ということなのでありましょうか。
どうなんだろう。

冷たいコーヒー、カランと飲むと、自然な甘みが口に広がる。
頭の疲れがほどける感じ。
いい気持ち。

バナナ片手にぼんやりしてたら、日が傾いて、灯ともし時に近づいた。

昼の光が徐々におとろえ、夜が帳を下ろす直前。
不思議なほどに日が青白く、ほんの数分、輝きを増す。
道を行く人。
ヘッドライトがめだちはじめた自動車の列。
昼間ぼやけた輪郭が、徐々にくっきりしはじめるビル。
それらが全部、青い光に包まれて、ぼんやりほのかにその内側から乳白色の光を放つ。
そんな瞬間。

スタバのカップにうつりこむ。

氷と一緒にちょっと残ったコーヒーを飲む。
夕暮れスタバのコーヒーは、光の味がちょっとした。

そういえば、コーヒーのテイクアウト。
一個だけならなんとかなるけど、２個、３個。
まとめてテイクアウトいたしましょう…、ってなると結構、手間で考える。
直に持つと両手がふさがる。
何より、熱いコーヒーを入れたペーパーカップは驚くほどに熱くって、ならばペーパーバッグに入れてもらうと、これがバランスとるのがかなり難しい。
気づけば染み出て、思わぬところを汚しちゃう。

どうにかならぬか…、と考えた人がいるんでしょう。

Tota Coffee Carrierというコレ。

２つのコーヒーをくるんと半分包むようにして、簡単にそしておしゃれに持ち運ぶことができるようになる。
コーヒーだけじゃなく、スティックシュガーやマドラーまでもが、ちゃんと収納できるようにもなっていて、これで例えば差し入れしたらコーヒーだけじゃなく持っていったボクまでかっこよく見えたりするネ。

かなりいいかも。
白いスチレンでできた清潔感バリバリのもいいけれど、ボクはやっぱりフェルトでできたグレーバージョンに惹かれます。
やわらかい。
特に冬。
これで熱々、ラッテを包んで運んだら気持ちまでがあったかくなる…、のじゃないのかなぁ。
お値段、ステキに１２ドル。

やさしいアイディア。
オキニナリ。

[0回]

2009/06/15 (Mon) スターバックス的 Trackback() Comment(4)

いつものスタバで思うコト

スターバックス。

途中下車してちょっと前までよく通っていたいつもの店へ。
電車を降りて改札抜けて、階段上がってドア、開ける。
その間中、ドキドキします。
まるで昔の友達に会いにいくみたいな…、そんなワクワク。
カウンターの中。
一番奥に、見知ったスタッフ見つけてニッコリ。
「おひさしぶりです」って声、かかる。
ボクはここにコーヒー飲みに来てたわけじゃなかったんだなぁ…、ってしみじみ思う。

アイスアメリカーノをショートでください！
そういったらば、ソイラテよりアメリカーノがおいしい季節になりましたものね…、って笑顔で言われた。
なんだかとってもうれしくなって、それでデニッシュ。

ダブルチーズデニッシュもらって、ちょっとユックリすることにした。

サックリとしたデニッシュ部分。
しっとり、まるでチーズケーキのようなフィリング。
デニッシュだけなら軽食のよう。
ところがカプッと真ん中食べるとまるでデザート。
ひとつで主食と食後のたのしみ一緒にできる、ちょっとたのしいお気に入り。
不思議なことに、そのときどきでデニッシュがおいしく感じたり、フィリング部分がおいしいなぁ…、って思ったりする。
気分によって、執着する場所が違うのでしょう。
今日はなんだかフィリングの、甘酸っぱさが気になった。
いつも以上に酸味するどく、鮮やかで、まるでレモンパイのような味わいに、疲れた頭が目を覚ますよう。

暇をみつけてまたまいりましょう…、この店へ。

ところで…。

なにかコトを起こすにあたって「形から入る」ってコト。
たとえば、健康のため体を動かすにあたってラニングシューズやウェアにこだわる…、なんてこと。
あると思います。
機能美にあふれためくるめく道具。
うつくしきデザインが、気持ちをたかぶらせてそんやりそれを眺めたり、メンテナンスするだけでまるでこれからすることが上手になったような気がする。
そんなコト。

この動画を見ていて「形から入るさまざま」なことの魅力を思い出しました。
Tom Metcalfeって人がデザインした、コーヒーを入れるための究極にうつくしい道具の様子。

COFFEE MAKER from tommetcalfe on Vimeo.

彼がこの道具でおいしくコーヒーを入れるための手順がこれ。

1)　50グラムの生コーヒー豆を用意する。
2)　好みに合わせて7分間から9分、豆をローストする。
3)　豆を冷まし、その間に水を軽く沸騰させる。
4)　挽いたコーヒー豆を沸かしたお湯に入れる。
5)　かき混ぜ、十分にコーヒーの味が出るように4分ほどおく。
6)　コーヒーカップに注ぐ。

と、果たしてこの手順にて本当においしいコーヒーができるのか？というと、それはちょっとわからないけど、でもたのしそう。
コーヒーを入れてみたいというよりも、この道具を使ってみたい…、ってかなり熱烈に思ってしまう。
ロースター。
グラインダー。
そしてフラスコと、３つの手順を受け持つ道具を同じデザインで作ったというところが、ステキですよね。
しかもとてもクラシック。
まるで真空管のアンプを見ているみたいな感じ。
ウットリしました。
おもしろい。

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2009/05/26 (Tue) スターバックス的 Trackback() Comment(2)

ミスドのモスド・野村ビル

ミスドのモスド。
モスのモスドはちょっと期待はずれで、ミスドのはどう？…、って思いながらやってくる。
かなりの人気のようであります。
ドーナツバーガーの方はまだ入荷がなくって、それで「ポテド」をたのんでみました。

見た目は見事にフレンチフライ。
近づいてみると、ギザギザが縦に入っている、つまりチュロスの細く、短いバージョンかなぁ…、って感じではあるのだけれど、ぱっと目、フレンチフライにしか見えません。
しかも入っているパッケージが「マク○ナル○」の「マ○クフライ」のパッケージの色違いのような姿形で…。
しかもパッケージの裏側には斜め上に向かせるための足までついていて、写真を撮れとばかりのサービス精神旺盛ぶり。

食べるとこれが、どういえばいいんだろう。
ドーナツじゃない。
菓子パンでもなく、表面カリッで中フックラのフレンチフライをお菓子に翻訳しなおしたような、そんな味わい。
塩味です。
小麦の旨みと油の風味が揚げたお芋さんみたいな印象を作ってる。

ケチャップがついてきて、それをつけるとますます感じはフレンチフライ。

みずみずしさや湯気感に欠けはする。
だからそうそう。
マク○ナル○のマ○クフライポテトが冷えてしまったときのような雰囲気ですか。
でもサクサク。
ああ、なんとも不思議で面白い。
モスドじゃなくって、マックドとかってプロジェクトにしてもよかったんじゃないのかなぁ…、ってそれじゃわざわざ資本関係を結んだ意味がないじゃない…、と大人な突っ込み。
これは絶対、当たり！です。
材料繰りがつかないからと、数量限定供給になってしまってる「ドーナツバーガー」も早く食べて見なくっちゃ…、と、期待が俄然、湧いてくる。

それにしてもミスドのコーヒー。

マクドナルドと同じく「プレミアムコーヒー」になったということ。
たしかにおいしい。
アイスコーヒーにしても不思議とフレーバーが損なわれない。
苦味バッチリ。
酸味おだやかで、あとにスッキリ甘みが残る。
昔ながらの喫茶店の頑固親父が作ってたようなアイスコーヒーの味がする。
これはこれで日本の確かなコーヒー文化の一つよね…、ってそんなことを思ったりする。
お気に入り。

仕事をこなして、ひさしぶりにポールバセット。

ここが入っている西新宿の野村ビル。
地下の飲食フロアを最近、大々的に改装しテナント一新。
テイクアウトできる気軽なお店がたくさん増えた。
しかもそれにともなって、椅子・テーブルがたっぷり置かれ自由に使える広場のようなスペースできた。
ちょっとしたフードコートのような使い勝手で、これはなかなかいい工夫。
それまでビルの隅っこで、縮こまるように営業していたスタバも位置を変えて大きくなった。

東京という街。
ちょっと目を離すと劇的にいろんなコトが変わってしまう。
もう２ヶ月近くもきてなかったかなぁ…、と思いながらカウンターの前にたったら、お店の人に「おひさしぶりですネ」って言われてビックリ。
変わる街にて、変わらぬ人が働くお店。
ステキであります。
ありがたい。

あったかいラッテをたのむ。

するとグラスにやってくる。
フンワカとした泡。
グラスの縁から盛り上がるような丈夫な泡にきれいな絵。
大丈夫かなぁ…、とおそるおそる持ち上げてみるも、ほんのり指先が温かくなる程度の熱さ。
イタリア的なるラッテの適温。
ふうふうせずともそのまま飲めて、コーヒーの風味も損なわない。
ガラスに唇、そっとつけるとほんわかあったか。
温まった陶器とは違った、なめらかでやわらか温かさが唇なぐさめ、そっと傾け吸い込むと、ポッテリとした泡がトロンと流れ込んでくる。
そしてコーヒー。
ミルク混じりでコクがあり、でもスッキリとエスプレッソの風味は健在。
苦い、甘い。
そしてフワッと口いっぱいに香りが広がり、首から上が満たされていく。
ユックリと飲む。
一口、二口、ひとすすり。
ほどよきほどの昼のコト。

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2009/05/21 (Thu) スターバックス的 Trackback() Comment(4)

抹茶ラテ

１日二回の抹茶ラテ。

まずはドトールコーヒーで。

ここの夏の甘いたのしみ、「沖縄黒糖ラテ」ののぼりが立つも、なんだか気持ちは抹茶ラテ。
淡い緑色の抹茶ミルクにシャリシャリ氷。
頭にホイップクリームをタップリ頂き、上から抹茶パウダーの雪。
グラスを持ってちょっと揺らすと、シャランと白いクリームがやさしく揺れる。

グラスの淵に口をつけ、手首をユックリ傾けると水面をビッシリ覆った氷をかきわけ、押し分け、風味豊かな苦味が分け入ってくる。
ここの抹茶ラテははなから甘い。
お茶の香りに牛乳のコク。
お茶の国の人が作った、お茶の飲み物。
ボクは好き。
コーヒーの国の人がお茶を一生懸命イメージし、それで作った抹茶ドリンクじゃ出せぬ自然な風味がステキ…、と思います。

二度目のラテはカフェベローチェの。

抹茶とミルクで作った飲み物であることには違いないのに、ドトールのそれとはまるで違って面白い。
まずは氷がゴロンと大きく、シャリシャリじゃなくカラカラしてる。
飲むにも氷の間をかきわけやってくる…、って感じじゃないので一口目からの冷えた感じがそれほどはない。
その分、抹茶の香りが強い。
その分、いつまでたっても抹茶の濃さが変わらぬように思うのもいい。
しかもここのは最初から甘くはないので、ビターな抹茶の風味とミルクのほんのりとした甘さだけでたのしむことができるんですね。
ほんの少々、粉っぽい。
まるで抹茶最中の中のアイスクリーム部分だけを溶かして甘さを引いたみたいな、そんな風合い。

ドトール、ベローチェ、どっちがおいしい？って言うとちょっと答えに困る。
どっちが好き？って言われれば、ボクは即答。
ベローチェのコレ。
なにより安くて、ごくごく飲めるのがいい感じ。

そういえば…。

そろそろ「とらや」や「オリガミ」の宇治金時が始まる季節でございましょう。
今年の初物。
いつになるやら。
たのしみなりき。

最近、発見した新たな発見。

Gapminder Worldというサイト。

世界のさまざまな統計データを目にわかりやすい形でチャートにしたサイト。
すごいです。
勉強になる。
なにより、ボクらが思い込んでるさまざまなイメージと本当の現実との間に驚くほどのギャップがある…、ということがわかってためになります。
GDP。
貿易額や平均余命と、ほんとにいろんな切り口で世界が見える。
統計データを表示させたい国を自由に選ぶこともできたりして、たとえば日本の平均余命のチャートを見れば、決して右肩上がりに増えてきたのじゃない現実が見えてきます。
戦争という悲しい出来事。
その傷跡がチャートの中に見え隠れする。
今の戦争。
とても静かで平和な、けれど厳しい戦争が一体ボクらの未来をどんな風に変えていくのか。
わからぬコトも、幸せのコト。

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2009/05/20 (Wed) スターバックス的 Trackback() Comment(2)

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